2009.05.07

新ページ・左手で字を書くために(その2)実技編<私論4>

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ホームページ『レフティやすおの左組通信』に新ページを作成しました。

「左手で字を書くために(その2)実技編<レフティやすおの左利き私論4>」
 
これは、3月までメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』に掲載した「左手書字の研究―実技編」を転載、まとめたものです。

「左手で字を書くために<私論4>」(メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』掲載の「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ」その13,14での書字の考察を転載したもの)の続編でもあります。


まだ未整理なところがあるのは、前ページ同様です。

「縦書き」編のみで、「横書き」の考察に入ったところで終わっています。
(ただ今、鋭意勉強中、勉強が進み次第再開の予定です!)

今回、左手書字の方法についてのアドヴァイスを含む、左利きの子供のための教育保育ガイド本、『左利きの子』(ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍/刊)が発売されましたので、急遽アップすることにしました。

この本に書かれていることと、共通する点も少なくないと思います。

その点では、ちょっとホッとしている、もしくは自信を持てた、と言える内容です。

左手書字でお悩みの方、またこれから左手書字を考えてみようと思われる方本格的に研究しようという方も一度ご覧なっていただければ、と願っています。


これを機会に、左手で字を上手に書くための方法がある、ということをまず認識してもらいたい、と思っています。

今まで「左利きは文字が書けない」とか「左手ではきれいな字は書けない」、「左利きの人は字が汚いのは当たり前」とか、「上手に書きたければ左利きでも右手で書け」といったことが、まことしやかに言われてきました。

しかし実際は、単に左手での文字の書き方を知らなかっただけのことです。

左手で文字を書く方法を真剣に研究する人がいなかった、また、研究している人がいたとしても、その方法を具体的に教えてくれる人がいなかった、というだけのことです。

左手で上手に字を書く方法は確かにあるのです。


左利きには左利きの書き方があるのです。

そして、その方法には、大きく分けて二つの方法があるということを知って欲しいのです。

一つは、私がここで狙ったような、現行規範に則りながら、なおかつ左利きに書きやすくなる方法を考える方式です。

もう一つは、現行規範にこだわらず、左手で書きやすい全く新しい書き方を目指す方式です。

今はまだどちらが正しい、ということはいえません。

ただ現状では、私のやり方が一番穏やかで波風の立たない方式であり、大半の右利きの人が容認しやすい方向としてはこの辺に落ち着くのではないか、と考えています。

しかし将来的には、もっと大胆な―というか、画期的な方式が生まれてきてもおかしくないし、必要ではないかという気がします。

プロによる研究が本格化することを願っています。

※本稿は、レフティやすおの他のブログに転載しています。
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2009.03.26

学習塾のチラシに見る左手書字の子供-part2

先日は、求人広告チラシに見る左利きを話題としました。

2009.3.1
求人広告チラシのイラストに見る左利き 
お茶でっせ版新生活版
0902kyuujinkoukokuhasi


Jukutirasihidariteshoji2009

今回は、学習塾の広告チラシです。

実は、昨年も同じ題名で記事にしています。

2008.4.10
学習塾のチラシに見る左手書字の子供
お茶でっせ版新生活版
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すると今年も、塾の新聞折り込み広告のチラシに、左手書字の子供を使っているものがありました。

どうも記憶をたどると、同じ塾のようです。
(昨年の写真には、全体を写したものがなく、確認はできませんが…。)

全体の構図、塾名の印象(漢字と他の文字の組み合わせ方)など、同じところのように思われます。

広告チラシの制作に当たった会社が同一で、似たものになったのかもしれません。
あるいは、塾そのものの考え方によるものかも。

部外者には裏の事情は全くわかりませんので、これから書くことは私の憶測です。


ただ一つこれは確実だといえることは、世間一般の左利きに対する「違和感」や「マイナス」イメージが、確実に払拭されてきた、ということでしょう。

その結果、プロのモデルさんであれ、塾生であれ、左利きの子供を広告に使うことが全く自然なこととなっている、ということでしょう。

昨年も書きましたように、

「世の中には、右手で字を書く人もいれば、左手で字を書く人もいるのです。」
「そんなこと当たり前じゃないか!」
と、そう言える時代になったのです。


少なくとも、私がその昔に経験したようなこと―「左利きは字が書けない」「左利きは頭がおかしい」といった暴言に見られるような、左利きを完全に否定するイメージを持つ人が、世間の主流ではなくなった、ということです。

今の世では、逆に(昔から一部では言われていたことですが)「左利きは天才」であるとか、左利きは個性的な「右脳派」の「芸術家」タイプであるとか、「左利きはカッコイイ」とする、左利きを持ち上げるような見方も生まれています。

私にいわせれば、どちらもいい加減なものの見方にすぎません。
一面だけを取り上げたもので、本質を理解した発想ではないと思われます。

左利きには、典型的な右利きの人に比べると、様々な点で一様でない部分があるようですが、所詮は一人の人間にすぎず、表面に現れる性質に相違があるだけです。
(内面においても異なる部分があるのかもしれませんが、それはまだ未確定の要素で、現実の問題としてどうこう言うことは避けるべきでしょう。あくまでも、科学上の仮説にとどめるべきです。)

もちろん、それが多様性を受け入れられなかった時代においては、見過ごせない大きな問題であったのは事実でしょうけれど…。


左利きがいいとか悪いとか、右利きが便利で得だとか、そういう見方は、大人の勝手な思い込みにすぎません。

大人が勝手に左利きだなんだと子供にラベルを貼って、自分たちの考えで決め付けてしまうことのほうが重大な問題なのです。

本人にとって、どういう対応が自分らしく主体性を発揮できることなのかどうか、ということが大切なのです。


まあ、とにかく、こういう形で左利きを目にする機会が増えることは、社会全体で左利きについて広く考えてもらいたいと願う、私にとってはうれしいことだといえるでしょう。

なぜなら、左利きの存在が必要以上に特別なものでもなく、かといって、その存在を無視することができないものでもある、ということを明らかにしてくれるわけだからです。


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2008.08.19

左利きプチ・アンケート第55回書字は右手左手どちらですか?

今回もいつも同様遅れていますが、わがホームページ『左利きを考える レフティやすおの左組通信』恒例<左利きプチ・アンケート>のお知らせです。

 ・・・

<左利きプチ・アンケート>第55回 書字は右手左手どちらですか?

昨今は、左手で字を書く人を見ることも増えています。

左利きかどうかを見る指標として、「左手で字を書く」という項目を挙げる人も少なくありません。

左利きの子供は左手を使えばよい、という考え方が浸透し、左利きの子供に右手を使わせようとする親・大人は少なくなってきました。

それにつれて、左手で文字を書く人も増えてきたようです。

とはいえ左利きであっても、右手で文字を書く人もいます。

かつて右手使いが正しい作法であり、左手を使うことは誤ったこととして、これを右手に正す(直す)という意味で、左利きを右利きに「矯正」する(直す)、と呼ぶ行為がなされていました。

その結果、書字や箸遣いを右手で行うように指導された人も少なくありませんでした。

幸いこれは、昔の出来事となりつつあります。
(今では左利きは生来の一つの個性とされ、「正さねば/直さねばならない悪いこと」とは考えられてはいません。ですから、左利きにおいて「矯正」や「直す」といった表現は、不当な改めるべき表現であり、使用すべきではありません。)

しかし、今でも「字だけは右手で」と考える人も少なくありません。

ただし、「右手を使うのが正しいことだから、左手を使わせないで右手を」、という(右手遣いを正しい作法と考える)「矯正」思想のもとでの指導ではなくなりつつあります。

今では、単に「左手では不便だろう」という、不便を回避させたい「親心」による発想となっています。

書字に限って言いますと、「左手では字は書けない」と思い込んでいる人、「字は右手で書くようにできている、特に日本の文字は」、と信じて疑わない人もいます。

また、「左手で字を書くのは難しい、ほかのことはともかくこと文字に関しては右手で書くほうがきれいに書ける」と発言する人もいます。

というわけで、幼いころに右手で字を書くように指導を受けた人も少なからずいます。

また、「右脳の活性化のために」、あるいは、左利きはスポーツなどで有利であると考え、「左利きになるために」、といった理由から、普段の生活から左手を使うように心掛けている人もいます。

あなたは「自然のままに」―元々右手なり左手なりで書いていたのであり、変化はない―、あるいは「訓練して」―強制的に指導を受けるなり、自分自身で練習を続けたりした結果、右手から左手・左手から右手へと変えた―、今の状態になったのでしょうか。

以下の選択肢の中から、
もっともふさわしいものを一つ選んでください。

*投票者の利き手別で選択肢を用意しています。ご自身でご自分の利き手を右もしくは左と、どちらか判断した上で投票してください。

*一言言わせて、という方は投票後に表示されます一番下の「ご意見ボード」をご利用ください。
貴方のご意見ご感想をお聞かせください。

1(右利きの投票者)自然のままに右手
2( 〃 )訓練して右手
3( 〃 )自然のままに左手
4( 〃 )訓練して左手
5(左利きの投票者)自然のままに右手
6( 〃 )訓練して右手
7( 〃 )自然のままに左手
8( 〃 )訓練して左手

 ※ お手数をおかけしますが、投票は『レフティやすおの左組通信』表紙<左利きプチ・アンケート>

 *このアンケートは、08.7.27-8.23まで4週間(予定)に渡って『左組通信』表紙で実施されます。
(8.24以降は、「<左利きプチ・アンケート>第55回書字は右手左手どちらですか?」のページで。)

 ※ メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第143号(No.143) 2008/7/26「<左利きプチ・アンケート>第55回」からも投票できます。(今回もメルマガからの先行投票を実施しました。)

 ※ 現在の結果を見るのは、こちら

 ※ 関連<左利きプチ・アンケート>:
第3回 04.4.25 左利きの子に右手使いを試みるべきか否か
第5回 04.6.20 左利き?と思うのはどんな仕草ですか
第7回 04.8.15 左利きでも字は右手で書くべきか?
第11回 04.12.5「利き手(左利き)の矯正」という言葉をどう思いますか
第12回 05.1.2 左利きの人は器用だと思いますか
第29回 06.6.4 左手での毛筆(習字/書道)は是か非か?
第32回 06.8.27 非利き手使い指導を受けたことがありますか
第40回 07.4.29 スポーツで左利きは有利だと思いますか
第43回 07.7.29 タレントさんの左手使いは気になりますか

  その他の<左利きプチアンケート>:目次

*『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
「矯正」という言葉の不使用のお願いアピールについてのアンケート

※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。

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2008.07.30

『女性自身』2008年8月12日号で左利き記事

光文社発行の女性週刊誌『女性自身』2008年8月12日号 (7月29日発売)2363号で、

 「女性で左利き」という生き方-8月13日は「左利きの日」!
  ~意外に知られていない「専用グッズ」から、「素朴な疑問」まで~

(表紙惹句■伊達公子 木村カエラ 「女で左利き」という“才能”→内容とは無関係、なぜ?)

という左利き記事が出ました。

来る8月13日の国際版の「左利きの日」にちなむ左利き関連記事というわけです。

この企画の仕掛けには、左利き仲間の神奈川県の左利きグッズ常設展示販売店「菊屋浦上商事・浦上裕生(ひろお)」さんが絡んでおり、
(グッズの問合せ先の一つに名前が挙がっています。ついでに書いておきますと、もう一軒はカタログ販売のフェリシモ・左ききカタログさん。)

わが左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』も話題に上るかも、という淡~い期待があったのですが、残念ながら、今回は夢のまた夢ということで…。


内容そのものは、

冒頭、坂野登教授(あの『かくれた左利きと右脳』など指組み・腕組み・利き脳の研究の先生)の、左利き度の測定法を紹介して始まります。
(いわゆる「利き手テスト」のミニ版―5項目に渡ってその実際に使う手を確認し、点数化する。)

二ページ目は、
1.左手・左利き用品の紹介

―写真入りで、左右どちらも使える定規・ピーラー・トランプ・電卓、左手専用の急須・レードル・うどんおたま・出刃庖丁・缶切り・ハサミ・彫刻刀・マウス・カッターナイフ・書道教本。

三ページ目は、
2.左利き筆法の紹介

―テレビ「世界一受けたい授業」や国際的なパフォーマンスでも有名な書道家・武田双雲氏による左手書道の実践。その方法と説明。

武田双雲先生も元々左利きです。実際に左手で持つこともあると著書『書愉道 双雲流自由書入門』にもありました。
左手でも「この筆法ならばスムーズに書けるのではないでしょうか。なによりも書いていて面白いのがスゴイです」という感想です。

基本的には、右手でうまく書ける人は左手でもうまく書けるものです。
森大衛先生の左手の書もそうでした。

多少の左手の素養と、書道家としての眼と腕(たとえ右手・右腕のものであっても)があれば、右手左手の違いは問題ないということでしょう。

四ページから五ページ目は、
3.「不便とか言うとキリがない“左利き”女性座談会」

30代お二人(カメラマンとイラストレーター)と60代(ドレスのパタンナー)の女性三人
世代間による生育環境の違い(偏見など)といったものはありますが、不便は不便、反面左手用の道具が色々出てきて便利にはなっているといった様子です。

少数派に付き物の苦労はあるが、利点を見つけて楽しく生活を、という言葉は、印象に残りました。

五ページ目の残り半分では、
4.職業と左利き

―左利き度「0」のソムリエ氏、左利き度「8」の料理研究家がそれぞれの仕事上での左利きについて語っています。
職業特有の技術が必要という点では、右利き左利きはあまり関係ないといった感じがしました。

六ページ目は、
5.もし子供が左利きだったら…などの疑問への回答

神経内科の米山公啓先生、冒頭の利き手度の測定を紹介した坂野教授のご両人の科学的な回答
そして悩み相談に対しては、このお二人と武田先生のお話。

「将来を悲観するのは親のエゴ」いずれは自分で決められるようになる、という結び。

以上、6ページながらなかなかの読みでがありました。


色々いいたい気持ちはもちろんあります。
もっとこうして欲しかった、この辺を突っ込んで欲しかったなど、言えばキリがありません。

しかし、最後の記者さんによる「将来を悲観するのは親のエゴ」の言葉が、特に心に残りました

これはこれで、よかったのでは、という気がします。


このように、左利き仲間があちこちで活動し始めています。
左利きの輪が確実に広がっています。

私の目指す「右利きだけでなく左利きにも優しい左右共存共生の社会の実現」は確実に近づいている、と思います。
これからも応援をよろしく!

この週末発行のメルマガ『週刊ヒッキイ』でも、この記事について報告しておきます。

発行部数300超の、日本で唯一の“現役”左利きメルマガです。
ぜひ、この機会に、こちらのメルマガもよろしくお願い致します。


※ 参照:
・『女性自身』2008年8月12日号 (7月29日発売)2363号
「女性で左利き」という生き方-8月13日は「左利きの日」!

<武田双雲と左手書字>関連記事:
・『お茶でっせ』2007.10.25
左ききでは書道は無理ですか?:武田双雲『書愉道 双雲流自由書入門』から
・『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第51号(No.51) 2006/10/14「左手で字を書くために(7)」
第31号(No.31)2006/5/27「字は右手で書くものか?(5)」
・『左組通信』
左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―

・『お茶でっせ』2008.02.21
書道家・森大衛、左手で手本を書く

・『レフティやすおの本屋』
左利きの本棚/研究書2
1.『ヒトはなぜ指を組むのか 脳とこころのメカニズム』坂野登/著 青木書店
2.『かくれた左利きと右脳』坂野登/著 青木書店

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2008.04.30

小学生漢字王選手権で左手書字の小学生が優勝

ちょっと遅くなりましたが、書いておきます。

4月24日放送の『TVチャンピオン2』(テレビ東京系)の「小学生漢字王選手権」で、左手書字の小学生がチャンピオンに輝きました。

最後のほうを少し見ただけなのですが、
CHANPION STAGE「漢字五目並べ」で、マジック(フェルト・ペン)を使って漢字を書くところを見ていました。

書かれた文字は右手書きの子と比べても、遜色なく、整った読みやすい漢字を書いていました。

やはりこれは手習い目習いの成果で、普段からよく文字を見て、しっかり書いている証拠ではないか、と感心しました。

世間には今でも、「左手では日本の文字、特に漢字は書けない、字は右手で書くべきだ」という人がいます。
一般の素人だけでなく、書や習字の専門家といわれる人にも見られます。

しかし、この少年の例を見てもわかりますが、それはまちがいであり、誤った認識だと断言できます。
左手では字が書けない云々というのは、明らかに偏見です。

確かに左手書きの場合、筆記具によっては書きにくさがある、というのは事実です。

例えば、毛筆などはその最たるものかもしれません。
あるいは一部のボールペンや万年筆等のようなものでも。

しかしこれも、用具選びと筆法の工夫で解決できることです。

右手で書くか左手で書くかということよりも、大事なことは、どれだけ注意力を持って字を書くかという点でしょう。

いい加減に書く態度が常態化してしまえば、一旦そういう癖を身につけてしまえば、右手で書こうと左手で書こうと、真っ当な文字は書けません。
また、どんなに偉い先生について習おうと、なかなか直るものではありません。

基本に沿って、使いやすい手で気を入れて心を集中して習うのが一番でしょう。

そして、気を入れるには、利き手で書くべきです。

なぜなら利き手は心につながっているからです。
利き手は心が表に現れる窓口だからです。

そう私は信じています。

*2008.4.30追記* 左手書字について―
・『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
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「左手書字の研究―実技編」(2008年より第三土曜日発行分に掲載)

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2008.04.10

学習塾のチラシに見る左手書字の子供

Jukutirasilhw
(一月以上前の話題で恐縮です。)

画像は、3月に入っていたある学習塾の新聞の折込広告チラシにあった、左手で字を書く子供の写真です。

紙面は右側に中学受験生向け、左側に高校受験生向けと二分割されています。

その右側にこの女児の左手書字の写真、左側には右手書字の男子中学生の写真をシンメトリーに配置してありました。

デザイン的なものかどうかはわかりません。

しかし、とにもかくにも、このように左手書字する姿が、ごく自然に、ごく平凡に、ごく普通のことのように、目にふれる時代になりました。

「世の中には、右手で字を書く人もいれば、左手で字を書く人もいるのです。」
「そんなこと当たり前じゃないか!」
と、そう言える時代になったのです。

これは、左利きについて十数年考えて続けて来たものにとっては、何かしら感慨深いものがあります。

記録として残しておきたいと思いました。

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2008.03.03

左手書字するドナルドは左利き?

Mcd
近所のマクドナルドのお店が、スーパーの移転に伴い閉店になるそうです。
そのあいさつのチラシの絵で、ドナルドが左手で"See you"と書いています

ドナルドって左利きだったんでしょうか。


ネットを見ると同じように、
ドナルドのこの手の閉店ポスターを取り上げている方がいらっしゃいます。
「ドナルドって左利きだったんだ」という発言もありますね。


でもデザイン的に考えると、
ドナルドが右手で書いていると字に身体がかぶさって見えなくなる、ということも考えられます。

そこで、左手で書かせているのかも…。

正式に「左利き」と認定するには、もう少し証拠が欲しいところです。

まあ、少なくとも「字は左手で書く人」=「字は左利き」、ということは言えそうです。

 ・・・

ついでに、左手書字を研究するものとして、左手で字を書く場合の注意点を、一つ。

(筆順どおり左から右へと)横画を書くときは、どうしても右にゆくほど下がってしまう、右下がり(\)になりがちです。

これでは漢字の横画としては、見栄えが悪いものになります。


そこで、心持ち右上がりの線(/)になるように、意識的に右上に持ってゆくように心掛けで書いてみましょう

紙に書く場合は、紙を斜め右に傾けて置いてもよいでしょう。

この点を心掛けるだけで、左手での書字も見違えるように変ります。

*『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―

*メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」
第三土曜日発行分にて「左手書字の研究―実技編」連載開始!
第120号(No.120) 2008/2/16「左手書字の研究―実技編(1)はじめに」


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2008.02.21

書道家・森大衛、左手で手本を書く

以前、フジテレビ系『笑っていいとも』に「達筆王」という書道のコーナーがありました。そこで指導を担当されていた書道家・森大衛先生のブログ『森大衛の一筆入魂 "書道神経を磨け"』に、左手で書いた手本の写真を載せておられます。

2月2日携帯メールは左利きと、2月14日鶯


いつも教えておられる子供たちの教室で、せがまれて

「面白い雰囲気になるように左手で書いてやるよ」
と書かれたものだそうです。

「最終画が弱いのが左手らしいところ」とのこと。

しかし、「先生ありえん!」と叫ばれたそうですが、ホントにそうです。


写真を見て左手の字とわかる人はどれぐらいいらっしゃるでしょうか。

毛筆ではありませんが、左手書字歴50年近い私にも、全くわかりません。

やはり書の眼と腕(右手でも)をお持ちだから、訓練なしでもある程度は書けるのでしょう。

ご本人は、「これは左手で携帯メールを打つことによる効果でしょうか?」とご謙遜されていますが。

(ちなみに「書もパソコンも右利きの森大衛です。.../でも、なぜか携帯メールは左利きです。/電話も左耳でなければ内容が頭に入りません。」とあります。左耳云々は、私も同じです! ひょっとして、左利きの要素が少しはおありかもしれません!?)


こういう左手の書をもっと公開していただけると、左利きの私にとってはうれしいことです。


左手で毛筆は書けない、字は右手で書くもの、左利きでも字は右手で、という書道の先生や書き方指導の先生も大勢いらっしゃいます。

しかしそうではない、と私は考えています。

字こそ利き手で書くべきものだ、と考えています。

左利きを考えるメルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」で、今月から月一連載で、「左手書字の研究・実践編」を始めました。

そこ(第120号(No.120) 2008/2/16「左手書字の研究―実技編(1)はじめに」)で少し書いています。
興味をお持ちになられた方は、そちらをぜひご覧ください。
(最新号はこちら)


今回改めて、自分の考えが正しかったと確信しました。

「書道は左手では書けない、字は右手で書くもの」は、ウソです。

毛筆であれ硬筆であれ、字を書くのは、眼と腕―目習いと手習いです。

 字の特質をつかむ眼を持つ(目習い)
 それを再現する腕を磨く(手習い)

その再現する技術に、右手と少し異なる部分があるだけのこと。
それをどう身につけるかがポイントでしょう。


森大衛先生、これからも左手の書を書き続けてください。
ブログで私たちに見せてください。

そして、できれば、左手での書のコツのようなものがございましたら、ぜひ教えてください。
よろしくお願い致します!


* レフティやすおの左組通信
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
「左手で字を書くために(その2)実技編―レフティやすおの左利き私論4―」

---
※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。

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2007.10.25

左ききでは書道は無理ですか?:武田双雲『書愉道 双雲流自由書入門』から

左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
第31号(No.31) 2006/5/27「<字は右手で書くもの>を検証する《3》脳の働きと漢字」
 左手で字を書く・実践編 4:毛筆編―書家から見た左手書き
第51号(No.51) 2006/10/14「左手で字を書くために(7)」
 左手で字を書くために(7)左手書きの研究<1>/書(道)家の意見

で紹介しました書道家・武田双雲氏の左手書字に関する追加情報です。


武田双雲/著『書愉道 双雲流自由書入門』池田書店 2005年5月30日発行
 ここが知りたい! 双雲流「書道Q&A」119p

テレビで両手を使って大きな書を書いている双雲さんを見た人からの質問です。

Q5 ... ふだんも両手で書くんですか? また左ききでは書道は無理ですか?
双雲氏は「両手を使うのは舞台の上だけ」ですが、「もともと左利きなのでどちらも使えます」という。
「臨書や普通の作品を書くときは右手ですが、創作のときは左手で書くこともありますね。」

左利きでの書道については、

左ではだめなの? とよく左利きの人から質問されますが、実際に左利きの書道家もいますから、全然無理なことではないですよ。僕自身は小さい頃に母親から直されて、字を書くのだけは右手なんです。無理に矯正する必要はないし、練習して両手で書けるようになったら楽しいのではないでしょうか。ただ道具や指導書もすべて右利きが前提なので、その辺の苦労はあると思います。
という答えです。

<追記:2007.10.26>
双雲氏は、3歳で書道家である母、武田双葉に師事し、書の道に入ったという経歴の持ち主です。
弟さんも武田双龍という書道家です。


ちなみに、メルマガ『左利きで生きるには 週間ヒッキイ』
第31号で、紹介したご意見は、以下のようなものです。

●武田双雲氏の意見:

まったく気にする必要はありません。左利きの方は左手で書いていいんです。片岡鶴太郎さんは右利きなのに左手で書いています。右手で練習することも楽しめれば、なおよいでしょう。
ホットインタビューズ INDEX [vol.08]書道家:武田双雲氏
『感動を与え続ける若き書の魔術師 書道家・武田双雲 筆と墨で世界平和を目指したい!』


また、武田双雲氏の公式ブログ『書の力』に、興味深い記事がありました。

2006-10-14 たくさんの苦難を乗り越えた花

「書道の先生も長年やって」いた、事故で半身不随となったという83歳の尼さん、月心寺の村瀬明道さんの話題です。

「事故後は、教えることはなくなりましたが、左手でスラスラと書」かれるそうです。

僕は左利きなので作品のいくつかは左手で書いているということもあって
妙な親近感が生まれました。
「明道さんが僕にプレゼントとしてその場で書いてくれた」という書の画像も紹介されています。

いわゆるお習字的な書ではないので、左手書きのお手本とはいえませんが、一度ご覧になってください。
特に、「字は右手で書くものだ」といった固定観念にとらわれている方は、是非。

(私に言わせれば、当たり前のことなのですが、)毛筆であれ硬筆であれ、字は左手で書いてもよいのです。

*参照:『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―

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2007.07.26

左手書字用お手本使用のネット書写塾

いつも自分のサイトのアクセス解析のついでに、左利きに関するネット検索を行っています。

すると、こんな情報が出てきました。


左利きにおける左手書字(左手筆記/左手書き)について、

『インターネット書写塾』というサイトの
「小学生向けコース」に、以下のような告知が出ていました。

左手で書いてもお手本がかくれない『手本右版』ができました
 

ネット検索で見ただけですので、詳しい内容はわかりません。

しかし、こういう「左手書字に配慮した書写塾がある」という事実は、「左利きは左手を使えばよい」という、私のような立場の人間にとって、非常にうれしいことです。


当たり前じゃないか、といわれれば、その通りです。

しかし、その当たり前が、当たり前として認知されるとは限らないのが、左利きの現状でもあります。


「きれいな字を書きたいなら右手で」という考え方の書写・書道教室が、まだまだ幅を利かしている中で、こういう書写塾が現れたということは、特筆に価することだと思います。


何事も、積極的に取り組んでみなければ―果敢に挑戦してみなければ、決して解決法は見つかりません。

「左手でもきれいな字が書ける方法」も、実際に書いてみなければ見つかりません

これからも「左手書字の正しい方法」を、右利き左利きを問わず、みんなでいっしょに模索してゆきましょう。



アルファベットの書き方に関して、左手書字に配慮したものを工夫しているサイトとしては、以下の岡邦雄氏のものがあります。

ペンマンシップ練習帳:右手書き/左手書き

「中学や小学校で、英語を学び始めるころの手書き文字練習用」としての印刷して使用するお手本です。


左手書字(左手筆記/左手書き)のための研究ページ
『レフティやすおの左組通信』
左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―

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2007.03.20

ミニチュア・ハイ・マッキーは左利き用!?

Zebramhimckee
何かおもしろいものはないか、と文具店をのぞいていて見つけました。

「ZEBRAゼブラ・ミニチュア・ハイ・マッキー・ストラップ・ボールペン」

正体は、太細両用のマーカー、ZEBRAの「ハイ・マッキー」を模した、ミニチュア版のケータイ等につけられるストラップ仕様のミニ・ボールペンです。

「ちっちゃくても書けちゃう!」という、油性ボールペン(黒インキ、ボール径0.7mm)。

細書き用の側がボールペンになっていますので、「ゼブラ・ハイ・マッキー」のロゴが左手に持っても逆立ちしません。
左手書き(書字/筆記)・左利きの人には、心地よい仕様になっています。

普通のものは、たいてい右手に持つとき横書きのロゴや絵柄が正立して見えるようになっています。
そのため、左手書き・左利きの人は、いつもちょっと淋しい、悲しい思いをしているものです。

考えてみれば、太細両用の「ゼブラ・ハイ・マッキー」は、右手書き(書字/筆記)・右利きの人が細書き用を使うときは、ロゴが逆立ちしていたわけですね。

細書きの場合は、左手書き(書字/筆記)の人に、優しかった、といえそうです。
これは新しい発見です。

さて、このボールペン、青・緑・赤・黄など色々ありました。
私は、一番目立ちそうな「赤」を買ってみました。

結構楽しいものです。

お店の人曰く、わざわざ探して遠くから買いに来る人もあるとか。
ひょっとしたら左利きの人だったかもしれませんね。

---
ちなみに、その他の私の持っている左手に持ったときに、ロゴ・絵柄が正立する筆記具を紹介しておきます。(画像、詳細等は下のサイトで ↓)

左利きphoto gallery〈HPG6〉左手/左利き用文房具(筆記具・定規・その他)―『左組通信』内

トンボ Field Worker ボールペン
 かなり昔に買ったものです。その後、ロゴの向きが変更になった? 今は見かけません。
コクヨ <コロレー>シリーズ シャープペンシル
 ボールペンもあると、コクヨのサイトには出ていました。

以下は、左手用です。
Stabilo 's Move easy スタビロ・スムーブ・イージー・左手用
 左手用のボールペン。指位置指定の凹みがついていて、持ち方の練習になります。
―2005.12.02「お茶でっせ」記事お茶でっせ版新生活版
LHI フェルト・ペン
 これも、昔に買ったもの。アメリカ、レフトハンダーズ・インターナショナル(LHI)より購入。
LHI 鉛筆
 上に同じ。 
ALH 鉛筆
 これも昔の買ったもの。イギリスの左利き用品専門店Anything Left-Hannded(ALH)より購入。
 ALHのスローガン入り(LEFTHANDERS DO IT RIGHT)。

他に、私の知っているもの―
クツワ かきかた鉛筆・左手用
 左手用プニュグリップ(書き方補助具/練習具)とセットになっている。
―2006.02.06「お茶でっせ」記事お茶でっせ版新生活版

※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。

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2007.03.16

左利き用メモ台付折り畳み式パイプ椅子

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』の第14号(No.14) 2006/1/1「お正月臨時増刊号/かなちゃんのひだりて」 に掲載した、左利きの少女のお話にこんなくだりがあります。

... そのいすが変わっていた。いすから前のほうにパイプが出ていて、その先に、板がついている。それはノートをのせるのにちょうどいい広さで、立てたり平らにすることができる。これが右がわだけについている。... するとふと、かなは左手で字を書くじぶんは、この右がわだけのつくえで字が書けるのだろうかと思い、...
  宮川集造/作「かなちゃんのひだりて」より (原題「右手ひだりて」/宮川集造氏のホームページ「パオしゅう 宮ちゃん文庫」内の「作品」に収められている一編で、氏のご好意により『週間ヒッキイ』臨時増刊号に改題の上、転載しました。)


私が高校生時代、実習の授業の際に初めて「メモ台付折り畳み式パイプ椅子」(正式にはなんと呼ぶのでしょうか?)というものを知りました。

それは、一応右から左まで椅子と同じ幅の台がついたものでしたが、右側には肘を乗せるのに都合のよいような、ちょうど舞台の花道のようなアームが伸びていました。さらに台の手前の方も斜辺になっていて左に行くほど奥行きが狭くなっていました。

そのため、左手で字を書く私には、腕を宙に浮かせたような感じで書かねばならず、使いにくいと感じました。

アメリカの大学などでは、このようなメモ台付椅子でも、右利き用だけでなく左手書字者用を一定の割合で用意しなければならない決まりになっている、と聞いたことがあります。

残念ながら日本にはこのような椅子自体がなさそうで、私が使ったようなもので我慢しなければならないのか、と思っていました。

ところが今年の初めに、これの左利き用版を左利きグッズの専門店でもある、神奈川県の菊屋浦上商事さんが某大学からの注文で納品した、という朗報を耳にしました。

さっそく浦上裕生氏にお話をうかがいました。

企業秘密等さまざまな制約がある中でお聞きした事実を紹介しましょう。


●【左利き用のメモ台付チェア】情報提供:
ユニバーサルデザイン文房具・左利き専用グッズ・オフィス文具の専門店:
きくやねっと
・菊屋浦上商事 神奈川県相模原店 TEL 042(754)9211

Lhchair

※画像は、菊屋さん提供のものに、比較のために右利き用を合成しました。

▼まず価格ですが、予想通りといいますかやはり受注生産で、その分右利き用と比べると割高になるようです。
「30%ぐらい高い」とのこと。

▼注文は?
「学校からの問い合わせはありますが、注文は無い」

学生さんからの要望があれば、動く、ということのようです。

昨今の大学は、少子化の影響で学生の声には敏感なようですので、ぜひ、学生諸氏が自らの勉学の環境の改善に立ち上がって欲しいものです。
実際に学生さんの間では導入を望む声が多いようです。

▼注文から納品までの時間は?
「約1ヶ月です」

学校としては、予算の都合などで要望即発注とはならないようです。

しかし、こういう製品が存在するということは、大きな前進です。
そして、大学だけでなく、一般にもこういう備品を用意する必要のある施設がたくさんあります。
広く普及して欲しいものです。

普及には、やはり多くの人の声―要望がなければ、動きません。

私たちも、積極的に声を届けてゆきましょう。

※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。

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2006.12.19

左手で字を書くために―左利き私論4―のページ

左利きを考えるホームページ『レフティやすおの左組通信』の新しいページの紹介です。

「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論 4―」

ページの冒頭にも書いていますように、左手で字を書く人のために、左手で字を書く方法について、メルマガで一年近くに渡って考察した文章を転載しただけのものです。

現在も連載中ですが、来月の記事(まとめ・実践編)で第一期の考察を終えることになります。

そこで、メルマガに埋もれたままではもったいないかなということで、改めてまとめて読めるようにこのページを作ってみました。

今のところ、ほとんどメルマガの記事を転載しただけなので、読みづらい部分もあるかもしれません。そのうち少しずつ飾り付けを施すなり、リンクを貼り直すなど手を入れてゆく予定です。


左手書字に関しましてはこの中で様々な角度から具体的に私の意見を述べていますので、改めてここで述べることは差し控えます。


ただ一言付け加えれば、私の調べた範囲では、左手書字に関してくわしく研究し解説を施した資料の類はほとんどありませんでした。

たとえば、筆記具は何が適しているか、どのような持ち方がよいか、どのような書き方がふさわしいかとか、実際に左利きの人はどのような筆記具を使い、どのような持ち方でどのような書き方をしているのか、といったことなどです。

このシリーズ記事の中で個別にふれたサイトなどで幾ばくかの考察がなされているぐらいではないかと思われます。

大学や研究機関など専門の学術関係の資料まで調査の手を広げてはいませんので、そちらでは、何かもっと充実した資料があるのかもしれません。
(ただ私のような一般のものが気軽に探し出せる範囲ではこれというものを見つけ出せませんでした。)

海外のサイトには、かなり詳細な左手書きに関する考察がなされていると思しきものが見つかります。
(私の語学力では実際のところは判定できかねますが。)

将来生まれてくるであろう左利きの子供たちのためにも、日本でももっと専門的に研究する人が出てきて欲しいものです。

なにはともあれ私のこのページが、左手書字について関心のある方にとって、なにかの参考になれば、幸いです。

では、詳細は以下のホームページ ↓ でご覧ください。

 ・・・

左利き(左きき)の人、および左手を使う人のための左手で字を書く(左手書字・左手筆記・左手書き・LEFTHAND WRITING)方法を考えるページです。

メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』に掲載中の「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ」その13,14を転載したものです。

字は右手で書くものか? <字は右手で書くもの>を検証する
 (左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ―その13―)
左手で字を書く・実践編
左手で字を書くために(左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ―その14―)

----------

※参照:『レフティやすおの左組通信』より
左手・左利き用筆記具など文具のページ
左利きphoto gallery〈HPG6〉左手/左利き用文房具(筆記具・定規・その他)

他の<私論>のページ:
「レフティやすおの左利き私論」
<はじめに> 現状について[左利きを考える]
<私論1>左利き宣言
左利きのやっちゃんです 私の望み 左利き宣言
<私論2>右手使いへの変更(矯正)について
(かつては「左利きの矯正」と呼ばれた)右手使いを試みる行為について/「(左利きの)矯正」を死語にしよう/再び「(左利きの)矯正」を死語にしよう―生きた言葉として使わないようにしよう
<私論3> 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ
その1・左利きは自然のままで 
その2・左利きで困るのは…
その3・社会のあり方を変えてゆこう
その4・幼児期には利き手の確立を
その5・子供の良き味方、心の支えになろう
その6・左利きの子にやさしい環境を整えよう

メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」:
『左組通信』内のページ
まぐまぐのページ

※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。

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2006.08.12

100円ショップの左右両用定規

100yenjougi30cm
ひょんなことから立ち寄った(ダイソーではない)百円ショップで、何かおもしろそうなものはないか、とうろうろしていましたところ、定規を見つけました。

左右両側に背中合わせに目盛りがついた、左右両用「アルミ定規30cm」

他に、15cm、20cm、40cmがあり、計4種類ありました。

以前から、こういうものなら百円ショップでもできるんじゃないか、と思っていました。
目盛りだけもことですから。

アルミ製なので、強度的には若干の不安がありますが、溝を掘って強化していたり、ひも状のゴムを二本底部にはめて、ずれ防止が施されていたり、予想以上にがんばっています。

ちなみに、MADE IN KOREA、発売元は、ポケット(兵庫県三田市)です。

*
定規に右左があるということに気付かない人も少なくないようです。

定規の用途には大きく分けて二通りあります。

1・線を引くため
 右手にペンを持って一定の長さの線を引くとき、目盛りに合わせて左から右へ(→)一定量の長さだけ引いてゆきます。
 左手ですと、その逆で、右から左へ(←)引くと便利です。ところがそれでは、目盛りが逆で、引き算が必要になります。
 通常の定規(ものさし)では、目盛りは、左から右へ(1・2・3… →)とふられています。
 これに対して、左手・左利き用の定規では、右から左へ(← …3・2・1)と振られています。

2・長さを測るため
 右利きの人は一般にものを測るとき、定規を右手に持ちます。右手で定規を扱うときは、定規の右端を持って、定規の左端を測るものの左端に合わせ、目盛りを読みます。
 左手で扱う場合は、その逆で、左端を持って右端を合わせます。通常の定規は目盛りが左からなので、数字を逆算します。

どちらの場合も、通常の定規を左手で用いるときは、目盛りが逆で見たままで使うことはできません
そこで、左手用の登場となります。左手用は、右利きの人が右手用を使う要領で、左利きの人が使えるように作られています。

しかし、これは左手を有効に使い、作業効率を上げる人にも、便利なグッズになります。
右手に筆記具を持ったまま、左手で長さを測れます。

*
さて、定規には左右(あるいは上下?)両辺があるので、これをうまく利用すれば、それぞれの目盛りを配した定規が作れます。左右両用の定規になります。

それがまさしくこの定規です。

そして、この左右両用定規は、左右の利き手に関わらず誰でもが利用でき、かつ先ほども申しましたように、非利き手を有効に使い、作業効率を上げたい人にも、便利なグッズになります。
誠にけっこうな製品です。


※ 左手・左利き用定規関連記事:
・2005.10.18 クツワSTAD左手用・左利き用文具 お茶でっせ版新生活版
・2005.09.12 左手・左利き用定規(ものさし/物差し)のこと お茶でっせ版新生活版
・2005.03.12 左利き右利き両用ぐるりっとGururittアクリル定規15cm お茶でっせ版新生活版
※『左組通信』「左利きphoto gallery〈HPG6〉左手/左利き用文房具(筆記具・定規・その他)」

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2006.07.30

左手書字の街角ポスター

Posterhidariteshoji
偶然、街角で見かけたポスターです。
学習塾の勧誘とでもいうのでしょうか。
ビルの一階に貼ってあったものです。

この人物は、生徒か先生かどちらでしょう。
この塾の先生が左利きの方なのでしょうか。それでこういう絵になったのでしょうか。
聞いて見なければわかりません。

何はともあれ、こういうふうに左手書き(左手書字)の実態が、広く世間に拡がってゆくのはいい傾向だ、と思っています。

まずは、見慣れるということが大事です。
人は見慣れたものには親しみを感じます。
そうすれば、左利きに違和感を持つこともなくなるでしょう。

昨今、左手を使うことをタブーのように感じる人が少なくなってきています。
当たり前といえば、当たり前のことなのですが、それが本当に当たり前になるのは、とてもとても長い時間のかかることなのです。

幾世代も幾十世代も、いや幾百世代にも渡って歴史を積み重ねていかないと、事実とはならないのです。

最近は、特にそういう気持ちになっています。
自分がそれだけ年を取ったのかもしれません。
時の重さとか、歴史というものを感じる年に。

しかし、それにつけても遅々として動かないものがあるということに…。

それでも、動かしてみたい、と思います。

左利きの人が、ごく自然に左手・左側を使って生活していても、何も言われないような社会に。
右利きの人が、右手・右側を使って生活していても何もいわれないのと、同じような社会に。

*
残念なことですが、まだまだ左手使いにダメを出す人たちがいます。
先日もあるマナー本の中で、左手箸を直すべき箸の持ち方、としているのを見ました。
非常に残念です。
この著者を気の毒な方だと思いました。「その為す所を知らざればなり」です。
またそれは、別稿で。

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2006.07.27

左手用ロゴのペン:コクヨ<コロレー>シリーズ

Kokuyocoloreelogo
すでにホームページや、メルマガでも紹介済みなのですが、こちらでもふれておきます。

*ホームページ『レフティやすおの左組通信』
「左利きphoto gallery〈HPG6〉左手/左利き用文房具(筆記具・定規・その他)」
*メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii (レフティやすおの左組通信 メールマガジン) 』
第39号(No.39) 2006/7/15「私にとっての左利き活動」◎左手・左利き用品ニュース◎欄

「コクヨ <コロレー>シリーズ ボールペン/シャープペンシル」です。

今回ご紹介するのは、単純に左手で持ったときのファッション性とでもいいましょうか、心にアピールするペンです。

左手書き(左利き)でもロゴが逆立ちしない、左手対応ロゴのキュートなカラー(5色)のボールペンとシャープペンシルです。

左手用のロゴのペンというのは、非常に希少です。
先のホームページの中で、トンボ鉛筆の「Field Worker」というボールペンを紹介しています。
左利き専門店系の製品をのぞくと、私が知る限りでは、それが唯一のものでした。

 コクヨ <コロレー>シリーズ 「気持ちにやさしい癒しの色。」
ユゥヌ ベル オンド コロレー とはフランス語で「美しく色塗られた波」という意味です。
それぞれ各5色(ブルー、グリーン、ピンク、ヴァイオレット、イエロー)

シャープペンシル
F-VPS103B,G,P,V,YR 税込価格 105(本体価格 100)
クリップ部にひもが通せる穴が開いています
※残芯3mm機構は、芯を2本以上入れないと発揮されません
(「くるくる出てくるロング消しゴム付き!」―回転式で出し入れできる、同色の六角消しゴムが付いている。)

ボールペン
F-VPR105B,G,P,V,YR 税込価格 105(本体価格 100)
クリップ部にひもが通せる穴が開いています

~コクヨの<コロレー>シリーズ サイトより~
 

ボールペンの方が最近新発売になったようで、私が手に入れたのは、以前から出ていたシャープペンシル

「まだ手に入れていないのですが、楽しみです。
サイトの写真では、ロゴもそれほど目立つわけでもないようです。
でもそんな地味な扱い?なのに、左手対応ロゴというのも粋です!」

とメルマガで紹介しました、肝心のロゴは、シールになっていました。
製品について印刷したシール部分です。
ロゴ自体は、小さな文字で、非常に地味でささやかでひかえめです。

シールは引っぺがして使うというタイプの人には意味がないかもしれません。

でも、こんなささやかなことでも左手書き左利きの私には、うれしいものです。

たかがロゴされどロゴ…、というところです。

※【情報源】サイト:
・『suzumiya.press』
2006.06.28 下に伸びるクリップスタイル
※「お茶でっせ」関連記事:
2004.05.25 右手・右利き向けロゴとディスプレー

※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。

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2006.06.26

左利きメルマガ週刊ヒッキイ第35号「書字は万民の技術2」

先週土曜日発行の最新号は発行部数が、104部
過去最高を記録しました。記録更新です。
といっても、たったの二部ですが。

それでもこれで7号連続の三桁(百部以上)確保です。

じわじわですが、『まぐまぐ』全発行メルマガの順位も上っています。
『メールマガジンのランキング屋さん』における「メールマガジン発行部数ランキング:左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」のウィークリーランキング履歴(2006/06/18~2006/06/24 の発行履歴)によりますと、

総合で、8068位。
カテゴリ別では、大カテゴリ:1064位。
中カテゴリ:270位、 小カテゴリ:144位。
形式別では、7682位。

対象期間中の総発行部数は、 56,867,507 部。
■総発行回数 23,953 回
■集計対象マガジン数 11,871 誌
■集計対象マガジン部数合計 20,559,365 部
です。

まだまだ、上を見るとキリがありません。地べたを這っているに近い順位ではありますが、志は高く、目指すは天!
当面は200部です、よろしく!

・・・


左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第35号「書字は万民の技術2」

mag2 ID:0000171874
最新号発行日:2006/06/24 最新号発行部数:104部 サイズ:18k

---------------
─目次―
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ―隔号掲載―
  ―その13― 字は右手で書くものか?(7)
  <字は右手で書くもの>を検証する
   《4》書字は万民の技術―その2― 
 ■左利き子育て一口メモ■
---------------

「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ」は、21号から始まった「―その13― 字は右手で書くものか?」の7回目、いよいよ「<字は右手で書くもの>を検証する」の最終回となっています。

字は右手で書きやすいものにできているのだから、左利きでもきれいな字を書きたければ右手で書くほうがよい、というお習字の先生がいます。
私は、これは利き手というものの性質を理解していない人の暴言である、と考えます。

そして、本来文字というものは右手で書くように作られたものではない、という事実を証明しようという企てでした。

(1)文字の歴史から考える
(2)字は「書」
(3)脳の働きと漢字
(4)書字は万民の技術

と、検証してきました。

その結果、文字というものが生まれたときは必ずしも右手で書くことは意識されていなかったということが明らかになりました。ただ、千年ほどのあいだに右手で書くのに都合のいいような変更がなされていった、ということも明らかになりました。

私の結論は、初回にも書いたように、字は利き手で書くものであり、文字という技術が一部のエリートの道具から万民の道具となった今、新たな書法があってもよい、ということです。


今週から ■左利き子育て一口メモ■ なるものを始めてみました。
そのときそのとき思いついたことをメモしてゆこうと思います。
どこかで読んだこと、わかりきったことばかりでしょうが、何かのお役に立てれば幸いです。
今回は、<親力>で有名になった親野智可等先生の『教育のまぐまぐ』掲載の<親力診断テスト>から左利き用品について考えています。

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▼次号案内▼
 第36号(No.36) 2006/7/1
「週刊ヒッキイ読者アンケート(2)」(予定)
内容:
 ■レフティやすおの左利き活動万歳■ ―隔号掲載―
  週刊ヒッキイ読者アンケート(2)  
 ヒッキイ読者アンケート2・週刊ヒッキイは役に立ちますか?
 の結果について。

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まぐまぐのページ
・『レフティやすおの左組通信』内「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」

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2006.06.06

左利きアンケートのお知らせ:第29回左手での毛筆(習字/書道)は是か非か?

『レフティやすおの左組通信』恒例の<左利きプチ・アンケート>の更新のお知らせです。

<左利きプチ・アンケート>第29回 左手での毛筆(習字/書道)は是か非か?

以前、右手書きについてのアンケートを実施しました。

「第7回 左利きでも字は右手で書くべきか?」

今回は毛筆に限ってみました。

最近は、左手で字を書く人も増えています。しかし、平生は左手で字を書く人でも、学校の習字(この頃は、書写といった言い方をするようです)の時間や、書道では右手に筆を持って書くという人も少なくないようです。

大筆は腕を中心に身体全体で書きます。
小筆は鉛筆を持つような持ち方で、手先指先で書きます。
そこで、左利きの人では、大筆は右手で、小筆は左手で使って書くという人も多いようです。

現行規範では、起筆・送筆・収筆、はね・とめ・はらいの際、右手の方が書きやすいという理由がひとつ。
指導者が右手書きで、それを真似しやすいというのが、もうひとつの理由と推測されます。

ところが最近は、右利きの人でも左手に毛筆を持って、書を書くという人も現れました。

タレントの片岡鶴太郎氏は、左手で書や画を書いていることで有名です。
以前、テレビの趣味の講座でもタレントさんらに左手書きを指導されていました。

先日(5月29日放送)のフジテレビ系の「笑っていいとも増刊号」の「達筆王」のコーナーでは、SMAPの香取慎吾さんが左手で書を書いていました。

さて、あなたは毛筆で字を書く際、左手で書くことをどう思いますか。
下の選択肢のなかからひとつを選んで投票してください。

*一言言わせて、という方は投票後に表示されます一番下の「ご意見ボード」をご利用ください。もっと言わせて、という方は掲示板もご利用ください。貴方のご意見ご感想をお聞かせください。

*投票者の利き手別で選択肢を用意しています。ご自身でご自分の利き手を右もしくは左と、どちらか判断した上で投票してください。
(どちらかの手が不自由等で必ずしも利き手を使っていない人は、実際に使っている手の方で投票にご参加ください。)

1(右利きの投票者)右手でも左手でも全く問題ない
2( 〃 )左利きの人は左手でよい
3( 〃 )左利きでも、小筆(細字・小文字)以外は右手で
4( 〃 )左利きでも右手で
5(左利きの投票者)右手でも左手でも全く問題ない
6( 〃 )左利きの人は左手でよい
7( 〃 )左利きでも、小筆(細字・小文字)以外は右手で
8( 〃 )左利きでも右手で

 ※ お手数をおかけしますが、投票は『レフティやすおの左組通信』表紙<左利きプチ・アンケート>
 ※ メルマガ左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第32号「学習による右手使い」からも投票できます。(今回もメルマガからの先行投票を実施しました。)

 ※ 現在の結果を見るのは、こちら

*このアンケートは、2006.6.4-7.1まで(4週間)に渡って実施されます。(その後は、表紙からそれぞれのページに移動し、受付しています。)

今までに実施した利き手調査の結果を見る場合は、お手数ですが以下のページから、それぞれのページへお進みください。↓
『レフティやすおの左組通信』<左利きプチ・アンケート>目次

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2006.06.02

力作メルマガ週刊ヒッキイ第31号「脳の働きと漢字」

先週号の週刊ヒッキイは、自分としては会心の作と自負しています。
おいおい、という感じでしょうか。
あきれた方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、私としては、この週刊ヒッキイ史上三本の指に入るできばえであると感じています。

論より証拠、百聞は一見に如かず、といいます。
まず、クリックしてのぞいてみてください。↓

左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第31号(No.31) 2006/5/27「<字は右手で書くもの>を検証する《3》脳の働きと漢字」

mag2 ID 0000171874
最新号発行日:2006/05/27 最新号発行部数:102部 サイズ:24k

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─目次―
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ―隔号掲載―
  ―その13― 字は右手で書くものか?(5)
  <字は右手で書くもの>を検証する《3》脳の働きと漢字 

 ◆ 左手で字を書く・実践編 ◆
  4:毛筆編―書家から見た左手書き

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▼次号案内▼
 第32号(No.32) 2006/6/3
「正しい利き手・利き側認識を(10)学習による右手使い」(予定)

内容:
 ▼レフティやすおの左利き実用講座▼ ―隔号掲載―
   正しい利き手・利き側認識を
   (10)学習による右手使い(予定)  

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2006.05.28

香取慎吾が「笑っていいとも増刊号」で左手書道

偶然チラッと見た本日5月28日のフジテレビ系「笑っていいとも増刊号」で、SMAPの香取慎吾が左手書道を披露していました。

月曜メンバーで森大衛先生を迎えて「達筆王」に挑戦というコーナーがありました。
それぞれ自分を表す言葉を書いてください、というお題だったようです。

香取慎吾が書いたのは「自由」。
いかにも"慎吾クンらしい"?感じで、自由奔放というか、見事豪快な書きっぷりです。

ただ、「由」の字のまんなかの縦画が突き抜けていて、これでは違う字になってしまうと、森先生から朱で×を入れられていました。

その後、森先生がお手本を披露して、慎吾クンが再度チャレンジ。
ここで、慎吾くんが筆を左手に持って…。

えっ、左で書くの、といった周囲の声に、字は左で書いてます、といったような発言をしていました。

横画も左から右へ、ググッと押し進めていました。

今回は先生の教えを受けて少し字に空間を持たせて、なかなか味わいのある字になっていました。

さて、最後に森大衛先生が選んだ達筆王は、やっぱり香取慎吾の「自由」でした。
これは素人目にも納得です。

ところで、左利きのガレッジセールのゴリはどうだったかというと、いったん右手に筆を持って書こうとしますが、結局、前髪の毛で書く羽目に…。
左利きの私としては、ちょっと肩透かし…。

*
私は、左利きは(もちろん、左利きでなくても)、字を書くのは左手で(も)いいんだ、と考えています。

今でも、左利きでも字は右手で書くものだ、という考えの人がいますが、どのようなものでしょうか?

今週のメルマガ・週刊ヒッキイでも「字は右手で書くものか? <字は右手で書くもの>を検証する」「左手で字を書く・実践編」といったシリーズを書き続けている私にとって、今回の慎吾クンのパフォーマンスはうれしい援護射撃です。

なんとなく、心うれしい一日になりました。

(ついでに書いておくと、オフィシャルサイトに趣味は書道と出ている坂下千里子―私、ひそかにファンしてます――は、というと「京女」と小さく書いていました。森先生の評は、記憶にありません…。)

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2006.04.13

運動神経を優先しよう―週刊ヒッキイ第25号

先週末発行の左利きメルマガ週刊ヒッキイは、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その13― 字は右手で書くものか?(3) <字は右手で書くもの>を検証する 《1》文字の歴史から考える―その2―」ということで、中国で発明された漢字について、その歴史から考えています。

今回紹介したいのは、それよりもそのあとの「左手で字を書く・実践編 2:筆順(書き順)は?」の方です。
こちらでは、左手できれいな字を書くための具体的なアドバイスをしよう、という企画です。

ちょっと今回は筆が滑って、「運動神経を優先しよう」というところまで書いてしまいました。

これは、いずれまたこちらでも考察してみたいのですが、そうするに、字を書くことも身体を使うということでは他の作業と同じことで、スポーツのようなもの。

道具が必ずしも手に合ったものでなかったとしても、他に替わるものがないのなら、運動神経を優先して、利き手で行うほうが効果的、という考えです。

百歩譲って、日本の文字が右手用の道具であったとしても、左利きの人にとっては運動神経の通った利き手である、左手で扱うほうが都合がよいのです。

*
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii(レフティやすおの左組通信 メールマガジン)第25号「字は右手で書くものか?(3)」
mag2 ID:0000171874 最新号発行日:2006/04/08 最新号発行部数:93部 サイズ:21k

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─目次―
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ―隔号掲載―
  ―その13― 字は右手で書くものか?(3)
  <字は右手で書くもの>を検証する 
   《1》文字の歴史から考える―その2―

 ◆ 左手で字を書く・実践編 ◆
  2:筆順(書き順)は?

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▼次号案内▼
 第26号(No.26) 2006/4/15 「違いを認識しよう」(予定)

内容:
 ▼レフティやすおの左利き実用講座▼ ―隔号掲載―
   正しい利き手・利き側認識を(7)違いを認識しよう(予定)  

 何事においてもまず違いを認識してはじめて、議論が進んでゆくのだと思います。
 その点を考えてみましょう。

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左利きメルマガの先輩『レフティサーブ』の今週号(No.119 2006年04月11日号)で、紹介していただいたおかげで、若干登録者数が増えています。

めざせ百万部! まであと一息になっていま…じゃなかった。
元へ。
めざせ百部!まで、あと一息になっています!!
ご登録はお早めに!!!

●【左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii】

 僕がいつもネタ元として使わせてもらっているレフティやすおさんのメルマガ。
 文献や時代背景などにとても詳しいので勉強にもなってしまう優れモノ。
 実は前回の「注意書き」もここからネタを使わせてもらったものだ。
 左利きに関心のある人にはオススメ!
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 ↑左手用カメラ「サムライ」をこよなく愛するオジサンである。
ホントは(心はいつも)お兄さんのつもりなんですが…。

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2006.03.25

左利きメルマガ再開、週刊ヒッキイ23号発行

トラブルのせいで二週お休みをいただいた、「左利きで生きるには 週刊ヒッキイ」でしたが、今週復帰しました。

お休みしているあいだに読者登録が減ってはいないかと不安でした。

こんなことでせっかくじりじりと上げていた読者数を落とすのは情けないなあと思っていたのですが、幸い、杞憂に終わりました。

うちの読者は待っていてくださいました。
それどことか、わずか三部ではありますが、発行部数が前回より伸びています。
過去最高です。
気分も最高です!

心から感謝いたします。
本当にありがとうございました。

これからも期待に答えられるように努力いたしますので、かわらぬ応援、よろしくお願いいたします。
あなたの応援が私の力になってゆきます。

左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第23号「字は右手で書くものか?(2)」
最新号発行日:2006/03/25 最新号発行部数:94部 (+3)
mag2 ID:0000171874 配信時間:06/03/25 07:50 サイズ:21k

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─目次―
 ━お詫び━
 
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ―隔号掲載―
  ―その13― 字は右手で書くものか?(2)
  <字は右手で書くもの>を検証する 
   《1》文字の歴史から考える―その1―

 ◆ 左手で字を書く・実践編 ◆
  1:正しい持ち方を身に付けよう(2)

 ■マイ・ファースト・レフティ・グッズ■ 読者のお便り募集中
 ●レフティやすおのサイト案内●・・更新情報・・
 ▼次号案内▼
 ▼バックナンバーの閲覧▼
 ▼読者拡大キャンペーン▼
 ●レフティやすおの編集後記●

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▼次号案内▼
 第24号(No.24) 2006/4/1「左利きは個性か」(予定)

内容:
 ▼レフティやすおの左利き実用講座▼ ―隔号掲載―
  正しい利き手・利き側認識を
   (6)左利きは個性か(予定)  

 左利きを個性として認め、尊重しましょう、というのが、昨今の左利きに対する一般的な対応になってきているようです。
 では、本当に左利きは個性といえるのでしょうか。
 その点を考えてみましょう。

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2006.02.06

クツワSTADかきかた鉛筆左手用

またまた久しぶりにイトーヨーカドーに行きました。そのときに見つけました。

「クツワSTADかきかたえんぴつ左手用(2B)」税込567円。

鉛筆(2B)1ダースとプニュグリップの左手用1個(黄色)がセットになったものです。

表には、「左手用」と表記され、左手でプニュグリップ付きの鉛筆を持つお手本写真が入り、裏面には、上段に正しい鉛筆の持ち方が図示され、下段にはプニュグリップの使い方が図示されています。もちろん、左手の絵です。

プニュグリップというのは、鉛筆に差し込んで使う持ちやすくするための小物です。
左手用は、左手の親指・人差指・中指に対応する位置に凹みがつけてあり、そこに合わせることで自然に正しい持ち方ができるように工夫した持ち方補助具になっています。

「学校用」という表記もありました。学校にも納品しているのでしょうか。

もちろん右手用もあります。右手用は、プニュグリップがそれぞれブルーのとピンクのとの二種類あります。

クツワ
HOME>> 商品紹介>> オリジナル>> スタッド 
 商品紹介ページは、12/12より「只今リニューアル中」です。

※関連記事:(「お茶でっせ」左手・左利き用品カテゴリ
・2005.10.18 クツワSTAD左手用・左利き用文具 お茶でっせ版新生活版 
・2005.08.20 鉛筆持ち方補助具(練習具)あれこれ お茶でっせ版新生活版
・2005.11.24 左利きphoto galleryに左手・左利き用文房具ページを新設 お茶でっせ版新生活版
・『左組通信』左利きphoto gallery〈HPG6〉左手/左利き用文房具(筆記具・定規・その他)

*
ちなみに、トンボ鉛筆からは、もちかたくんともちかたえんぴつ3本がセットになった、「もちかたえんぴつセット」も出ています。
が、私はまだ右手用しか見ていません
サイトにも右手用は出ていますが、左手用はありません。左手用のもちかたくんはあるのに…。もちかたえんぴつに左手用がないからでしょうか。

トンボ鉛筆HOME>> 商品情報 >> カテゴリで探す >> 鉛筆
・もちかたえんぴつセットB 262 円
・もちかたえんぴつセット2B 262 円


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2006.01.17

速乾性が欧米の左利きにも大ヒット、ぺんてるボールペン―エナージェルENERGEL

ボールペンについてネットで調べていておもしろい話題を拾いました。

なぜボールペンについて調べていたかというと、mixiの左利きコミュでの書き込みで一番読みでがあったのが、筆記具についてで、特にボールペンでした。

ボールペンについては昔は右手書きも左手書きも関係ないだろうと思い込んでいたのですが、時になぜか使いにくいと感じていました。

どうして使いにくいのかというのは、ひでゆきさんの『左利きの小ネタ』サイトのボールペンのページ「左利き用のボールペン」での図解入りの説明を読むまで気付かずにいました。

右利き(右手書き)の場合、左から右への線はペン先を引くように書く「引き書き」であるのに対して、左利き(左手書き)の場合は、ペン先を押して書く「押し書き」になります。その際ボールが邪魔をしてインクの出が悪くなる、というのです。

*
私も左手用のボールペンを文房具ページで紹介しています。水性油性のインクの違いなどはよくわかりませんが、外国製の使い勝手の良い(良さそうな?)ボールペンには感心しています。
(くわしくは、そちらの方を!)
・『左組通信』左利きphoto gallery〈HPG6〉左手/左利き用文房具(筆記具・定規・その他)
Stabilo 's Move easy スタビロ・スムーブ・イージー、ヨーロペンYOROPENなど
・2005.12.2 Stabilo 's Move easy左手用ボールペンお茶でっせ版新生活版
・2005.5.27 勝手に左利き筆法になる?ヨーロペンYOROPENお茶でっせ版新生活版

*
さて、本題―。

その話題というのは、ぺんてるの「エナージェルENERGEL」という製品についてふれている、『月刊ぺんてる 2005年12月号』の記事です。

海外から火がついた「エナージェル」~ぺんてる海外事業所発信・世界の文具こぼれ話~

その代表的な商品が、ゲルインキボールペン「エナージェル」。
2002年に発売されましたが、日本での反響はいまひとつ……。しかし、海外では予想以上に大ヒット。
その理由は、新開発のエナージェルインキの速乾性にあったようです。

日本に比べ欧米人は左利きの人が多く、左から右に文章を書き進める時に左手で文字がこすれ、手も文字もきたなくなってしまうケースが多いのです。また、中東のアラビア文字圏では、文章を右から左に書くため、今度は右利きの人の文字がこすれてしまいます。
そんな欧米や中東のニーズに合ったのが「エナージェル」でした。インクの乾きが早いため、すぐに手でこすっても大丈夫。海外のインク業者も「エナージェルに勝るインクはない!」と、絶賛するほど乾きの早さはトップクラス。
いまや海外では、世界的にヒットしているボールペン「ハイブリッド」に迫る勢いです。

というのです。

このエナージェルについては、先のひでゆきさんのサイトでも「速乾性ゲルインクを使ったボールペンの例」として「「書いた文字の上を左手でこする」タイプの左利きの人に向いていそう」と紹介されています。

今回、実際に欧米の左利きの例や中東の右横書きの例(この場合は、ちょうど左手書きの左横書きの裏返しになるので、右利きの人の「押し書き」例となります。)を上げて紹介されていますので、どうやらメーカーさんも自信があるようで、確度の高い情報といえるでしょう。
一度試してみたいものです。

(現在暇を見てさがしていますが、まだ見つからず、試し書きできずにいます。)

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2005.12.02

Stabilo 's Move easy左手用ボールペン

ふっと何か虫が知らせたのか、ビブレ(マイカル系の高級?スーパー)をのぞきに行きました。

ここの文房具売場は、レイメイRAYMAYキャップ付のこどもはさみ「STUDY MATE 左手用 SHH356」を最初に見かけたところでもあります。
何か目新しいものはないかなぁ、とぶらぶらしていて見つけたのがこれでした。

stabilo-s

Stabilo 's Move easy L

25センチ角ぐらいの展示セットにパック入りの歯ブラシのように立てて、パック入りのペンらしきものが刺してありました。
その手前に、試し書き用に二本の同じくそのボールペンらしきもの?が転がっていました。らしきものと書いたのは、その形が非常に変わっている―ユニークだったので、ボールペンかどうか一目では判断できなかったからです。

なんの気なしに見ていると、グリップ部分に指を当てる凹みが刻んであるのが目に付きました。
これは明らかに右手で持ったときの親指と人差指に対応する部分でしょう。
するともう一本転がっているのは、ひょっとすると…左手用か?

私の心の中に期待がパーッとひろがりました。
おそるおそる左手で手に取ってみますと…。
なるほど、期待通り!
指がきちっと納まります。多少は持ち方加減でズレはあるにしても、左手用であることは確かです!
中指は軸の裏側のカーブに沿います。そして後方(軸の上のほう)のカーブは親指と人差指の間の部分に乗っかるようになっています。
すっぽりと手に納まる形状です。そのため全体に短い。

改めて展示物を見ますと、向かって左側一列のパッケージの上に黄色地に「L」の文字、少し隙間を開けて、向かって右側4列は頭に「R」の文字が入ったパッケージが並んでいます。二箇所の欠番。

どうやら右手用と左手用があるボールペンのようです!
手前に転がっていたサンプルを立てるらしい穴が左右にひとつずつ並んでいて、それぞれ左手と右手のマークが印刷されています。

日本語表示がありませんので、どうやら外国製らしい。
で、そのときフッと思い当たったのが、以前イギリスのレフティ・グッズの専門店ANYTHING LEFT-HANDEDのサイトで見た、ユニークな形のボールペンのこと。

こんなのがあったなぁ、たしか。

パッケージを手に取ると、1260円の値札がついている。

たかっ!

確かに高い。以前ヨーカドーで手に入れた左手利きにも便利という「ヨーロペンYOROPEN」お茶でっせ版新生活版でも、600円ぐらいだったことを思うと、一本で千円越えるのは非常に高い。
やめようかと思いましたが、裏返してみると、替え芯が三本入っているではありませんか。

本体にも入っているのかどうかはわかりませんが、これ三本だけであっても、三本分のボールペンの値段と考えれば、決して高くはないかもしれない、と思い直しました。

家に帰ってネットをのぞくと、いくつかの記事が見つかりました。
そこには消しゴムで消せる水性ボールペンだ、とか様々な情報がありました。「イルカ」のような形といった形容もありました。なるほどそんな感じもします。(私はSF映画に出てきそうな潜水艦か宇宙船のイメージです。)

その時は気付かなかったのですが、持って帰って見てみると、確かに「erasable」と消しゴムで消す絵があります。(ネット情報によると、この会社の専用消しゴム「point88 colorkilla」が必要とのこと。)
また「Designed especially for left handed usage」とあります。
左手用/左利き用のデザインです。

 ― ― ―

●Stabilo 's Move easy
・左手用(右手用もある)
・水性ボールペン(rollerball)
・本体+替え芯3本のセット、税込¥1260、本体¥1200
・色:ブルー(濃+淡)=画像、ピンク(濃+淡)、オレンジ+グレー(他に、赤+黄があるらしい)
・消しゴムで消せる(stabiloの消しゴム「point88 colorkilla」が必要らしい)
・ねじ込み式のキャップ(使用中はお尻にはめ込むことができる)

※見たとおりのユニークな形状のボールペン。
ラバーのグリップ部分に、左手の親指と人差指に対応するくぼみがつけてある。中指は下方のゆるやかなカーブにそう。
 たっぷりした水性インクという感じで、スムーズな書き味。

*イギリス、ALHのホームページにも「rollerball」のページに掲載されている。いざとなれば、替え芯もこちらで購入できる。[Stabilo s'Move Easy Cartridges (set of 6) £2.40 (US$4.20)]
(2005.11.30)

※参照サイト:ANYTHING LEFT-HANDED
Left Handed Shop > Writing Equipment (ここに、ヨーロペンのページもある)
> Stabilo 's Move and Non-smudge pens > S'move Easy rollerball
Stabilo 's Move Easy rollerball pen, left-handed £4.99 (US$8.73)

 ― ― ―

以上―『左組通信』 「左手/左利き用文房具(筆記具・定規・その他)/左利きphoto gallery より

※その他の参照サイト=
・ステーショナリー評論家/STABILO 's move スタビロ スムーブ:その44「イルカのようなペン」STABILO 's move
・Stationery! Stationery!! Stationery!!!:STABILO 's move easy
・よぽけん日誌:'s move easy(STABILO)


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2005.09.02

納得できない「鉛筆の持ち方フォーラム」左利きの意見

「鉛筆の正しい持ち方」※お茶でっせ版新生活版 の参照サイトとしてあげました「鉛筆の持ち方フォーラム」について一言しておきます。

「鉛筆のヘンな持ち方に対するご意見」として、十二件収録されています。その中に、“左手使いを右手に直した”という事例を四番目と五番目に二件続けて載せています。これについてです。

* このフォーラムは「持ち方矯正」ではなく「左利き矯正」か *
まず根本的におかしいのは、この場は「持ち方の矯正」についてのフォーラムであって、字を書くときに左手でなく右手に持つべきか否かという「使い手の変更」問題―書字における「左利きの矯正」(※注)問題に関しての意見を開陳する場ではないはずです。
「どちらの手で持つか」ではなく、「どのように持つか」の意見を扱う場所でしょう。

※注:右手使いを作法にかなった正しい所作と考え、左手使いは誤りであるからこれを正す必要があるとする考え方。非科学的で不合理な、非民主的で封建的な旧来の思想であり、誤りであると私は考えています。過去の事象に用いる場合を除き、上記の理由により不適切な表現であり、現在形や未来形では使用すべきでないと考えています。参照:「利き手(左利き)の矯正」という言葉の使用について

内容的に言うと、「持ち方を直す」ことと「左手で持つことを直す」ことが明確に区別されていません。
左利きにおいては、「持ち方を直す」=「左手で持つことを直す」になっています。
これは、ちょっと偏見に満ちた意見ではないでしょうか。左手で持つことは「へんな持ち方」なのでしょうか?

しかし、一方、「鉛筆の持ち方矯正器具のテスト」では、左利き用(左手書き)に対応した器具の紹介もしています。
左手使いに対する配慮を示しています。
両者に整合性がなく、どうも納得がいきません。

* 無知無教養な人を惑わす意見 * 
成功の事例のみ取り上げて掲載することの多いこういう場所で利き手の問題と言う“微妙なケース”を取り上げるのは問題ではないでしょうか。

たとえば、宝くじの広報で当選者の声を掲載している例と同じで、これは問題ありと言わねばなりません。
宝くじは買えばいつか必ず当たるかのような宣伝は、いたずらに射幸心をあおり、無知無教養な人を惑わすものです。

同様に、このような左手から右手への変更意見を掲載することは、やはり無知無教養な人に一方的な認識を与える危険性があります。左利きでも、字を書くときは右手を使うほうがよいのだ、という認識です。
成功例のみが掲載され、それ以外の声は出てこないのですから、これは一方的で偏向していると言えます。

こういう一方の意見のみを麗々しく掲載するのは、極言すれば、「左利きに対する偏見に基づく陰謀」と言われてもいたしかたないでしょう。

これでは、変更を強制していることになります。
こちらのサイトでは、少なくとも字を書くことに関しては「左利きは右手に直す」ことを勧めているのでしょうか。

* 「矯正」派に見られる誤った持ち方の原因 *
個別に例をふりかえってみますと、ミロさんのように、左利きの方で右手使いに「矯正」された人の場合、右手で持つことはできていても、その持ち方が正しくないケースがけっこうあります。

これは利き手ではないため手の器用さがたりず、正しい指使いができない結果であると思われます。
そして親としては、右手に持たせるだけで疲れ果て、とりあえず右手で持っていれば良しということにして、それ以上の指導を放棄するせいではないでしょうか。

器用さに欠ける、非利き手で持とうとするとどうしても持つことに意識が行き、力を入れて握りこむような持ち方になってしまいがちです。
微妙な力加減でそれぞれの指を自由に動かせる状態を維持するには、利き手の持つ精妙な動きを可能にする鋭敏な神経が必要です。

神経系が未発達な幼児では、非利き手でそのような微細で精密な動作を行うことはむずかしく、大きな負担になります。これは避けるほうが無難でしょう。

* どちらの苦労を取るか―非利き手を使う難行か、生活の不便さか *
字を書く、箸を持つといった動作は、右手でなければできないことではなく、左手でも十分要件を満たすことができます。

右手に比べ左手使いでは、効率が悪いとか不便であるという意見がありますが、確かに作業だけを問えばそういう結果になるかもしれません。どちらもまったく同じ能力を有している場合は、単純に比べることが可能です。

しかし、前提としてその人の利き手という問題があるのです。

これはレースに言い換えれば、現在位置の違いです。
ゴールに近い位置でスタートするか、より遠い位置からスタートするかの問題に置き換えることができるのではないでしょうか。

あるいは、スピードのある人とない人の違いです。
コースが短くても亀のように歩みののろい場合と、コースは長くてもウサギのように跳んで行ける場合との違いです。

左手を使うことの非効率性か、非利き手を使うことの非効率性か、その人にとってどちらがより不都合となるかの問題です。

別の言い方をすれば、心身に他人の目には見えないさまざまな影響を受けるであろう非利き手を鍛える難行に挑むか、まわりの人の協力があれば改善できうるであろう生活の表面的な不便さを取るか、です。

現状では、左利きで生きて行く場合、多くの乗り越えなければならない試練が待ち受けています。
一方、非利き手を使えるように鍛えることは想像以上に苦しいものがあります。

しかし、どちらにおいても、さほどの苦労を感じずに生きてゆく人もいます。
これはまったく個人差の大きな問題です。
ただ、だからと言ってリスクを抱える生き方を選ぶのがいいのか、リスクを最小にするのがいいのか、それは誰にもわかりません。
そして、それを親が決めていいのかどうかも…。

* それぞれに才能を生かす生き方を *
結局大事なことは、その子の才能がどこにあるか、どのようなものであるかを見極めることです。
その上で指導に当たらなければ名選手に育てることはできません。

そこで、利き手の判定、あるいは判別をしっかりと行わなければなりません。
残念ながら、まだ利き手を科学的に判別する方法はありません。
脳を調べてこういう時にこういう場所が活性化しているから、こういうホルモンが分泌されているから、血液中のある因子がこれこれだからどうだこうだ、というように分析できるわけではありません。

一番にいい方法は自然に明らかになるまで待つことです。
利き手というものは、あらかじめ個人に設定されたものです。それが脳・神経系の成長や、手を使う機会の増大とともに徐々に明らかになってゆくものです。
誰の目にも明確になる時期は、せいぜい五、六歳ぐらいから。完全に決定されるのは学者によれば十歳ぐらいとも言われます。
それまで待つのが一番確実な方法です。それから字を書かせるなり、箸を持たせるなりすればいいのです。
しかし、実際問題としてそれでは遅すぎます。食事の摂取は日々の必要ですし、学校もあります。

ではどうするのか。
その子の生活の場面場面でのふるまいをじっくりと観察し、時には遊びを通して色々試行錯誤してみるしか方法はないでしょう。
その上で利き手が明らかになれば、親のエゴでなく、それぞれの才能を活かして能力を伸ばしてゆくように指導するしかないのです。
各人の才能に応じてその能力を活かし育ててゆける社会を作って行くしかないのです。

* 個人の問題とするか、社会の問題とするか *
最終的にいえることは、左利きにおける問題は、それを個人の問題とするか社会の問題と捉えるかという点に尽きます。

利き手そのものは個人の問題と言えば個人の問題のようですが、社会そのものが「左利きにも」優しいものに変われば、以後生まれてくる子供たちはみな何不自由なく暮らしてゆけるようになる、ということです。

すなわち個人の問題として、個人に改善を要求していれば、この世に生まれてくる左利きの子供たちは永久にこの問題と直面し続けなければならないということです。

*
―些細な問題から、大きな話になりました。
しかし、これが真実ではないでしょうか。
私はそう信じています。

※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載して、gooブログ・テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。

*2008.4.30追記* 左手書字について―
・『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
「左手書字の研究―実技編」(2008年より第三土曜日発行分に掲載)

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2005.08.25

鉛筆の正しい持ち方

「鉛筆持ち方補助具(練習具)あれこれ」お茶でっせ版新生活版 では、鉛筆の正しい持ち方を身に付ける補助具を紹介しました。
今回は、正しい持ち方について考えて見ました。

* なぜ鉛筆を正しく持つべきなのか *
「親力」の親野智可等先生も教育メルマガ「親力で決まる子供の将来」(2004/4/24 No.177-No.185「親力55・鉛筆の正しい持ち方は、学力に好影響がある。」)で、陰山メソッドで有名な陰山先生も著書で、それぞれ書いておられるように、今では学校でも積極的に鉛筆の持ち方を指導するようです(というか、指導せざるを得ない?)。

正しい持ち方ができないと、見た目が悪いだけでなく、手や腕や肩、体全体が疲れて長時間字を書けないので勉強もできなくなる、ということです。
たとえばペン先が見えないと覗き込むようになり、姿勢がくずれる。姿勢がくずれると体に無理な力がかかり、疲れやすくなる。当然、長時間の作業ができない、というわけです。

お箸と同じで、鉛筆も正しい姿勢できちんとした持ち方を心がけ、身に付けることが大切です。
正しい持ち方ができれば、それだけ指先も器用になり、何につけても得になります。

* 左利きの私の鉛筆の持ち方 *
私は左利きなので左利きの場合を例に申し上げます。
左利きの場合の鉛筆やペンの持ち方も、基本的に右利きの人の右手の持ち方の裏返し(鏡に映した映像=鏡像)で良いと考えています。
体全体や腕の動きで書くお習字の筆の持ち方とは違い、鉛筆は指先で微妙に動きをコントロールする作業なので、箸同様に右手の鏡像の持ち方で良いでしょう。特別な持ち方を考える必要はないと思います。

ときに、手首を曲げて向こう側から回りこむように書く人がいます。こういう書き方はどうなのか、という質問もありますが、これは脳の神経的なものが関係している―手と同側の脳のコントロールを受けていると想定されている、という学者さんがいます。右利きの人にも見られるもので、特に問題になることではないようです。
ただ、手首を曲げずに書く左利きの人では左利きの度合いが強く、曲げて書く人は左利きの度合いが弱いという知見があるそうです。
(坂野登『かくれた左利きと右脳』青木書店(1982年)による)

〔鉛筆の持ち方〕
・鉛筆の先の削ったところから1cmぐらい上を、中指の爪の付け根あたりと親指ではさむように持つ。もう一方を人差指の第二と第三関節(要するに、付け根とその先の関節)の間に渡す。
・この状態に人差指を添える。これで三本指で保持する形になる。
・基本的には、親指と中指で鉛筆を動かす。人差指はあくまでも動きにあわせて添える感じです。
・指先に力を入れ過ぎない、落とさない程度に持つのがコツかもしれません。力が強すぎると鉛筆のコントロールが難しくなります。
・鉛筆の角度は、45~60度ぐらい。

* 左手筆記の注意点:ペン先は柔らかいものを *
ただひとつ注意すべき点は、左手筆記と右手筆記の違いです。
何が違うのかと言いますと、それは横棒線を引くときの鉛筆やペン先の動きです。

文字を書くとき漢字でもかなでもアルファベットでも筆記の基本的な動きは、左から右であり上から下です。上から下は特に問題はありませんが、左右の動きは問題が起きます。

左から右への動きは、右手筆記ですとスッとペン先を横に滑らせるように引く書き方になるので、抵抗なくスムーズに書けます。
(水平方向から見ると) /→ 〔上からなでるような感じ〕
しかし、左手筆記では押して書くようになり、抵抗が大きく書きにくくなります。
\→ 〔下からさらうような感じ〕
そのため、なめらかに動かせるように、鉛筆の芯は柔らかめのものが良いと思います。芯が硬いと紙に引っかかったり、突き刺さしたり、紙を破ることがあります。

ペンの場合は、ペン先が柔らかめで、斜めにカットされているものが書きよいと思います。左利き用にそういうものが出ています。西洋は昔からペンの国ですので、子供用の低価格(プラスティック製なら七百円ぐらいからせいぜい千二、三百円程度 イギリスALH)の万年筆もあります。

ただペン先や鉛筆の芯の硬さ軟らかさの問題は、人それぞれ筆圧が違ったりしますので、一概には言えません。たとえば、横書きの場合、書いた上を手でこするので汚れることがあります。柔らかなものですとそれが余計にひどくなるので、それを嫌って硬めの鉛筆を使う人もいます。

* 左手筆記に革命を起こすかもしれない?「ヨーロペン」*
既報ではありますが、ボールペンおよび鉛筆(短い削った芯のみを交換するタイプ)で、「ヨーロペン」お茶でっせ版新生活版 というイギリス製のユニークな形状の製品が出ています。
これは、ペン軸とペン先の角度が異なっているもので、三角グリップを回転させて自分の筆記スタイルに合わせた角度を調節できる優れもので、左手筆記でも、書いた字の上をこすることがないという構造になっています。
これはこのペン先の角度の使い方で新たな左手筆記法を生み出す可能性を秘めていると思います。これから期待の筆記具です。

* 持ち方の基本が自然に身につく三角鉛筆 *
また、幼児用の鉛筆に、持ち方が自然に身に付けられるように、軸が三角になった鉛筆やクレヨンが出ています。多少お値段が高めです。公文(くもん)の太目の鉛筆の場合は専用の鉛筆削りも要るようです(ナイフで削れば別ですが)。
三菱鉛筆やトンボ鉛筆からも書き方用の三角軸の鉛筆が出ています。
また、「左利き右利き両用ぐるりっとGururittアクリル定規15cm 」お茶でっせ版新生活版 で紹介したイトーヨーカドーのブランド、“ぐるりっとgururitt”でも三角軸の「学習かきかたえんぴつ」が出ています。
小さい頃から、こういうものを使うのも良いでしょう。三本指で持つ基本が自然に身につきます。

◎公文◎ 
すくすくこどもえんぴつ(6B:対象年齢/2・3・4歳、2B:対象年齢/4・5・6歳)6本入り420円 (税込441円)
すくすくこどもいろえんぴつ 6色入り(黄・青・緑・赤・茶・オレンジ)480円 (税込504円)
すくすく さんかくくれよん 14色入り 価格 800円 (税込840円)
◎“ぐるりっとgururitt”◎
学習かきかたえんぴつ 2B・B 1ダース 399円(税込)(三角軸)
◎三菱鉛筆㈱◎
三角かきかた鉛筆  B・2B 1ダース入り 630円(税込)(三角軸の黄色と緑の二種の軸色の鉛筆がセットになっている)
・uni 硬筆書写用鉛筆(三角軸)4B・6B 1ダース入り 1260円(税込)/3本パック入り \315(税込)(硬筆書写用に芯を太くした商品)
㈱トンボ鉛筆◎ 
もちかたえんぴつ 2B・B 630円(税込)(六角軸・三角軸)(軸に書いてある線に親指の中心を合わせると、えんぴつを正しい角度(50°~60°)で持つことができる。もちかた練習用)
ステッドラー日本㈱◎  (主にアートや製図など画材や工芸用の専門家向け文具会社)
・マルスエルゴソフト 152 2B・B・HB 1512円(税込)(三角形状と新開発のグリップ感)
・マルスエルゴソフト 151 2Bのみ 1884円(税込)(太軸の三角形状のエルゴソフト 一般筆記だけでなくアート用にもOK)
・ノリスエルゴソフト 152 HBのみ 1008円(税込)(三角軸) 
ノリスエルゴソフト 153 2Bのみ 1512円(税込)(軸が太くしっかりとグリップできる。芯が折れにくく書き方の学習用として最適)
トリプラス 三角色鉛筆 128 NC 6 6色セット 756円(税込)(ノリスクラブシリーズ。 三角形の太軸で、鉛筆の正しい持ち方に役立つ)
―他にも三角軸の水彩にもなるクレヨン、三角軸サインペンもあるようです。

※参照サイト:
きれいな字とは:正しい姿勢と正しい鉛筆の持ち方 [きれいな字を書こう! 小学生の漢字!!]きれいな字書写研究会 
硬筆書写用鉛筆 三菱鉛筆:鉛筆の正しい持ち方
鉛筆の持ち方矯正器具のテスト
鉛筆の持ち方掲示板
鉛筆の持ち方フォーラム
 
※ただいま、『左組通信』「左利きphoto gallery〈HPG6〉左手/左利き用文房具(筆記具・定規・その他)」を鋭意製作中です。上記の持ち方練習具を含め、左手左利き用の文房具を各種集めて紹介します。→2005.11.24up

※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載して、gooブログ・テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。

*2008.4.30追記* 左手書字について―
・『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
「左手書字の研究―実技編」(2008年より第三土曜日発行分に掲載)

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2005.08.20

鉛筆持ち方補助具(練習具)あれこれ

7.6の記事「イトーヨーカドーで見つけた左手・左利き用文具」 お茶でっせ版 新生活版で、トンボ鉛筆「もちかたくん 左手用」―左手用の鉛筆の持ち方を練習する補助具 113円(税込)を紹介しました。
その後も、鉛筆の持ち方補助具(練習具)に関して検索からの訪問者がけっこう多いようです。
そこで、今までに私が集めた補助具がいくつかありますので紹介しておきます。

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■左右両対応(共用品)
1下の画像一番上:ペンシル・グリップ(Pencil grip)moulded(親指・人差指・中指の三指の正しい位置に合わせた成型形)―■左右両対応(矢印に鉛筆の先を合わせてはめる。それぞれの指位置に対応する三つのくぼみがあり、右手で人差指に使ったくぼみを左手では親指で、右手で親指に使ったくぼみを左手では人差指で使うと左手用となる。中指はへの字にくぼんでいてどちら向きにも対応しており共用できる)。イギリスの左利き専門店ANYTHING LEFT-HANDEDより購入。

2下の画像上から三番目:ペンシル・グリップ(Pencil grip)三角形(親指・人差指・中指の三指に対応する正三角柱形)―■左右両対応(対称形になっているので、左右どちらの手でも使える。差し込む向きにこだわらず使える)、イギリスの左利き専門店ANYTHING LEFT-HANDEDより購入。 

3下の画像一番下:ペングリップ(サンスター文具、ペングリップ セクト 5C)―■左右両対応(三指対応の三角形、五色セット)スーパー、イトーヨーカドーで94円で購入。五本入りで定価百円なのでとてもお安い、お買い得商品。

●左手専用品
4下の画像上から二番目:もちかたくん 左手用(トンボ鉛筆)―●左手専用(あらかじめ左手の親指の爪の中心に真っ直ぐな線を引き、鉛筆の先から差し込んだもちかたくんの親指を当てる部分にある印に爪の線を合わせるように持つ。)、スーパー、イトーヨーカドーで113円で購入。(もちろん右手用もある)

どれも子供だけでなく大人ももちろん使えます。
1をのぞくと皆ソフトなグリップで、これも以前こちらで紹介したことのある「ヨーロペンyoropen」お茶でっせ版新生活版 のグリップと同じ材質のようです。

字を書くとき指に力が入り過ぎて疲れるという人にもいいかもしれません。

他にも、指位置対応のグリップでクツワから4色セットのものが出ています。しかし、こちらは右手用のもので、左手用としてはちょっと使いにくそうです。人差指の凹みが斜めに入っているので、この向きが左手では逆になり、指が添いません。

- - - - -

「プニュグリップ」について
※2005.8.21 訂正です。
クツワの製品に対して「鉛筆の持ち方矯正器具のテスト」というサイトによりますと、「上下逆に差し込むと、左利きの人にもそのまま使える」とあります。(まだ実物を試していないので、確認は取れていませんが、確認が取れ次第また報告します。)
私は、売り場でパッケージの上から確認した範囲では、形状が片すぼまりになっているようで上下入れ替えが難しい印象を受け、右手・右利き用で左手・左利きには不向きと判断しました。
ただ、商品のパッケージにもホームページにも左手用の使用法の記載がなく、誤解を受ける要素があります。せっかくの両用可能な製品がもったいないと思います。これは何もこの商品に限ったことではありませんが、両用可能な商品では左利き用の使用法も明記していただけると親切です。(もちろん明らかに左右対称で記載の必要のないものがあることは事実ですが…。たとえばここで取り上げたものでは、サンスターのものなど。)
※参照:クツワのホームページHOME>> 商品紹介>> オリジナル>> スタッド>> ファイル・小物の「ブニュグリップ」の説明文―
ブニュグリップ 本体価格100円(105円税込)本体:H40×W15×D15mm
「特徴:ソフトで握りやすい鉛筆・ペン用グリップ、滑りにくく、疲れにくくなります。くぼみに合わせて指を添えることで正しい持ち方を習慣づけることができます。」

* 再訂正 * 2005.10.18
2005.10.16「左手用」プニュグリップを入手。これで従来品が右手用と判明。やはり、私の読みどおり、この従来品は右手用でした。「左手用」は「クツワSTAD左手用・左利き用文具」2005.10.18 お茶でっせ版新生活版に書いたように、赤地に白抜き文字で「左手用」の表記と、左手用マーク、左手での実際の使用例の写真を入れています。
従来品も無理やり上下を逆さに使えば、左手用になる、とも言えますが、多少差し込みにくく、指の位置も微妙に違うような気がします。
左手練習用には「左手用」を、単にグリップとして使用する場合は、左右を選ばないタイプが色々出ていますので、そちらを使いましょう。

※再々追記:2005.11.27
―昨日、偶然立ち寄ったイトーヨーカドー文具売場で、従来のプニュグリップのパッケージに「右手用」表示右手使用時の写真例が入っているのを確認しました。「右手用」と「左手用」がそれぞれ並んでいました。パッケージ・デザインはまったく同じで、内容が違うだけでした。配置を換えて左右対称デザインで強調して明確に区別してみる、というような工夫はありませんでした。

- - - - -

また「ユビックス」というものもあります。くわしくは知りませんが、人差指と中指の間にはさんで使うもののようです。トンボ鉛筆のサイトには、「もちかたくん」とセットになったものもありました。左手用と右手用があるようです。

補助具ではなく、自然に三本指で持つように鉛筆自体を三角軸にした製品が、公文やトンボ鉛筆や三菱鉛筆からも出ています。公文からは三角軸クレヨンも出ています。
小さいうちからこういうものを使うのも、正しい持ち方を身に付ける良い方法です。

※ただいま、『左組通信』「左利きphoto gallery〈HPG6〉左手/左利き用文房具(筆記具・定規・その他)」を鋭意製作中です。上記の持ち方練習具を含め、左手左利き用の文房具を各種集めて紹介する予定です。→2005.11.24up

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*2008.4.30追記* 左手書字について―
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「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
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「左手書字の研究―実技編」(2008年より第三土曜日発行分に掲載)

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2005.08.12

左利きの質を持つ片岡鶴太郎の半生記『筆のゆくまま、心のままに』から

 片岡鶴太郎さんの本が出ています。『筆のゆくまま、心のままに―片岡鶴太郎半生記』生活情報センター刊
 この本を見て思うところを書いてみます。

* 片岡鶴太郎の左手で描く絵と書 *
 氏の幼少時代から、お笑い芸人、役者、ボクサー、そして画家としての半生記+絵の実作の様子をまじえた「実践!鶴太郎流墨彩画講座」が巻末に付いているもので、少し大判のものになっています。懐かしい写真も掲載されています。(いやぁ、若かったねえ。今や巨匠の風格が出てきましたからね。私と同い年とは思えません!)

 絵の実作のページでは、テレビの趣味の番組などで披露されていたように、左手に筆を持って描いておられます。もちろん文字も左手です!
 あとがきなどもみな左手の書です。字としては、正直ちょっと読みにくいのですが、味わいがあります。

 おじいさんが羽子板の絵を描く職人さんだったそうで、元々そういう絵心が氏の中にも遺伝していたようです。
 ブログでも書いておられるように、今では絵を描いている時が何より楽しいそうです。
「2005年08月07日 今日は蜻蛉の絵を…」片岡鶴太郎日記

 この本の絵の講座の末尾にも書いておられるように、鶴太郎さんはボクシングを始めてから、自身に「左利きの質」があることに気づいたそうです。右構えができず、始めからサウスポーだった。そして絵を描くようになっても、右手では筆が先走りすぎてダメだったそうです。ところが左手で描くようになって、魂がこもるようになった、と書いておられます。
 私なりに解釈すると、右手だと使い慣れた器用さからつい小手先の技法に頼ってしまうのではないでしょうか。それがふだん使い慣れぬ左手だと、一筆一筆描くことに神経が集中して、今まで気づかなかった自分らしさが発揮されて良い結果につながったのかもしれません。

 とにかく、右手を使うか左手を使うか、制約はない、と書いておられます。絵の描き方にも基本はある、しかし自分にあったやり方で描けばいい、と書いておられます。

* 右手でも左手でも本人しだい *
 もちろん絵や書は芸術ですから、それでいいのだ、でも実用は違うという見方もあるでしょう。
 字を書くときや箸を使うとか、基本のお作法は右手で行うものだ、という考えを持つ人はまだまだ少なくはありません。
 しかし、本当にそうでしょうか。ホントは右手でも左手でもいっしょじゃないのか。最低限守るべき基本はあるでしょう。しかし、自分にあったそれぞれのやり方で自分の力を最大限に発揮できれば、それが一番いいのではないでしょうか。

 形はいいが中身が足りないというのでは、生きている値打ちがないように思います。
 充実した人生こそ大切なのではないでしょうか。
 それには借り物でない、本来の自分らしい自分でいることが大事な気がします。

* ホントの自分とは? *
 そして、ボクシングを始めて自分の中にある左利きの質に気付いたという片岡鶴太郎氏のように、ホントの自分というものは、案外自分の知らないところにあるのかもしれません。
 右利きと思っていても左利きが隠れていたり、逆に左利きと思っていたら右利きが隠れていたり、etc。
 だからこそ、人生はいくつになっても色々と楽しめるのでしょう。

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2005.07.23

左手筆記を推奨するマス計算メルマガ

ちょっと変わったメルマガがありました。
「右利き左利きも頭脳を活性化!ロクロク36マス計算!」がそれです。
創刊準備号が「2005/5/16」発行となっています。
毎週木曜日発行で、21日現在既に9号発行されています。最新号発行部数は1800部を越えています。

準備号によると、一般向けの<脳>力および集中力開発ということで、効果対時間から36マスであるということ、そして、ここが「ちょっと変わった」と表現した部分なのですが、マス問題がそれぞれ右手用と左手用の二種類用意されているのです。

それはこういう理由からです。

なぜ同じ問題が2種類あるのか?  ・右側に計算元の数字を載せておくと左利きの人は計算しづらい  ・右利きの人が左手で、左利きの人が右手で字を書くことで計算力と同時に日頃使っていない筋肉を刺激できる!

そして発行者は、それぞれの問題を、右利きの人は<左手>で、左利きの人は<右手>で、と非利き手を使用するように薦めています。

私が推奨するのは、右利きの人は左手で字を書く、左利きの人は右手で字を書くということです。
 利き手と逆の手を使用することは頭脳を活性化するという話があります。また、手に限らず体を左右均等に鍛えることは健康にも良いのです。
 週に1回の「36マス計算」で右手と左手を使うことによって是非皆さんの脳に刺激を与えてみてください。

いよいよ右脳左脳の<脳>力開発もここまで来たか、という感じです。

左利きの私から見ると、その効果のほどは別にして、左手筆記を一般化するという点では、それなりに評価できます。
もちろんこれで、日常生活でも左手筆記する人が出てくるとは思いませんが、左手筆記に対する敷居の高さ―違和感が少しは解消されるのではないか、と期待しています。
まだまだ左手筆記に対する違和感、あるいはもっと極端にいうと「忌避する感情」が一部の人たちにはあるように思います。
そういう感情が少しでも緩和される助けになれば、というほのかな期待です。
  
実際に、両手を使うということ自体は身体に良いことです。
ただ、利き手には利き手の役割、非利き手には非利き手の役割がある、というのも事実でしょう。その辺のことも考えた上で、利用してみるのもおもしろいでしょう。新たな感覚が芽生えるかもしれません。

詳細は、こちら

※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載して、gooブログ・テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。

*2008.4.30追記* 左手書字について―
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2005.05.27

勝手に左利き筆法になる?ヨーロペンYOROPEN

以前、gooブログ版"新生活"転載記事「フィスカース(Fiskars) キッズはさみ」へのトラックバック記事「その名は、『ヨーロペン(YOROPEN)』」 で、紹介されていたボールペン「ヨーロペン」をようやく手に入れました。

lefty_zoeさんの紹介文によると、左手書きの際に起こる書いた字の上をこすってしまい、紙や手を汚すということがない、また書いた文字を手をどかさずに見ることができる、そうです。これは試してみたい、と思いました。
メーカー・サイトにも「LEFT HANDED USERS」という項目があり、左手書き・左利きに配慮したものであることがわかります。これはぜひ手に入れたいものだ、と思いました。

そして、やっと見つけました。久しぶりに訪れたスーパー、イトーヨーカドーで609円(税込)で売っていました。
私が買ったのは、緑の軸(中身は黒インク)のものです。
他に黒、赤、オレンジなどカラフルな軸がそろっていました。青は中身も青インクでした。
さらにペンシル(尖らせた鉛筆の芯を短い軸にセットしたものを順繰りに使っていくタイプ―ロケット・ペンというらしい、同タイプの色鉛筆「マルチ」もある)も同じ値段で販売されていました。

パッケージの台紙裏面の説明書きの「特徴2」のなかに「左利きの人にとっては、筆記中に筆跡を手でこすり汚すことを避けることができます。」と明記されています。

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形がとてもユニークです。
そしてこの形状が最大のポイント。優れものにしています。

ペン軸の先に「く」の字型にペン先が付いている、サギ(鷺)が首を伸ばしたような、あるいは、ちょうどコンパスの円を描く鉛筆の芯が付いている方の足だけを切り取ったようなものです。
(これは私の想像ですが、きっと鉛筆代わりにコンパスの足を使って字を書いた横着者がいて、それがけっこう使えるでぇ、というので製品化したものでしょう…?)

このペンは、ゴム状の柔らかいグリップ(親指、人差し指、中指に対応した三角形)がペン軸にかぶせてあり、これを回して自分の使いやすい位置に調整できます
このグリップとくの字になったペン先のあいだに空間があるので、書いた字のあとをこすって汚すことが避けられます。
そしてこのグリップと、くの字に曲がったペン先の角度とがあいまって奇跡?を起こすのです!

左利き筆法というのをご存知でしょうか?
その昔、精神科医の箱崎総一という方が左利き友の会を運営し、左利きの人のために努力されていました。この会が左利きの人のために開発したお習字の方法をまとめたものが『左利き書道教本』です。そこで左手書き用の筆法を紹介しています。
(フェリシモ出版の『左ききでいこう!』(※注)にくわしく載っています。また大路直哉氏の著書『見えざる左手』やサイト「クラブレフティ」にも説明ページがあります。)

まず、筆の持ち方ですが、普通に左手で筆やペンを持つと、水平方向から見ると左に傾いた「\」となります。これで左から右に線を引こうとすると、筆(ペン)先を「引く」のではなく「押す」形になり、書きにくくなります。
そこで、筆を右手で持つ時のようにやや右に傾けて持つ―「/」こんな感じ―のです。こうすると、左から右に線を引く場合でも、文字通り「引く」感じになります。しかし、これは慣れないとちょっと不安定です。

ところが、このヨーロペンを使うと、ペン軸よりペン先の角度が大きいので、限りなく垂直「|」に近い形で書けるようになります。

さらに、ペン軸に対しペン先を思い切って右に倒してみる―グリップを左に回す―と、さらに右手使いに近い方向にペン先の角度に変えることができます。

ペン軸とペン先の角度が違うこと、グリップを回転させて最良のポジションで持てることを利用し、ペン先だけを倒すことでこういう形に持ってゆくことが可能になります。

即ち、垂直方向―上から見ると、左手に持つペンの方向は「♂」左手前から右奥へ、もしくは「→」左から右へ、となります。右手の場合はその逆の「\」右手前から左奥へ、もしくは「←」右から左へ、です。

このヨーロペンを使うと、「♂」ではなく縦方向「↑」に近い前後の角度に変えることができます。(画像参照:上段左が倒した場合、右はそのままの状態―ふつうのペンと同じ)

上から見て逆「く」の字型「>」に(近く)ペン先をセッティングするのです。こうすると、左から押して書いているにもかかわらず、ペン先は勝手に「引く」形に動いてゆきます。
ただあまり傾けすぎるとボールが紙に接触せず書けません。そこで実際には少しだけ傾けて、ペン先が真っ直ぐになる前後の範囲が無難でしょう。
これでも、「押す」というより「横に引く」感じなので、使い心地は格段にアップします。
初め慣れるまでは角度を少なめにして、徐々に角度をつけ、自分の限界を極めればよいと思います。

左利き筆法は、筆の持ち方以外に、紙の位置を変えます。
1・斜め45度右に傾ける、2・90度直角に横倒しにする、3・体のまん前でなく、中心から左側に置く、という三つの方法があります。
横倒し法は極端ですが、横棒を縦棒に、縦棒を右から左へ引く方向に変換できるため、横棒を「引く」作業が「押す」ことになる左手書きの欠点を改善できる、非常に良い方法です。

このヨーロペンも、ペン先を回転させることで力の方向を変えることができるので、左利き筆法に似た変換が可能で、手書き作業が非常に便利になると思います。

左利き筆法が使えて、書いた文字をこする心配もなく、確認もできる。実に良いこと尽くめのペンの誕生です!
ただ、お値段がかなりお高いのが難点です。通常のボールペンが百円前後で売っていることを考えると、ちょっと贅沢な気もします。
しかし手書きの機会の多い方や、書くことで悩んでおられる方はぜひ一度お試しになることを心からおすすめします。

*
ネット検索してみますと、文マガ(文具流通マガジン)12月13日~に、

英国コールズペンカンパニーの超未来筆記具「Yoropen」が売れている。エルゴノミックスの徹底的追及から生まれたボディに大きな特徴があり、昨年12月にロフトから販売を始めて、渋谷ロフトだけでも「一ヶ月で2000本売れた」(同店販売促進室)。ジュネーブ国際発明展金賞(2002年度)受賞に続き、「Yoropen Executive」は、今年1月のペーパーワールド内で開催された、ISPA(国際文具専門誌協会)アワードでも筆記具部門グランプリを獲得した。
―とありました。

*
・輸入元:エクシム株式会社 Tel: 0424-50-1959
YOROPENのホームページ(英語)
「LEFT HANDED USERS」というところをクリックすると、ふつうのペンの場合は書いた字をこすって汚すが、ヨーロペンの場合は左手書きしてもテキストをこすらないよ、というアニメの説明が見られる

その他のヨーロペンに関するブログ記事:
YOROPEN (ヨーロペン)
鳥頭なペン
YOROPENで書く
ゼブラ エアーフィット2+S

※注:フェリシモ出版『左ききでいこう!』、大路直哉著『見えざる左手』は、『レフティやすおの本屋』本店「左利きの本棚/研究書・実用書」で紹介しています。

※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載して、gooブログ・テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。

*2008.4.30追記* 左手書字について―
・『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
「左手書字の研究―実技編」(2008年より第三土曜日発行分に掲載)

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2005.04.17

左利きにも公平な学研「自在プリント」に『本屋』が…

こちらでも紹介しました左利き対応百マス計算プリントが作れる 学研『プリント自在 小学1年さんすう』の「プリント自在」シリーズの宣伝ページあの百ます計算もおまかせ,左ききにもやさしい 学研の「プリント自在」新発売!のニュース欄で、うちの『本屋』が紹介されました。

・「レフティやすおの本屋」さんで,★★★いただきました!

いやぁ、うれしいですね。光栄です!
こちらこそ、このような左利きに優しい学参を出版していただき、お礼を言わなければいけない立場です。

『店長日記』「学研「プリント自在さんすう」編集者さんからのメッセージ」にも書きましたが、学研さんは立派です。

学研さんは、この「プリント自在」でもそうですが、先の杉淵鉄良先生の『10マス計算ドリルたし算ひき算左利き用』、 同『かけ算わり算』といい、左利きに優しい左手書きに配慮した学習参考書を出している、公平かつ良心的な出版社です。

教育の分野こそ、公平というものが重んじられるべきだと私は思います。
単に利き手が違うというだけで、不利な条件に甘んじなければならないというのは理不尽です。それでなくとも左手書きには若干の不都合が生じます。さらに右手書きに便利な条件での練習を強いられては、ますます不便さがいや増します。勉強嫌いにならないとも限りません。
不要な障壁を設けないように気を配るのは、教育者として当然の義務だと思います。

学研さんにはこれからも、このような少数派にも配慮した、公平を重んずる教育的な出版をお願いしたいものです。
また、他社の学参編集に携わる方々にもご検討いただきたいものです。

※学研「プリント自在小学1年さんすう」は左利きの本棚/子供達への棚で紹介しています。
※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載して、gooブログ・テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。

*2008.4.30追記* 左手書字について―
・『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
「左手書字の研究―実技編」(2008年より第三土曜日発行分に掲載)

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2005.03.31

左利き対応百マス計算プリントが作れる 学研『プリント自在 小学1年さんすう』

『レフティやすおの本屋』来店者の「左利きは天才?」さんからの左利き情報です。

左利きに対応した100マス計算のプリントも作れる機能がついた、小学一年生向けの算数のCD-ROMソフトです。

通常の100マス計算の問題は、問題の列が上段と左端の列にあり、左手で字を書く場合、問題列がその手で隠れるという難点がありました。しかし、これは 左利き/左手書きの人でも不都合のない、問題の列が右側にあるプリントが作れるという優れものです。

学研「プリント自在 小学1年さんすう」清水静海監修 学研CD-ROM プリント∞(無限大)シリーズがそれです。

対象読者:小学1年生(百ます計算は大人でも使えます。
A4版 本文36ページ ISBNコード : 4-05-700156-5 (4057001565)
本体価格(税別) 880円 一般定価(税込) 924円

●「百ます計算プリント」「計算トレーニングプリント」「教科書対応まんてんプリント」の3種類がプリントできます。
●「百ます計算プリント」では 4ますから144ますまで問題量を変えて出題 左利きのお子さまにも対応しています。
●「計算トレーニングプリント」では たし算,ひき算,3つの数の計算を出題 10問,20問と問題数を変えられます。
●1年生の範囲を超えた発展問題も出題されます。

詳細情報のページには、「左ききの方のために,問題を右側に出すことも可能。」と明記されています。

この「学研CD-ROM プリント∞(無限大)シリーズ」には、他に『プリント自在 入学準備・小学1年ひらがな・カタカナ』『プリント自在 小学1年かんじ』(ともに小森茂監修)もあります。どれもみな、パソコンとプリンタがあれば、すぐに使えます。この二つは基本的に、日本語の伝統に沿った右からの縦書きになっています。『ひらがな・カタカナ』はお手本の字も上、もしくは右側に配置されていますので、左利き/左手書きのお子さんの方が使い勝手がいいかもしれません。

※注意 一部の文字練習帳の中には、右利き/右手書きの子に便利なように、左側にお手本の文字を配置したものもあります。これは、左利きのお子さんには使いづらいものになりますので、お買い上げの際は十分ご注意ください。
 ―例:小学館『陰山メソッド 徹底反復「書き順プリント」<小学校1・2・3年>』など―)

※『レフティやすおの本屋』本店「左利きの本棚/子供達へ」で紹介しています。

※『「レフティやすおの本屋」店長日記』での紹介記事来店者のおすすめ:左利きにやさしい学研『プリント自在 小学1年さんすう』

※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載して、gooブログ・テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。

*2008.4.30追記* 左手書字について―
・『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
「左手書字の研究―実技編」(2008年より第三土曜日発行分に掲載)

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2005.03.10

学研 10マス計算ドリル 左利き用 二種・たし算ひき算/かけ算わり算 発売中

10masu以前こちらでも3月発売予定と紹介した、杉渕鐵良(東京都板橋区立新河岸小学校教諭)先生の『10マス計算ドリル 左利き用』「たし算ひき算」「かけ算わり算」の二種類が、学研より発売されています。
(2.9「10マス計算ドリル 左利き用2種 3月8日発売予定」参照)

上記記事中にも書いていますように、10マス計算とは、100マス計算の縦一列分だけを取り出したものです。
100マスはつらいというお子さんでも気軽に取り組める利点があります。
順に消化すれば、100マス計算にチャレンジするページもあります。(画像左下)

「「レフティやすおの本屋」店長日記」2.11「左利きの本棚・子供達へ『10マス計算ドリル』二点追加」に以下のように書きました。

「左利きの子に配慮したマス計算ドリルです。左手で書いても問題が隠れて見えなくなるということがない、という形式になっているものと思われます。/ひょっとすると、本の開きも、右利き用と左利き用とでは逆になっているかもしれません。/右手書きには左綴じ左開きが便利です。が、左手書きには右綴じ右開きが便利です。/ 未見ですので、実際のものがどうなっているかは確認できていません。/しかし、こういう風に「左利き用」と銘打っているドリルは初めてでしょう。/利き手の違いに配慮したものを作ろうという著者、版元の姿勢に大いに感謝いたします。/教育者なら当たり前のようなことですが、実際には無視されてきた、といってよいでしょう。/ 現物を見るのが楽しみです。」

この予想通り、右利き用は、右手で書きやすいように左側に開いて書き込む左開きで、答えの記入欄も右側にあります。
一方こちらの左利き用は、左手で書きやすいように右側に開いて書き込む右開きで、答えの記入欄も左側になっています。(画像右下)

表紙もそれぞれ右手と左手で鉛筆を持っており、一目で違いがわかります。(画像左上)
裏表紙に、「学習参考書で初めての利き腕対応ドリル」と明記されています。(画像右上)

実用書でこのタイプは、これも以前何度か紹介した日本文芸社・刊『左利き用 ボールペン字練習帳』があります。
(6.16「『左利き用ボールペン字練習帳』再び参照)
これは、本の開きがこのドリル同様、右利き用は左開き、左利き用は右開きになっています。ただ、残念ながら内容は、左利き用といいながら右利き用と同種のものを使っていました。

このドリルでは、その点も考慮して本の開きも内容も、完全な左利き(左手筆記)対応のものになっています。
巻頭の使い方の説明欄でも、左利き用の図を入れています。

これからも、こういう筆記する人の身になった、利き手対応商品が数多く出回ることを願っています。

また一方、専用品のみでなく、『文字がうかぶ100マス計算プリント 小学( )年生』三木俊一/著 清風堂書店出版部のような、両用あるいは共用のユニバーサル・デザイン・タイプも増えて欲しいものです。
(8.3左利き対応100マス計算ドリル「文字がうかぶ100マス計算プリント 小学( )年生」参照)



10マス計算ドリルたし算ひき算 左利き用

著者名 : 杉渕 鐵良 著
出版社名 : 学習研究社 (ISBN:4-05-301944-3)
発行年月 : 2005年03月 価格 : 525円(税込)

10マス計算ドリルかけ算わり算 左利き用

著者名 : 杉渕 鐵良 著
出版社名 : 学習研究社 (ISBN:4-05-301991-5)
発行年月 : 2005年03月 価格 : 525円(税込)

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*2008.4.30追記* 左手書字について―
・『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
「左手書字の研究―実技編」(2008年より第三土曜日発行分に掲載)

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2005.02.09

10マス計算ドリル 左利き用2種 3月8日発売予定

PHP研究所『子どもの学力がぐんぐん伸びる家庭楽習』、学習研究社『家庭楽習でわが子は変わる―鉄人の学力向上法』の著者、杉渕 鐵良氏の『10マス計算ドリル』が学習研究社(学研)から3月に発売されるというニュースは昨秋から聞いていました。
どうやら予約受付が始まったようです。
『右利き用』と『左利き用』とが、それぞれ「たし算ひき算」と「かけ算わり算」の2種類ずつ用意されるようです。

10マス計算ドリル 左利き用たし算ひき算
10マス計算ドリル 左利き用かけ算わり算

ともに、著者名:杉渕鉄良 出版社名:学研 発売予定日:2005年3月8日 予定価格:525円(税込) ただ今 予約受付中
本の内容

計算力アップの魔法の練習問題がこの「10マス計算ドリル」。本書はたし算ひき算/かけ算わり算の左利き用。100ます計算まで手が届かない子だけでなく、100ます計算で1分を切れない子もこの10マス計算で訓練すると確実に計算力が伸びる。杉渕先生オリジナル教材。

杉渕氏は、いきなり100マス計算はつらい、というお子さんでも気軽に取り組めるということで、「10マス計算」を提唱されています。

10マス計算は、100マス計算の縦一列分だけとお考えください。基本的には同じ方法で行います。
簡単すぎるようですが、説明を読んでみますとなかなか応用も利くようで、奥深いものがあります。

100マス計算のときにも書きましたように、10マス計算でも、筆記する手の違いがハンディキャップになる、使いにくいものになるわけで、このような利き手別のドリルを用意する配慮は必要でしょう。

初めからこういう利き手を配慮されたものが出版されて標準化されるのは、非常に良いことです。
杉淵氏の教育者としての細かな目配りに信頼感を厚くしました。を感じました。

ただ私としては、ムダは覚悟の上で「左右共用」のものを作り、その意味をも子供たちに教えるようなものにすれば、また違う次元の教育にもつながり、より有用な教材になるのでは、という気がします。

その点はともかく、左利きにとってまた画期的な出版物が現れるようで、うれしく思います。

* 10マス計算 (教育の鉄人 保護者 編)
** 杉渕鉄良氏のホームページ「教育の鉄人 ねっけつ教師 編」

*** 100マス計算に関する「―お茶でっせ」記事
2004.6.16左手書き(左利き)に優しい改良版「ユニバーサル百マス計算」のすすめ
2004.6.16改良版「UD百マス計算」が紹介されました
2004.8.3左利き対応100マス計算ドリル「文字がうかぶ100マス計算プリント 小学( )年生」

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*2008.4.30追記* 左手書字について―
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2005.01.31

左手書きの書『月人石』-乾千恵の書の絵本

1月27日夕、ふらりと入った本屋で平積みされていた一冊の本に目が留まりました。
「確かにそうだ、左手に持っている、筆を。」

およそA4ぐらいの大きさの横組の本でした。なんと言ってもその表紙です。
床に膝をつくようにすわり、左手に太い大筆を持ち、左から右へと書をしたためている人物を向かい側から撮っている写真です。
「左手で字ィ書いたはる!」
もうそれだけで感動ものです!
 

本を手に取ってみました。
『月人石』乾千恵 福音館書店〈こどものとも傑作集〉 ―サイドバー:左利き関連本 参照―

パラパラとのぞいて見ました。
まだ半信半疑でいましたが、確かにその筆の運び具合も、墨のかすれ具合も左から右に筆を押し付けているような感じに見えます。
横棒が左から右へ少し右下がりになっているものもあります。
トメやハネの具合も微妙に右手書きの書とは違い、明らかに左手書きしているように見えます。
昔子供の頃に左手でお習字したときのことを思い出させます。
写真のミスでも、トリックでもなく、正真正銘左手書きの書です!

大阪在住とあるのが、余計に親近感をそそります。
家に帰って「乾千恵」について調べたいところでしたが、前日からネット接続がうまく行かない状態だったので、あきらめました。
昨日30日から色々調べてみました。

福音館書店|くわしいないよう|月 人 石
「著者紹介」より

乾 千恵(いぬい ちえ)
1970年、大阪に生まれる。1990年から各地で、図書館、お寺、学校、美術館、野外(森や畑)などを会場に、書展と語りの場が開かれてきた。作品集『雲きれて陽のひかり』(雄飛企画)、作品・エッセイ集『『風」といる人、「樹」のそばのひと』(野草社)、『もじと絵』(アートン)がある。大阪在住。

脳性マヒのため身体が不自由で、左手しか使えない、という車椅子の書家さんでした。
ということで、左利きゆえに左手で書いていると言うわけではないようです。
しかし、左手書きをこうして前面に出していただけると、私たち左手書きの者はとてもうれしいものがあります。

もっと日本人は、文字の左手書きを認めて欲しいと思います。
まだまだ、世間一般に、字は右手で書くものといった一方的な思い込みがあります。きれいな字を書きたければ、左利きでも右手で書きましょうといった指導が幅を利かせていたりします。
実際には、右手書きでも、貧相な字を書く人は少なくないし、字に自信のない人も大勢います。(だからこそ、きれいな字の書き方の本や講座が人気を呼んでいます。)
逆に、左手書きでもきちんとした字を書く人もいます。
乾さんのように、迫力と味わいのある書を書く方もいます。

実際は、右利きの人が多いから右手で書くのが一見当たり前のように思えるだけです。右手で書く人が多いから右手で書きやすくしたり、右手で書いた書き方が美しいとか正しいとしているだけです。
ホントのところは、右手で書きやすい人は右手で書けばいいし、左手で書きやすい人は左手で書けばいいのです。

この本を見てもっと自由な発想のできる人間になりたいものです。

少なくともこの絵本を見た子供たちが、左利きの子は左手で字を書いていいんだ、と考えるようになってくれれば、うれしいです。
逆に、大人の方には、この人は右手で書けないから左手を使っているだけなんだよ、ホントは…式の指導だけはして欲しくはないですね。

私も、墨と筆で何か書いてみたくなりました。とりあえず、手元にある筆ペンでやってみましょうか。

*
月人石-乾千恵の書の絵本
乾 千恵 <書> 谷川 俊太郎 <文> 川島 敏生 <写真> 福音館書店 版
定価840円(本体価格800円) ページ数:28 サイズ:19X27cm
初版年月日:2005年01月20日 ISBNコード:4-8340-2028-2
読んであげるなら 3才から 自分で読むなら 小学低学年から
いのちを感じる文字! 初めて出会う「書の絵本」
この絵本は字を覚える絵本ではなく、字を感じ楽しむ絵本です。筆で書かれた「書」のもつ生命力が写真と言葉とともに、生き生きと感じられます。初めて出会う「書の絵本」です。

※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載して、gooブログ・テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。

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2004.08.24

続報『左利き用ボールペン字練習帳』

さて、以前紹介した『左利き用ボールペン字練習帳』の続報です。
版元の日本文芸社、編集担当YK氏によると、

1『右利き用~』の再版に『左利き用~』の社告を入れることに成功した
2イーエスブックスの生活>手紙、文書のカテゴリーで「この1週間で人気の商品」に『左利き用~』が掲載された

1の社告とは、『左利き用~』の元になった『右利き用~』の本が今回再版されることが決まり、その際に『左利き用~』の広告を載せるということです。
ここでは便宜上『右利き用~』と呼んでいますが、実際には「右利き用」と明記されているわけではないので、左利きの人でこれを手に取った人が、『左利き用~』があるんだと知る機会ができたということになります。

「この1週間で人気の商品」
『左利き用ボールペン字練習帳 きれいな字が書ける』 日本文芸社 819円(税込)

"実は先週はトップに載っていたのですが、今週はランクが落ちたのでしょうね。"

"売上は相変わらずですが、気長にやっていくつもりです。"(2004.8.24)

ということです。

売れ行きも、私の予想からいえば、『右利き用~』の何分の一かあれば、それなりに売れているといってよいと思います。

この『左利き用ボールペン字練習帳』、まだお手にとっておられない方はぜひ一度本屋さんでお確かめください。


―過去の記事―
2004.06.18『左利き用ボールペン字練習帳』再び
2004.06.03『左利き用ボールペン字練習帳』岡田崇花  
2004.06.26『左利き用ボールペン字練習帳』「レフティサーブ」で紹介

*2008.4.30追記* 左手書字について―
・『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
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2004.08.15

第7回アンケート「左利きでも字は右手で書くべきか?」のお知らせ

私のもうひとつのサイト「レフティやすおの左組通信」で毎月(正確には4週毎に)行っている、左利きアンケートの第7回「左利きでも字は右手で書くべきか?」 を「利き手左右別」で、きょう8月15日より実施します。

*
左利きでも字は右手で書くべきか?

左利きのお子さんに対して、左利きを右手使いにするべきだと考える人は徐々に少なくなっています。
しかし、他の動作はともかく字を書くことに関しては、書道の先生ならずとも、字は右手で書くべきだという人が少なくありません。
主に右利きの人に多い意見ですが、左利きの人にも見られます。この場合はご自分が右手使いの方に多いようです。
理由としては、左手では字は書きにくい、字は右手で書くようにできている、というところです。

ある字の書き方を教えるサイトの先生も、左利きでもきれいな字を書くのなら右手で、と教えています。

左利きの子であっても、お箸はともかく字だけは右手で、もしくは、男の子はいいが女の子はカッコ悪いからやはり右手で、という意見の親御さんもおられます。

また状況により、時と場合により、右手と左手を使い分けるべきだという人もいます。
人前では右手で書き、私的な場面では左手を使って良い。あるいは、習字・書道などの毛筆書きの大きな字などは右手で行い、同じ毛筆でも小筆や通常の鉛筆やボールペンなどで字を書くときは左手を使う、というような使い分けをすればよいというのです。

さて貴方は、左利きの場合でも「字は右手で書くべきだ」と思われますか、それとも「左手で良い」と考えておられますか。
次の中からいずれかひとつを選んでお答えください。

*投票者の利き手別で選択肢を用意しています。ご自身でご自分の利き手を右もしくは左と、どちらか判断した上で投票してください。

*一言言わせて、というお方は投票後に表示されます一番下の「ご意見ボード」をご利用ください。もっと言わせて、というお方は掲示板もご利用ください。貴方のご意見ご感想をお聞かせください。

1(右利きの人)「やはり右手で」
2( 〃 )「女の子は右手で」
3( 〃 )「状況により右手と左手の使い分けを」
4( 〃 )「左手でよい」
5(左利きの人)「やはり右手で」
6( 〃 )「女の子は右手で」
7( 〃 )「状況により右手と左手の使い分けを」
8( 〃 )「左手でよい」


~過去に実施したアンケート~ 第1回 左利きイメージ調査  (参照)→*〈左組〉「左組通信」〈2004年3月〉 第2回 左利きで困ったこと(物理的バリア編) →*〈左組〉「左組通信2」〈2004年4月〉 第3回 左利きの子に右手使いを試みるか否か →*〈左組〉「左組通信2」〈2004年5月〉 第4回 貴方の好きな左利きの呼び名は何ですか? →*〈左組〉「左組通信3」2004年6月〉 第5回 左利き?と思うのはどんな仕草ですか →*〈左組〉「左組通信3」〈2004年7月〉 第6回 生まれ変わってくる時は右利きor左利き? →*〈左組〉「左組通信3」〈2004年7月〉

*2008.4.30追記* 左手書字について―
・『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
「左手書字の研究―実技編」(2008年より第三土曜日発行分に掲載)

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2004.08.03

左利き対応100マス計算ドリル「文字がうかぶ100マス計算プリント 小学( )年生」

以前私は、6月16日付の記事「左手書き(左利き)に優しい改良版「ユニバーサル百マス計算」のすすめ」
「改良版「UD百マス計算」が紹介されました」
という、100マス計算に関する2本の記事を書きました。

これは従来の100マス計算が右手書きの子には問題ないが左手書きの子には不利なものになっていたので、その点を改良し、誰にも不利でないユニバーサルデザインのものに改良しようと訴えたものでした。

私が最初にこの文を書いたのは、5月の連休のころでした。
左利き児童に対する配慮に欠けている100マス計算に対し、危機感を持つようになり、それなりに色々調べていましたが、これというものは見つかりませんでした。そこで現役の小学校教師の親野先生に目を通していただき、賛同をえて、この文章を発表することにしました。

ところが実際には、そのころ既に左右に問題の数字の列が書き込まれた、ユニバーサルデザインの100マス計算ドリルが市販されていたのです。
それがここに紹介する『文字がうかぶ100マス計算プリント 小学( )年生』三木俊一/著 清風堂書店出版部 

31363046.jpg
「1年生」用の表紙

です。それぞれ「1年生」から「6年生」まで出ています。
奥付によると、2004年の5月1日となっています。

100hidari.jpg

表紙にも、両サイドに問題の数字の列が書き込まれた100マス計算問題用紙の絵が描かれ、「左ききにも 右ききにも 使いやすい!」とうたっています。

表紙を開くと「特色」と題した説明のページがあります。
そこには「えんぴつを持つ手の下に数字がかくれても、右か左の数字が見えます」という文の下に、右と左の両側に問題となる数字の列が配された、本書で使われているマス計算の見本が示され、それぞれ左ききの場合と右ききの場合の二つの使用例の絵を入れて、本書の特徴がわかりやすく説明されています。

内容は、計算結果を利用して、その問題用紙の上にマスをたどってひとつの文字が浮かび上がるという趣向が凝らされていて、子供が楽しみながら練習できるようになっています。
楽しく計算の練習をしながら字の勉強にもなるという、一石二鳥の優れものです。

左利きのお子さんをお持ちの親御さん、もう100マス計算での左手書きに対する心配は要らなくなりました。
このドリルで楽しく勉強させてあげてください。

*2008.4.30追記* 左手書字について―
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「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
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2004.07.29

左手できれいな字を書きたい、習いたい

最近の私のいちばんの関心事、それは字を書くこと。
きれいな字を書くことです。
もちろん「利き手」を使って書くことです。

ここまでは誰も不審に思う人はいないでしょう。
当然のことという人もいらっしゃるかもしれません。

たいていの人は字を書くときに「利き手」を使います。
その「利き手」はたいてい「右手」のようです。

しかし、なぜ「右手」を使うのか、を考える人は少ないのではないでしょうか。
気がついたら「右手」を使っていたという人が大半でしょう。

いや、「利き手」が「右手」だから、と答える方もいらっしゃるでしょう。
あるいは、「右手」で書くように教えられた、という記憶をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。


そこで、私はまた考えます。
「右利き」の人では「利き手」である「右手」で字を書くのは当たり前のことと考える人が多い。
また、(利き手である)「右手」で字を書くようにと教わったという人もいる。

然るに、「左利き」の人の場合はというと、(利き手ではない)「右手」で書きなさいと言われることがある。
実際に「右手」を使って書いている「左利き」の人も少なくない。

なぜなんだろう?
「右利き」の人が「右手」を使うのは理解できる。
しかしなぜ、「左利き」の人は「左手」を使ってはいけないのだろう。

「左利き」が「左手」を使うのは自然なことである。
なんら不思議なことではない。
『左利き用ボールペン字練習帳』なる本が出ているぐらいである。
(この本については、以下参照―)
2004.06.18『左利き用ボールペン字練習帳』再び
2004.06.03『左利き用ボールペン字練習帳』岡田崇花
2004.06.26『左利き用ボールペン字練習帳』「レフティサーブ」で紹介

それでも、字を書くときは「右手」でと考える人が少なくない。
ただそう考える人は、主に「右利き」の人である。
もちろん「左利き」の人でもそういう考えを持つ方もいる。
しかし、たいていそういう人は自分も「右手」で字を書いている人だ。

「左手」で字を書く人で、字は「右手」で書くほうがいいという人は少ないようだ。
そういう人はたいてい「左利き」なら「左手」で字を書いてよいという。
字は「右手」で書くものだ、というのは「右利き」の人の勝手な固定観念だと考えている。


さて、字は「右手」で書くものだ、という方が書を教える先生の中には結構いらっしゃる。
「利き手」に関わらず、字というものは「右手」で書きやすいように作られているので、これは「右手」で書くべきなのだ、と力説される方も少なくないようです。
きれいな字を書くためには「右手」で書くほうが良い、と親切そうに優しく薦める方もいます。
(2004.07.15の記事「左利きに関して最近腹が立ったこと:きれいな字を書く」で紹介したメルマガの先生や、
2004.07.26の記事「朝日新聞7.24「疑問解決モンジロー/左利きは生活しにくい?」」 の投書にあった例など。)

しかし、これも私には理解できません。

本来、字というものが発明されたときには、どちらの手で書きやすいようにしようとか考えていたとは思えないのです。
まず、言葉を書き表す方法を考えたのであって、字形が整えられたのは後の世であろうと考えるわけです。その後多くの人がより書きやすい、より覚えやすい、よりきれいに見える書き方を編み出して、次代の人に教え伝えていったのだと思うのです。
そしてその当時は、現代のように万人の技術ではなく、特定の階級に属する人たちの特別な技術であったと思うのです。
当然の結果として、ひとつの流儀や作法といった考え方が出てきてもおかしくないわけです。
しかし、今は状況が変わりました。字を書く技術は一部特権階級の独占物ではないのです。万民のものとなりました。誰でも必要な技術です。誰もが書けるものにすべきなのです。

―といったことは今までにも、さんざん書いてきました。


今回は、別の見方も考えてみましょう。
百歩譲って字は「右手」で書くものだとしましょう。

しかし、「右利き」の人にとっての「右手」と、「左利き」の人にとっての「右手」ではその間に大きな隔たりがあるのです。
「右利き」の人はそのへんを正しく理解しているように思えません。
「左手」に対してはそのような感覚をお持ちのようですが、こと「右手」に関してはどうも違うようなのです。

「右利き」の人には、「左手」でできることとできないことの違いの認識は十分あるようです。
ところがこの考えが、しばしば「左利き」の人のそれにまで影響を及ぼしているようなのです。
すなわち自分が「左手」でできないことは、「左利き」の人にもできないのではないかと考え、それができると知ると心から驚くのです。
「まあ、器用ね」と。
私たち「左利き」にとっては当然のことなのに。「左利き」だからできるのであって、それが「左利き」というものなのに。

そこには、自分たち「右利き」にとって便利で使いやすい手である「右手」は、左利きの人にとっても便利で勝手のいいものだという思い込みがあるように思われるのです。
その便利な手があるにもかかわらず使おうとしない「左利き」の人はずいぶん意固地で変わり者というふうに感じている、のではないでしょうか。
文句を言う前にまず使ってみなさい、こんな便利なものはないよ、という感じが漂ってくるのです。

その点が私は好きになれません。
自分の思い込みを人に押し付けてくる、それも大人が子供に。
ものを教える先生が教わる生徒に向かって。
強い立場の人が弱い立場の人に。
これでは、気の弱い人、素直な人は従わざるを得ません。
そういう卑怯な態度が許せません。
それを卑怯と思わない態度が許せません。

もし仮に字は「右手」で書くのがベストだとしても、「右手」が使いやすい手ではない、非「利き手」である「左利き」の人は「利き手」の「左手」で書いても良いのではないでしょうか。
そして、そういう「左手」で字を書く人のために、「左手」でも(「右利き」の人が見て)きれいな字が書ける方法を考えてくださる先生がいても良いのではないでしょうか。そういう方法を工夫し、教えてくださる先生がいても良いのではないでしょうか。

これが本日の結論です。

*2008.4.30追記* 左手書字について―
・『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
「左手書字の研究―実技編」(2008年より第三土曜日発行分に掲載)

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2004.07.15

左利きに関して最近腹が立ったこと:きれいな字を書く

怒りのままに書いてみます。

あるメルマガのうたい文句
「文字は練習すれば必ず上達します。小さいうちにきちんとした基本を身につけましょう。」

なかなか気を惹く文章です。誰でもきれいな字を書いてみたいもの。そこで内容をのぞいてみると…。

このメルマガの「お便り質問コーナー」での左利きのママさんからの質問とそれに対する回答が出ています。

〈娘は左利きなのです。二年生になり字を書く事も多くなってきたのですが、やはり書きずらそうにしておりますので、なにか左利きの人へのアドバイスなどありましたら〉
  「ご質問の左利きですが、最近は矯正しないほうがいいという意見が多いようです。ただきれいに書くという点では左手ではむずかしいでしょう。文字は軽い「右上がり」に書くと安定しますのできれいに見えます。左手ではどうしても右が下がってしまうのです。私は教室で幼児も教えていますが小さいうちでしたら抵抗なく右に変えられると思います。無理強いするのではなく、字は右手で、絵は左手でとするとストレスも少ないようです。左利きはとても有利なことが多いので、その特徴は伸ばしてあげましょう。文字だけ右手で書いてみたらいいと思います。両手が使えるようになり便利ですよ。」
〈徐々に変えていけるものなのか、ぱっと変えて頑張った方が良いのか悩んでおります。〉
  「これはとても難しい問題です。お子さんの性格によるという事でしょうか。書き始めるときは右手で。いつの間にか左手になっていたら気付いた時にまた右手に。こんな感じで十分だと思います。無理強いするとストレスになり逆効果です。文字を書くのが嫌になってしまうと大変です。」

=私からの反論=

>ただきれいに書くという点では左手ではむずかしいでしょう。文字は軽い「右上がり」に書くと安定しますのできれいに見えます。左手ではどうしても右が下がってしまうのです。

貴方が、左手書きできれいに字を書く正しい方法を知らないだけなのではないでしょうか。そういう教え方を研究してこなかったという怠慢振りを言い逃れしているだけのように感じました。
貴方は精神科医箱崎総一氏が主宰した左利き友の会が開発した左きき筆法をご存じでしょうか。
また最近出版された『左利き用ボールペン字練習帳』という本のことはご存知でしょうか。
お習字の先生方の間でも左手書きを容認される方が増えています。生徒さんと共に書き方を工夫されている先生もおられるそうです。

(左手書きの場合は、少し右下がりで用紙を置きます。そして普通に書いてゆく。できたものを真っ直ぐに見ると、自然と右上がりの文字になります。右利きの人では普通逆に左を少し下げておきます、ちょうどその反対ですね。
 こちらでは紙は真っ直ぐ体の中心に置く、と指導されています。そのほうが真っ直ぐに見えるから小さい子や、字を習いたての人にはわかりやすいという判断でしょう。
 しかし、ハンデのある人がちょっとした工夫を入れるのは決して邪道ではないと思います。)

いかにも左利きのことは知っているようなお言葉で説明されていますが、何のことはない単なる右手使いへの変更を強要しているだけの旧態依然の教育方法とお見受けします。
右手で書くことできれいな字が書けるのなら、どうしてこれほど右利きの多い世の中であるにもかかわらず、きれいな字を書きたいと悩む方が多いのでしょう。右利きの人が右手できれいな字を書くだけでも大変なことなのに、左利きの子に利き手でもない右手で字を書くことを強要するような態度は納得がいきません。
両手が使えるようになり便利ですよ、とも書いておられますが貴方ご自身は左手でも右手でもお書きになれるのでしょうか。左手でも書けるが、よりきれいな字を書くためには右手の方が良いので右手で書いておられるのでしょうか。

本当に利き手について、左利きの人について勉強されたことがあるのでしょうか。 
単に何例かの経験からのお言葉に過ぎないのではないでしょうか。またその子たちがその後どのような生活をしているのか追跡調査などされているのでしょうか。 また本当にその子たちが左利きであったのか、いわゆる両利きではなかったのか、あるいは一時的に左利きに見えるだけだったのではないでしょうか。
無理にさせるのではないとおっしゃるかもしれませんが、子供は親やまわりの大人が喜ぶ顔を見たい一心で努力するのではないでしょうか。それをいいことに自分たちの思うように不当に子供に圧力をかけるのはどうかと思います。

さらにいうと、右手が不自由な人は一生きれいな字は書けないということでしょうか。強度の左利きの人の場合もそうです。いくら努力してもやはりできない人がいるでしょう。そういう人は一生その不幸を背負って行けということでしょうか。

私は間違っていると思います。誰でもきれいな字が書けるそういう方法を研究する努力をしていただきたいものです。

もし貴方が看板を上げるとするなら、右手できれいに字を書く方法を教えます、と書くべきです。
それなら私も納得いたします。

私は謙遜していうのですが、決して美しい字を書くとは言えません。しかし、小学生のときに先生から字がきれいだから書記をやって、と言われた事があります。左利きで人前で字を書くことが嫌だったので、結局この役は逃れましたが、ひそかな自慢でした。(ひょっとしたら、うまく先生に乗せられただけかもしれません。自信を持たせてあげようという作戦だったのかもしれません。もしそうなら素晴らしい先生ですよね。立派な教育です、貴方の方法とは違って。)

気を入れて書けば、かなり見栄えのする字を書けると思っています。ただし、鉛筆もしくはボールペンといった筆記具に限るようです。筆はもちろん筆ペンは今ひとつです。左手用の万年筆を使っているのでこちらはかなりいいかもしれません。

きれいな字を書くコツは確かにあります、それをうまく習得すれば、右利きであろうと、左利きであろうと、右手であろうと左手であろうと、いえ足であろうとなんであろうと、書けるのです。

そういう書を教えてくださる先生になって頂きたいものです。

人にものを教える立場の方には、それに応じた社会的責任というものがあると思います。それを十分自覚して、発言していただきたい、指導に当たっていただきたい、と心から願っています。

何人も不幸にすることのない、立派な教育を考えてください。単に字を書くことを教えるだけであっても、です。

*2008.4.30追記* 左手書字について―
・『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
「左手書字の研究―実技編」(2008年より第三土曜日発行分に掲載)

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2004.06.26

『左利き用ボールペン字練習帳』「レフティサーブ」で紹介

この「お茶でっせ」でも二回紹介させていただきました、日本文芸社の『左利き用ボールペン字練習帳』が左利きのためのメールマガジン「レフティサーブ」 6/22発行の「41号」で紹介されました。
さらに6/25発行の号外「No.041 2004年06月22日分号外2」では、版元の編集者からのお便りが紹介されています。
こちらの内容は、以前この「お茶でっせ」でもお知らせしたもの同様、

「一字ずつ練習するページでは左から右へと練習を進めてゆくような構成になっています。 その点が、使いにくいものになっていた」・・・「なので、宣伝できずにいた」

というもので、「この本の欠点もご紹介いただきたいから」連絡したとのことです。

そして、

「多分、難しいとは思いますが、もし、万が一、再版ということになったら、練習欄はかならず改訂します。そして、改訂版が出たことをみなさんにお知らせします。申し訳ありませんでした。」

と、結んでおられます。

「レフティサーブ」の発行人渡瀬氏も「好感を持ちました」と書いておられるように、問題があるという指摘を受け宣伝できずにいた、欠点も紹介して欲しい、という編集者のY氏、今時ではめずらしい良心的な方だと思います。
(でも、社内ではきっと大変なんだろうなぁ、と想像します。)

それだけに、多少の問題はあるにしても、ある程度は売れて欲しいな、と思います。
そして版元さんへひとりでも多くの読者の皆さんからご意見を寄せていただいて、再版・改訂版発行に持って行けたらいいな、と思います。

*2008.4.30追記* 左手書字について―
・『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
「左手書字の研究―実技編」(2008年より第三土曜日発行分に掲載)

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2004.06.18

『左利き用ボールペン字練習帳』再び

6/3の『左利き用ボールペン字練習帳』(日本文芸社)の記事で、実物を見ずに、元になった「右手で書く人が練習しやすいようにと工夫して作った『きれいな字が書ける。ボールペン字練習帳』岡田崇花(日本文芸社 2004年3月刊)」を見て、それぞれのページが「右ページがお手本、左ページが練習帳」と入れ替えたものを想像した上で、当て推量で「十分使えると思う」と書きました。

先日、実際にこの本を手に入れました。
実物を見たところ、やはり左手書き練習帳としては問題となる部分がある、と感じました。
それは、練習帳の部分で、特に一字ずつ練習するページです。
ここでは、「左から順に3段階に練習を進めてゆく」ようになっています。
bpji3.jpg
それぞれ、薄くお手本の字が印刷された行、字のバランスがわかるように真ん中に破線の入った行、白紙の升目の行です。

右手で書く場合は、「左から右へ」書き進める方が自然で便利です。先に書いた文字が見えるし、手も汚れません。
元本では、その点を押さえて、あえて通常の縦書きの本とは異なる「左綴じ」の横書きの本と同じ製本になっています。
しかし左手書きの場合は、その逆で「右綴じ」の方が良いのです。そしてページを入れ替えることでその形は守られています。
bpji1.jpg

ところがページ内は「左から右へ」のままです。ここも「右から左へ」の方が良いわけです。
この点がマイナス・ポイントです。
bpji2.jpg
例=上段:問題のあるページ、下段:気にならないページ

欲を言えば、全体の流れも、通常の縦書きと同じ「右から左へ」の方向で進んでゆく方が、左手書きには自然で良いと思います。

さらに、前回書きましたように、将来的には書名を「左利き用」でなく、汎用の「左手用」に改めて欲しいものです。

そして、以上のことを、私は日本文芸社に連絡してみました。
すると、企画提案をした書籍編集部のY氏からお返事をいただきました。

要約すると―

・最初は『左手用』というタイトルで企画を出した。
・最初から、左利きの方がきれいに書くためのコツなどを指南した本ではない。
・別に利き手がどちらであろうが、左手で書くための本として出した。左利きだけど、字は右手で書く、という人もいる。

・元になった本が、(利き手に関係なく)右手で書くときに練習しやすいということを「売り」にした。
・このメリットは(利き手に関係なく)左手で書く人にも享受してもらわなければ、と思った。

・会議でタイトルは「左利き用」に。その方が、ストレートに伝わるのではないか、と右利きの人の発言で。

・この本は、元本がなければ存在しなかった企画で、元本を再利用する、ということで低コストに。
・低コストでなければ、企画として成立しなかった。

・指摘の箇所は、刊行早々に著者の知り合いの左利きの方に指摘された。
・左右を入れ替えるときに、もう少し配慮があればみなさんに自信を持ってお勧めできた。

・このままだと版を重ねることはない。
・この本が売れなければ「やはり左利き用は需要がないのだ」ということになり、当社で左利きの企画が通ることはないだろう。
・そして、この本が実績となり、他社でも企画は通りにくくなる。

―という、悲観的な内容で、さびしく思いました。

しかし、「一部使いづらい面があり、改良すべき点はある」というだけで、決して致命傷ではないと思います。
M自動車ではありませんが、欠陥を隠すのはマイナスになります。
失敗を逆手に取るというのはなんですが、正直に欠点を認めた宣伝をされてはいかがでしょうか。
「日本初の試み」なのですから、失敗があってもおかしくないでしょう。

皆さん、「ベスト」ではないかも知れないけれど、この画期的な企画にエールを送りましょう!

ぜひ一冊買って、一度試して見てください。

頭で考えるだけではわかりません。
私の意見が本当かどうか、ぜひご自分の目と手で確かめてください。
私一人の意見が、すべての左手書き(左利き)の人を代表する意見ではないでしょう!

各自のご意見を日本文芸社までお送りください。ぜひお願いいたします。

*2008.4.30追記* 左手書字について―
・『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
「左手書字の研究―実技編」(2008年より第三土曜日発行分に掲載)

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2004.06.16

改良版「UD百マス計算」が紹介されました

以前「現役小学校教師がメルマガで取り組む左利き問題」と言う記事で、現役小学校教師の出すメルマガ、親野智可等さんの「親力で決まる子供の将来 」
で「左利きを右利きにする必要は、一切ない」と言う記事が掲載されている話を書きました。

この「親力で決まる子供の将来 」No227 (2004.6.13発行分)で、"教師必読の問題提起"として「左手書き(左利き)に優しい改良版「ユニバーサル百マス計算」のすすめ」を引用した、改良版「ユニバーサルデザイン(UD)百マス計算」が紹介されました。

「レフティやすおさんからの問題提起です。」とされていますが、これは実は「左利きっず」(左利きのお子さんをお持ちのご両親のための情報交換サイト)の掲示板の書き込み文がそもそもの始まりでした。
紹介された引用文中の「ある人曰く―」以下の文章は、その書き込みを私なりに脚色したものです。

このとき「百ます計算」に対する危惧を抱き、以後私なりに調べてみましたが、その後改良版が普及しているという話を聞くことはありませんでした。
それどころか、このような危惧そのものが話題になっている様子もなく、いよいよ不安は高まりました。

そしてこの「左手書き(左利き)に優しい改良版「ユニバーサル百マス計算」のすすめ/左利き児童を落ちこぼれにする?百マス計算の危険性」という文章を書き上げたのですが、私の周りにこの危惧が当たっているものかどうか判断できるような人が見当たりませんでした。
そんな時、親野先生の存在を知り、これ幸いと文章を見ていただくことにしました。
先生からご賛同のお返事をいただき、こうして紹介されることになりました。

以上がこの改良版「ユニバーサルデザイン(UD)百マス計算」の経緯です。

アイディアそのものはどなたが「発明」されたのか私は存じませんが、こんな単純な発想がどうして出てこなかったのか不思議なぐらい簡単です。
今後すみやかに、この左右に問題が配列された、改良版の「左手書き左利き児童対応百マス計算」、いえ「ユニバーサルデザイン(UD)百マス計算」が普及することを願っています。


これは単に「百マス計算」を左手書きの児童に対応させるというだけのものではありません。

少し話が飛躍しますが、これを元に、さまざまな事柄において発想の転換を図るきっかけ、ユニバーサルデザインを考える機会にしていただきたいのです。
将来を担う子供達に新たな思考のチャンネルを開く第一歩として欲しいのです。

*2008.4.30追記* 左手書字について―
・『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
「左手書字の研究―実技編」(2008年より第三土曜日発行分に掲載)

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左手書き(左利き)に優しい改良版「ユニバーサル百マス計算」のすすめ

*左利き児童を落ちこぼれにする?百マス計算の危険性*

左利き児童に新たなバリアが出現か?
右手使い圧力をかわし、何とか左手筆記を容認された子供に新た壁が立ちふさがってきたかもしれません。

以前、2004.02.17付の記事「『横書き登場』屋内池誠」の中でもふれたように、左横書きは左手書き(左利き)の人にとって非常に厄介な面があります。試験などでは、問題と答えの記入欄の位置関係が左手書き(左利き)の人には優しくないのです。左手で隠れてしまって問題が見えない、問題番号が見えない、といった不都合が起きます。いちいち手をどけて確認しなければならないのです。その点右手書きの場合は記入する手で隠れるということはありません。常に問題用紙全体を視野に入れたままで回答してゆけます。

最近、百マス計算という計算練習が小学校で流行っているようです。数をこなして繰り返し練習するのが良いのは事実です。大いに進めて欲しいものです。
しかしこの百マス計算、従来のものでは左手筆記の児童には問題があるのです。

百マス計算自体は昔からあるそうですが、ここで簡単に説明します。

*参照―百マス計算で有名な陰山英男氏のサイト「陰山学級物語」
「確かな学力を育てるポイント ―百ます計算のやり方」

10×10の升目を用意し、その外側に一番上の段一行と左横の縦一列を追加し、そこに任意の数字をいれ(これが問題になります)、左から順にそれぞれの交点に当たる升目にそれぞれの数字を足し算なり引き算なり掛け算なり割り算なりした結果の答を記入して埋めてゆく。これを毎回時間を計っておき、その時間を比べて進歩の具合を見るのです。
計算力と集中力を養うことになるようです。
基本的にはこの作業時間を比べるのはそれぞれの個人の間でだけです。前やり速くなったとか比べてみるだけの相対的な目安です。

そして、こうして出た数字というものは、本来個人の相対的な能力の向上を現すものであり、絶対的能力を現すものではないのです。
ところが、この数字を他の子と比べるとき問題が出てきます。
根本的に人と比べることが間違いだという人もいるでしょう。しかし学校で、一斉授業の中で行われたときにはどうでしょうか。
時間に差が出れば、気になるのは人の常。速い遅いが話題になることも十分予想されます。

単なる「計算+記入の総作業時間」を表すだけの数字が、その子の「計算能力を現す絶対値」となってしまう危険性があります。
現実に氏のサイトの掲示板に「うちの子は○分○秒でできるようになった」云々と誇らしげに実数を明記している親御さんもおられます。

あるとき、左利きの子供をお持ちの親御さんのための情報交換サイトの掲示板で次のような書き込みを見ました。

ある人曰く、「うちの子は計算が得意なはずなのに、百マス計算はいつも遅い。他の子と比べて多少ボーっとしているところはあるが、どうも変だと思ってよくよく観察してみると、左利きで左手書きのうちの子は答えを記入するたびにしょっちゅう左手を用紙の外へ動かしている。問題の数字を見るためすぐに左手をどけているのだ。こうして頻繁に左手を動かして問題に取り組んでいる。これでは時間がかかるのも仕方ない。
先生に話すと、左手書きの子にも対応した両横に縦一列の数字の入った問題用紙に改良してくれた。これでやっと右利きの子とまったく同じ条件でできるようになった。」といいます。

一方、まったく対応していないところもあるようです。先生によって異なった結果になっています。

このような「非左手書き対応問題用紙」を使っている限りは、究極的に見て左手書きの子が不利になるのは自明のことです。
その結果、自分の計算能力に疑問を持つ子が現れないと言い切れるでしょうか。自分は計算は苦手だと、落ちこぼれになってゆくことがないと言えるでしょうか。

私は昔、ハサミがうまく使えず悩んだことがありました。今でも鮮明に記憶として残っています。しかしそれが実は自分の利き手である左手に合っていない右手用の品物だったからと知ったのは、後年左手用のハサミを手に入れてからでした。

*左手書き(左利き)に優しい改良版「ユニバーサル(UD)百マス計算」を!*

先に示したようにちょっとした工夫をするだけで、左手書きの左利きの子も右手書きの右利きの子もまったく同じ条件で取り組むことができます。
何、大層なことではありません。縦列の問題を左だけでなく、右にも用意するだけのことです。

udhyaku.jpg

しかしこれで、利き手(筆記する手)に関わらず、まったく平等に同じ土俵で取り組めるのです。
まさに私の目指す利き手によって差別されることのない左右共存社会の実現です。
もっと簡単に言えば、ユニバーサルデザインというものです。

この「百マス計算」はユニバーサルデザインについての考え方の教材にもなります。一挙両得の勉強が可能になります。

今インターネットではこの百マス計算用の問題作成ソフトがダウンロードできるサイトがたくさんあります。しかし、左手書き児童に対応した形のものがどれほど出ているか大いに疑問です。

あまりにも多くてすべてを見たわけではありませんが、私の目にした見本ではすべて右手書き(右利き)用でした。左手書き(左利き)用の物を見つけることができませんでした。(パソコン上で使う分には、右手左手の使い手の問題はかなり解消されるのでしょうが、手書き用に利用しようとすれば…。)

また先の陰山氏の名を冠した市販の百マス計算問題集『<教育技術MOOK>陰山メソッド 徹底反復「百ます計算」』(小学館)でも非対応です。

それでなくてもさまざまな問題にぶつかるであろう左手書き(左利き)の児童が、こんなことで落ちこぼれになるとすれば、大いに社会の損失です。
そんな危険性を回避できる「左手書き(左利き)児童対応百マス計算」、いや単なる「ユニバーサルデザイン(UD)百マス計算」を、ぜひとも普及させたいものです。

蛇足:こういうことを書くと、「それ見たことか、やっぱり左手書きはよくない、右手使いにしなけりゃ」、と言い出す大人が出ないかと大いに心配になります。

*2008.4.30追記* 左手書字について―
・『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
「左手書字の研究―実技編」(2008年より第三土曜日発行分に掲載)

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2004.06.03

『左利き用ボールペン字練習帳』岡田崇花

『左利き用ボールペン字練習帳』岡田崇花/著 日本文芸社 2004年5月刊 819円(税込)

本の内容:右手で書く人が練習しやすいようにと工夫して作った『きれいな字が書ける。ボールペン字練習帳』(2004年3月刊)の左利き用。内容は同じですが、右ページがお手本、左ページが練習帳と、左利きの人が使いやすくなっています。

以前、左利きの検索中、ネット本屋さんで「予約受付中」となっていたのを見た事がありました。5月末に出たようです。楽しみにしていたはずなのに忘れていました。

先日、Max115さんのホームページMAX115'S ROOM で拝見しました。

その後、3軒ほど本屋をのぞいてみたのですが、実物にはお目にかかれませんでした。
元になったという右用のものがあったのでそれを見たところ、これの左右を入れ替えたものなら、使い手が右左異なるだけで右手使いと同じ筆使いをする人なら(特別な左手の筆使いをする人でないかぎり)十分使えると思いました。

とにかくこういう発想の本が企画され、企画が通り、実際に本として出版されたことがすばらしいと思います。画期的なことです!
「字は右手で書くものだ」という人がいますが、この本を見せてどう言うか反応を見たいものです。

左利きの人が左手で字を書くことをこれだけはっきりと肯定する本が出るのは、日本では初めてではないでしょうか。(左利き友の会のものがありましたか? 少なくとも一般向けでは初の快挙?!)
外国には左利きの子どものための手書き綴り方handwritingの本が出ています。練習帳はあるかどうか知りませんが。
日本でもこういう本を出すことが当たり前になればいいですね。


 私は「字は右手で書くようにできている」という人にいつも反論するのですが、文字が最初に発明されたときは右手で書くか左手で書くかなどは問題にされていなかったはずです。それが長い年月の間に、ひとつの技術として確立されるなかで、右利きが多いために右手で書きやすいように改造されてきたものだと考えています。

何しろ字を書くということは、今でこそ誰でもが身に付けている平均的な技術ですが、日本で言えば寺子屋が発達する江戸時代以前は、一部の人たちだけが身に付けられる、限られた人だけの知的な技術だったのです。
当然、ひとつの流儀や作法として右手を使うというルールが作られたのでしょう。
そこでは、左利きだから左手で書く、というのは作法から外れる行為として、許されないことだったとしても不思議ではありません。(ここから、右手使いを強要することを正しいことのように言う「左利きの矯正」といった発想が生れた来たのでしょう。)

しかし時代は変わって、万民が使う技術になったのですから、誰でもが使いやすい方法に変わってゆくのは当然でしょう。

本来右手で書こうが左手で書こうが自由なのです。

左手では書きにくい、というのも右利きの人の思い込みでしかないのです。実際に自分も「非利き手」で書いてみればわかるはず。その方がよっぽど書きにくいのです。
また英語の筆記体では、綴りの方向は右へ向かうので書きづらい点はありますが、個々の字を見ると左回りの回転が多いので意外に書きやすいものです。


 この『左利き用ボールペン字練習帳』について、私からひとつだけ注文するとすれば、将来的には「左利き用」ではなく「左手書き/左手筆記用」とする方がよいのではと思います。

これからは右利きの人も左手で字を書く人が増えてくると思います。

これは単に左利きにあこがれる人が増えるとか、事故などで右手が使えない人が増えるということでなく、右手で扱う機械や道具が多いため、より効率的に仕事を進めるためには利き手の右手に頼らず、左手でメモする必要を感じる人が増えてくるのではないかと思うからです。

実際にそういう場面に出会うことがあります。きれいな字を書くというのではないですが、あいている方の手でちょちょっとメモを取ることは誰でもあります。

そういう場合「左利き」と書いてしまうと現実には「右利き」の人は素通りしてしまうと思うのです。私には関係ないや、と。
これはふつうの「左利き用品」でも同じです。
左利きの存在を顕示するにはいいのですが、この辺の兼ね合いがむずかしいところです。

*2008.4.30追記* 左手書字について―
・『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
「左手書字の研究―実技編」(2008年より第三土曜日発行分に掲載)

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