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2018.06.15

の読書論107-私をつくった本・かえた本(6)高校時代後半・ミステリマガジン編

―第225号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
私の読書論107-私をつくった本・かえた本(6)
高校時代後半・ミステリマガジン編

本誌では、「私の読書論107-私をつくった本・かえた本」の6回目。
高校時代後半です。

『ミステリ・マガジン』を定期購読するようになった高校2年の夏休み以降のお話です。

この雑誌のお陰で、それまでの主に冒険・探検ものの小説を読むだけのお子ちゃま読書から、もう少し大人向けの幅広いエンタメ系の小説を読むようになりました。

また、単なるエンタメだけでなく、もう少し文学的な作品にも少しずつ幅を広げてゆくようになったのも、この雑誌の影響が大きかったように思います。

月間の文芸雑誌ですので、主に短編の小説が中心ですが、ときに長編小説の連載もありました。

それだけではなく、雑誌ならではの連載コラムというものがあり、色々な書き手のエッセイに触れることもできました。
“海外ミステリ専門誌”となってはいますが、海外ミステリの話題だけではなく、海外(特にアメリカ)の文化を紹介するようなコラムもあり、楽しめました。

総合的に「文化」というものを観察、考察する姿勢を教えられたような気がします。


 ●雑誌という書物、定期購読という行為

雑誌というものは、雑多な情報を掲載した書物という意味なのでしょうけれど、そこにこそ魅力があるのです。

思えば私は、小学生のころに『小学○年生』を買い続け、雑誌をとるという習慣を身に付け、中学生ごろから新聞を読むこととともに、『週刊少年マガジン』をとり、高校生で『ミステリ・マガジン』をとり、と雑誌購読を続けてきました。

この雑誌と新聞を読むこと――そこに書籍の読書も加わり、それらが自分を形作る大きな力になった、と思われます。


『(週刊・月刊)少年マガジン』は高校卒業まで。
『ミステリ・マガジン』は、80年代の前半ぐらいまで、定期購読。

その後は、仕事が忙しくなったこと、自分の小説の好みと世間の流行りが乖離し始めたこと等の理由で、定期購読する雑誌はなくなりました。

買わなくなっただけで、『ミステリ・マガジン』は、図書館で時おり借りて読んできました。
全ページ目を通すことはなくなりましたが、気になるところはつまみ読みして、即(つ)かず離れずの関係です。


NHKの英語・英会話講座のテキストを複数、数年間定期購読したことがあるように、他の雑誌(複数)を一時的に購読したこともありました。

プータロー時代は、父の取っていた『PHP』を読んでましたし、やなせたかしさん編集の『詩とメルヘン』もときに読んでいました(投稿もしました!)。
仕事に追われていたときは、アイドル系の『CM-NOW(ナウ)』で、目と心の保養?


書籍の読書も人間形成に大きな影響力を持っていますが、雑誌の力も大きなものがあると思います。

自分にふさわしい雑誌と出会えるかどうか、というのも、人生の大きな分岐点の一つでしょう。

 ・・・

詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』
http://www.mag2.com/m/0000257388.html

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

*参考:
【『ミステリ・マガジン』早川書房】

(最新号)―私の“読者欄”投稿「私の書評」掲載号―
ミステリマガジン 2018年 07 月号 2018/5/25

Hmmakachan

【創元推理文庫『怪奇小説傑作集』全5巻】

Kaikishousetukessakushuu

『怪奇小説傑作集 1』ブラックウッド、他 平井呈一/訳 (1969)


『怪奇小説傑作集 1 英米編 1 [新版]』創元推理文庫 2006/1/31

『赤ちゃんはプロフェショナル!』レニー・エアース 宇野輝雄/訳
(ハヤカワ・ノヴェルズ 1970)


(ハヤカワ文庫 NV 114 1977/6)

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2018.06.13

左利き者の証言(2)『左利きの世界』から高田美和-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第519号

毎月第一・第三土曜日発行の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』6月2日発行分の第519号のメルマガのお知らせです。

第519号(No.519) 2018/6/2「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23― 左利き者の証言から~ 左利き先輩たちの足跡(2)高田美和」


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 ※『週刊ヒッキイ』は、2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
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◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第519号(No.519) 2018/6/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~ 左利き先輩たちの足跡(2)高田美和」
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▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第一土曜日掲載
―その23― 左利き者の証言から
左利き先輩たちの足跡(2)
 箱崎総一『左利きの世界』から、高田美和さんの手記
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 前回からは、過去の左利きの人たちの言葉を紹介しながら、
 先輩の証言から学ぼう、というテーマを始めました。

 第一回は、

第513号(No.513) 2018/3/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~ 左利き先輩たちの足跡(1)
 100歳の精神科医・高橋幸絵枝著『こころの匙加減』から」
http://archives.mag2.com/0000171874/20180303094000000.html

 さて、今回は……。

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 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
  左利き者の証言から ~快適左利きライフのために~
  ◆ 左利き先輩たちの足跡(2) ◆
  箱崎総一『左利きの世界』から、高田美和さんの手記
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 ●女優・高田美和さんの手記から

『左利きの世界』箱崎総一(読売新聞社 1968.5.15)


 ●習字の時間
 ●ご自身の現状
 ●手先の器用さ
 ●「カッコいいな」
 ●ものは見方
 ●女優・俳優さんの場合
 ●鷹揚さと寛容の精神

 ・・・

Hakozaki_souiti

50年前の日本初?の左利きに関する一書『左利きの世界』(著者は、のちに左利きで悩む人たちを救うべく立ち上げた『左利き友の会』を主宰したアメリカ帰りの精神科医・箱崎総一さん)に掲載されていた、当時の<“左利き”の旗手>の一人、女優の高田美和さんの手記を紹介しました。

詳細は本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

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2018.06.12

“退化”した新製品ペンカットプレミアムは右手右利き専用

レイメイ藤井から左右両対応ペン型ハサミ「ペンカット」の新製品「ペンカットプレミアム」が5月25日に発売されました。

【レイメイ藤井のサイト】
ペンカットプレミアムを発売

ペンカットプレミアム詳細


ところが、この新製品は、非常に残念な製品でした。

右用にも左用にも変身する、革命的なハサミとして登場したと思っていたレイメイ藤井「ペンカット」でしたが、今回登場した新製品「ペンカット・プレミアム」は、“進化”どころか“退化”してしまいました。

180525pencut_premium


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(画像:ペンカットプレミアム【レイメイ藤井のサイト】より)


レイメイ ペンカットプレミアム SH1001

レイメイ藤井 はさみ ハサミ ペンカット ブラック SH601B

レイメイ藤井 ハサミ ペンカットキッズ 左手用 オレンジ SHH505D


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(画像:ペンカット)

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(画像:ペンカットキッズ)



プレミアムpremium
とは、言葉の意味としましては「割増金」とか「報奨金」とか「額面以上の割増のついたもの」もしくは「商品についた景品・特典」といったことを指します。

要するにこの場合で言いますと、従来の「ペンカット」以上の優れ物という意味でしょう。


ここでもう一度「ペンカット」の特徴をおさらいしておきましょう。

(1)【ペン型】クリップ付キャップがついていて危なくなく、取っ手のループが収納できてコンパクトに収納・携帯できるペン・タイプ
(2)【左右両対応】刃の噛み合わせそのものを変えられるので、左利きの人でも右利きの人でも、右手でも左手でも、それぞれに対応して使える


【両刃(諸刃)】:両側に刃が付いている


  \ \(刃)  (取っ手が出し入れできる)
(刃) \ \   ┌─┐
 ━━━━━――――――(取っ手)
(     ○     )
 ━━━━━――――――
(刃)    \ \
      < \ \
   (取っ手)\ 


両サイドに刃が付いているので、噛み合わせを変えても使えるのです。

 ・・・

私が評価する第一の特徴は、この【左右性】にあります。

一つのハサミで“右手用にも左手用にも使える”という、今までになかった優れ物だという点です。


ハサミという道具は、二枚の刃を噛み合わせて、切るものをハサミながら切断する道具です。

ニッパーのようなハサミは、二枚の刃の先を突き合わせて二つに割るように切ります。


【手前から見た図・N】

(刃)
 ▼
―--―
 ▲
(刃)


それに対して、通常のハサミは、二枚の刃をすれ違わせて切ります。


【手前から見た図・R】

 (上刃)
 ┃/
―--―
/┃
(下刃)


そこには、刃の噛み合わせの組み合わせが二通り誕生します。


【手前から見た図・L】

(上刃)
\┃
―--―
 ┃\
 (下刃)


【手前から見た図・R】は、右用の刃の噛み合わせです。

上刃が右側にあり、下刃が左側。
上刃が右側にあるので、右手に持って構えたときに刃自身で切る部分を隠すことがなく、見ながら切ることができます。


【手前から見た図・L】は、左用の刃の噛み合わせです。

左側に上刃があり、下刃が右側。
左側に上刃があるので、左手に持って構えたときに刃自身で切る部分を隠すことがなく、見ながら切ることができます。


右用を左手で使うと、上の刃が邪魔になって、切るところが見えません。

また、昔のハサミは刃の噛み合わせがゆるく、刃と刃とのあいだに隙間ができやすく、右手用を左手で使うと刃と刃を広げる方向に力がかかり、より隙間を大きくしてしまい、刃と刃のあいだに切るものをはさみ込んでしまい、切れないことがありました。

最近のハサミは、その点、刃の噛み合わせがしっかりしているので、逆の手で使っても切れないということは少なくなりました。

その辺はいいのですけれど、なまじっか切れてしまうので、返って「左用は不要じゃないの?」という人が出てくるのが、ちょっと残念です。


 ●「ペンカットプレミアム」の問題点

以上書きましたように、ハサミには2種類あります。

(R)右手に持って使ったときに切りやすい刃の噛み合わせになっている「右手用(右用)」
(L)左手に持って使ったときに切りやすい刃の噛み合わせになっている「左手用(左用)」

そして、従来の「ペンカット」は、この刃の噛み合わせを組み替えることができました。

右手で使いたい人は右用に組めばいいし、左手で使いたい人は左用に組めばいいわけです。

そういう二通りに使えるのが、非常に重要なポイントだったのです。

まさに左右両用といいますか、左右兼用可能な優れ物だったのです。


ところが、この「プレミアム」を見ますと、刃が一方のサイドにしかついていません。
要するに通常の(右用)ハサミそのものなのです。

「ペンカット」の特徴のうちの(1)の部分のみを取り上げた「プレミアム」なのです。

私にとって大切な特徴だった(2)の面がまったく失われてしまったのです。

「プレミアム」化って、結局は、従来の「ペンカット」よりも“右手・右利き用として割増された”というだけのことなのです。


思えば、子供用の「ペンカットキッズ」も、両用性のない“単機能”のものになっていました。
ただし、こちらには「右手用」とともに「左手用」が用意されていました。


ところが、今回の「プレミアム」はそれがありません。
それぞれ右手用の、テープを切ってもベタつきにくい「フッ素コート」と、切れ味が長続きする「チタンコート」がラインナップされているだけです。

3種すべて右用のみの充実です。


 ●左手用子供ハサミで育った人を無視したレイメイ藤井の罪

かなしいかな、これが右利き偏重社会の現実なのでしょうか。
非常に残念です。

「左手用こどもはさみの老舗」だったはずの「レイメイ藤井」さんだけに、後ろ足で蹴られたような気持ちです。

「左手用こどもはさみ」で育ったレイメイ藤井ユーザーは、すでに何万人、何十万人にも達するはずです。

今は大人になっている人たちもたくさんいらっしゃるはずです。
それらの人たちはどうすればいいのでしょうか。

企業としての責任は感じないのでしょうか。

 ・・・

このクレームが届いて、左手用が発売されることを祈っています。

皆様の応援に期待しています。
よろしく!


*参照:
『お茶でっせ』過去の「ペンカット」の記事:
・2011.2.10 Raymayレイメイ藤井ペンカット:右手左手両対応携帯ハサミ
・2012.10.22 両手対応小型携帯ハサミ、ペンカット・ミニPENCUT mini
・2013.4.23 新型子供はさみ、ペンカットキッズ左手用オレンジ

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第231号(No.231) 2010/10/2「創刊6年目に当たって」

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