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2016.02.29

故事成語・名言のこと―古代中国思想編(4)易経を読む(後編)

 ―第170号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2016(平成28)年2月29日号(No.170)-160229-
「古代中国編―中国の古代思想を読んでみよう(4)易経を読む(後)」


本誌では、『易経』の義理の書としての側面を紹介しています。
また故事成語・名言をいくつか紹介しました。

昨今ではこれらの故事成語や名言を使う人も減っています。

日常的に使うものでなくなっているのかもしれませんが、文化的にはもったいない話です。

人間的な幅や懐の深さにも関わってくるのではないでしょうか。
教養云々とまでは言いませんが、軽薄短小といいますか、ちょっと浅薄になってきているように思います。

こういう表現を通して、ものの考え方の深さや物事の見方も変わってくるのではないでしょうか。


もちろん、単なる物まねのような言葉の上っ面だけ覚えて使うというのでは意味がないのですが、それでも覚えたものは使ってみるという態度は大切です。
そのうちだんだん身に付いて、より適切な使い方ができるようになるのです。

文化というものは累積したもので、古層から始まり歴史的に堆積してきたものなのです。

地層が逆転することがあるように、文化もあるとき逆転し、滅んだと思われたものが現代に蘇ることもあるでしょう。
古い言葉だから死んだ言葉だからといってバカにしていると、いつの間にか違った形であれ、使われるようになることもあるのではないでしょうか。

いい言葉ならドンドン使っていきたいものです。

 ・・・

今回は少し長くなったかもしれません。
でも、それだけ『易経』という書物は、インパクトのある古典だったということです。

最後にもう一言言えば、
『易』における、陰と陽は、マイナスとプラスというより、0と1のような関係ではないか、という説(ライプニッツの二進法的な理解)にうなずかされる気がします。

陰陽は対立する概念ではなく、二つでセットになったお互いに助け合う存在でもあるということです。
男女がそうであるように。

 ・・・

詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』


*本誌で参照した本:
『書経・易経(抄)』赤塚忠/訳 平凡社〈中国古典文学大系・1〉1972
―『易経』の伝のうち、「彖伝」「象伝」の一部、「文言伝」「繋辞伝」上下「説卦伝」(抄)。解説


『易の話』金谷治/著 講談社学術文庫 2003/9/11
―占いとしての易と思想としての易の両方をコンパクトにまとめた入門書。付録『易経』名言集、うらないのことば・六十四卦


『四書五経入門 中国思想の形成と展開』竹内照夫/著 平凡社ライブラリー320 2000.1.24
―「四書五経」の概説書としては唯一のもの。1981.2刊平凡社・東洋文庫・第二版の文庫化。初版1965。


『五経入門 中国古典の世界』野間文史/著 研文出版・研文選書119 2014.3.20
―中国の古典文化を学ぶ人のための経書の概説書。易(周易・易経)書(尚書・書経) 詩(毛詩・詩経) 礼(儀禮・禮記・周禮) 春秋(公羊伝・穀梁伝・左氏伝)。


*簡潔な占いの書として:
『易経 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典』三浦國雄/著 角川ソフィア文庫 2010/10/23
―上記書を一部省略して、卦辞・爻辞の原文と翻訳、占例という占いの書としての易の初歩的で簡潔な入門書となっている。

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2016.02.18

左利きってなんだ(3)利き手テスト2-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第462号

第一・第三土曜日発行の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』2月6日発行、第462号のメルマガのお知らせです。

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◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン
右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第462号(No.462) 2016/2/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その22―
左利きで心地よく生きるための方法(15)
左利きってなんだ(その3)利き手テストの項目から[2]」
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▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第一土曜日掲載
―その22― 左利きで心地よく生きるための方法
 (15) 左利きってなんだ(その3)利き手テストの項目から[2]
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 前回は昨年11月でした。
 「左利きってなんだ(その1)利き手テストの項目から」
 と題して、
 6つの利き手テストにおける調査項目をリストアップし、
 それらの項目から、
 どういう動作をもって右利き・左利きを判定しているのか
 をチェックしてみました。

 今回はその続きです。
 前回のおさらいを入れながら話を進めましょう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
―その22― 左利きで心地よく生きるための方法
 世界がもし100人の人が立つ橋だったら
  (15)左利きってなんだ(その3)利き手テストの項目から[2]
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●利き手テストの利き手/腕に関する項目チェック
 ●本能に近い動作ほど影響が強い?
 ●字を書くということ
 ●書くという行為も本能から
 ●利き手の特徴


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【第10回<LYグランプリ>2016 読者大賞アンケート】
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2月10日<左利きグッズの日>を記念したイヴェントで、

2015年、最も活躍した、最も話題となった、記念すべき
<左利きの人・物・事>を顕彰するものです。

左利きライフ研究家・レフティやすおが選ぶ候補のなかから、
読者アンケートによる投票で決定します。

以下の九つの候補から一つを選んで、
項目の下のURLをクリックして投票してください。

【第10回<LYグランプリ>2016 読者大賞アンケート】

1・左利き作家ギュンター・グラス氏死去
2・左右対称形共用カメラ二代目「Canon PowerShot N2」
3・左右共用スマホ組み合わせ一眼カメラ「OLYMPUS AIR A01」
4・左右両用持ち方鉛筆「トンボ鉛筆 Yo-i もちかた」
5・左右共用「セシール 楽々ボクサーブリーフ」
6・左利き漫画と「左利きさんのための編み物サイト」
7・書字等の動作における利き手の差に関する基礎的研究
8・日テレ『嵐にしやがれ』二宮和也の左利きの大変さ
9・もっとほかにあるやろ!(例:SB監督・工藤公康氏)

※ 現在の結果を見るのは、こちら

 *このアンケートは、2015.12.5-2016.2.18頃まで実施します。

 ・・・

詳細は本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

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※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
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2016.02.17

左利きの人でも手が汚れにくい新ボールペン「サラサドライ」ゼブラ

昨年末に発見(?)し、こちらに書きましたボールペン「ユニボール エア」でも左利き・左手書きにも使えるものと宣伝されていました。

*『お茶でっせ』記事:2015.12.22
左手書きにも新感覚ボールペン「ユニボール エア」uni-ball AIR 11月26日発売

今回また、「左利きの人でも手が汚れにくい」左利きユーザーにもアピールしているボールペンが、今日17日発売されます。


ゼブラ プレスリリース
超速乾性インクで汚れない『サラサドライ』

ジェルボールペン『サラサドライ』
価格:¥150+税(税込¥162)
インク色:黒・青・赤
ボール径:0.4mm/0.5mm
軸色:6色

(画像:上記サイトより)
書いてすぐ触れても汚れない、超速乾性インク採用「サラサドライ」 ゼブラ
160209sarasadry


ゼブラは、書いてすぐ手が触れても汚れない超速乾性のドライジェルインクを採用した「サラサドライ」(税抜価格150円、ボール径0.4mm・0.5mm、インク色黒・青・赤、軸色6色)を、2月17日から発売する。

軽い書き味はよいが、インクの乾きが遅いため書いてすぐに触ると、インクで手や紙を汚すという、水性ボールペンの欠点を克服。

故に、

左利きのユーザーが左から書いていく際、文字の上に手を乗せても汚しにくくなっている。
という。

(画像:上記サイトより)
左利きの人でも手が汚れにくい
160209sarasadry_hidiri


これは一つ試してみたいものですね。

本日、探してきます。
買ってきたら、書き心地などまた改めてご報告します。


*上記サイトより―


『サラサドライ』特長
1.紙に浸透しやすい新成分をインクに配合。すぐに紙に染み込むので、書いた直後に触れても汚れません。乾燥時間を当社従来品に比べ約85%縮めました。(0.5 ミリで普通紙に書いた場合)
2.低粘度のジェル状のインクにしたことで、よりさらさらとした軽い書き味の筆記感を実現しました。
3.色の濃い染料の色材を使い、筆記線がよりくっきり見えるようにしました。
4.大きく開きやすいバインダークリップを搭載し、ポケットやノートにはさんで携帯しやすくなっています。

*参照:
・ゼブラ 水性ボールペン サラサドライ 0.4 B-JJS31-SPU ソフトパープル 10本

・ゼブラ 水性ボールペン サラサドライ 0.5 B-JJ31-BK 黒 10本

・【ゼブラ】サラサドライ 0.4 赤インク ボール径:0.4mm

・【ゼブラ】サラサドライ 0.5 ライトブルー  黒インク ボール径:0.5mm


【三菱鉛筆】ユニボールエア 水性 黒 ボール径:0.5mm(描線幅0.3mm~0.5mm)


*『お茶でっせ』過去のボールペン記事:
2014.5.27 左利きの人からも支持されるゼブラ「サラサ」が最優秀筆記具に
2006.1.17 速乾性が欧米の左利きにも大ヒット、ぺんてるボールペン―エナージェルENERGEL 
2005.12.2 Stabilo 's Move easy左手用ボールペン 

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※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
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2016.02.15

本の読み方-自分の頭で考える-私の読書論77

 ―第169号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2016(平成28)年2月15日号(No.169)-160215-
「私の読書論77-本の読み方-自分の頭で考える」

本誌では、野間文史『五経入門 中国古典の世界』研文出版 からの古典の読み方に関する引用を基に、本の読み方について思うところを書いています。


当初予定していた方向から少し外れた気はしますが、まあ、これもこれで一つの文章でしょう。

さて、次回からは長らく放置状態の「私のおススメの古典50選」(だったっけ?)に戻ろうと思います。

よろしく!

 ・・・

詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』


*本誌で参照した本:
『五経入門 中国古典の世界』野間文史/著 研文出版・研文選書119 2014.3.20
―中国の古典文化を学ぶ人のための経書の概説書。易(周易・易経) 書(尚書・書経) 詩(毛詩・詩経) 礼(儀禮・禮記・周禮) 春秋(公羊伝・穀梁伝・左氏伝)。


『読書について 他二篇』ショウペンハウエル/著 斎藤忍随/訳 岩波文庫 1960.4.5/1976.4.10(18)
―「思索」より


『本を読む本』J・モーティマー・アドラー、C・V・ドーレン/著 講談社学術文庫 1997/10/9


『修養』新渡戸稲造/著 タチバナ教養文庫 2002/7
―9章「余が実験せる読書法」より

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2016.02.10

2月10日は左利きグッズの日―普及の前提

今日が本番の日ですので、昨日に引き続き、〈左利きグッズの日〉に関して。

2016.2.9
2月10日は左利きグッズの日


 ●左利きグッズ普及の前提

左利きグッズ(左手・左利き用品、左用のお道具)普及の前提として言えることはふたつあります。

(1)左利きを容認する社会であること
(2)右用と左用の違いの理解ができていること

この二点があって初めて生まれるものだと考えられます。

それ故に、この二点をより発展・浸透させることが、普及の一番のポイントではないでしょうか。


一つずつ見てゆきましょう。

(1)左利きを容認する社会であること

これは正に大前提でしょう。

昔のように、左利きを問答無用で全否定し忌避する状況では、絶対に生まれてこないものです。

ドラマ化等で有名な小説『アルジャーノンに花束を』の著者であるダニエル・キイスの多重人格を扱ったノンフィクション『24人のビリー・キリガン』([上]巻p.365 堀内静子訳 早川書房ダニエル・キイス文庫)の中に、こんなシーンがあります。

二年生になると、シスター・ジェイン・スティーヴンズが、文字を書くにも絵を描くにも右手だけを使わせようと決心した。「あなたの左手には悪魔がいるのよ、ウィリアム。追いださなければいけません」シスターがものさしをとるのを見て、ビリーは目を閉じた……。

このシスターのような人が多数の社会であれば、左用の道具が必要だなどという発想は生まれません。

左手を使ってもよい、という前提なしで左手用の道具を作るなどということはあり得ません。

もちろん、社会が発達する以前の段階―個人と家族程度の限られた社会であれば、あるいは、道具を使用する個人が個々に自分(とせいぜい身内程度)用に製作する時代でもなければ。


(2)右用と左用の違いの理解ができていること

次に問題になるのが、右用と左用の違いを認識できているかどうかでしょう。

右用の道具類は右手で持ち操作するときの動きを想定して設計・製造しているもので、左用はその逆に左手の動きに合わせて作られたものなのです。

左右性のある道具に於いて、右用と左用の違いを理解していなければ、当然それぞれに対応した道具は生まれません。


例を挙げて話せば、ハサミです。

いまだに持ち手の部分が左右対称であれば「両利き用」(左右どちらの手でも使えるという意味でしょう)と説明している人がいます。
実際には、刃のかみ合わせという問題があるのです。

あるいは、利き手と非利き手の違いを理解していない人もいます。

「初めて習うことだから右でも左でも(利き手でも非利き手でも)同じ」とか「慣れたら一緒」といった考え方があります。
初めて取り組むことなら、一から始めるので習熟までの過程はいっしょだ、というのです。

しかし実際には、利き手と非利き手では役割が違う、といわれています。
脳科学者・久保田競氏の著作『手と脳―脳の働きを高める手』(紀伊國屋書店 1982)『脳を探検する』(講談社 1998)『脳力を手で伸ばす』(PHP文庫 2010)などによりますと、利き手は「作用の手」非利き手は「感覚の手」だと言います。
「作用の手」とは何かをするのが得意な手であり、「感覚の手」とは触覚を活かした感覚器として優れている手だということです。

役割の異なる手で動作を担当しあってもうまくは行きません。


一眼カメラの操作などで「慣れたら一緒」というのも間違いで、右利きの人が右用の道具や機械を使うときは、その動きに慣れる必要はないのです。
右利きの人の構えや動きにあった設計がなされており、手にすれば即馴染めるものなのです。

そういう利き手と非利き手の違い、道具の持つ右用左用の別を知っていなければ、当然右用左用の両方を用意する必要性を感じないでしょう。
そういう状況では左用の道具の普及という考えは生まれません。


 ●未来は変えられる

左用の道具や機械、システムといったものが必要になる人々がいるのだという事実を、ぜひとも知っていただきたいものです。

左利きの割合は、研究者によって異なりますが、十人に一人から八人に一人程度から最大で30%ぐらいと言われますが、どちらにしろ、少数派であり、主流派ではありません。

心理学者アドラーの言葉に「過去は変えられなくても未来は変えることができる」とあります。
多数派の右利きの人だけでなく、少数派の左利きの人にとっても暮らしやすい社会に変えてゆきたいものです。


『24人のビリー・ミリガン〔新版〕上』ダニエル・キイス 堀内静子訳 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫 2015/5/8)

久保田競『手と脳―脳の働きを高める手』(紀伊國屋書店 1982)
『手と脳 増補新装版』2010/12/24


『脳を探検する』
(講談社 1998)

『脳力を手で伸ばす』(PHP文庫 2010)


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2016.02.09

2月10日は左利きグッズの日

さて、また今年も来ます、「左利きグッズの日」。

未だに、「日本版〈左利きの日〉レ(0)フ(2)ト(10)の日」という人もあるようですが、2009年から「左利きグッズの日」と申請、認定されています。


--
左利き(の不便さ、左利きの“差別”待遇の不合理さ)について知ってもらい、左利きの人の生活環境向上のため、左利きグッズ、左手・左利き用品の普及を目指す日です。

... 2009年、左利き用グッズコーナーを始めてから10周年を迎えるという、神奈川県相模原市の「菊屋浦上商事株式会社」が、 『左利きグッズを通じて、使いやすさの喜びと楽しさを多くの人に知って頂く記念日』になれば、との考えで「日本記念日協会」に2月10日を左利きグッズの日として申請し、... 認定されたものです。

●記念日の由来●

社会生活で左利きの人が感じているさまざまな道具の使いづらさ。それを解消するための左利き用グッズの普及を目指し、左利きグッズを扱う神奈川県相模原市の菊屋浦上商事株式会社が制定。日付は2月10日を0210として「0(レ)2(フ)10(ト)」と読み、レフト=左の発想から。

2008.12.28
2月10日は左利きグッズの日、日本記念日協会で認定されるより
--

2015.2.10
2月10日は改称7年目の〈左利きグッズの日〉より


 ●左利きグッズは左利きの人だけのもの?

左利きグッズといっても必ずしも、左利きの人だけのものではありません。

私は多く「左手・左利き用品」という表現を使っていますが、要するに左用のお道具といったものですね。

たいていのものは、右利きの人が多数ゆえに、右利きの人が使いやすい形状や構造になっています。
そこで、これを便宜的に「右利き用」と称しています。

それに対して、左利きの人が使いやすいものを称して「左利き用」と呼んでいるだけです。


実際に使うのは、左利きの人が多いにしても、右利きの人が利用しないわけではありません。
実際問題としていえば、右手が不自由になった人では、特に重宝されています。


メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第225号(No.225) 2010/8/21「名作の中の左利き(番外編)「はさみ」岩井礼子」
http://archives.mag2.com/0000171874/20100821074000000.html

に紹介しているエッセイに登場する人物などはその一例です。


 ●右利きの人にこそ強い味方になる!?―「左用」道具

岩井礼子「はさみ」(「文と友だち」同人・主婦、『随筆春秋』第8号)

日本エッセイストクラブ/編
『最高の贈り物―'98年版ベスト・エッセイ集』文春文庫版(2001.8)


脳梗塞で倒れたお母さんが「左利き用のはさみ」を愛用していて、そのエピソードをきっかけに少女時代の思い出を語るという内容です。

この女性の例に限らず、実際に「左手用の道具」を使っている人は少なくないでしょう。


右利きの人が、利き手である右手を使えなくなったとき、現状のように「右用の道具」がほとんどという社会で生きてゆくのは、非常に困難を要することでしょう。
そんなときに強い味方になるのが、「左用」でしょう。

それに比べて左利きの人の場合、もし左手が使えなくなったとしても、右手用の道具は生活のすべての面で揃っているので、道具に関しては不便を感じることは少ないでしょう。


 ●左右両方を用意するユニバーサル・サービス制度の実現を!

「右利きさんの非常用」としても活躍する「左用」の道具をもっと充実させて欲しいと思います。

左右性のある道具や機械等(例えば、ハサミなどの刃物類・野球のグローブ等)には、すべて左右両方を用意する、もしくは製品の設計の段階から左右両用可能なものを工夫することを義務付けすることも必要かもしれません。

そういう製品の製造コストに関しては、ユニバーサル・サービス料金制(ケータイの料金に付加されているような)を導入するという手があります。

今、子供用のハサミはたいていのメーカーさんは、左右同一料金で提供しています。
これは製造コストから言えば絶対あり得ないことで、企業努力の結果(のはず)です。

右用の価格設定から左用をカバーしているか、何らかの融通をしているはずです。

単価がさほどではない場合はこれでも十分対応できるでしょうけれど、もっと高価格のものとなると一定のルールを設定しなければカバーしきれない、と思われます。

ぜひ制度化されることを願います。


 ●先人木を植えて後人その下に憩う

「先人木を植えて後人その下に憩う」という東洋の言葉があるそうです。
(出典を探してみたのですが、よくわかりませんでした。)

私が見つけたのは、

加藤尚武『現代倫理学入門』(講談社学術文庫 1997.2.10)


「第13章 現在の人間には未来の人間に対する義務があるか」

のなかでした。

未来の人のために、今、木を植え、憩える場所を作る。
言ってみれば、宮沢賢治の童話「虔十公園林」のようなものです。

左利きに関しても同じことが言えるのでないでしょうか。

将来生まれてくるであろう左利きの子供たちのために、今生きている私たちが、より暮らしやすい社会を作る義務があるのではないでしょうか。

加藤尚武氏は「自発的自己犠牲」という言葉を使っていました。

「左利きグッズの日」を機に考えていただきたい事柄です。


『オツベルと象/虔十公園林 (ますむらひろし版宮沢賢治童話集)』三起商行 (2015/7/28)

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2016.02.05

左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii1月発行分第460,461号のお知らせ

先月のメルマガのお知らせです。

第一・第三土曜日発行の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』1月発行分、第460号、461号。


◆第460号◆
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第460号(No.460) 2016/1/2「新年特別号:新春放談&
<左利きプチ・アンケート>第10回<LYグランプリ>2016」
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 新春放談:今年こそ左利きの本を!
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2005年9月末の創刊から11年目のお正月になったようです。

もう以前から何度も書いてきましたが、ホントにホント、今年こそ、なんとか左利きの本を出したいものです。

過去、色々なパターンで考えて来ました。
それぞれに面白いと思ってきたのですが、なかなか「これぞ決定番」的なイメージが整わずに来ました。

今でもいくつかのパターンはあります。

でもその中で、今一番の構想は、「青少年向けの左利きライフ入門」的なものです。

 ●「青少年向けの左利きライフ入門」的な著作
 ●「生命」
 ●「生活」
 ●「人生」


◆第461号◆
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第461号(No.461) 2016/1/16「新年特別号:新春放談2&
<左利きプチ・アンケート>第10回<LYグランプリ>2016」
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 新春放談:今年こそ左利きの本を! その2
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実は、10日から風邪をひいてしまい、予定の原稿が書けていません。

申し訳ありませんが、新春放談の第二弾ということで、前回書きました左利きの本について、もう少し書いておきます。


◆第460,461号◆

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【第10回<LYグランプリ>2016 読者大賞アンケート】
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2016.02.04

左手書字例(最終回)きれいに見えるコツ-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第459号

大変遅くなりましたが、昨年最後のメルマガのお知らせです。

第一・第三土曜日発行の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』2015年12月19日発行分、第459号。

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第459号(No.459) 2015/12/19「≪教科書プロジェクト≫
【小学書写教科書に左手書字例を!】PJ24
左手書字例を考える(14) 最終回に当たって~総ざらい」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 前回10月のこのテーマでは、「私の過去と現在の手書き文字の変遷」をお届しました。

 一応自分の経験を述べました。
 
 左手書字については、書写の教育関係者の間でも色々と検討されるようになってきました。

 この辺で一つの区切りにさせていただこうと思います。

 消化不良部分もあるかと思いますが、またいずれ整理し直して検討したいと考えています。

 では、今回は最終回として、ごく簡単にではありますが、今までの総ざらいとします。


┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
 【小学書写教科書に左手書字例を!】プロジェクト・24
  左手書字例を考える(14)
   “左手書字とは特別なことなのか”<その7>
  最終回に当たって ~ 総ざらい
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 ●正しい左手書きの方法を知る
 ●左手でも書ける人もいる

(例1)心の筆文字アーティスト 青空 渚
左手で書く?

(例2)TV「笑っていいとも!」〈達筆王〉書道家・森大衛
*『レフティやすおのお茶でっせ』:2008.2.21
書道家・森大衛、左手で手本を書く

 ●なぜ左手での正しい字の書き方を教えないのか?
 ●教科書に左手書字例を挙げる
 ●“それなりに”きれいに見えるコツ
 ●乱れをなくす

*参照:
『お茶でっせ記事』2015.10.15
画像で見る私の過去の左手書字例

 ●筆記具を選ぶ
 ●「左手で書くと書いている字が見えない」
 ●「書いた字の上をこすってしまい手や字が汚れる」
 ●目習い・手習いが大事


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【第10回<LYグランプリ>2016 読者大賞アンケート】
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2月10日<左利きグッズの日>を記念したイヴェントで、

2015年、最も活躍した、最も話題となった、記念すべき
<左利きの人・物・事>を顕彰するものです。

左利きライフ研究家・レフティやすおが選ぶ候補のなかから、
読者アンケートによる投票で決定します。

以下の九つの候補から一つを選んで、
項目の下のURLをクリックして投票してください。

【第10回<LYグランプリ>2016 読者大賞アンケート】

1・左利き作家ギュンター・グラス氏死去
2・左右対称形共用カメラ二代目「Canon PowerShot N2」
3・左右共用スマホ組み合わせ一眼カメラ「OLYMPUS AIR A01」
4・左右両用持ち方鉛筆「トンボ鉛筆 Yo-i もちかた」
5・左右共用「セシール 楽々ボクサーブリーフ」
6・左利き漫画と「左利きさんのための編み物サイト」
7・書字等の動作における利き手の差に関する基礎的研究
8・日テレ『嵐にしやがれ』二宮和也の左利きの大変さ
9・もっとほかにあるやろ!(例:SB監督・工藤公康氏)

※ 現在の結果を見るのは、こちら

 *このアンケートは、2015.12.5-2016.2.10頃まで実施します。

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詳細は本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

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※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
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