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2016.07.05

内向型トップセールスマン渡瀬謙の新刊『―「質問」で会話を盛り上げる方法』

友人の渡瀬謙さんの今年三冊目の新刊が出ました。

(画像:『口ベタ、あがり症、人見知りのための「質問」で会話を盛り上げる方法』)
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『口ベタ、あがり症、人見知りのための「質問」で会話を盛り上げる方法』渡瀬謙(大和書房 2016/6/22)


 ●「質問」で会話する方法

本人の弁…

過去最長のタイトルですが、内容はこのままズバリです。/会話が苦手な人は、質問をきっかけにすればうまくいくという内容です。世に会話本はたくさんありますが、質問で会話をするという切り口は新しいかもしれないと、勝手に考えながら書きました。

「質問」を利用して会話を広げる方法を伝授する≪「質問」会話術≫本です。

(えっ、書名そのまんまの内容やって。まあ、そんなもんですわ。)

質問についての言葉で、心に残ったものを二つほど、紹介しておきます。

質問に答えてもらうという行為は、相手の時間をもらうのと同じです。》p.95
人の迷惑になるかもしれないのです。
だから、中身のある質問をする必要があるということです。
お互いにとってプラスになるものであるべきでしょう。

また、

本来の質問とは、自分が知りたいことというのが前提ですが、もっと広くとらえて、質問をコミュニケーションの手段と考えるといいでしょう。》p.168
とも言います。
学校の先生やセミナーの講師などは、質問を利用してさらなる教えを説きたいと考えるものです。
中国の古典「四書五経」の「礼経」の一つ『礼記』にこんな言葉があります。
(人を教えるには)まず必ず相手に質問をさせ、これに応じて適当に教えるべきである。》『礼記』「学記 第十八」篇(竹内照夫/訳 平凡社〈中国古典文学大系・3〉昭和45年(1970.1))
と。

「過去の質問」について、もっと突っ込んだ話を知りたい人は、こちらもどうぞ。

『相手が思わず本音をしゃべり出す「3つの質問」』渡瀬 謙/著 日本経済新聞出版社

本書は、書名にありますように、“口ベタ、あがり症、人見知り”の内向型の人のための会話本です。
しかし、どなたにでも活用できる本です。


 ●「はじめに」からの一文と「目次」

今回は内容については、これぐらいにしておきましょう。

あとは、出版社側の告知の転載と「目次」を少し紹介して終りにしましょう。


【内容紹介】―「はじめに」から一部抜粋―

「質問」は内向型人間の〝武器〟になる!

「口ベタな自分を変えたい……」
「あがり症を治したい……」
「人見知りをどうにかしたい……」

これは、かつて私がずっと悩んできたことです。
物心がついた頃から、私は極度のあがり症でした。人前で何かを発言しようとすると、緊張してうまくしゃべれない子どもだったのです。
そして私は、

「大人になれば自然と話上手になれるだろう」
「人前でも緊張せずに話せるようになるだろう」

そう思い込んでいました。しかし、それは大きな間違いでした。

・初対面で何を話していいかわからない
・的外れなことを聞いて気まずい空気になる
・飲み会やパーティーで常に孤立する
・話すことで精一杯になってどっと疲れる
・人と何度会っても距離が縮まらない

それから数年後、私はリクルートに転職をしました。
社交的で体育会系な人たちの中で、私は全国トップ営業マンになれました。しかも、内向的な性格は変わっていないのにです。
私は、ある方法を使いました。

それが、本書で紹介する「質問」を使う方法です。
「質問を使う」といっても、その場だけごまかすような方法ではありません。
口ベタやあがり症のままでも最低限の会話だけで相手の話を引き出し、盛り上がることができる方法です。
過去の私も含めて話ベタな人は、
「おもしろい話ができないから自分はダメなんだ」
「ハキハキと元気に話さないから人に好かれないんだ」
人は必ずしも「おもしろい話」を聞いて喜ぶわけではありません。
あなたのまわりに、おしゃべりで社交的なのに話していて疲れる人っていませんか?
そう、一方的に話をされるよりも、人は自分が気持ちよく話すことができて「うれしい! 」「この人は居心地がいい! 」と感じるのです。

こうした「話しやすい人」が実践しているのが、「上手な質問」です。ちょっとしたコツをマスターするだけで人間関係でどんどん得をするのです。
しかも、内向的な人だからこそ、それが上手にできるのです。

口ベタな人が自分にムリして話上手にならなくても、「上手な質問をする方法」を身につけるだけでどんどんまわりの目が変わっていきます。
これが、私が営業トップになり、人生が変わった秘密だったのです。

本書では、そんな「上手な質問の方法」を具体的・実践的に紹介しています。まずは型にハマって実践してみてください。
うまく質問ができるようになると、恥ずかしさや自己嫌悪からの解放だけでなく、仕事やプライベートでの大きな効果を得られるでしょう。

・苦手な人とのコミュニケーションがラクになる
・イヤな上司とのやりとりがスムーズになる
・異性との会話でアピールができる
・目上の人でも会話が盛り上がる
・大勢の前でもラクに話すことができる

どうでしょう。「質問」はこんなにも有効に使えるのです。
口下手であがり症で人見知りだった私でもできた質問術を、ぜひあなたも身に付けてください。


【目次】

はじめに 「質問」は内向型人間の〝武器〟になる!

序章 「質問ができない」と人生で損をする
 悩み1 印象をよくしたいけど…言葉を切り出せない
 悩み2 慕われたいけど…うまく声をかけられない
(略)
 悩み9 気に入られたいけど…話が噛み合わない

第1章 「いい質問」ができるたった1つのコツ
 いい質問のコツ 「過去」から聞けばうまくいく
 過去から質問術ステップ1 「過去から未来」の順に聞く
(略)
 過去から質問術ステップ7 「深堀り」で思いを伝える

第2章 質問力を磨く9つのメソッド
 質問メソッド1 事前予告―質問の前には必ず「予告」をする
 質問メソッド2 ハードルを下げる―「選択肢」を用意する
(略)
 質問メソッド9 人を育てる―WHAT(何)でやる気を引き出す

第3章 どんなシチュエーションでも質問で切り抜ける
 日常会話―「共通点探し」をする
 ビジネス全般―相手に「選ばせる」
(略)
 年配の人―質問に「教わる」をプラスする

第4章 「攻めの質問」でワンアップ上を目指す
 攻めの質問のコツ―質問を「チャンス」ととらえる!
 攻めの質問術1 周囲を巻き込んでいく
(略)
 攻めの質問術6 緊張を分析する

使える! 話のきっかけフレーズ集
おわりに 「自分への質問」でもっとあなたを表現する


 ●肩書

ということで、内容についてはこの辺で終了としましょう。
次に、感心したことについて書きます。

今回、表紙に印刷されている渡瀬さんの肩書がいいと思いました。

「元リクルート内向型トップセールスマン」

なるほどこういうものもあったのですね、という感じです。
今までありそうでなかったものです。

「内向型セールスマン/営業マン」という括り。

ご本人も「使える」という印象をお持ちのようです。
これから登場する可能性ありですね。


 ●不満

本書は納得の内容ですが、今回も少し不満を書いておきましょう。

前回の渡瀬さんの本(雑談本二種)に関しては、不満を感じる部分がかなりあり、その点を中心に書きました。(※)

今回の不満は、それほど強いものでありません。
強いて言えば、「これが……」というものです。


(1)書名が長い!

ご本人も書いていらっしゃったように、長いのです。
副題(サブタイトル)が付いているのならともかく、切るなら頭の部分ですからねえ。

渡瀬さんの新刊が出ると毎回、著書を紹介する記事を書いていいます。
その時、常に表題に書名を入れるようにしています。
また、「書名+アルファ」で、ポイントとなる言葉を一言付けるように心掛けています。

ところが、今回は副題なしでこれだけの長さですから。
記事名では頭をカットすることにしました。


で、私なら、

『「質問」一つで会話百倍!』+副題(サブタイトル)「口ベタ、あがり症、人見知りでも大丈夫!」
『口ベタ、あがり症、人見知りのための「質問」会話術』

『口ベタ、あがり症、人見知りのための「質問」で会話を盛り上げる方法』よりは、短くなるでしょう。


(2)第1章の各項目のイラスト扉ページの言葉枠について

before-afterのように、“残念な人”と“質問上手な人”の言葉の枠があります。
質問者役と相手役が時に入れ替わるのですが、そこでそのまま区別がないのですね。
読めば理解できるとはいえ、一見ではわかりにくいのです。

言葉を記入する枠に、濃いグレーと薄いグレーの地があるので、その辺で両者を区分けすることもできたはずです。
そうすれば、一目で区別できたはず。


まあ、その程度ですね。

今回は、読むのもスイスイと気持ちよく消化できました。


 ●お願い

で、私からのお願いです。

本書で私が一番気になったのは、実は最後の跋文「おわりに」の「自分への質問」のくだりです。

この部分は、ぜひ本を買ってから、一番最後に読んで頂きたいのです。
立ち読みで読んでしまわないようにお願いします。


 ●「自分への質問」

そして、最後の「自分への質問」。

これを読み、私はこの本が渡瀬謙氏の著述家としてのターニングポイントになるかもしれない、と感じました。
今後の氏の著作に注目したいと思います。

使命感に目覚めた人間として、今後の彼の活躍が楽しみです。
期待しています。

(※)
2016.03.11 相手の話を引き出す渡瀬謙〈無敵〉雑談術の本『超一流の 相手にしゃべらせる雑談術』『負けない雑談力』

『超一流の 相手にしゃべらせる雑談術』渡瀬 謙 PHP研究所 (2016/2/19)
―内容はともかく、タイトルをクサしたこの本が増刷されるという。友人としてもホッとした気分です。


『負けない雑談力』渡瀬 謙 廣済堂新書 (2016/2/29)

左利き仲間で友人・渡瀬謙の著書についての記事
(◆印:ビジネス書/□印:口ベタ・あがり症の“内向型”営業マンのための営業本
○『左利きの人々』渡瀬けん=名義)
◆2014.3.16 なんための会話か?~渡瀬謙『朝5分! 読むだけで「会話力」がグッと上がる本』
◆2013.10.7 臆病は慎重!… 渡瀬謙『内向型人間のリーダーシップにはコツがある』
○2013.8.19 雑学フェアにて~渡瀬けん著『左利きの人々』:<国際左利きの日>情報3
◆2013.3.7 渡瀬謙『元リクルートNo.1の 日本で一番"効率"のよい営業法 このムダをなくすだけで、グングン売上が伸びる!』
◆2012.5.23 小さな努力で大きな効果:渡瀬謙『あなたの評価をガラッと変える たった3秒の声がけ習慣』
◆□2012.2.26 克服ではなく付き合う姿勢で:渡瀬謙『「あがり症営業マン」がラクに売るための6つの習慣』
○2011.12.31 雑学文庫フェアで『左利きの人々』が…
◆2011.7.13 渡瀬謙の新刊『相手が思わず本音をしゃべりだす「3つの質問」』届く
◆2011.6.10 流れ星に願い事…渡瀬謙『たった5秒のあいさつでお客様をザクザク集める法』
◆【渡瀬謙/監修『毎日役立つ!もう悩まない!!即効ビジネスマナー』日本文芸社2011.1】
・2011.5.19 週刊ヒッキイhikkii260左利き教本について考える(2)おさらい
◆2011.3.4 新社会人奮闘記ラノベ 渡瀬謙『新入社員ヒロと謎の育成メールの12ヵ月』
◆□2010.6.28 実践で学ぶ本、渡瀬謙『営業は口ベタ・あがり症だからうまくいく』
◆□2010.6.18 渡瀬謙の新著『“内向型”のための雑談術』届く
◆□【『内向型人間の人づきあいにはコツがある』大和出版】
・2009.12.12 今週の週刊ヒッキイ―第201号「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ<特別編>」
 ★左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
第201号(No.201) 2009/12/12「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ<特別編>」
 <特別編>原点に戻って―最初につまずかないこと または、左利き人間の生き方にはコツがある
◆□2009.3.4 お知らせ:友人渡瀬謙の新著「内向型営業マンの売り方にはコツがある」
○2008.12.29 左利き本の新刊『左利きの人々』渡瀬けん著

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