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2015.09.30

左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii9月発行分第451,452号のお知らせ

メルマガのお知らせが月一になってしまいましたね。

第一・第三土曜日発行の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』9月発行分、第451号、452号のお知らせです。

▼第451号

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 ※『週刊ヒッキイ』は、2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
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◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第451号(No.451) 2015/9/5「11年目に向けて」
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11年目に向けて
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創刊号は、2005.9.28。
それ以来、この9月末で、丸十年が過ぎたことになります。

創刊号

 ●創刊について
 ●単純な願望だけど…
 ●三冊の内容
 ●左利きライフの向上のために
 ●社会の在り方を変える
 ●道を切り開こう!

アーストロフ ... わたしは腰をおろして、眼をとじて――こんなふうにね、そして考えるんだ。百年、二百年たって生きる人びとは、いま彼らのために道を切りひらいているわれわれのことを、感謝の念で思いだしてくれるだろうか、ってね。ばあや、とても思いだしてくれやしまいねえ!
マリーナ 人は思いだしてくれなくとも、神さまは思いだしてくださいますよ。
   チェーホフ「ワーニャおじさん」松下裕訳 p.109 より

   (『チェーホフ全集11』ちくま文庫 1993.10.21)

▼第452号

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第452号(No.452) 2015/9/19「11年目に向けて(2)」
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11年目に向けて(2) これからについて
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11年目に入ります。
改めて弊誌のご購読(まあ、無料ですが)及び応援をよろしくお願い致します。

 ●相も変らぬ世間の情勢
 ●世代交代と左利き情報
 ●左利きの本
 ●ネットの時代
 ●これからについて

では、11年目に乞う、ご期待!

 ・・・

詳細は本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

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※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
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古代中国編―中国の古代思想を読んでみよう(1)

 ―第160号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2015(平成27)年9月30日号(No.160)-150930-
「古代中国編―中国の古代思想を読んでみよう(1)」

本誌では、いよいよ〈古代中国編〉に突入します。

今回から古代中国の思想や文学について見てゆくことにします。

でも、まだ勉強が進んでいませんので、まあ、今回はその手始めということで、思想編の総論と言いますか、今後の予定について書いています。

簡単におさらいしておきますと、古代中国思想といいますと、儒教・道教・仏教の三教ということになります。

弊誌の第一号、第三号で『論語』『老子』を取り上げています。
当初は、自分が好きな名作や自分が気になる古典を取り上げていました。
その一環で紹介しました。

今回は、もう少しまとまった流れのなかで取り上げてゆきます。

乞うご期待!
(自分でハードルを挙げてしまいましたが、大丈夫でしょうか?)

 ・・・

詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』


*本誌で主に参照した本:
『五経入門 中国古典の世界』野間文史 研文出版・研文選書119 2014.3.20
―中国の古典文化を学ぶ人のための経書の概説書。易(周易・易経)書(尚書・書経) 詩(毛詩・詩経) 礼(儀禮・禮記・周禮) 春秋(公羊伝・穀梁伝・左氏伝)。

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2015.09.23

“わが友フランシス”息子フェリックス単独作『強襲』を読む

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今は亡きイギリス・ミステリ界の巨匠ディック・フランシスの御子息フェリックスさんの単独作品がついに邦訳されました。

『強襲』フェリックス・フランシス 北野寿美枝/訳 イースト・プレス (新・競馬シリーズ) 2015/1/24


単独と書いたのは、すでに父と息子の二人鷹での共著作品が4作発表されていたからです。

父ディック・フランシスは、2000年発行の第39作『勝利』を以って、長年連れ添った伴侶であり創作上でもよきパートナーであった妻メアリーさんの死後、休筆。
ところがその後、2006年『再起』で復帰を果たし、愛読者であったわれわれフランシス・ファン、及び一般のミステリ・ファンをあっと言わせました。
さらに翌年からは息子フェリックスさんとの共著という形で、従来通り年一作、2007年第41作『祝宴』、2008年第42作『審判』、2009年第43作『拮抗』、2010年第44作『矜持』を発表。
そして、このフェリックスさんの単独作品が2011年に登場した、というわけです。


 ●フェリックスの作品

その後も調べてみますと―

Felix Francisのホームページの〈BOCKS〉によりますと、

2012 Bloodline
2014 Damage
2015 Front Runner

アマゾンには、もう一冊"Refusal"という作品が出ています。

"Damage"の〈なか見!検索〉をのぞいてみますと、〈also by Felix Francis〉のもとに、GAMBLE/BLOODLINE/REFUSALの三冊の書名が上がっています。

正確には、

2012 Bloodline
2013 Refusal
2014 Damage
2015 Front Runner

と、毎年新作を発表してきたようです。


このホームページでさらに注目すべき点は、この〈BOCKS〉のページの〈Felix Francis〉の項目に、単独作3冊と、共著4作以外に、復帰作"Under Orders"(邦訳名『再起』)も加えられています。

その下に〈Dick Francis〉の項目があり、39冊が掲げられています。

ディック・フランシスの復帰作『再起』も、クレジットされてはいないけれど、共著だったという含みのようです。


 ●〈'Dick Francis' novels〉

彼のtwitterによりますと、"Author of the 'Dick Francis' novels"とあります。

〈'Dick Francis' novels〉という表現を使っているのですね。
〈ディック・フランシス(長編)小説〉、即ち〈ディック・フランシス風(長編)小説〉もしくは〈ディック・フランシス形式の(長編)小説〉という意味でしょうか。

しかし、その言葉は間違っていません。
本書を読んでの印象は、正に「ディック・フランシスのテイストを持った(長編)小説」だったからです。

ある人曰く、
現物を見て思わず笑ってしまった。ハードカバーで、表紙もなんとなく似ている。/翻訳だって、[...]そもそも作家からしてそうなのだけど、いい大人たちが揃って「ディック・フランシスごっこ」をやっているかのようだ。ついつい、ニヤついてしまう。
*【新・競馬シリーズ】 フェリックス・フランシス『強襲』を読むなど

正にその通りで、漢字二文字のタイトルも訳者も同じで、カバーのデザインも馬の写真を使い、そっくりです。

内容的にも、非常に優れたミステリに仕上がっている、とまでは言えないかもしれませんが、今まで邦訳されることがなかったというのが不思議に思える程度には、感心する内容です。

確かにまったくの新人の作品とすれば、ディック・フランシスの亜流で新味のないミステリ、と判断されそうです。


どの世界、どこの国でもそうだと思うのですけれど、「親の七光り」というものがあります。
これだけ偉大な父の名を持つ人物の作品をここまで放置するという例も珍しいのではないでしょうか。

今までの版元である早川書房の問題(版権取得や過去の作品の売上等)なのか、翻訳もの出版に関わる問題なのか。
どちらにしても非常に残念なことでした。

それでも、まあ、今回出版されましたので、オールド・ファンとしましては、やれやれというところですか。


 ●気になったシーン

さて、本書についての感想を書いておきましょう。

私がすぐ横に立っているときにハーブ・コヴァクが殺された。いや、“処刑された”というほうが当たっているだろう。[...]
巻頭いきなりこれです。 この殺人から始まる一連の事件に“私”が巻き込まれ、その解決に向かって犯人と戦うお話です。

主人公は、その後幾つものピンチを迎え、そのたびに疑心暗鬼になりながらも、自分の信じる道をへこたれることなく、自力で切り抜けてゆきます。
このあたりの展開は従来通りの〈'Dick Francis' novels〉の展開そのものというところでしょうか。


一つだけ言いたいことは、ラスト近くの章のある場面です。
ネタばれになるかもしれませんが、どうしても書いておきたいのです。

それは、主人公が犯人に処刑されそうになる場面で、馬に乗って逃げ、反撃するところです。
(馬が乱入してくるこのシーンは、その昔見た『うる星やつら』のなかで突然「暴れ牛」が登場するシーンを思い出しましたね。なんでやねん!って。)

馬で逃げ反撃するこのシーン、私は、父ディック・フランシスの処女作『本命』のラスト近くのシーンを思い出しました。

息子フェリックスがこれを覚えていて、リスペクトとしてこういうシーンを入れたのかどうかわかりませんが、私にはうれしい展開でした。

第二十章のラスト、“私”と警官のこんなやり取りがあります。
どこかのまぬけが競馬場で馬を盗み》その捜索に駆り出されているという警官に、《その件なら協力できるかもしれない》と答えるのです。

ここで私なら次のように書いたことでしょうね。

「馬の名前は?」
「えー、アドミラル、だ」
「アドミラル。いい子だ。《私が今立っている場所のすぐ外にいる》」

この「アドミラル」という名は、『本命』で活躍する〈名馬〉の名前です。
フランシスの描く名馬のなかにあって、最初に登場した名馬であり、そして最高の名馬でしょう。

フランシス・ファンならこういう遊びに『興奮』することは確かでしょう。

 ・・・

本書は、読者の評判もいいようです。
問題は売上ですが…。

ぜひ次作以降も翻訳されることを願ってやみません。

出版もまた賭けです。
フェリックスも書いています。

「でも、それってちょっとした賭けじゃない?」[...] 人生そのものがちょっとした賭けだ。/表が出れば勝ち、裏が出れば負ける。》『強襲』「エピローグ」p.390

がんばってね、イースト・プレスさん、北野寿美枝さん。
みんな応援しましょう!


記事タイトル中の“わが友フランシス”は、青木雨彦氏の人気コラム『夜間飛行』の「ディック・フランシス編」に付されていたものを拝借しました。

*参考:
本命 (ハヤカワ・ミステリ文庫 競馬シリーズ)

本命 [Kindle版]


夜間飛行―ミステリについての独断と偏見 青木雨彦/著 (講談社文庫 1981/5)


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2015.09.15

教養としての古典:私の読書論71-リスト既読本から見える私の読書傾向

 ―第159号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2015(平成27)年9月15日号(No.159)-150915-
「私の読書論71- 『本の雑誌』が選ぶ40年の400冊! から
~リスト既読本から見える私の読書傾向~」

<『本の雑誌』が選ぶ40年の400冊!>のリストから私の既読本を紹介し、私の読書傾向を見ています。

まあ、内容については本誌でご覧ください!

 ・・・

私の読書傾向は、偏っています。

当初はエンタメ、小説、海外の翻訳もの、特に冒険とか探検というたぐいの本を読んでいました。
そのうち翻訳ミステリを中心にSFやホラー系のものを読み、一部教養新書や純文学系の古典の名作、そして名著の類を読むようになりました。

そういう偏りの中から始まった読書人生でした。

今でこそ、古典を中心に読んでいますが、それでもかなりの娯楽の中心が読書なので、読む本の傾向は―

(1)堅い本:古典の名著・名作、教養書
(2)ちょっと柔らかい本:古典の名作とエンタメの中間的な文芸書、初歩的入門書・解説書
(3)柔らかい娯楽の本:正味のエンタメ本

となります。

今は“毎日が日曜”生活ですので、それぞれを(頭がしっかりしている)朝、(少し疲れてきた)昼、(のんびりしたい)夜といった時間帯で、読んでいます。


 ●古典の名著名作

古典や評判の本を読むということは、結局、人気のゲームやコミック、映画やドラマ等を経験しておくのと同じ理由で、要するに人とのコミュニケーションについてゆくためだ、と説明できるでしょう。

色んな本を知っていなければ、“教養”のある人との会話に困ります。

「どこでもドア」があればいいね、という会話があったとして、『ドラえもん』を知らなければ、話になりませんよね。

そういう(知的)人間として生きていく上で必要最低限の基礎的な知識を、「教養」と呼んでいいと思うのです。
その一つが古典の名著名作なのです。

 ・・・

詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』
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*本誌で取り上げた本:
『本の雑誌』2015年6月 ぶっつけ本番特大号 No.384 本の雑誌社 (2015/5/12)


【本の雑誌が選ぶ40年の40冊!】
(2)卵をめぐる祖父の戦争 D・ベニオフ 田口俊樹訳 ハヤカワ文庫


▲おススメの本= 『卵をめぐる祖父の戦争』は 今までに読んだ反戦の本の中でも プリーストの『双生児』とともに私の一番(?)です。 難しい問題だからこそ、コメディ・タッチで語る。 これは大切な手法です。 人間の愚かさと、それでもなお生き抜くことの大切さ、 人間の素晴らしさ。是非読んで頂きたい一冊です。

『双生児(上)』クリストファー・プリースト/著 古沢嘉通/訳
ハヤカワ文庫FT 2015/8/21
―第二次大戦中、英国空軍爆撃機の操縦士であり同時に良心的兵役拒否者だったJ・L・ソウヤーとは?

『双生児(下)』クリストファー・プリースト/著 古沢嘉通/訳
ハヤカワ文庫FT 2015/8/21

【エンターテインメント40年の40冊】
(3)さしむかいラブソング 片岡義男 ハヤカワ文庫JA


▲おススメの本= この作品集に入っている「人生は野菜スープ」を雑誌で読んで好きになり、 それから片岡義男の小説を読むようになりました。(知り合いからは「意外!」と言われたこともあります。) それまでは雑誌のコラムニストとして片岡の読者でした。

【日本文学40年の40冊】
(5)TSUGUMI 吉本ばなな 中央公論社(1989)


▲おススメの本= この『TSUGUMI』を 何人の人にプレゼントしてきたでしょうか。 彼女のような女性が好きです。 ベッキー・サッチャーの次に好きなヒロインです。

【国内ミステリー40年の40冊】
(7)眠りなき夜 北方謙三 集英社 (1982)
 (集英社文庫 1986.4)


▲おススメの本= 今では『三国志』『水滸伝』の作家のようになっていますが、『弔鐘はるかなり』以来、一連のハードボイルド冒険小説の優れた作家で、私も次々と読み継いだものでした。 『檻』や『逃がれの街』と並んで好きな作品です。

【海外ミステリー40年の40冊】
(8)敵手 ディック・フランシス 菊池光訳 ハヤカワ・ミステリ文庫


▲おススメの本= 不撓不屈のヒーローを描いて 最高の冒険小説・推理作家です。 『興奮』『大穴』で出会った十代の日々―― こういう強い人間になりたいと憧れたことを思い出します。
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2015.09.13

左利きネタ話:左利きに関する10の科学的事実

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(画像:Twitterから)

「海外の科学的研究に基づく左利き特有の10の事実」というネット記事↓を見ました。

左利きに関する10の科学的事実

以下に項目のみ挙げておきます。

10. 精神的な問題を抱える確率が右利きよりも高い
9. 恐がりが多い
8. 聖書では左利きは神に選ばれし「救出者」
7. 音の聞こえ方が違う
6. お金持ちになれる
5. けんかに強い
4. アレルギー体質の人が多い
3. 空間認識度が高い
2. アルコール依存症になりやすい
1. 不眠症が多い


私自身に照らして言えば、

10. 精神的な問題 ○(内向型の人間)
9. 恐がり ○(なのに、ホラー好き!?)
7. 音の聞こえ方 △(どっちかというと耳悪い方?)
6. お金持ち ×(貧乏人)
5. けんか ×(弱いというか、ダメ、逃げる)
4. アレルギー体質 ×(なし)
3. 空間認識度 △(特に意識なし)
2. アルコール依存症 ×(一切飲まず、拒否症/逆依存症?)
1. 不眠症 ×(なし)

一つ二つあるかなというだけで、特にこれと言って該当するわけではありませんね。
まあ、それはそういうものでしょう。

一律に左利きだからこうだ、と決めつけられるわけではありません。

なぜなら――

科学的事実と言っても、人間は要素一つ一つで生きてるわけではないので、統合された存在であり、個別の要素がそのまま発揮されるというわけではないのですから。
それに、統計的にこうだという話で、即一人一人の個別の事例に合致するものではないのですから。

こういうのは、言ってみえば、話のネタ提供以上でもなければ、それ以下でもない、ってことで。

左利きや利き手/側に関する科学的研究はドンドン続けて欲しいのですが、一般の人は細部の事実にあまり振り回されないことも大切です。

それと言葉や表現に惑わされないことも大事ですね。
事実をしっかり把握するように努めましょう。


で、ツィッターでも書いたのですけど――
一言言えば、最後の締めの文章に、

しかし、やっとその状況も変わろうとしてきている。今では、左利き用のはさみ、机、ペンなどが発売されるようになってきた。
とあります。
なにかしら自然と状況が変化してきたように書かれていますが、実際には《[状況も変わろうとしてきている]じゃなくて、変えようと努力してきた先人たちの成果なのだよ!》と私は言いたいのです。

左利きにあこがれるとか、左利きフェチという人もいます。
しかし、実際には、生活上の不便もあれば、精神的な負担もあります。

努力して変えて行こうとしない限り、こういうものはなかなか変化しないものなのです。
特に左利きに対する負の意識――否定的、忌避的な考え方といったものは。

それを克服してゆくには、まだまだ時間がかかることでしょう。

でも、いつの日にか……。


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※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
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2015.09.03

左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii八月発行分第449,450号のお知らせ

八月まったく忘れていました。
そこでまとめてお知らせしておきます。

別になくてもいいようなものかもしれません。

でも、この記事を見てわがメルマガの存在を知る、という人もいるかもしれません。
結果として、本誌読者になる人もいるかもしれませんからね。

 ・・・

第三土曜日発行の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』八月発行分、第449号、450号のお知らせです。


▼第449号

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 ※『週刊ヒッキイ』は、2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
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◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン
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右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第449号(No.449) 2015/8/1「≪教科書プロジェクト≫
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その22―
左利きで心地よく生きるための方法(12) 」
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▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第一土曜日掲載
―その22― 左利きで心地よく生きるための方法
 (12) 日本語版FLANDERS利き手テスト
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 今回は、2014年に発表された最新の利き手テストについて書いておきましょう。

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―その22― 左利きで心地よく生きるための方法
 (12)世界がもし100人の人が立つ橋だったら
  日本語版FLANDERS利き手テスト
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『お茶でっせ』記事:2014.12.29
2014年版利き手テスト:日本語版フランダースFLANDERS利き手テスト

↑の記事から説明しています。

*参照:
日本語版FLANDERS利き手テスト
「日本語版FLANDERS 利き手テスト―信頼性と妥当性の検討―」
(大久保 街亜 鈴木 玄 専修大学 Nicholls, Michael E. R. Flinders University)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/advpub/0/advpub_85.13235/_pdf

 ●最新版の利き手テスト
 ●FLANDERS 利き手テスト
 ●「フランダース利き手テスト」の概要


▼第450号

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第450号(No.450) 2015/8/15「≪教科書プロジェクト≫
【小学書写教科書に左手書字例を!】PJ22
左手書字例を考える(12) 」
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≪教科書プロジェクト≫ ..第三土曜日発行分掲載
【小学書写教科書に左手書字例を!】PJ22
 左手書字例を考える(12)
“左手書字とは特別なことなのか”<その5>
  左手右手変換アダプターの試み
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 今回は、左手書字について機械的な変革法を考えています。

左手書字が特別な書き方であるのなら、その真因はどこにあるかと言いますと、両方の例を比べてみればわかりますように、左手で持って書く時のペンの方向と右手で持って書く時のペンの方向にあるのです。
 それなら、これを一致させる方法を考えればいいのではないか。
 という結論が生まれます。

 そこで…。


┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
 【小学書写教科書に左手書字例を!】プロジェクト・22
  左手書字例を考える(12)
   “左手書字とは特別なことなのか”<その5>
  左手右手変換アダプターの試み
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 ●ペンの方向を変える
 ●左手持ちで右手持ちの形に変換する
 ●左右変換アダプター
 ●私の試作品の場合
 ●筆ペンで挑戦すると
 ●右手風の文字が誰でも書ける
 ●押して書く問題点が解決する
 ●変換アダプターの弊害


 ・・・

詳細は本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

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※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
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2015.09.01

恋と革命~太陽のように生きる-太宰治『斜陽』NHK100分de名著2015年9月

NHK『100分de名著』9月は、名著47「斜陽」太宰治です。

なんと第4回のスペシャル・ゲストに、『火花』で芥川賞を受賞したばかりの太宰好きで有名なお笑い芸人ピース・又吉さんが出演するそうです。
楽しみです。


名著47「斜陽」
第1回 9月2日放送 「母」という名の呪縛
第2回 9月9日放送 かず子の「革命」
第3回 9月16日放送 ぼくたちはみんな「だめんず」だ
第4回 9月23日放送 「太宰治」の中にはすべてが入っている

【ゲスト講師】高橋源一郎…作家、明治学院大学教授。代表作「さようなら、ギャングたち」「優雅で感傷的な日本野球」など。
【朗読】伊勢佳世…俳優。映画「プライド」、ドラマ「チームバチスタ3」等に出演。
【ナレーション】加藤有生子
第4回【スペシャルゲスト】又吉直樹(お笑いタレント)…小説「火花」で第153回芥川賞受賞。

プロデューサーAのおもわく。

番組では、作家・高橋源一郎さんを講師に迎え、「斜陽」を新しい視点から捉えなおし、時代に対する痛烈な批判、既存の価値観にとらわれない新しい生き方など、現代に通じるメッセージを読み解きます。


○NHKテレビテキスト「100分 de 名著」
太宰治『斜陽』 2015年9月
高橋源一郎 NHK出版 (2015/8/22)


(紹介文)
社会を変えるのは、女だ!/「人間は、恋と革命のために生まれてきたのだ」――かず子
「革命」を起こすのは、女だ!/1947年(昭和22年)に発表された『斜陽』は、戦後の混乱期に没落していく貴族階級の一家を描き、爆発的ブームを巻き起こした。既存の親子関係、男女関係が崩れゆくなか、家族は何を頼りに生きたのか──。主人公「かず子」の姿に、現代女性の生き方を探る。


 ●読んでいて腹が立つ

いつも思うのですが、太宰の小説を読んでいると、腹が立ってきます。

ですから、普段は読みません。

昔、一度は読んでおこう、と何作か読んだものでした。

その中では、『斜陽』だけが割といい印象を受けました。
短編では、教科書で読んだ初めて太宰であった「走れメロス」ぐらいでしょうか。

読んでいてこれだけ嫌な気分にさせるというのは、ある意味それだけ人の感情に訴える力がある作家だ、ということなんでしょうけれど。


で、何が腹が立つかです。

男がだらしなさ過ぎて、どうにもやりきれないのです。
もちろん、そういう男もありですし、それはそれでもいいのですが、私の理想とは程遠いものがあります。

まあ、だらしない、頼りない男でもいいのですが、私の思う男像としては真面目であって欲しい、誠実な人間であって欲しいのです。

真面目にやっていてもダメな人ならそれはそれで致し方ないと思うのです。
私自身のように。

でも、その気になればできそうなのにやらない、という態度が腹が立つのです。
最低限度やるべきことはやれよ、とか。
守るべき一線というものがあるだろう、と思うのです。

まあ、自分がダメな男なので、そんな自分の姿を見せつけられるようで、気に入らないのかもしれません。


それに対して女性は、まあ、がんばっているというか、男が頼りない分がんばらざるを得ないと言いますか。
ちょっとどうかと思う女性もいますが。


ちなみに私が好きな作家の例を挙げますと、その一人にディック・フランシスがいます。
彼の小説の主人公は、皆弱さも持っていますが、それを克服しようと努力し、不撓不屈の精神で悪に真っ向から挑んでゆきます。

そういう男らしさに感動し、自分もそうなりたいものだと願うのです。

大衆小説と純文学の違いがありますし、そして読者としては、当然そこに求めるものも異なってはいるのですけれど…。


 ●母は強し

一方、女性の主人公は違います。
単純ですが、母は強し、というのでしょうか。

「ヴィヨンの妻」でもそうです。
ラストで、《「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ」》と言い切る強さを持っています。


『斜陽』の主人公「かず子」は、太宰の小説の登場人物のなかでは、比較的好きな部類です。

昔読んだときの記憶でも、『人間失格』とかどうにもやるせない小説が多いなか、この作品は、とにかくかず子が子を身籠って生きてゆこうと部分が印象的で、死ぬことばかり考えているような人物が多いなか、光っていたように思います。

私生児と、その母。/けれども私たちは、古い道徳とどこまでも争い、太陽のように生きるつもりです。

斜陽とはいえ、たとえ残照であれ、日の光のなかにいるうちは、希望があるということでしょう。
どのような形であれ、生き残ることを目指す人間は美しい、と私は信じています。

そういう点では、希望の持てる小説ではないでしょうか。


『斜陽』は、太宰版の「桜の園」(チェーホフ)と言われているそうで、そちらも読みました。
「桜の園」は戯曲でコメディ仕立てになっています。
没落する貴族の悲喜劇で、ラスト、新たな生活に希望を抱く無邪気な若い娘と去りがたい年配者のコントラストが面白いお話でした。

それに比較して、『斜陽』の方は、死によって決着をつける人々と、恋とその結果である子供に希望を託すかず子のこれからの生き方に期待感が持てる、弱くとも光を感じさせるラストでした。


私個人としては、やはりこのお母さまが美しく思われます。
貴族らしく美しいけれど、それだけで生きてゆくことは難しいわけで、語り手のかず子との対照は、なかなか印象的なものがあります。

時代とともに死んでいく人と、新時代に新たに生き直そうとする人。

革命という言葉も出て来ますが、私には単なる「母は強し」像に思えて、もう一つ発表当時の受け止め方とは異なってきているのか、という気がします。


 ●太宰治という作家について思うこと

物語における主人公とは、ある目的を持っていて、それを実現する存在です。
実現までの過程に作者の意向が反映されます。

死んで行く人、生き残る人、それら登場人物の姿に作者は何かしら思いを込めているのです。

人は、生まれた限りいつかは死ぬことになります。
途中、病気やケガ等の不慮の事故がない限り、寿命を全うするまで生きてゆくわけです。

多くの宗教は、自ら命を絶つという行為を禁じています。
どのような状況にあっても、神なり天なり仏なり大いなるものを信じて、その生を受け入れるべきだ、と教えています。

しかるに、太宰は、自殺を選びました。
自身の半生を描いた処女作と言われる作品の題名を「思い出」とし、最初の作品集の書名を『晩年』と名付けた太宰は、当初から人生を“早退”する覚悟でいたのでしょうか。

『津軽』の冒頭に、《「正岡子規三十六、尾崎紅葉三十七、斎藤緑雨三十八、国木田独歩三十八、長塚節三十七、芥川龍之介三十六、嘉村礒多三十七」》と作家たちの死んだ年齢を挙げています。
そして《「おれもそろそろ、そのとしだ」》と言います。
のちの行動は確信犯だったということでしょうか。


太宰という人は、破滅型の人生を生きた人ですが、文学者としてはうまいのかなあ、と思います。

自分のような人間が、地方の名家、大地主の家に「津島のオズカス(三男坊や四男坊をいやしめていう津軽地方の言葉)」(『津軽』より)として生まれたことを引け目に感じていたのか。
いかんせん死に取り憑かれていたためか、そういう文学しか残せなかったのが残念です。

「走れメロス」や「駈込み訴え」、あるいは「お伽草子」等の短編は、虚構性ストーリー性も豊かで、非常に楽しめる内容です。
こういうものをもっと書いてゆけば、また違った面を発揮する文学者となっていたのではないでしょうか。


私は、人はまず生き残ること、生き抜くことが一番大切なことだと思っています。
そういう意味で、作家として見たとき、太宰治という人は本当に残念な終わり方をしたものでした。


*以前読んだ本:
・『斜陽』新潮文庫 改版 2003/05

*今回読んだ本:
・『カラー版 日本文学全集34 太宰治』筑摩書房 1968.5.15
―斜陽 人間失格 津軽 思い出 ヴィヨンの妻 他11篇収録。

*『斜陽』を含む文庫本:
太宰治全集 全10巻セット (ちくま文庫 1994/3)
―第1創作集『晩年』(昭和11年刊)から死の直前の「如是我聞」にいたるまで収録。

太宰治全集〈9〉 (ちくま文庫 1989/5)
―最晩年の代表作「斜陽」「人間失格」「桜桃」「グッド・バイ」4等全18篇を収録。

斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 (文春文庫 2000/10)
―他に「ヴィヨンの妻」など。年譜(奥野健男)作品解説・作家評伝(臼井吉見)。

*参考:『チェーホフ全集11』チェーホフ/著 松下裕/訳 ちくま文庫 1993.10.21
―かもめ ワーニャおじさん 三人姉妹 煙草の害について 桜の園 収録。


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