2018.09.11

宝島社『左利きの本【左利き専用メジャー&定規つき】』買いました

先月↓ 紹介しました『左利きの本【左利き専用メジャー&定規つき】』を買ってきました。

2018.8.26
宝島社から『左利きの本【左利き専用メジャー&定規つき】』8月31日発売


当初、メルマガ↓ 冒頭でも書きましたように、

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第525号(No.525) 2018/9/1「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23― 左利き者の証言から~ (特別編)ALH50年史概略(前編)」


この“本”にインタビュー記事が掲載されている渡瀬謙(けん)さんからのお便りにもありましたように、『左利きの本』というタイトルには程遠い?内容に、値段と比較して、これは探してまで買うことはないか、と考えていました。
でも、偶然見つけてしまったら、やっぱり思わず買ってしまいました。

これも左利きの人特有の〈左利きあるある〉かもしれません。

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(画像:パッケージと付録のメジャーと定規)

宝島社
左利きの本【左利き専用メジャー&定規つき】(e-MOOK)
アマゾン

 ●全体の印象は、軽い!

まずは、全体の印象から――。

普通の本(四六版)より大きいB5判(週刊誌サイズ)の大きさで、目立つ黄色のパッケージに黒文字で書名。
箱状のパッケージで手に取ると、思いのほか、軽い! 

これが第一印象。

私が買ったお店では紐掛けされていたので、立ち読みはできなかった。
(付録を盗られないためには仕方ないのかも。)

ボール紙の箱の横に何枚かのページがあり、これが“本”の部分。
この“本”の部分を見ると、いわゆる『週刊○○百科』などのDVDや組み立て模型が付録としてついている系のものに付属している「解説」部分に比べると、明らかに少ない。

聞いてはいたが、かなりショック!


家に持って帰り、開けてみる。

付録のメジャー(洋裁用に使うようなもの)や、登場する若いタレントさんや紹介商品の情報等、奥付の編集関係者も女性のようで、それらから言えるのは、どうも20代前半ぐらいの若い女性をターゲットにしているという感じ。

付録つきの雑誌などを買う層は、そういう人たちかもしれません。
(先に挙げた週刊分冊ものは、購買層に男性客が多いかもしれませんが。)

「気になる付録つき雑誌の情報サイト・雑誌付録ダイアリー【発売予定・レビューブログ】」でも、〈⑤付録ジャンル【女性】〉で分類されています。
左利きの本 【付録】 左利き専用メジャー & 定規

この手の商品では、ある種の“ライト感覚”が重要な要素なのかもしれません。
(でも、最近の雑誌の付録は、中にはかなりの値打ものも付いていると聞いていますが……。)


 ●“本”は、貧弱!

次に“本”の部分について――。


【目次】-------------------
左利きにまつわる噂の真相
(▼筆者注:日本における左利き研究の第一人者、『左対右 きき手大研究』著者・八田武志さんによるQ&A)

左利きあるある
・須田亜香里さん(SKE48)
・大東駿介さん(俳優)
・川村文乃さん(アンジュルム)

『悲しくも笑える左利きの人々』著者・渡瀬けんさんインタビュー

レフティグッズカタログ
・文房具編
・キッチン編
・番外編

奥付

SPECIAL ITEM
(▼筆者注:付録商品、問合せ先等の紹介)
------------------------------


これはどう贔屓目にみても、ボリューム不足です。

アマゾンのレビューやブログの感想なんかでもあったかと思いますが、「もう少し読むところが欲しかった」というのはみんなが思うところでしょう。

ページ数の割に、写真が大きめで、文字情報が少ない。
この程度なら、以前あった週刊誌の「左利き特集」のほうが、少ないページ数にぎっしり詰め込んで、内容的にはるかに凌駕しています。

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』週刊誌<左利き特集号>記事:
2016.12.1
左利きはつらいよ特集詳報-『週刊ポスト』2016年12月9日号
2016.7.8
女性セブン2016年7月14日号左利き特集・内容紹介


せめてそれぐらいは期待していたのですけれど。

 ・・・

個々の内容について――

「左利きにまつわる噂の真相」
=ワンポイントの情報が6つ並んでいるだけ。質問数も少なく、解答も120文字程度では、物足りない。

「左利きあるある」
=若手の左利きタレント3人のインタビューですが、それぞれ4、5問ぐらいで、物足りない。

・須田亜香里さん(SKE48)
=この中では一番年長なのか、右利き仕様の社会に慣れて、左使いは返って戸惑うとか、左利きあるあるの一つとして、そういう気持ちはわかるけれど、あまり強調して欲しくないなあ、社会の変化をもっと前向きにとらえてほしいと思いました。

・大東駿介さん(俳優)
=右利き役の場合のお話は面白かったが、左利きの人は両使いを目指すのがいいかのような発言は、強度の左利きの私は疑問に思いました。

・川村文乃さん(アンジュルム)
=ご自分の愛用のハサミを写真入りで紹介しているのは、好感を持ちました。左利き用の教本を、という希望の表明にも同感。

―川村さん以外3人中2人が両使いのような傾向の人、もしくは右利き仕様に慣れた人で、左利きの人の話として左利きへの理解を促すという点では偏った印象を与えかねず、残念に思います。
 聞いてみないと分からないので、こういう人選は難しいのですが、それだけにより多くの人に聞くことが大事でしょう。


「『悲しくも笑える左利きの人々』著者・渡瀬けんさんインタビュー」
=2009年1月発行の本で、およそ10年がたったその後の変化を聞いている点は、感心した。

「レフティグッズカタログ」
・文房具編 
=8点(万年筆・メモ用紙カバー・ボールペン・鉛筆削り・カッターナイフ・ハサミ・鉛筆グリップ・彫刻刀)
・キッチン編
=8点(包丁・レードル・ビーター・スプーン・ソムリエナイフ?・キッチンハサミ・急須)
・番外編
=4点(硬式野球グローブ・扇子・ゲーミングマウス・超薄型財布)

―全般によく知られたアイテムが多く、おおっと思うものは少なく、もう少し頑張って調べてほしかった気がします。
 総リストじゃないんだから、そこまで多くは求めないけれど、こんな意外なものもあります、という商品がもういくつかあれば、と思いました。
 たとえば、左用のバイオリンとか。右でも左でも使えるバターナイフとか。


*参照:メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
【左用のバイオリン】
第512号(No.512) 2018/2/17「【左手・左利き用品を考える】右用と左用の違い(19) 楽器編(1)バイオリン」
【右でも左でも使えるバターナイフ】
第478号(No.478) 2016/9/17「【左手・左利き用品を考える】右用と左用の違い(6) バターナイフ 編」


*本書で紹介されている本:
『左対右 きき手大研究』八田武志/著(化学同人刊)


『左利きの人々』渡瀬 けん/著 中経の文庫 2009.1


 ・・・

それにしても(小さい活字であっても)女性タレントさんの衣装やアクセサリーなどの情報はいるのでしょうか。
左利きの人のための衣装やそれならともかく。
(制作上の都合で、女性誌などでは当たり前のことかもしれませんが。)


 ●付録のメジャーと定規

Hidarikiki_no_hon_2

いよいよメインの付録について――。


【左利き専用のメジャー】

メジャーが、この“本”の目玉でしょう。
確かに、左用のメジャーはめったに見かけません。

左専用ですので、右から左へ目盛の数字がふってあります。
(~・3・2・1・0)

片面は、すべての数字が同じ大きさで、もう一面は、10センチごとに大きな字で表示されています。

メジャーの本体には、左手の絵「Lefty」の文字が印刷されています。
その裏には、巻き取り用のボタンが付いています。

カチャカチャと出して、ピュッと巻き取れます。


左用のグッズは色々持っている私ですが、メジャーは初めて。
ちょっと嬉しいですね。

工業系の男性だった私には、メジャーというと、スチール製で、2~3メートルのものがイメージされます。
これは、布製?の洋裁などで使うタイプで、150センチメートルのもの。

洋裁なんかしないという男性でも、メタボが気になる人なら、お腹回りかなんか計るのにいいかもしれません。


【左利き専用の定規】

アクリル製の20センチメートル。
筆箱(ペンシルケース)に入れるには、ちょっと長い感じ。

左専用ですので、右から左へ目盛の数字がふってあります。
(20・19・18 ~ 3・2・1・0)

メジャーもそうでしたが、右からの逆振りの数字はありません。
右利きの人は、ちょっと戸惑うかもしれません。

これを使ってもらって、普段左利きの人が、利き手に合わない道具でどのような不便さを感じているかを知ってもらう、といいでしょう。

 

 ●左用の定規について

・目盛の数字の並びについて

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(画像:左用と右用)

通常の右用定規とは逆振りの目盛の数字について書いておきましょう。

ふつうの定規は、目盛が付いていて、左端の0から1センチごとに目盛に数字が表記されています。

通常、右利きの右手書きの人は、線を引く際、左から右へ引きます。
このとき定規の目盛の数字が左から始まるものであれば――仮に15センチ定規の場合は、

(0・1・2・3・4・5 ~ 15)

5センチの線を引くときは、見たまま、0から5まで引けばいいのです。

ところが、左利きで左書きの人の場合は、右から左へ引くのが引きやすく、大抵の人はそのようにします。
その場合、普通の右用の定規では、右端の15から5を引いて、10まで引くようにします。

( ~ 10・11・12・13・14・15)

あらかじめ引き算をしなければならないわけです。
これは面倒。


子供の時、右用定規しかなかったので、端の目盛から5・4・3・2・1と5目盛数えて、15から11まで引いて、1センチ間違ったことがあります。
左用だったらこんな間違いはしなかったのに……。


・左用定規の種類

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(画像:左専用・左メイン・両用・右メイン)

今市販されている左用の定規には、大きく2種類あります。

ひとつは、本書に付録のような「左専用」。
もう一つは、「左右両対応(両用/兼用/共用)」のもの。


「左右両対応」には、3種類に分類できます。
左用表示がメインのもの、その逆の右用表示がメインのもの、裏表で右用と左用を表示するものや2編をそれぞれ右用と左用に利用するもの。

(1)右がメインのもの(右用の左から右への数字が、上に書かれていて、その下に小さな字で右から左ものものが表示されているもの)。

(上側)|0・1・2・3・ ~ 13・14・15|
(下側)|15・14・13・12・ ~ 2・1・0|


(2)左右平等のもの(片面が右で、その裏面が左、もしくは一方の辺が右で、もう一方が左)

(表側)|0・1・2・3・ ~ 13・14・15|

(裏側)|15・14・13・12・ ~ 2・1・0|

定規には、2面があります。
表と裏の2面を使って、右用左用の両方を表示する。


┌――┐ 定規には、2辺があります。
|0 0| 右側と左側のそれぞれの辺を使って、
|1 1| 右用表示と左用表示とを併用する。
|2 2|
|  |

151231hidariyou_ruler_30cm

(画像:上はAlhの左専用、下は100円ショップの定規)

(3)左用がメインになったもの。(1)の上下を入れ替えた表示。上に左用の右から始まる数字を、その下に、左端始まりの表示を入れる。

(上側)|15・14・13・12・ ~ 2・1・0|
(下側)|0・1・2・3・ ~ 13・14・15|


(1)が、一番よくあるタイプかもしれません。
(2)は、(私の私物で言いますと、)無印良品の15センチ定規や100円ショップで買ったアルミ製30センチがあります。
(3)は、クツワの左用定規など。


(画像:右から3つが(1)の右用メイン、真ん中が(2)左右平等の完全両対応、左端の2点が(3)の左用メイン)

*左手・左利き用定規に関する主な記事:
2005.9.12
左手・左利き用定規(ものさし/物差し)のこと
2015.12.31
斬新さで人目を引く、左右両用の無印良品・両面目盛の定規15cm
2016.5.6
左手左利き用品考-右用と左用の違い(2)定規編-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第467号

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2018.08.30

右用と左用の違い(25)そうめん流し-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第524号

毎月第一・第三土曜日発行の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』8月18日発行分の第524号のメルマガのお知らせです。

第524号(No.524) 2018/8/18「【左手・左利き用品を考える】右用と左用の違い(25) そうめん流し」


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 ※『週刊ヒッキイ』は、2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
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◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第524号(No.524) 2018/8/18「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(25) そうめん流し」
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【左手・左利き用品を考える】 ..第三土曜日発行分掲載
 右用と左用の違い(25) 夏の特別編 ~そうめん流し~
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 左手・左利き用品における右用との違いについて― 
 25回目です。

 前回までは、楽器編をお送りしてきました。
 他にも取り上げるべき楽器があったのでしょうけれど、
 楽器演奏をしない私にはこれというものが思い浮かばず、
 あれにて終了としました。

 さて、新たな道具類をとりあげましょうと思っても、
 本を読む以外にこれという趣味のない私には、
 取り上げるべきものが思いつきません。

 そこで取り出したが、苦しい時の神頼み、ならぬ“紙”頼み。

 渡瀬謙氏の著作『左利きの人々 悲しくも笑える』です。
 (渡瀬けん/名義 中経の文庫 2009.1)

 右利き偏重社会をあらわす、様々な道具類。
 左利きには使いにくいものがいっぱい!

 それらを一つ一つ取り上げ、紹介するのが本書です。

 この左右の違いを取り上げるシリーズでも
 時に頼ってきました。

 そして今回も……。

 今回は、〈夏の特別編〉というていで、

 「そうめん流し」を取り上げましょう。
 
 ・・・

 左(手/利き)用と右(手/利き)用との違いについて
 勘違いをしていたり、よく理解されていなかったり、
 というケースが少なくなく、
 私のサイトへの訪問者の検索キーワードを見ていますと、
 その類のものが結構あります。

 「○○の右用と左用はどう違うの?」といったものです。

 それぞれの右用と左用の違いを、
 私にわかる範囲で説明していこうと思います。

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
 【左手・左利き用品を考える】
  右用と左用の違い(25)
   夏の特別編 ~ そうめん流し
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 ●そうめん流しは左利きには不利なのだ

『左利きの人々』「第3章〔TOWN〕
 街にもあちこちあるんです! 左利きが苦手なものが!」
《発祥地で食べるそうめんは、つかみづらかった。》p.110

 ●「そうめん流し」と「流しそうめん」
 ●そうめん流しの向き
 ●そうめん流し器(機)と流しそうめん器(機)

 ・・・

詳細は本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


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2018.08.29

8月16日イギリスの左利き専門店“Anything Left-Handed”50周年

旧聞になりますが、8月11日に届いたメールによりますと、今では通販専門になった、イギリスの左利き専門店「エニシング・レフトハンデッド Anything Left-Handed (ALH)」8月16日で、50周年を迎えたそうです。

1968年8月16日、ロンドンのソーホーで小さな店からスタートし、その後不動産コスト等の財政的圧力に屈し、通販やオンラインビジネスに変わるまで、38年間小売店を経営していた、とあります。
ロンドンのお店を訪ねた日本人のお客様も多いことでしょう。

8月1日にサイトがプレ・オープンした「日本左利き協会」の発起人の一人、左利きサイト「クラブレフティ」管理人でもある大路直哉さんの左利き本『見えざる左手』(三五館)の巻末「あとがき」にも訪問時の店員さんとの会話が紹介されていました。
ご自身の利き手、左利きであることに改めて注目する転機となった経験だ、と。


ALH50年の物語は以下のサイトで紹介されています。

Anything Left-Handed celebrates 50 years


ちなみに、この1968年という年は、日本の左利きの人にとっても記念すべき年で、左利きの悩みに寄り添う「左利き友の会」を主宰された精神科医で、日本の「左利き(啓蒙運動)の父」とも言うべき、箱崎総一さんの最初の左利き本『左利きの世界』が出版された年でもあります。


*参照:
・『見えざる左手―ものいわぬ社会制度への提言』大路直哉/著(三五館 1998/10)

・『左利きの世界』箱崎総一/著(読売新聞社 1968.5.15)
―たぶん、日本最初の左利きをテーマとした一書


 ・・・

グーグルの機械翻訳を利用しながら、私のつたない英語力で“解読”した内容から気になった話題を少し。


(1)創業者夫妻は右利きだった

1968年にALHを始めたのは、ビル・グラビー(Bill Gruby)とその妻クラウディア(Claudia)で、驚くべきことに、彼らはともに右利きだったのです。
ただし、ビジネス・パートナーのぺーター・ブルーム(Peter Broom)は書字を右にかえられた「natural left-hander」生れつきの左利きだったそうです。

右利きの彼らがこういうお店を始めようとした動機が、気になりますよね。

あるとき夫妻が、ディナーに招待した客4人がみな左利きだった。
当然のごとく、会話は、左利きの人が日常困ることや不便なことにむかった。
その後、これはビジネスになると思ったのか、ビルは左利きについて詳しく調べ、店を始める決心をしたといいます。

こうして今も取引を続けているという、左利き用品を扱う卸売業者アーネスト・トーマスLTD(Ernest Thomas (Hendon) Ltd)のシリル・ロウデン(Cyril Lowden)と連絡を取り、オープンにこぎつけます。
ちなみに彼は、右手を使うように強制された生れつきの左利き(a fellow natural left-hander who too been forced to be right-handed)でした。


(2)歴代のオーナーと店舗の変遷

最初はロンドンのソーホーの65 Beak Streetに。

その後、2代目のオーナーとなったのは、ポールとクララ・ブラッドショー(Paul and Clara Bradshaw)。
ポールは、早い時期に右手書きに変えさせられたので、自分自身を「挫折した左利き者」(“frustrated left-hander”)と呼んでいました。
クララは右利きでした。

1988年、3代目オーナーとなったのは、レグ・ミルソム(Reg Milsom)とその息子キース・ミルソム(Keith Milsom)で、事業を引き継ぎました。
彼らは通信販売事業の拡大に取り組みます。

(1990年、通販事業とともに、顧客や他の左利きの人からの要望を受けて、The Left-Handers Clubを結成。“The Left-hander”という季刊の会報も発行。
 私の手元には、1994年から97年発行分まで、16号から27号まで11号分があります。
 1995年6月に届いた第20号では、私の紙時代の活動を“LHC of JAPAN”として紹介していただきました。)

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(画像:上=“The Left-hander”16号から27号 下=20号・“LHC of JAPAN”)

1991年に57 Brewer Streetに移転するが狭く、サリー州のキースの自宅のガレージを倉庫兼通販事業の場に。
5年間、サリー州とロンドンの店を往復することになる。


(3)リアル店舗が閉店した理由は?

2000年、家賃の値上げやなにやら財政上の問題で、店舗経営が難しくなり、キャンペーンを張り戦ったが、店を閉鎖することに。
(In 2000, the landlords wanted to increase the rent for this tiny unit for £10,000 to £15,000 which, together with the huge Business Rates from Westminster Council, would have made it totally non-viable for us. We started a long campaign to fight the increase but eventually got ground down by the stress and legal fees and we had to start planning to close our beloved shop down. )

2006年5月、店舗を去り、世界中の顧客にサービスを提供し続けるためにオンラインビジネスに集中することにした。

1994年に賃貸していたサリー州のベルモントの小さな倉庫とオフィスに拠点を移し、新たなビジネス・パートナーと組み、私たち(オーナー)はマーケティングや顧客、Left-Handers Clubのメンバーとの関係に集中することにした。

 ・・・

ロンドンのこの店が閉店したと聞いた時は、本当に残念な気持ちがしたものでした。
この店は、左利きの人にとっては一度は訪問するべき、もしくは訪問したいと思う、左利きの“メッカ”的な場所でした。

リアル店舗の家賃値上げ等の財政上の理由があったようですね。

ロンドンの店と倉庫を往復するのも大変だったでしょう。
それを思えば、かつて世界の中心だった都からの撤退はつらいものの楽になった部分もあるのかもしれません。

消費者からすれば、実際に手にとって見られる上、店員さんからの助言ももらえるリアル店舗の存在は、重要なのですけれど。
日本の“左利き専門店”でもある文具店・菊屋浦上商事さんは、かつては通販もやっていましたが、今では実際に手に取って見てもらえるリアル販売に限っているそうです。)

 ・・・

現在はキースと妻ローレン・ミルソム(Keith and Lauren Milsom)さんが、オーナーとなっているようです。

以前聞いた話では、両人とも左利き。
お子さんは左利きの息子と右利きの娘が一人ずつ。

ローレン・ミルソムさんは、私が巻末資料の作成に協力した左利きの子育てガイド『左利きの子』(東京書籍)の著者でもあります。


*左利きの子供のための生活支援のガイド本:
『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍 2009.4
―自身左利きで左利きの子を持つ親であり、イギリスの有名左利き用品専門店オーナーでもある著者による、今までの日本になかった、左利きの子供を持つ親・先生へ向けた、左利きの子の生活支援のための手引書。


 ・・・

さて、この50年記念サイトですが、以下続けて、通販カタログについて、Left-Handers Club以前に存在した左利きの会のこと、8月13日の左利きの日のこと、最後に、将来も変わらず左利きの会のメンバーともども、新たな商品開発ならびに左利きの子供たちの教育改善や左利きの人の生活向上に貢献したいという展望について語っています。

今後もより長く、事業を発展継続していって欲しいと思います。
できれば、リアル店舗も復活できれば、いいですね。

少なくとも、記念館的なものが生まれれば、と願わずにはいられません。


Left-Handers Clubメンバーになれば、会報がメールで送られてきます。
サイトから加入できます。
あなたも参加してみては?

 ・・・

一部に誤りとも思える部分(というか、自身のことのみ記述している。もしくは、ある問題で誤報を認めた新聞Aのように、自分たちに都合のよい見方に偏った記述)もあるようです。
歴史的な事実は事実として、機会をつくって正しておきたいと思います。

知っている人が正しい情報を残しておかないと、誤った情報がそのまま事実と認定されてしまうからです。
一度広く認定されてしまいますと、後からああだったこうだったといっても、どうにもなりませんから。


これらの詳細なサイト情報については、私の左利き無料メルマガの次号(『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』9月1日発行・第525号「左利き者の証言」ALH編)で簡単に概略を紹介したいと考えています。

*ご購読の申し込みは、↓
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

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2018.08.26

宝島社から『左利きの本【左利き専用メジャー&定規つき】』8月31日発売

何年も前に出版関係者を含む一部の左利きの人たちの間で企画話が出ていた、“左利きグッズのおまけ付き雑誌”がついに登場します!

宝島社
左利きの本【左利き専用メジャー&定規つき】(e-MOOK)

アマゾン


がそれ。

発売日:2018年8月31日
価格:本体1,180円+税

判型:B5判
ISBN : 978-4-8002-8769-4
雑誌 : 60743-60

そこの左利きのあなた! 朗報です!
左利きの左利きによる左利きのためのムックが誕生しました。
付録は、「もう我慢しなくていい」左利き専用メジャー&定規。
仕方なく右利き用を使っていた人も、自分のために作られたこのグッズを使ってみてください。作業効率が驚くほど上がる! 死ぬほど測りやすい! など、感激すること間違いなし。
誌面でも左利きの「あるある! 」を刺激する面白コラムを満載。
ぜひその左手で確かめてください!

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(画像:書影が公開されました)

 ・・・

調べてみますと、2009年の『モノ・マガジン』2009年2月2日号(no.598)●あの名特集が帰って来た! 左利きグッズ大図鑑●(1月16日発売)のあと、菊屋浦上商事浦上裕生さんや『左利きの人々』の著者・渡瀬謙さんらとのやりとりで、宝島社の編集者さんから提案があったと知らせを受けたものでした。

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(画像:『モノ・マガジン』2009年2月2日号特集ページと『左利きの人々』)

当時、おまけつきの雑誌が流行っていて、左利きグッズ(左手・左利き用品)付きの雑誌(ムック本)はどうか、という話題が上がりました。
私も色々おまけを考えたのですが、おまけにできる製品には色んな制約があるようで、適当なものが思い浮かびませんでした。

左利き用といえば、まず思い浮かぶのはハサミですが、これはもう定番中の定番として、いまさらという感じです。
刃物類がありますが、ちょっと危ない面もあります。

比較的安価で、それでいて「ありそうでないもの」、かつ「誰もが一度は欲しいと思うもの」といいますと、結構選択肢の難易度が上がります。


あのときのご仁ならば、苦節10年などといいますが、なんと苦節9年(と数カ月)! の成果となります。
(まさに、Congratulations! おめでとうございます! ですね。)

ようやく適当なものが見つかったようです。
確かに、定規はいくつかの企業から左専用左右両用など出ています。
でも、左用メジャーはあまり見かけません。

これは良い選択だったと言えそうです。

 ・・・

左利きの人に使ってほしいのは、もちろんです。

しかしそれ以上に、右利きの人に使ってもらって、普段左利きの人が利き手に合わない道具でどのような不便を感じているか、を体験してもらうというのが、もうひとつの使用法でしょう。


発売の8月31日が楽しみです。

31日じゃなく13日だったら、もっと話題になってたかも……。


*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』
2015.12.31
斬新さで人目を引く、左右両用の無印良品・両面目盛の定規15cm

2012.12.06
左利きが使いやすい定規(3)まとめ~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii341号

第341号(No.341) 2012/12/1「レフティ・グッズ・プロジェクト <左手・左利き用品を考える>第10回 定規を考える(3)」


▼内容の詳細報告はこちら↓
2018.9.11
宝島社『左利きの本【左利き専用メジャー&定規つき】』買いました

Hidarikiki_no_hon_1

(画像:本体と付録のメジャーと定規)

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2018.07.17

左利き者の証言(3)秋山孝『左手のことば』から-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第521号

毎月第一・第三土曜日発行の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』7月7日発行分の第521号のメルマガのお知らせです。

第521号(No.521) 2018/7/7「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23― 左利き者の証言から~ 左利き先輩たちの足跡(3)秋山孝」


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 ※『週刊ヒッキイ』は、2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
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【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第521号(No.521) 2018/7/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~ 左利き先輩たちの足跡(3)秋山孝」
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▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第一土曜日掲載
―その23― 左利き者の証言から
左利き先輩たちの足跡(3)
 秋山孝『左手のことば』から、既成概念に抵抗する
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 前々回から、過去の左利きの人たちの言葉を紹介しながら、
 先輩の証言から学ぼう、というテーマを始めました。

 第一回は、
第513号(No.513) 2018/3/3「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23― 左利き者の証言から~ 左利き先輩たちの足跡(1)100歳の精神科医・高橋幸絵枝著『こころの匙加減』から」

 第二回は、
第519号(No.519) 2018/6/2「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23― 左利き者の証言から~ 左利き先輩たちの足跡(2)高田美和」


 さて、今回は……。

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 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
  左利き者の証言から ~快適左利きライフのために~
  ◆ 左利き先輩たちの足跡(3) ◆
  秋山孝『左手のことば』から、既成概念に抵抗する
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 ●1952年生まれの秋山孝氏の場合

『レフティやすおのお茶でっせ』2012.06.19
幼少時の記憶から【左利きライフ研究家のできるまで】第2回


 ●秋山孝『左手のことば』から

19906hidarite_no_kotoba

秋山孝『左手のことば』日貿出版社 1990.6


ぼくが小学校1年生のころに、ぼくは昭和27年生まれだから……昭和33年前後かな?。
  まあ昭和30年代のはじめにいろいろな人に左ききというのは、一般人のモラルに反していて、いやしいものであるというふうに教えを受けて、直すように強要されたというのがあって。


  でもぼくは左手のほうが使いやすいしね、細かい仕事をする、つまり字を書くのも絵を描くのも左手のほうが非常にうまくいくと。


  (中略)


  心の底からの理解や納得がないことはやってはいけないよね、子供でも。


  悪くいうと頑固なんだけれども理解して納得できれば頑固は直るわけ、でも納得できなくてぼくは使ってる。


  先生の考えの中での「左手は悪」という既成概念に対する抵抗だね。

*参照:
*1:ベンジャミン・フランクリン「左手からの手紙」もしくは「(教育を監督主導する人々への)嘆願書」

『左利きの本――右利き社会への挑戦状』ジェームス・ブリス、ジョセフ・モレラ 草壁焔太訳 講談社 1980(昭和55).12.20
 「第I部 外国編/第一章 われらの右利き社会(これ、ほんと?)」<フランクリンの嘆願書>pp.44-46“教育を監督主導する人々への嘆願書”


『左ききの人はなぜ才能があるのか―「左きき」の性格分析』斎藤茂太/著 KKベストセラーズ・ワニ文庫 1993
 「第5章 なぜ左ききの人は少数派なのか/ 双子の姉から妹への手紙」(pp.164-165) 
―『左ききの人の本』MG出版(1987)刊の文庫版


『左利きは危険がいっぱい』スタンレー・コレン/著 石山鈴子訳 文藝春秋 1994.1.25
 「第16章 左手利きたちよ、立ち上げれ」中「教育を監督する方々へのお願い」(pp.392-394)
―例の左利き短命説で有名になった著作、実際は左利きの人を擁護し、左利きに優しい道具・機械の普及を説いたものと言ってよい


*2:阿刀田高「兄弟」

・初出:東京新聞等 昭和56年(1981)5月31日
『新装版 最期のメッセージ』講談社文庫 2009.1.15 収録
―表題作「最期のメッセージ」も左利きの被害者が登場する〈左利きミステリ〉ショートショートです


『イソップを知っていますか』新潮文庫 2012/6/27
「第9話 役立つ知恵と愚かな思案」 収録


◎メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第291号(No.291) 2011/12/17「名作の中の左利き~推理小説編-3-「兄弟」阿刀田高」

◎ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』
2012.7.11
<右手と左手>の立場を語る「兄弟」~『イソップを知っていますか』阿刀田高


 ●「偏見」という既成概念に対する抵抗
 ●「生まれ」は選べないけれど……

...

いつも言い続けているように、私は、
右利きだけでなく、
左利きにも優しい社会に変えてゆきたいのです。

 ・・・

詳細は本誌で。

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2018.06.13

左利き者の証言(2)『左利きの世界』から高田美和-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第519号

毎月第一・第三土曜日発行の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』6月2日発行分の第519号のメルマガのお知らせです。

第519号(No.519) 2018/6/2「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23― 左利き者の証言から~ 左利き先輩たちの足跡(2)高田美和」


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第519号(No.519) 2018/6/2
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左利き者の証言から~ 左利き先輩たちの足跡(2)高田美和」
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▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第一土曜日掲載
―その23― 左利き者の証言から
左利き先輩たちの足跡(2)
 箱崎総一『左利きの世界』から、高田美和さんの手記
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 前回からは、過去の左利きの人たちの言葉を紹介しながら、
 先輩の証言から学ぼう、というテーマを始めました。

 第一回は、

第513号(No.513) 2018/3/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~ 左利き先輩たちの足跡(1)
 100歳の精神科医・高橋幸絵枝著『こころの匙加減』から」
http://archives.mag2.com/0000171874/20180303094000000.html

 さて、今回は……。

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 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
  左利き者の証言から ~快適左利きライフのために~
  ◆ 左利き先輩たちの足跡(2) ◆
  箱崎総一『左利きの世界』から、高田美和さんの手記
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 ●女優・高田美和さんの手記から

『左利きの世界』箱崎総一(読売新聞社 1968.5.15)


 ●習字の時間
 ●ご自身の現状
 ●手先の器用さ
 ●「カッコいいな」
 ●ものは見方
 ●女優・俳優さんの場合
 ●鷹揚さと寛容の精神

 ・・・

Hakozaki_souiti

50年前の日本初?の左利きに関する一書『左利きの世界』(著者は、のちに左利きで悩む人たちを救うべく立ち上げた『左利き友の会』を主宰したアメリカ帰りの精神科医・箱崎総一さん)に掲載されていた、当時の<“左利き”の旗手>の一人、女優の高田美和さんの手記を紹介しました。

詳細は本誌で。

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2018.04.18

左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ―新学期特別篇-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第515号

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第515号(No.515) 2018/4/7「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―新学期・特別篇―」


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第515号(No.515) 2018/4/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―新学期・特別篇―」
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▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第一土曜日掲載
―新学期・特別篇―
左利きの子供への配慮と支援のための本
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 \(^O^)/

 いよいよ4月、新年度、新学年、新学期です!

 小学校の新入学の4月でもあります。

 ということで、今回はめずらしく「特別篇」です。


 左利きの子をお持ちの親御さんのみならず、

 左利きの人はもちろん、
 まわりに左利きの人がいるという方も

 ぜひ読んで頂きたい本の紹介です。

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 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ 
  ―新学期・特別篇―
  ◆ 左利きの子供への配慮と支援のための本 ◆
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 ●左利きの子の生活支援のためのガイド本

『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』
ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍 2009.4

 

(詳細目次)
--
まえがき

はじめに/左利きの著名人たち

1 どのようにして左利きになるのか

 すべて脳で決まる?/左利きの定義/利き手の程度/
 相互連結性/あなたの左利き度は?

2 就学前の発達

 赤ちゃんと幼児/この子は左利き?/利き手は変えるべき?/
 幼児の日常を支える/書くようになるまでの技能/
 おもちゃとゲーム/就学前の子どもへの配慮

3 毎日の生活で役立つこと

 どんなことが難しいの?/文字を書くこと/
 書字――よい持ち方・かまえ方/筆記用具/
 ハサミの使い方/その他の刃物/キッチンで/電子機器/
 縫い物、棒針編み、かぎ針編み/
 ひも、ネクタイ、靴ひもの結び方

4 左利きの子どもの学校生活

 学校生活/教室でのサポート/特別支援教育の必要性/
 右脳学習/学校の用具・用品の使い方/学童への配慮と支援/
 手書き/基本的な文字の形/
 文字を書くときによく見られる問題/右利き偏重の教室/
 重い機械や道具

5 スポーツ

 左利きにアドバンテージ!/手は目よりもすばやい?/
 子どもとスポーツ/ゴルフ/フェンシング/ボクシング/
 テニス、バドミントン、スカッシュ/卓球/
 体操、ダンス、スケート/ホッケー/ポロ/アーチェリー/
 野球、クリケット、ラウンダーズ/サッカー/ラグビー

6 音楽

 それぞれの才能を育む/バイオリン類/ドラムス/
 木管楽器と金管楽器/ピアノとキーボード/ギター

おわりに
参考資料(※筆者が作成に協力)/索引/謝辞
--

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 今までの日本になかった、
 左利きの子供を持つ親・先生へ向けた、
 左利きの子の生活支援のためのガイド本
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


 ●深層心理にある“偏見”

 ●『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』

『レフティやすおのお茶でっせ』記事:
2009.4.23
『左利きの子』(のための)教育・保育ガイド本

▲ボール投げが左利きのクロス・ラテラルの
 東京書籍・担当編集者Oさんからのメッセージ▲

2009.5.1
『左利きの子』教育保育ガイド本発売される

▲私の感想▲

第179号(No.179) 2009/5/9「<特別編>『左利きの子』続報」

▲ご自身も左利きでお子さんも左利きの訳者さんのコメント▲


 ●箱崎総一『左利きの秘密』

箱崎総一『左利きの秘密』立風書房マンボウブックス 1979
―左利き友の会の主宰者による、友の会解散後にけじめとして出版された左利きについての2冊目の著書。


(目次)
筆者まえがき
第一章 左利きの文化史
第二章 理不尽な偏見と迫害
第三章 左利きのメカニズム
第四章 左利きよ、立ち上がれ!
第五章 左利きの子を持つ親に
第六章 スポーツと左利き
第七章 自然界の左利き現象
第八章 左利きのための書道教室
巻末資料 左利き便利帳


 ●左利きの元・教師の書いた左利き本

『ぼくは左きき 本当の自分であるために』度会金孝(わたらい かねたか)著 日本機関紙出版センター 2014/12/18
―左利きの元中学教師の著書。自身の書字「矯正」体験と左に戻した体験を通して語る「矯正」を否定し反対する本。


 ・・・

詳細は本誌で。

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2018.03.13

左利き者の証言から~髙橋幸絵枝『こころの匙加減』-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第513号

毎月第一・第三土曜日発行の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』3月3日発行分の第513号のメルマガのお知らせです。

第513号(No.513) 2018/3/3「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23― 左利き者の証言から~ 左利き先輩たちの足跡(1)」


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◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆ 
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右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
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第513号(No.513) 2018/3/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~ 左利き先輩たちの足跡 (1)」
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▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第一土曜日掲載
―その23― 左利き者の証言から
左利き先輩たちの足跡(1)
 100歳の精神科医・高橋幸絵枝著『こころの匙加減』から
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 前回まで、左利きライフについて考えてきました。

 快適な左利きライフの方法を考えてみよう、と試みでした。

 あまり思うように書けなかった反省から、
 新たなテーマで書くことにします。

 今回からは、過去の左利きの人たちの言葉を紹介しながら、
 先輩の証言から学ぼう、というものです。

 さて、どのようになりますか、
 乞うご期待! ということで……。


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 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―

  左利き者の証言から ~快適左利きライフのために~


  ◆ 左利き先輩たちの足跡(1) ◆

  100歳の精神科医・高橋幸枝/著『こころの匙加減』から

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 ●100歳の精神科医・高橋幸枝/著『こころの匙加減』

 《もし、今のあなたに何かお悩みがあるならば。
  「他人様の何気ない言葉など、無責任なものだから、
   気にしなさんな」
  そうお伝えしたいと思います。


『100歳の精神科医が見つけた こころの匙加減』髙橋幸枝/著 飛鳥新社 2016/9/8

 ●高橋幸枝さんの場合――

 《家族以外の人が集まるところに行くと、
  「左利きなのね」と声をかけられるのがお決まりでした。/
  不思議なことに、ひとりがそう気づくと、周りも同じように
  「さちえちゃんって左利きなんだ、ワァー!」
  と逐一反応するのです。
  その瞬間の恥ずかしさ、情けなさ、
  悲しさといったらありゃしませんでした。/

  あまりに悔しく恥ずかしい思いを重ねた私は、
  お箸とペンは訓練を積んで、
  なんとか右手で持てるようになりました。/
  けれども、それ以外は左利きのまま。
  楽しいことばかりの10代になっても、
  私の“左利き劣等感”は、凝り固まったままでした。


*参照:
箱崎総一『左利きの秘密』立風書房マンボウブックス 1979

Kokoronosagen


 ●30代以降の高橋幸枝さんの変化

 《30代にさしかかり、世の中のことがわかって、
  少し厚かましく生きられる時代になっても、
  私の左利き劣等感はぬぐい去ることができませんでした。

 《子どもの頃とは大きく異なり、いい歳になると
  「左利きなのですね」という決まり文句のあとに
  「左利きの方は器用でいらっしゃるそうですね」
  などというお世辞をつけられるようになってきたからです。

 《このような“左利き”にまつわる体験は、専門的に言うと
  「ノイローゼになっていくプロセス」
  とどこか相通じているものがあるように思います。


 ●私の場合と比べてみると
 ●左利きであるということ

 ・・・

詳細は本誌で。

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2017.04.25

米山公啓(監修)『左手でなぞって物忘れ防止記憶力アップ!!』(マガジンランド)

お医者さんの著述家・米山公啓さん監修の本だそうです。

『左手でなぞって物忘れ防止記憶力アップ!! 毎日楽しめる脳活トレーニング帳 「逆手」を使うことで、あなたの脳がぐんぐん活性化します!』マガジンランド(2017/02)


左利きなら右手。「逆手」を使うことで、脳がぐんぐん活性化!
だというのですけれど。

今の世の中、多数派の右利きの人たちが自分にとって生活しやすい、右利き仕様の右利き偏重社会を作り上げたため、かえって身体の使い方が右手・右側に偏ってしまい、身体の変調をきたしているというのが本当のところです。

で、利き手と逆の手を使うことで、脳を活性化しようという本だそうです。


脳の活性化については、専門家ではない私には何とも言えません。
ただ、脳科学の研究者の先生方が言うところでは――『脳科学の教科書 神経編』理化学研究所脳科学総合研究センター編(岩波ジュニア新書)など――両脳は統合されて機能しているので、左脳がどう右脳がどうとかそういう単純なものではないそうです。

少なくとも、身体の左右のバランスという点では、両側を均等に使う方がいいのは確かなようです。
これは整体の先生が発言されているので、間違いないところでしょう。

また、左右の脳の運動野が刺激される点は確かでしょう。


右利きの人の場合は、先ほども書きましたように、右利き仕様の社会になっているため、右手一本でも大抵のことができてしまうものです。
しかし、左利きの人の場合は、嫌でも右手を使わざるを得ないケースがあります。
それもしばしば。

朝起きて顔を洗うにしても、水道の蛇口の栓を開こうとすれば、右手側にある。
おトイレで水を流そうとしても、水洗のレバーは右手側。
朝食はトーストを焼こうとすると、オーブン・トースターのタイマー・スイッチは右側にあり、右回しです。
バターやジャムを塗ろうと、冷蔵庫の扉を開けるのはやっぱり右手で。
テレビを見ようと電源を入れるときも、電源スイッチは右側。
パソコンで仕事しようとすると、ここでも電源スイッチは右側。
etc...(左利きあるある!?)

その結果、右利きの人たちは右に偏った使い方になるのに対して、左利きの人の場合は、右も使う(というか、使わされる)ため、そのような偏りはさほどひどくはならないのです。
基本的には簡単なことばかりともいえますが、それでも使っている事実は変わりません。


左利きの人の中には、字を書くことや箸使いなどは、右という人もいます。
そういう人は「両利き」と自称するぐらい(実際は「両使い」だろうと思いますが)です。

まあ、左利きの人にはあまり意味のないトレーニングだろうと思いますが、右利きで日常生活は右使いばかりの人は、こういうトレーニングは必要かもしれません。
一度立ち読みぐらいはしてみても損はないかもしれません。


昨今では、「非利き手で字を書きたい」といった人も増えているようです。
そういう人には、字を書く練習の助けにもなりそうな内容です。

試してみてもいいかもしれませんね。

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2017.02.09

2月10日〈左利きグッズの日〉をまえに左来人(Right Hidari)『左利きあるある 右利きないない』を買う読む

以前、近刊の紹介をしました↓の本を購入しました。

2017.1.12 『左利きあるある 右利きないない』本が2月7日発売予定

『左利きあるある 右利きないない』左 来人/著 小山 健/イラスト ポプラ社 2017/2/7


170208hidarikikiaruaru

(画像:本書『左利きあるある 右利きないない』、左利きに不便な道具等を語る『左利きの人々』)

この本、奥付の日付が2月10日になっていまして、これは、やはり〈左利きグッズの日〉に合わせているということなんですね。

(2月10日が〈左利きグッズの日〉になった経緯:
 2月10日⇒0・2・10(れ・ふ・と)⇒レフト(左)の日⇒〈日本版・左利きの日〉
 のちに、〈左利きグッズの日〉に改称)

2008.12.28
2月10日は左利きグッズの日、日本記念日協会で認定される
―〈左利きグッズの日〉の由来が書いてあります。
 また、国際版の〈左利きの日〉INTERNATIONAL LEFT-HANDERS DAYの由来も。
 後者は、『左利きあるある右利きあるある』の「左利きトリビア(94)」に“採用”されています。


「左」利きの人だけでなく「らいと→ライト→right」右利きの人にも読んでもらおうということで、「右利きの人から見た左利き観」といったものも加えるべく、左利きの人と右利きの人の共著でしょうか。》という予想通り、本書の著者名が「左・来人(ひだり・らいと)」で、右利きと左利きの人の共著でした。
(「右利きの人から見た左利き観」的なものは、今一つかな、というところ。)

右利きと左利きのライターによるユニット。右利きの人々に「左利きの世界観」を啓蒙すべく活動している。》「奥付」
そうです。
ラストページに、
世の中のさまざまな本や/ウェブサイトを参考にしながら、/何人もの左利きの方々に取材して作ったもの[...]/「これは事実とは違うのでは?」とか/「私は、こんなことないなあ」など/色んなご意見があるのではないか[...]もし、そのようなご意見や感想がありましたら、/ぜひ編集部まで[...]
とあります。

その前のページに、参考文献と参考サイトが挙がっていて、まあ、今の人ならこんなところかという気もしますが、もう少し読んでほしい本や、見て欲しいサイトもあります。

(ちなみに、大路直哉さんの本『見えざる左手』(三五館)やフェリシモとの共著『左ききでいこう』(フェリシモ出版)は、左利きについて考えるために必読。古本で手に入ります。『CLUB LEFTY』大路さんのサイト。目新しい情報はありませんが、過去を知る意味でも必見。
 イギリスの左利き研究の権威クリス・マクマナス『非対称の起源』原題 RIGHT HAND, LEFT HAND(講談社ブルーバックス) も。左利きの人の問題だけでなく、世の左利き右利き全般についても記述。
 左利きに不便な道具等を語る渡瀬けんさんの『左利きの人々』(中経の文庫)は、同じような趣旨でもある。
 「左利き解放(レフティ・リブ)」活動の歴史を知るという意味では、箱崎総一さんの『左利きの秘密』(立風書房)は重要。古本屋で購入可能。etc...)


とりあえず、私のこのブログ(『レフティやすおのお茶でっせ』)を挙げてもらっていますので、ありがとうというところです。


【内容紹介】
p.4・(代表的な左利きあるあるをイラスト付きで紹介)
p.14・まえがき「左利きの世界は、実は相当新鮮である」左来人(右利き担当)
p.16・左利きマンガ「左利き創世記」
p.19・「1左利きの日常編」(79個)
p.56・column1「左利き年表」0-30歳
p.59・「2左利きを取り巻く環境編」(80個)
p.98・column2「左利きの有名人 外国人編」
p.101・「3左利きを悩ませる道具編」(71個)
p.128・column3「左利きの有名人 日本人編」
p.131・「4カッコイイ左利き編」(47個)
p.154・「おわりに」左来人(左利き担当)
p.157・「参考文献・参考サイト」
(下欄)・「左利きトリビア」1-120


それぞれのあるあるにチェックボックスが付いていて、「おわりに」に左利き度チェックがあります。

私がざっと数えたところ、277項目ありましたので、30個以上で《かなり左利き度が高い人》というのは、遠慮しすぎな数値に思います。
私はもっと多くても大丈夫な気もしますが。
(それともこれは、第一章だけのことでしょうか。
 そんなことはないよね、つながりのあるあるがあるなので、一つ外れると、何個かずっと該当しないこともあるようです。)


前の記事でも書きましたが、《ネットから拾って来たような情報だけで作られている》、と言われてもいたしかたないような内容です。

ただ、それを実際にまとめて本にするというのは、パワーがいるというものです。
何を拾い上げ何を捨てるか、またどう配列してどのように読者に提示するかというのも、一つの技術がいります。

まあ、そういう意味ではこれも一つの著述といってよいでしょう。

それで、1000円が高いか安いかは、また別の問題でもありますけれど。


左利きの人だけでなく、右利きの人に見て欲しい、という気がします。
そうはいっても、多分左利きフェチという人以外はスルーされることでしょう。

『左利きの人々』の時もそういう傾向がなかったわけでもないですし。
ある程度は仕方ないのでしょうけれど、ね。


人間、所詮自分は自分で、自分のこと、自分の関心のあることにしか注意は向かないものです。
人のことも思いやれ、といっても難しいものです。

まあ、だからこそ、人を思いやる気持ちを持て、というのですけれど。


ぼやきで終わってしまいましたが、左利き本だからといって、差別しないで欲しいものです。

多数決原理では、少数意見は廃棄されますが、少数意見を尊重するという建前になっています。
それが、民主主義の原則のはずです。

少数派を扱った本でも、いやだからこそ、ぜひ多くの人たちに手に取っていただきたいものです。


実態は、そんな大層な御託を並べるような質の本ではないので、気軽に手に取り、単純にあるあるないないと思いつつ見てやってください。


【「参考文献」以外の私のおススメ左利き本】

*利き手と左利きの科学的研究に関する本:
(日本)
『左ききの神経心理学』八田武志/著 医歯薬出版 1996.11
―左利き研究の専門書。20年余の左利き・利き手研究を研究をまとめたもの。
『左対右 きき手大研究』に先立つ左利き研究の学術書。

(イギリス)
『非対称の起源 偶然か、必然か』クリス・マクマナス/著 大貫昌子/訳 講談社ブルーバックス 2006.10
―20年にわたる利き手・左利き研究の成果をまとめた本。原著"Righthand Lefthand"から英語に関する部分等を省いたという抄訳。


*左利きの研究+αの本:
『見えざる左手―ものいわぬ社会制度への提言』大路直哉/著 三五館 (1998/10)
―左利きの著者による社会学的アプローチの本。明治以降の日本の社会での左利き受容、および現状と未来の考察。巻末に「左利き筆法」。

『左ききでいこう!!―愛すべき21世紀の個性のために』大路直哉・フェリシモ左きき友の会/編著 フェリシモ出版
―左利きの常識を身に付ける入門書。巻末に、実用的な左利き用品カタログや「左利き筆法」、ギター、編み物のページを収録。

『左利きの秘密』箱崎総一/著 立風書房マンボウ・ブックス 1979.6
―「左利き友の会」主宰者による「左利き解放(レフティ・リブ)」活動の歴史を知る本。

*右利き社会での左利き生活の不便さ解説本:
『左利きの人々』渡瀬 けん/著 中経の文庫 2009.1
―左利きの著者による、右利き偏重社会における左利きの人の不便「あるある!」エッセイ集。


*左利き「矯正」に反対する本:
『ぼくは左きき 本当の自分であるために』度会金孝(わたらいかねたか)著 日本機関紙出版センター 2014/12/18
―左利きの元教師の本。自身の書字「矯正」体験と左に戻した体験を通して語る「矯正」を否定し反対する本。

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