2017.06.15

左利きの女優・剛力彩芽さん、四度目の始球式登板も…


サンスポの記事によりますと――

6月13日、東京・神宮球場で行われたプロ野球ヤクルト対楽天戦の始球式に女優の剛力彩芽さんが登場。
昨年6月以来一年ぶり、四度目の登板。

CMキャラクターを務めるヤクルトの期間限定商品「ジョア 手摘みキウイ」をイメージしたユニホーム姿だそうで、それにかけて、

「キウイだけに球威アップしてノーバウンドで頑張ります」
ということだったのですけれど。

昨年は大暴投だったので、今年こそは、というところでしたが、結果は、ツーバウンドで、またしてのノーバン投球はならず。

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(画像:サンスポより)

(YouTube)
剛力彩芽、4度目の始球式も“ノーバンストライク”ならず

*昨年の記事:2016.6.29
左利きの剛力彩芽さんの3度目の始球式は大暴投: レフティやすおのお茶でっせ

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(昨年の画像)

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2017.05.26

サッポロビールイメージガール川辺優紀子さんの左利き始球式

ちょっと前の話になりますが、
2017年5月20日ゾゾマリンスタジアムで行われた、パ・リーグ、ロッテ-楽天9回戦で、サッポロビールイメージガール川辺優紀子さんが左利きの始球式を披露されました。

(画像:産経ニュースから、ファーストピッチセレモニーを行ったサッポロビールイメージガールの川辺優紀子さん=ZOZOマリンスタジアム 撮影・戸加里真司)

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川辺優紀子(かわべゆきこ)さんは、サッポロビールイメージガール川辺優紀子オフィシャルWEBサイトによりますと、
4月10日ナゴヤドームにて人生初の始球式を経験されているそうです。
で、今回は二回目でしょうか。

(画像:上記サイトより、ナゴヤドームにて人生初の始球式、その練習風景)

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川辺優紀子さんは、群馬県出身の25歳。
東洋大学理工学部生体医工学科を卒業した「理系女子(リケジョ)」。
2013年からファッションショーや美容雑誌にモデルとして登場し、テレビドラマやバラエティ番組にも出演歴がある。
「2016トリンプイメージガール」を務めた。

といいます。

群馬の観光特使でもあるそうで、ぐんまちゃんとのツーショット写真もありました。
これからのご活躍を期待しています。

(画像:川辺優紀子さんツイッターより)

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2017.05.07

女優の松井愛莉さんがサウスポー始球式

ロッテ-ソフトバンク戦で始球式を行う松井愛莉 =ZOZOマリンスタジアム (撮影・佐藤雄彦)
(画像:―産経フォトより)

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産経フォト・ニュースによりますと、女優の松井愛莉さんが始球式でサウスポー投球されたそうです。

松井愛莉が始球式“ちはやぶる”ボール・・・(2017.5.7 15:24)

女優の松井愛莉(20)が7日、ロッテ-ソフトバンク戦(ZOZOマリン)の始球式を行った。大役を前に、ロッテ・佐々木千隼投手からボールの握り方などの指導を受け、準備は万端。ピンクのユニフォーム姿で登場すると、サウスポーのしなやかな投球フォームを披露した。 山なりのボールは捕手・田村のミットに収まったが、ホームベース付近でワンバウンド。14年4月1日にはロッテの本拠地開幕戦でノーバウンド投球を見せていたが、今回は佐々木直伝の“ちはやぶる”ボールとはならず、悔しい結果となった。

(画像:2014年4月1日、ロッテの本拠地でノーバウンド始球式を披露した松井愛莉=撮影・高橋朋彦―産経フォトより)

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お箸も左のようです。

(画像:松井愛莉さんスタッフ・ツイッターより)

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結構、色んな左利きのタレントさんや女優さんが始球式に登場されます。
今までにも何人も取り上げてきました。

今年も多くの左利きの方に登場して欲しいものです。
楽しみにしています。

私自身左利きなので、どうしてもこういう画像を見かけると、グッと親近感がわき、取り上げてしまいますね。


【左利きのタレントさんや芸能人・有名人による「左投げ」の始球式の過去の記事】:

・2004.11.11 アテネオリンピック女子マラソン金メダリストの野口みずき選手
素敵な光景:野口選手の左利きの始球式
・2011.5.12 『五体不満足』の著者の乙武洋匡さん
乙武洋匡さんのサウスポー始球式
・2013.12.4 体操新技「シライ」の白井健三選手
体操新技「シライ」の白井健三選手は左利き

・2014.8.6 女優の石原さとみさん (左投げ) 撮影で右腕を痛めたということで「サウスポーでやります」と宣言。
終わったはずのクチコミ「右利き? 左利き?」がまた

・2016.3.7 女優の前田敦子さん
左利きのあっちゃん前田敦子の始球式

・2016.6.5 AKB48Team8/AKB48TeamB兼任の坂口渚沙さん (画像のみ)
AKB48選抜総選挙、暫定21位倉野尾成美・同53位坂口渚沙はTeam8の左利き

・2016.6.29 女優の剛力彩芽さん
左利きの剛力彩芽さんの3度目の始球式は大暴投
・2016.7.23 女優のすみれさん
左利きの女優すみれさん左腕で始球式
・2016.8.17 SKE48の日高優月さん
左利きのSKE48日高優月(ひだかゆづき)が始球式
・2017.5.2 女優の松井愛莉
ピンクラインのサウスポー、女優でモデルの新川優愛さんが始球式

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2017.05.02

ピンクラインのサウスポー、女優でモデルの新川優愛さんが始球式

少し日が経ってしまいましたが、
「キリキリ舞い? ピンクラインのサウスポー 新川優愛が始球式」産経フォト2017.4.28 21:18
によりますと、
フジテレビ系ドラマ「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」(日曜後9・0)に出演中の女優でモデルの新川優愛(23)さんが4月28日、東京・神宮球場で行われたプロ野球「ヤクルト-巨人」のオープニングセレモニーに出席されたそうです。

ドラマの役名「AIRI」が背中に記され、脇にピンクのラインの入った特注ユニホーム姿で登場。サウスポーでノーバウンド投球を披露した。
人生初のマウンドだったが「ノーバンで届いてよかった。コントロールがまだまだなので60点ですね」と笑顔で振り返った。

(画像:―産経フォトより)

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1993年12月28日生まれ、小6で芸能事務所に所属し、テレビドラマや映画に出演。
その後、「ミスマガジン」「ミスセブンティーン」に選ばれたこともある。


「新川優愛 左利き」で調べてみますと、ご本人のブログ記事に

2014.1.8一問一答。(新川優愛オフィシャルブログ )

36■左利きで困ったことは?
「国語以外のだいたいの教科の時/鉛筆で手が黒くなる。

と出ていました。


ウィキペディアによりますと、《特技は書道、バドミントン、バレーボール、短距離走。書道は4段。
書道は、右手なのでしょうか。

「新川優愛 staff」@yua_staffのツイッターに、始球式の練習の様子が出ています。

(画像:練習する新川優愛さん=ツイッターより)

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同じくツイッターの2016.11.4に、『新川優愛1stフォトブック「yua friend」+2017CALENDAR』に左手でサインしているところが出ています。

(画像:サインする新川優愛さん=ツイッターより)

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私と同じ左利きというだけで、親近感が湧きました。
なかなかの美人さんでもあり、今後のご活躍を楽しみにしています。


『新川優愛1stフォトブック「yua friend」+2017CALENDAR』 (TOKYO NEWS MOOK) 2016/11/2

【左利きのタレントさんや芸能人・有名人による「左投げ」の始球式の過去の記事】:
・2004.11.11 アテネオリンピック女子マラソン金メダリストの野口みずき選手
素敵な光景:野口選手の左利きの始球式
・2011.5.12 『五体不満足』の著者の乙武洋匡さん
乙武洋匡さんのサウスポー始球式
・2013.12.4 体操新技「シライ」の白井健三選手
体操新技「シライ」の白井健三選手は左利き

・2014.8.6 女優の石原さとみさん (左投げ) 撮影で右腕を痛めたということで「サウスポーでやります」と宣言。
終わったはずのクチコミ「右利き? 左利き?」がまた

・2016.3.7 女優の前田敦子さん
左利きのあっちゃん前田敦子の始球式

・2016.6.5 AKB48Team8/AKB48TeamB兼任の坂口渚沙さん (画像のみ)
AKB48選抜総選挙、暫定21位倉野尾成美・同53位坂口渚沙はTeam8の左利き

・2016.6.29 女優の剛力彩芽さん
左利きの剛力彩芽さんの3度目の始球式は大暴投
・2016.7.23 女優のすみれさん
左利きの女優すみれさん左腕で始球式
・2016.8.17 SKE48の日高優月さん
左利きのSKE48日高優月(ひだかゆづき)が始球式

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2017.03.27

左利きの新横綱・稀勢の里、左肩負傷も逆転で連続優勝

新横綱・稀勢の里関が、本割・優勝決定戦と二番を続けて勝利し、見事に逆転優勝を遂げました。

優勝は先場所に続き、二場所連続二度目。
新横綱の優勝は、平成7年初場所の貴乃花以来、22年ぶり8人目。
今は亡き先代師匠・鳴戸親方(元横綱・隆の里)と同じ。

決定戦では、利き腕の左を痛めて右腕一本の小手投げで勝負を決めたそうです。

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(画像:産経ニュースから)

左手で涙をこらえるところは、左利きゆえでしょうか。

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(画像:産経ニュースから=君が代斉唱の時に涙が出る稀勢の里=エディオンアリーナ大阪(撮影・高井良治))

稀勢の里関の左利きについて、前に書いた記事 2017.1.25
19年ぶり日本出身横綱に昇進した稀勢の里は左利き

でも紹介しました↓の記事から。

日刊スポーツのニュース記事「「寛」は語感良いから「ゆたか」/稀勢の里の略歴」によりますと、

改めて引用しておきます。

◆両利き 生まれつきは左利き。幼稚園時に父貞彦さんが「日本社会は何事も右利き用につくられている」と矯正。ただ、中3夏の野球地区予選で、右手首を脱臼骨折。1カ月以上も二の腕までギプスで固定され、完治まで左手を使用。今は左手で字を書き、箸を持ち、歯も磨ける。代名詞の左おっつけの下地ができた。

早くケガを直して、横綱にふさわしい大活躍をお願い致します。

改めて、優勝おめでとうございました!

 ・・・

一方、昨年の今頃は初場所の優勝で盛り上がっていた、もう一人の左利き力士・琴奨菊関は、大関復帰をかけた場所でしたが、おしくも9勝6敗。
復帰の条件十番に届かず、明暗を分けました。

途中までは行けそうな雰囲気だったのですが、優勝を争っていた照之富士関との一番は残念でした。
照之富士関も、今場所の優勝は大事だったのでしょうが、上を狙う力士としては、大関復帰をめざす琴奨菊関とは真っ向から勝負して欲しかったと思います。

*参照:2016.1.28
左利きの大関・琴奨菊関、10年ぶりの日本出身力士優勝

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2017.03.14

左利きってなんだ(14)快適左利きライフ入門(1)-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第489号


毎月第一・第三土曜日発行の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』3月4日発行第489号のメルマガのお知らせです。

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【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン
右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第489号(No.489) 2017/3/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その22―
左利きで心地よく生きるための方法(26)
左利きってなんだ(その14) 快適左利きライフ入門(1)」
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▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第一土曜日掲載
―その22― 左利きで心地よく生きるための方法(26)
左利きってなんだ(その14) 快適左利きライフ入門(1)
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 今回からは、左利き生活について考えてゆきましょう。

 〈強度〉の左利きの人(要するに私自身ですが)
の生活を覗き見しながら、
 快適な左利きライフの方法を考えてみよう、と思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その22―
  左利きで心地よく生きるための方法(26)
左利きってなんだ(その14) 快適左利きライフ入門(1)
  ◆ 環境を整える ◆
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 ●右利き仕様の世界で
 ●生活の中での些細な出来事から

《人間の幸福というのは、
 たまたま起こるすばらしい幸運からでなく、
 毎日の生活の中での些細な出来事から生まれるものである》

 『フランクリン自伝』鶴見俊輔訳 旺文社文庫 1967

 ●左腕を骨折しても左利きのまま
 ●知らないものは探せない

 ・・・

詳細は本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

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2017.02.15

左利きってなんだ(13)両使いと両利き(9)中間の人-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第487号

毎月第一・第三土曜日発行の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』2月4日発行第487号のメルマガのお知らせです。

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【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン
右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第487号(No.487) 2017/2/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その22―
左利きで心地よく生きるための方法(25)
左利きってなんだ(その13) 両使いと両利き(9)」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第一土曜日掲載
―その22― 左利きで心地よく生きるための方法(25)
左利きってなんだ(その13) 両使いと両利き(9)
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 前回は、
 「2016年話題の“右利きだけど左打ち”紳士録」と題して、
 昨年大活躍された、“右利きだけど左打ち”の方々を
 紹介しました。

 ここまで8回「両使い」と「両利き」について
 考えてきましたが、この辺で打ち切りとし、
 また新たな観点から左利きについて見てゆこうと思います。

 今回は、なぜ中間の人に注目したのか、
 その原点に戻ってのお話です。

 ・・・

 よく「両利き」という人がいます。
利き手の研究をされている
学者の先生方も使っている言葉なのですが、
実際は「中間の人」が、「利き手」とは別に
 反対の手も使えるというだけのことで、
 両方の手が同じレベルで使いこなせる「両利き」ではなく、
 反対の手もある程度使える、単なる「両使い」だ、
 と私は考えています。


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―その22― 左利きで心地よく生きるための方法
 世界がもし100人の人が立つ橋だったら(25)
  左利きってなんだ(その13) 両使いと両利き(9)
  『右?左?のふしぎ』 からの なぜ中間の人に注目したのか
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●『右?左?のふしぎ』から指組み・腕組み・脚組みの結果

『右?左?のふしぎ』Henri Brunner(ヘンリ・ブルンナー)/著 柳井 浩/訳 丸善出版 2013/10/31 [原著 1999 ドイツ]


(目次)より、右利き左利きに関連のある項目を示しますと―

--
III.手のひら対称性(掌性)の例をさらに探せば

80 右利きと左利き
81 利き目の右・左
82 右側と左側
83 逆位
84 “ボディーランゲージ”にみる掌性
--

 ●中間の人たちの実感は?
 ●何利きという意識
 ●左利きへの自覚
 ●万民の天国になる
 ●左利き問題への無理解
 ●右半身が不随になった右利きの人は?

第225号(No.225) 2010/8/21
「名作の中の左利き(番外編)「はさみ」岩井礼子」
http://archives.mag2.com/0000171874/20100821074000000.html

日本エッセイストクラブ/編『最高の贈り物―'98年版ベスト・エッセイ集』 文藝春秋(1998.7)・文春文庫版(2001.8)

「はさみ」岩井礼子
(「文と友だち」同人・主婦、『随筆春秋』第8号)

 ●「左利き用」ではなく「左手用」
 ●がんばれ、中間の人

 ・・・

詳細は本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

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2017.02.09

2月10日〈左利きグッズの日〉をまえに左来人(Right Hidari)『左利きあるある 右利きないない』を買う読む

以前、近刊の紹介をしました↓の本を購入しました。

2017.1.12 『左利きあるある 右利きないない』本が2月7日発売予定

『左利きあるある 右利きないない』左 来人/著 小山 健/イラスト ポプラ社 2017/2/7


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(画像:本書『左利きあるある 右利きないない』、左利きに不便な道具等を語る『左利きの人々』)

この本、奥付の日付が2月10日になっていまして、これは、やはり〈左利きグッズの日〉に合わせているということなんですね。

(2月10日が〈左利きグッズの日〉になった経緯:
 2月10日⇒0・2・10(れ・ふ・と)⇒レフト(左)の日⇒〈日本版・左利きの日〉
 のちに、〈左利きグッズの日〉に改称)

2008.12.28
2月10日は左利きグッズの日、日本記念日協会で認定される
―〈左利きグッズの日〉の由来が書いてあります。
 また、国際版の〈左利きの日〉INTERNATIONAL LEFT-HANDERS DAYの由来も。
 後者は、『左利きあるある右利きあるある』の「左利きトリビア(94)」に“採用”されています。


「左」利きの人だけでなく「らいと→ライト→right」右利きの人にも読んでもらおうということで、「右利きの人から見た左利き観」といったものも加えるべく、左利きの人と右利きの人の共著でしょうか。》という予想通り、本書の著者名が「左・来人(ひだり・らいと)」で、右利きと左利きの人の共著でした。
(「右利きの人から見た左利き観」的なものは、今一つかな、というところ。)

右利きと左利きのライターによるユニット。右利きの人々に「左利きの世界観」を啓蒙すべく活動している。》「奥付」
そうです。
ラストページに、
世の中のさまざまな本や/ウェブサイトを参考にしながら、/何人もの左利きの方々に取材して作ったもの[...]/「これは事実とは違うのでは?」とか/「私は、こんなことないなあ」など/色んなご意見があるのではないか[...]もし、そのようなご意見や感想がありましたら、/ぜひ編集部まで[...]
とあります。

その前のページに、参考文献と参考サイトが挙がっていて、まあ、今の人ならこんなところかという気もしますが、もう少し読んでほしい本や、見て欲しいサイトもあります。

(ちなみに、大路直哉さんの本『見えざる左手』(三五館)やフェリシモとの共著『左ききでいこう』(フェリシモ出版)は、左利きについて考えるために必読。古本で手に入ります。『CLUB LEFTY』大路さんのサイト。目新しい情報はありませんが、過去を知る意味でも必見。
 イギリスの左利き研究の権威クリス・マクマナス『非対称の起源』原題 RIGHT HAND, LEFT HAND(講談社ブルーバックス) も。左利きの人の問題だけでなく、世の左利き右利き全般についても記述。
 左利きに不便な道具等を語る渡瀬けんさんの『左利きの人々』(中経の文庫)は、同じような趣旨でもある。
 「左利き解放(レフティ・リブ)」活動の歴史を知るという意味では、箱崎総一さんの『左利きの秘密』(立風書房)は重要。古本屋で購入可能。etc...)


とりあえず、私のこのブログ(『レフティやすおのお茶でっせ』)を挙げてもらっていますので、ありがとうというところです。


【内容紹介】
p.4・(代表的な左利きあるあるをイラスト付きで紹介)
p.14・まえがき「左利きの世界は、実は相当新鮮である」左来人(右利き担当)
p.16・左利きマンガ「左利き創世記」
p.19・「1左利きの日常編」(79個)
p.56・column1「左利き年表」0-30歳
p.59・「2左利きを取り巻く環境編」(80個)
p.98・column2「左利きの有名人 外国人編」
p.101・「3左利きを悩ませる道具編」(71個)
p.128・column3「左利きの有名人 日本人編」
p.131・「4カッコイイ左利き編」(47個)
p.154・「おわりに」左来人(左利き担当)
p.157・「参考文献・参考サイト」
(下欄)・「左利きトリビア」1-120


それぞれのあるあるにチェックボックスが付いていて、「おわりに」に左利き度チェックがあります。

私がざっと数えたところ、277項目ありましたので、30個以上で《かなり左利き度が高い人》というのは、遠慮しすぎな数値に思います。
私はもっと多くても大丈夫な気もしますが。
(それともこれは、第一章だけのことでしょうか。
 そんなことはないよね、つながりのあるあるがあるなので、一つ外れると、何個かずっと該当しないこともあるようです。)


前の記事でも書きましたが、《ネットから拾って来たような情報だけで作られている》、と言われてもいたしかたないような内容です。

ただ、それを実際にまとめて本にするというのは、パワーがいるというものです。
何を拾い上げ何を捨てるか、またどう配列してどのように読者に提示するかというのも、一つの技術がいります。

まあ、そういう意味ではこれも一つの著述といってよいでしょう。

それで、1000円が高いか安いかは、また別の問題でもありますけれど。


左利きの人だけでなく、右利きの人に見て欲しい、という気がします。
そうはいっても、多分左利きフェチという人以外はスルーされることでしょう。

『左利きの人々』の時もそういう傾向がなかったわけでもないですし。
ある程度は仕方ないのでしょうけれど、ね。


人間、所詮自分は自分で、自分のこと、自分の関心のあることにしか注意は向かないものです。
人のことも思いやれ、といっても難しいものです。

まあ、だからこそ、人を思いやる気持ちを持て、というのですけれど。


ぼやきで終わってしまいましたが、左利き本だからといって、差別しないで欲しいものです。

多数決原理では、少数意見は廃棄されますが、少数意見を尊重するという建前になっています。
それが、民主主義の原則のはずです。

少数派を扱った本でも、いやだからこそ、ぜひ多くの人たちに手に取っていただきたいものです。


実態は、そんな大層な御託を並べるような質の本ではないので、気軽に手に取り、単純にあるあるないないと思いつつ見てやってください。


【「参考文献」以外の私のおススメ左利き本】

*利き手と左利きの科学的研究に関する本:
(日本)
『左ききの神経心理学』八田武志/著 医歯薬出版 1996.11
―左利き研究の専門書。20年余の左利き・利き手研究を研究をまとめたもの。
『左対右 きき手大研究』に先立つ左利き研究の学術書。

(イギリス)
『非対称の起源 偶然か、必然か』クリス・マクマナス/著 大貫昌子/訳 講談社ブルーバックス 2006.10
―20年にわたる利き手・左利き研究の成果をまとめた本。原著"Righthand Lefthand"から英語に関する部分等を省いたという抄訳。


*左利きの研究+αの本:
『見えざる左手―ものいわぬ社会制度への提言』大路直哉/著 三五館 (1998/10)
―左利きの著者による社会学的アプローチの本。明治以降の日本の社会での左利き受容、および現状と未来の考察。巻末に「左利き筆法」。

『左ききでいこう!!―愛すべき21世紀の個性のために』大路直哉・フェリシモ左きき友の会/編著 フェリシモ出版
―左利きの常識を身に付ける入門書。巻末に、実用的な左利き用品カタログや「左利き筆法」、ギター、編み物のページを収録。

『左利きの秘密』箱崎総一/著 立風書房マンボウ・ブックス 1979.6
―「左利き友の会」主宰者による「左利き解放(レフティ・リブ)」活動の歴史を知る本。

*右利き社会での左利き生活の不便さ解説本:
『左利きの人々』渡瀬 けん/著 中経の文庫 2009.1
―左利きの著者による、右利き偏重社会における左利きの人の不便「あるある!」エッセイ集。


*左利き「矯正」に反対する本:
『ぼくは左きき 本当の自分であるために』度会金孝(わたらいかねたか)著 日本機関紙出版センター 2014/12/18
―左利きの元教師の本。自身の書字「矯正」体験と左に戻した体験を通して語る「矯正」を否定し反対する本。

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2017.01.30

なりたい自分になる『「内向型の自分を変えたい」と思ったら読む本』渡瀬謙

左利き仲間で営業関係のビジネス書ライターでもある、営業コンサルタントの友人の新著が届きました。

今回は、「内向型専門コンサルタント」の肩書をつけての登場です。

渡瀬謙
『仕事・人間関係・人生が好転する!
「内向型の自分を変えたい」と思ったら読む本』
大和出版


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(画像:渡瀬謙氏の“内向型”シリーズと参考にした本)

以前の彼の著作の紹介文で、これからの著作に注目したい、と書きました。


--
 ●「自分への質問」

そして、最後の「自分への質問」。

これを読み、私はこの本が渡瀬謙氏の著述家としてのターニングポイントになるかもしれない、と感じました。
今後の氏の著作に注目したいと思います。

使命感に目覚めた人間として、今後の彼の活躍が楽しみです。
期待しています。

--

2016.7.5
内向型トップセールスマン渡瀬謙の新刊『―「質問」で会話を盛り上げる方法』


今回の新刊が、私の期待に沿うものか、どういうものになっているのか……。


まずは、著者ご自身の宣伝文を見ておきましょう。

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『仕事・人間関係・人生が好転する!
「内向型の自分を変えたい」と思ったら読む本』 (渡瀬 謙・大和出版)
_________________________________

極度の内気・口下手・あがり症・・・・
そんな内向型の性格で悩んでいる人のための本です。

著者である私も超内向型の自分に、長年悩んできましたが、
いまではスッキリと克服しました。

仕事も人間関係もストレスがなくなり、
精神的な自由も手に入れることができました。
しかも意外なくらいシンプルな方法で!

おかげで私は人生が180度変わりました。

かつての私と同じような悩みを抱えている人に、
ぜひ読んでほしいと思っています。

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一人の人間の自己形成の過程は、さまざまです。

ここに描かれているものは、あくまでも彼個人のものではありますが、そこには誰にでも共通する要素もまた必ず見つかることでしょう。


次に、目次を紹介しましょう―

目次
序章 なぜ、超内向型の私がストレスだらけの日々から解放されたのか?―ステップを踏めば、心はこんなにラクになる
第1章 そもそも内向型人間特有の悩みってなんだろう?―ステップ1 「本当の自分」を知る
第2章 内向型特有の性格は単なる「人との違い」である―ステップ2 「いまの自分」を受け入れる
第3章 こうすればストレスのない人づきあいが実現できる―ステップ3 人に伝える
第4章 自分の立ち位置が決まれば何があってもブレなくなる―ステップ4 足場を固める
第5章 仕事はストレスを減らすことを重視すればいい―ステップ5 自分の活かし方を見つける
第6章 これで、あなたはもっとラクに生きられる―ステップ6 自分を認める
終章 さあ、あなたも一歩だけ前に踏み出そう―内向型人間の未来の正しい歩き方


6段階のステップを踏んで、内向型の自分の悩みを解消しましょう、という内容です。

ステップ1 「本当の自分」を知る
ステップ2 「いまの自分」を受け入れる
ステップ3 人に伝える
ステップ4 足場を固める
ステップ5 自分の活かし方を見つける
ステップ6 自分を認める

また、章末にコラムとして、秘密の隠れ家を持とう、内向型の雑談のコツ、人に頼るコミュニケーション術、ストレス前にリフレッシュしよう、営業職は内向型向き、内向型でも緊張しない話し方といった、ちょっとした生き方ヒント集があります。

 ・・・

ここでぶっちゃけてしまいますと、実は、私は同じ内向型の友人として――著者以上の超内向型の先輩として、この著作に関して助言を求められていたのでした。
下書きのメモ書きのようなものを渡され、読んで感想をください、と。

ですから、私にとってはかなり既視感のある文章を読んだわけです。

そういう点から(本になった段階で)まず一言言えば、非常に整理され、シンプルかつ簡潔にその解消のためのステップが説明されています。

文章は、本書にも経歴が書かれているように、コピーライター出身らしく読みやすい簡潔な文章で、普段本を読み慣れていない方でも無理なく親しめます。
安心して手に取ってもらえる本に仕上がっていると言えるでしょう。

文字通り「内向型の自分を変えたい」と思った人は読んでみてください。
読めば、何か一つぐらいは得られる、と思いますよ、読む人次第ですけれど、ね。

後は実践あるのみです。

自己啓発系本で大事なことは、実践です。
やるかやらないか。
読むだけなら誰でも出来ますが、実践は違います。
気を入れないとできません。
できた人だけが、得をするのです。

 ・・・

今回は、内容に沿った紹介ではなく、私自身が本書から思ったこと・考えたことを中心に書いてゆきます。


 ●性格には変えられる部分と変えられない部分がある

もう50年以上前の本ですが、相場均先生の『性格―素質とのたたかい』(中公新書14番!)という本が今も手元にあります。
(私が買った時点で、11年の間に39版ほど出ています。)


私が、性格に悩んでいた20歳ころに読んだ本で、その後の自分を作った本の一つです。

この本のお陰で性格の悩みを克服できたとは言いませんけれど、手がかりになった本の一つではあります。
(性格は素質なのか環境なのか、あるいは人間の価値について書かれています。
 科学的な部分は、50年たっているので、今とは異なる部分もあるでしょう。
 しかし、哲学的な部分というのでしょうか、人間心理の本質をどうとらえるか、という点は50年前の本でも問題ないでしょう。)

この本によりますと、「性格には変わる部分と変わらない部分がある」と言います。

心と身体は、一体のものです。
ですから、体質的なものは変わりにくい。

体質同様、内因性の素質である気質は、まず変えられないと考えた方がいい。

しかし、環境に反応する部分は変わります。

そして、人には意志があります。
この部分は自由に変えることができるのです。


変わらない部分に着目すれば、変えられないことになります。
変わる部分に着目すれば、変えられることになります。

たとえば、
テレビのチャンネルは与えられたものしか選べません。
しかし、与えられたものの中からは選ぶことができます。

それでは私たちに、選ぶ権利はあるのか、ないのか。
どちらとも言えるのです。


スーザン・ケイン『内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える』(『内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力』の文庫版)古草秀子訳 講談社+α文庫


にはこうあります。

性格を変化させることはできるが、それにはそれには限度があるのだ。年月を経ても、生まれ持った気質は私たちに影響をもたらす。性格のかなりの部分は、遺伝や脳や神経系によって運命づけられている。とはいえ、[...]私たちには自由意志があり、それを使って性格を形づくれるのだ。》「5章 気質を超えて」p.185

(ただし、自由意志をもってしても、遺伝子の限界を超えることはできない、と続けています。)

意志については、
ケリー・マクゴニカル『スタンフォードの自分を変える教室』(神崎朗子訳 大和書房/だいわ文庫)


をお読みになることをおススメします。
(「意志力の科学」について書かれた本です。

意志力とはつまり、この「やる力」「やらない力」「望む力」という3つの力を駆使して目標を達成する(そしてトラブルを回避する)力のことです。[...]この3つの力[...]こそが、人間とは何かを定義するものとさえ言えるかもしれません。》「第1章 やる力、やらない力、望む力」


では、性格を変えられるとすれば、どの部分でしょうか。
どうすればいいのでしょうか。


 ●人生は泥沼を渡るようなもの

ホントは本書の著者・渡瀬さんも、もっと泥沼をのたうちまわるような経験を経て、現在の域に到達したのです。
それは、下書きのなかに埋もれたままになっています。

そんな自虐的とも言える“泥沼もがきの日々”を読まされても意味はない、という著者(もしくは編集者氏)の判断からでしょう。

私個人としては、そういう泥沼にこそ人生の真実がある、と思っているのですけれど……。


人の生の営みというものは、所詮そういうものでしかない、と考えています。

どんな聖人君子に見える人でも、本当のところ、一枚皮を剥げば、醜悪な血みどろの肉塊だったりするのです。
正体は、目をそむけたくなるような見苦しいものなのです。

でも、人によると、それを美しいと感じる人もいるのです。

たとえばそれは、食肉のように見る人の立場です。
(人肉嗜食という意味ではありませんよ。
 単純に肉の一種として見る見方です。)
焼き肉の材料として見る時、肉好きの人は、これはいい肉だなあ、と思うわけですよね。


 ●「ものの捉え方・考え方」はいつでも変えられる

何事も「ものの見方次第だ」といういい方ができる、ということです。

ものの見方・考え方、受け止め方で変わる、という事実は、人類の長い歴史のなかで人生の達人たちが語り続けてきたことでもあります。
フランスの哲学者アランの有名な『幸福論』にしてもそうです。

(アラン『幸福論』白井健三郎訳 集英社文庫)


本書の結論も、心の持ち方、もの見方考え方を改めよう、ということです。

そして、人生に立ち向かうときも、実際その通りといえるのです。
そういう考え方でやり通すことも可能なのです。

「そういう理屈はおためごかしだ/ただしあわせな気分になれるだけだ/実態は変わらない」という人もいます。

本当のところは、私にも分かりません。
でも、そういうやり方でしあわせになれる人がいるのも、事実です。


私の思うのは、所詮「人は自分の持っているもので勝負するしかない」ということです。
そうすると、自分の持ち物を、「弱み」としてマイナスの面で捉えるか、「強み」としてプラスに評価するか、で変わって来ることになります。

たとえば、長身の人がいたとします。
本人は、事あるごとに鴨居で頭を打つので、「もう嫌だ」と思っているかもしれません。
でも他人は、「あの人はスラリとしてカッコイイ人だ、自分もああなりたい」とあこがれているかもしれません。

どちらも真実でしょう。
それなら、どちらの受け止め方が心地よいでしょうか。


本書で、著者が言わんとすることも、そういうものです。
「な~んだ、それならもういいや」と思う人もいるでしょう。

でも、そこに気付かない、あるいは、そう思いつつもその気になれない人もいるのです。

そういう人に、ではどういうふうに納得してもらうか、というと、本書の展開になります。


 ●汝、自身を知れ

まずは、世間的な見方や刷り込まれた思い込みを捨てる、という過程です。

私は、左利きの生き方や生活そのもの、人生について考える〈左利きライフ研究家〉を自称していますが、より良き左利きライフに置いても大切なことは、この左利きに対する世間の見方や刷り込まれた思い込みを捨てることだ、と考えています。
これが第一歩になります。

そこで思うのは、世の中の評価というものは、大体において間違っているということです。

そこまで言うと言い過ぎかもしれませんが、世間とつきあう時には、それぐらいの懐疑心を持って挑むほうがよい、という意味です。


自分自身に対するマイナスの評価を帯びた、世間の間違った見方や自身の思い込みを持ったまま生きている人が、内向型の人(左利きの人も同じでしょう)には多いのではないでしょうか。

そういう人は、自分自身が自分の敵になっているのです。

前述のアランは『幸福論』のなかでこう書いています。

人間は自分以外にはほとんど敵はない。人間は、自分のまちがった判断や、杞憂や、絶望や、自分にさし向ける悲観的なことばなどによって、自分が自分自身に対してつねに最大の敵なのである。》「67 なんじ自身を知れ」

それらを一旦振り捨てて、ゼロの立場から、自分自身を見つめ直す必要がある、ということです。

まさにソクラテスではありませんが、「汝、自身を知れ」ですね。

まずは自分を知る。
自分を正しく評価する、という意味です。

こうして、もう一度、自分自身を見つめ直せば、その上で見えてくるものがあるはずで、それは、多分プラスのものでしょう。
それを自分のよりどころとして、生き方を改めるのです。

(仏教的にいえば、“自灯明”というところかもしれません。
 ――《自分自身を燈明とし、自分自身をよりどころとするがよい。他のものをたよってはいけない。》渡辺照宏訳)

 渡辺照宏『涅槃への道 仏陀の入滅』ちくま学芸文庫

道に迷ったときは、まずは現在地がどこかを知る必要があります。
その上で、地図を見るなり、人に尋ねるなりして、道を知るわけです。

今の自分を知るというのは、現在地を知るということです。


 ●ゴールを設定する

ここでもう一つの根本的な問題があります。
それは、行き先(ゴール)を知っていることです。

道に迷わないためには、今どこにいるかを知ることも大事ですが、どこへ向かうべきかを知っていることも必要条件です。

どこへ行くべきかもわからないでは、現在地もくそもありませんから。

当面のゴールを設定する。


これについても、本書では語っています。

「スペシャリスト(専門家)になる」》(第5章 p.189)、というのもそれです。
自分を生かす方法として、なんらかの形で専門家になれれば、取り替え可能な使い捨ての単純な歯車ではなくなります。

さらに、著者のように独立できれば、なに気兼ねなく、自分のスタイルで生活できるようになります。


そんなこんなを取り上げているのが、本書だろうと思います。


 ●内向型について

内向型・外向型というのは、一つの分類にすぎません。

外向型の人たちの国のようにいわれているアメリカでも、実際には3分の1から2分の1は内向型だ、といいます。
スーザン・ケイン『内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える』(『内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力』の文庫版)古草秀子訳 講談社+α文庫、「はじめに」p.7
 ローリー・ヘルゴー『内向的な人こそ強い人』向井和美訳 新潮社、「序章」p.12《内向的な内向的な人の割合はサンプル数の50.7%》)

野球で言えば、内野手と外野手というのと同じです。

ポジションが違うだけで、同じ野手であり、チームメイトです。
内野手だけでも試合はできないし、外野手だけでもできません。
お互いがお互いの長所を発揮して、それぞれのポジションを守りきって初めて、いい試合ができます。

内向型も外向型も、結局は相対的なものです。
野球の守備位置で言えば、変則的なシフトもありますよね。

内向型でも、状況によっては、外向的に振る舞うときもあるでしょう。


ローリー・ヘルゴー『内向的な人こそ強い人』には、日本は、内向型の人に優しい国と書かれています。
(「第二部 第六章 北欧と日本―内向的な人にやさしい社会」)
そんな日本でも、実は、内向型に対する風当たりが強いというのは、アメリカ的なビジネスの考え方が浸透しているからでしょうか。

上記の本の訳者・向井和美さんは、「訳者あとがき」にこう書いています。

アメリカは、自分を主張することを求められるために内向的な人にとって苦しいのに対して、日本は和を乱さず行動することを求められるために内向的な人にとって苦しい。》p.345
さらに、「個性的であれ」と言いつつ、周囲と違うことをしようとすると「空気を読め」という、日本は二重の縛りがある、と。


 ●内向型の人向けの本

先に挙げたスーザン・ケインさんの本が、2012年にアメリカでベストセラーになってから、日本でも内向型の人に対する見方が少し変化してきたのでしょうか。
内向型を取り上げた本が少しずつ増えています。

本書の著者・渡瀬さんにしても、内向型の著書が売れているそうです。

最初の本『内向型営業マンの売り方にはコツがある』(大和出版)が出たのが2009年でした。


以後、大和出版からシリーズのように出たものが

 『内向型人間の人づきあいにはコツがある』
 『“内向型”のための雑談術』
 『内向型人間のリーダーシップにはコツがある』

があり、
大和出版以外の本で、それらしい表題のついたものには――

 『営業は口ベタ・あがり症だからうまくいく』
 『「あがり症営業マン」がラクに売るための6つの習慣』

があります。

大和出版の内向型の本が、結構重版が掛かっているそうです。


 ●ゆるい思考と選択肢を増やす

(どうも話が迷走していますね。)

内向型の人は、どうも自己評価が低いようです。
それは評価の基準が厳しいからです。

渡瀬さんは、本書のなかで「ゆるい思考」でいいと言います。(第4章 p.136)
なにごとに対しても、ゆるくていい、と。

それと、逃げ場所を用意する、というと言葉が悪いですが、要は「選択肢を複数用意しておく」ということです。
(《別の選択肢をもっている――。》第5章 p.193 と表現しています。)


例えば、電通の若い社員さんが過労から自殺した事件でも、人に相談するとかの心の逃げ場所があったり、単純に仕事を切る・会社を辞める等の選択肢があったり、そういう別の道を考える余裕を持っていたら、違った結果になっていたかもしれません。
(もちろん、そんなふうに人を追い込む状況を作る側が悪いのですが。)

人間の脳は、基本的に前向きにできているそうです。
ポジティヴな処理をしている、といいます。
串崎真志『心は前を向いている』岩波ジュニア新書)


心は元々前向きにできている。
しかし、ちょっとした疲労やストレスなどによっても、それがたちまち後ろ向きになってしまうことがある。

この女性も、疲労やストレスから解放されるときがあれば、どうなっていたのでしょうか。


私たちは無自覚に、その場のシステムに自分を組み込んでしまうときがあります。
冷静に判断すれば、異常な環境であっても、それが当たり前のことと思い込んでしまうのです。

しかし、必ずしもそれが絶対のものではないはずなのです。

前述のケリー・マクゴニカル『スタンフォードの自分を変える教室』にこうあります。

ストレス状態になると、人は目先の短絡的な目標と結果しか目に入らなくなってしまいますが、自制心が発揮されれば、大局的に物事を考えることができます。》第2章 p.96

だからストレスとうまく付き合う方法を学ぶことが大事だ、と書いています。

より良き自分でいられるように、自分の環境は、自分で作ってゆくべきなのです。


 ●楽しく、長く続けられる「理想の仕事」

泥沼のような文章もいよいよ終りにしましょう。

最後にまとめとして、本書のなかで一番私の心に響いた、渡瀬流の人生訓を紹介しておきましょう。

それは、ストレスなく、長く続けられることが、あなたの「理想の仕事」だ、というものです。

人間の才能や特技などというものは、あらかじめ備わっている部分はほんの少しだけで、その後にストレスなく(もっと言うと楽しく)続けていくことで発揮されるものです。[...]私が考える「理想の仕事」というのは、何年も何十年もずっと続けられるものです。》第5章 p.181

ここでいう仕事とは、職業のことを指していますが、職業以外のことも含んでいるように思います。
それは、人の生を充実させるための何か――言ってみれば、人生を賭けるライフワークといったものです。

とはいえ、『孟子』「恒産なければ、恒心なし」
(「梁恵王章句上/七」「滕文公章句上/四十九」=一定の生業や収入のない人は常に変わらぬ道徳心を持つことができない。生活が安定していないと精神も安定しない。『広辞苑』第六版より)
と言いますように、あるいは「貧すれば鈍する」とか、「衣食足りて礼節を知る」とか言いますように、生活の資を得る職業の確立は、生きていく上で第一の重要事項です。
職業という裏付けがあって初めて、さらなる何かができるのです。


 ●不満、または宿題

一つだけ不満を書いておきます。
私からの次作への宿題とも言えましょうか。

本書に書かれなかったことについて、です。

本書のテーマからは外れる部分なので、多分書かれなかったのでしょう。
でも、これはぜひとも尋ねたいポイントです!


疑問があります。

彼の経歴を見ますと、《「明治大学」卒 [...]「リクルート」に転職》(第5章 p.185)とあります。
誰でも知っているような有名大学や有名企業の名が出てきます。

高校時代、病気で入院療養していたのに、どうして明治大学に入学できたの?
営業マンとしてこれといった実績も残せなかったのに、どうしてリクルートに入れたの?


聞くところによりますと、実は彼は「やればできる子」だった、とか。

仮にそうだとしても、どうしてやる気になったのか? という疑問が次に湧いてきます。

「本来、人の脳は前向きにできている、疲労やストレスがなければ自然と前向きになれる」ということで説明は可能です。
でも、ホントは、そういう切り替えの方法について知りたいものですよね。


まったく書かれていないわけではありません。

それぞれの区切りの段階で、彼は未来の方を見ています。

先に紹介しました『心は前を向いている』のなかで、

脳が未来を想像すると、自然にポジティブ・バイアスになることがわかってきました。》第4章 p.85
とあります。

未来をしっかり見つめるタイプの人なので、ポイントになると、できる子に変身するんですね。
本書では、分岐点でどういうふうに考え、どう動いたかをさほど具体的に記していないので、分かりにくいのですけれど。

読者としては、この辺をきちんと説明してもらいたい、と思うのです。

どうしたら、後ろ向きから前向きにスパッと切り替えられるのか?
この方法がわかれば、多くの人にとって福音となること請け合いです。


 ●がんばりすぎず、自然な自分に任せる―パッションとゆるさ

内向型ながら、成功人生とは言えないけれど、どうにかこうにか60年以上生き延びてきた、私から内向型の人にアドバイスがあるとすれば――

人間の心というのは、意志と情熱だと思っています。

私は「パッション(passion)」という言葉が好きです。
「熱情」「情熱」などと訳されます。

熱さは、外向型の人の特徴という印象を持つ人が多いかもしれません。
内向型には熱さは似合わず、冷めた印象を持つ人もいるでしょう。

しかし、静けさと冷たさは違います。

静かな、秘めた熱さというものもあります。
あるいは、特定のことに対して示す熱さ。


で、人生は、意志と情熱があれば、なんとかなります。

それと、ゆるさ

「ねばならない(~でなければならない)」的な考えにこだわらない、心のゆるさが大事なのではないか、という気がします。

心も身体と同じで負荷が過ぎれば、疲れます。


「素直に自分らしく」を心掛ければ、内向型とかは関係ないと思います。
自分を肯定できるようになれば、自然と道は開けるのです。

渡瀬さんのように、「なりたい自分」になれる(可能性がある)のです。


左利き仲間で友人・渡瀬謙の著書についての記事
(◆印:ビジネス書/□印:口ベタ・あがり症の“内向型”営業マンのための営業本
○『左利きの人々』渡瀬けん=名義)
◆□2016.7.5 内向型トップセールスマン渡瀬謙の新刊『―「質問」で会話を盛り上げる方法』
◆□2016.3.11 相手の話を引き出す渡瀬謙〈無敵〉雑談術の本『超一流の 相手にしゃべらせる雑談術』『負けない雑談力』
◆2014.12.7 買い手の気持ちに寄り添う商談術:渡瀬謙『相手の「買う!」を自然に引き出す4ステップ商談術』を読む
◆2014.3.16 なんための会話か?~渡瀬謙『朝5分! 読むだけで「会話力」がグッと上がる本』
◆□2013.10.7 臆病は慎重!… 渡瀬謙『内向型人間のリーダーシップにはコツがある』
○2013.8.19 雑学フェアにて~渡瀬けん著『左利きの人々』:<国際左利きの日>情報3
◆2013.3.7 渡瀬謙『元リクルートNo.1の 日本で一番"効率"のよい営業法 このムダをなくすだけで、グングン売上が伸びる!』
◆2012.5.23 小さな努力で大きな効果:渡瀬謙『あなたの評価をガラッと変える たった3秒の声がけ習慣』
◆□2012.2.26 克服ではなく付き合う姿勢で:渡瀬謙『「あがり症営業マン」がラクに売るための6つの習慣』
○2011.12.31 雑学文庫フェアで『左利きの人々』が…
◆2011.7.13 渡瀬謙の新刊『相手が思わず本音をしゃべりだす「3つの質問」』届く
◆2011.6.10 流れ星に願い事…渡瀬謙『たった5秒のあいさつでお客様をザクザク集める法』
◆【渡瀬謙/監修『毎日役立つ!もう悩まない!!即効ビジネスマナー』日本文芸社2011.1】
・2011.5.19 週刊ヒッキイhikkii260左利き教本について考える(2)おさらい
◆2011.3.4 新社会人奮闘記ラノベ 渡瀬謙『新入社員ヒロと謎の育成メールの12ヵ月』
◆□2010.6.28 実践で学ぶ本、渡瀬謙『営業は口ベタ・あがり症だからうまくいく』
◆□2010.6.18 渡瀬謙の新著『“内向型”のための雑談術』届く
◆□【『内向型人間の人づきあいにはコツがある』大和出版】
・2009.12.12 今週の週刊ヒッキイ―第201号「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ<特別編>」
 ★左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
第201号(No.201) 2009/12/12「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ<特別編>」
 <特別編>原点に戻って―最初につまずかないこと または、左利き人間の生き方にはコツがある
◆□2009.3.4 お知らせ:友人渡瀬謙の新著「内向型営業マンの売り方にはコツがある」
○2008.12.29 左利き本の新刊『左利きの人々』渡瀬けん著

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2017.01.25

19年ぶり日本出身横綱に昇進した稀勢の里は左利き

1月21日、大相撲初場所14日目に優勝を決めた大関・稀勢の里関が、日本人としてはなんと19年ぶりの横綱に昇進が決定しました。

従来は、二場所連続優勝またはそれに準ずる成績という規定?がありましたが、今回は14勝1敗の初優勝ながら、昨年年間最多勝を記録したということで、安定性を買われてということのようです。
日馬富士関・鶴竜関の両横綱も休場という今場所を思いますと、新横綱に期待、というところでしょうか。


全く知らなかったのですが、左利きだそうです。
(塩まきは右手のようです。)

最近は、お相撲中継を見ることもなく、お相撲さんについてあまり詳しく知る機会がありません。


今回調べていると、横綱の鶴竜関も左利きだとか。

色々調べましたが、これといって左利きらしい画像がありません。
これ↓ぐらいでした。

稀勢の里と鶴竜がサインを書いている画像を見つけました…


日刊スポーツのニュース記事「「寛」は語感良いから「ゆたか」/稀勢の里の略歴」によりますと、
両利きだそうで、これは幼稚園児のとき、父親の貞彦さんの「日本は何事も右利き用にできているから」という考えで右使いに転向。しかし、その後、右手首を負傷し、左使いになったと言います。

今は左手で字を書き、箸を持ち、歯も磨ける。代名詞の左おっつけの下地ができた。

横綱になっても(天狗の足と言われているそうですが)天狗にならず、精進して大横綱をめざして欲しいものです。

 ・・・

一方、昨年の今頃は優勝で盛り上がっていた、もう一人の左利き力士・琴奨菊関は、二場所連続の負け越しで、大関転落。
明暗を分けました。

来場所こそがんばって大関に復帰してください。

*参照:2016.1.28
左利きの大関・琴奨菊関、10年ぶりの日本出身力士優勝

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