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2013.12.31

“今年(2013年)読んだ本・買った本”から (1)教養編

―第119号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2013(平成25)年12月31日号(No.119)-131231-  
“今年(2013年)読んだ本・買った本”から
(1)教養編:エピクテトス「語録」「要録」


今年もなんとか100冊超の本を読むことができました。


 ●一念発起

ブログを書くようになり、己の無知に気付き、少しは勉強しようと一念発起しました。

まずは読書―特に古典を読むことで広く知識と教養を身に付けようと考えました。

今までもそれなりに読んではいました。
しかし、もっと色んな本にチャレンジし、特に避けてきた感のある古典を読んでみようと。


今までと同じ方法では読書量を増やすことはできません。

ではどうするか?

そこで思い出したのが、知人の話です。
仕事が忙しくなり、夜に読書の時間がとれず、それならと朝早起きして読書を始めた、というのです。

この朝読を導入することで、私も読書時間を倍増させることができました。


 ●年間100冊の入力

それ以来、2005年から9年間、年間百冊の大台を記録してきました。


ただ読むだけなら誰にでもできますし、実際にこの程度の冊数をクリアする人も少なくないでしょう。
また、読んだことを文章にする訓練をしている人も。


学んだことは人に教えるのが、身につける一番の方法だと言います。

入力して出力する。
入れたものは出す。

当たり前のことです。

でもその過程で、人は何かしら身に付ける。


実際には、入力してただ出力するだけではありません。
人はその間に考えます。
入力で得たものを利用して、それを自分なりに加工して出力するのです。

そこで一段進化するのです。
そういうものです。

 ・・・

さて、本誌では、今年読んだ本の中から、一番心に残っている書目と、そこから学んだことについて書いています。

詳細は本誌で!


*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

*本誌で取り上げた本:
『人生談義〈上〉〈下〉』エピクテートス/著 鹿野 治助/訳 岩波文庫 1958/7/5
―『世界の名著13』の「語録」は抄録ですが、こちらは全訳。今年初めに復刊されたようです。弟子アリアノスによる筆録。
 


『世界の名著(13) キケロ エピクテトス マルクス・アウレリウス』責任編集/鹿野治助 中央公論社(1968)―エピクテトス「語録」「要録」
『幸福論(第一部)』 ヒルティ/著 草間 平作/訳 岩波文庫 (1961/01)
 

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2013.12.29

『左利き情報局 a.k.a. クラブレフティ』プレオープン

以前メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』読者さんからいただいた情報に『クラブレフティ』がリニューアルされています、というものがありました。

『クラブレフティ』は、左利きの問題を社会学的に考察した、必読の名著『見えざる左手―ものいわぬ社会制度への提言』、左利き用品通販で有名なフェリシモ・左ききカタログとの共著である左利きの入門書というべき『左ききでいこう!―愛すべき21世紀の個性のために』の著者・大路直哉氏による左利きと利き手に関するサイトです。

『左ききでいこう!!―愛すべき21世紀の個性のために』大路直哉・フェリシモ左きき友の会/編著 フェリシモ出版
『見えざる左手―ものいわぬ社会制度への提言』大路直哉/著 三五館 (1998/10)
 

一年が終わる頃になって、そう言えば…、と思い出し閲覧してみました。

『左利き情報局 a.k.a. クラブレフティ』


正直に言いますと、「プレオープン」ということもあるのですが、閲覧できる部分が少なく、残念です。
志は高いのですが、まだ追いついていないというのが現状のようです。

あえて悪口を言えば、お前の宣伝ばっかりやないか! に近い状況になっています。
(こんな悪態を吐かれたくなければ、さっさと更新しろ! ですね。
人のことは言えませんが…。自戒を込めて!)

サイトから―

2013.11.21「左利き情報局 a.k.a. クラブレフティ」プレオープンしました。現在、このトップページの「メディア紹介」「左利き書道」および「プロフィール」が閲覧可能です。今後も、できるかぎり急ピッチで更新してまいりますので、ブックマークをよろしくお願いします。

サイトをお手伝いしてくださる方を募集されています。
われこそは、という方は申し出られてはいかがでしょうか。

 ・・・

そう言えば、左利きの情報ポータルサイトを目指すという『ヒダリキックマガジン』さんも、思いのほか更新が進んでいないようです。
(昨日お知らせしましたように、
2013.12.28 ヒダリキックインタビュー02-左利きギター専門店谷口楽器(前編)
 インタビュー記事が出ているなど、ボチボチと更新されています。ガンバレ!)

こちらも人材不足というのが本当のところのようです。

私にもある程度理解できることなのですけれど、個人で始める分には、ある程度まではなんとかなるのです。
あらかじめ準備できますし、不足分は情熱で補えます。

ただ「よりよいものを!」と思うと、やはりなかなか大変です。
しかも継続して更新し続けるとなると…。


特に左利きに関していいますと、都市伝説とでも言いたくなるような、生半可な情報が数多く世間には流布しています。
これを正したい、という思いがあればある程、事態がややこしくなります。

学問的に見ても、学者さんの間でも定番となる学説がない、と言ってもいいぐらいに、分からないことが多く、解釈の異なる部分があるからです。

また、商品の紹介をするにしても、モデルチェンジが多く、商品の改良や機能追加等の進化は必然のこととはいえ、少し経てば情報が古くなってしまいます。
これの更新は、悩みの種です。

お手伝いしてくれる人がどうしても必要でしょう。


私も本当はホームページのリニューアルをなんとかしたいと思ってはいるのですが、手つかずのままです。
理由は、上記のような点ですね。

来年への課題です。

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※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
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2013.12.28

ヒダリキックインタビュー02-左利きギター専門店谷口楽器(前編)

左利き情報ポータルサイト「ヒダリキック マガジン」で、【ヒダリキックインタビュー02】として、左利き専用レフティギター専門店「谷口楽器」河津店長さんのインタビュー(前編)が掲載されました。

左利き専用レフティギター専門店の誕生秘話!?谷口楽器インタビュー(前編)

谷口楽器さんは、左利きの人たちの間では有名なお店です。

以前にどこかで、左利き用ギター専門店となるまでの簡単な経緯を読んだことがありました。
でも、これだけ詳しくお聞きするのは初めてのことで、おもしろく読みました。

楽器店がひしめく中で差別化を図る手段として、左利き用を取り上げた、ということのようです。

今回のお話で、ギターに限られているとはいえ、ユーザーおよびメーカーや商店といった社会における左利き用品の受け入れられ方、というところの一端がわかった気がします。

後編が楽しみです。


できれば、左利きの人がなぜ左利き用を求めるのか、また、利き手で弾くことの意義について、お話を聞かせていただきたいものです。

私の持論である「利き手は心につながっている」の観点から、私は左利きは左手で弾くべきだ、と考えています。
それでこそ、自分の心を表す演奏につながるのだ、と。

この私の考えがどの程度まで、確かなものか、を確認したいという気持ちです。


また、左利きの初心者がギターを選ぶとき、社会の大勢に合わせ、手に入れやすく教えてもらいやすいであろう右利き用を使うべきか、やはり自分に合わせて左利き用を使うべきか、といった話題にも触れてもらえれば、いいですね。


 ●左利き用品=ニッチ商品?

左利き用品というものは、どうしてもニッチ商品ということで、隙間産業のように思われがちです。
確かにそういう面はあります。

しかし、お店の経営という観点から言いますと、こういう希少な商品をどれだけ置いているかというの点が、顧客の購売店選択の大きなポイントになる事もあるものです。

希少な商品であるがゆえに、「購買店を選ぶ」→「顧客となる」、という構図が生まれます。

もちろん、一生もののような商品もあります。
その場合、常に経営にプラスになるとばかりは言えないケースもあります。


ただ、どのような商品を選ぶか、いかに売っていくか等の戦略が有効な手段となり得る、と思われます。

仮にその商品で利益を出せなくても、その商品を置いているということで、客を呼び、他の商品も売れるという効果を得られる、と言えるでしょう。
希少な商品を買う人が客単価の高い人である可能性もあります。

そういうふうに多面的にとらえれば、左利き用品もまた違った商品価値を見出せるのではないか、という気がします。

*「ヒダリキックマガジン」関連記事:
・2013.09.29 ヒダリキックマガジンに左利きライフ研究家インタビュー
・2013.08.04 左利き情報ポータルサイト「ヒダリキックマガジン」始まる


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※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
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2013.12.25

第8回<LYグランプリ>2014アンケート~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii395号

先週の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第395号のお知らせです。

 ・・・

第395号(No.395) 2013/12/21「<左利きプチ・アンケート> 第8回<LYグランプリ>2014 読者大賞」は、
第8回<LYグランプリ>2014「読者大賞<左利きプチ・アンケート>」です。

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【 第8回 <LYグランプリ> 2014 】
             (Lefty of the Year Grand prix)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
―2013年左利きの人・物・事―
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回は、来年2月10日<左利きグッズの日>を記念したイヴェント【第8回<LYグランプリ>2014】読者大賞<左利きプチ・アンケート>各候補の紹介およびアンケートです。

私の認定した17項目から、さらに読者大賞アンケート候補として8件を選出しました。

【人:部門】―2件
【物:部門】―2件
【事:部門】―4件

 ・・・

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【第8回<LYグランプリ>2014 読者大賞アンケート】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2月10日<左利きグッズの日>を記念したイヴェントで、

2013年、最も活躍した、最も話題となった、記念すべき
<左利きの人・物・事>を顕彰するものです。

左利きライフ研究家・レフティやすおが選ぶ候補のなかから、
読者アンケートによる投票で決定します。

以下の九つの候補から一つを選んで投票してください。

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1 ・右利きからの“転向派左利き”【武井壮】
2 ・体操新技「シライ」他17歳高校生【白井健三】選手
3 ・左右共用中央シャッター・カメラ【キヤノンPowerShot N】
4 ・【レイメイ藤井 ペンカットキッズ 左手用 オレンジ SHH505D】
5 ・8月13日左利きの日イベント【レフチャスLEFTEOUS】
6 ・左利き情報ポータルサイト【ヒダリキックマガジン】
7 ・「左利きにも対応!」【阿久津直記『たった2時間読むだけで字がうまくなる本』】
8 ・ガボちゃんブログ【左右平等作戦in小学校】
9 ・もっとほかにあるやろ!
---

詳細は本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


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※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
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2013.12.18

第8回<LYグランプリ>2014へ向けて3~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii394号

先週の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第394号のお知らせです。

 ・・・

第394号(No.394) 2013/12/14「第8回<LYグランプリ>2014 へ向けて-3-」は、
第8回<LYグランプリ>2014 へ向けて「2013年左利きの人・物・事 を振り返る その3」です。

今回は、「第8回<LYグランプリ>2014 へ向けて」と題して、来年2月10日<左利きグッズの日>を記念したイヴェント【第8回<LYグランプリ>2014】の候補紹介の3回目です。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【 第8回 <LYグランプリ> 2014 】
             (Lefty of the Year Grand prix)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
―2013年左利きの人・物・事―
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

前々回が【人:部門】、前回がその拾遺と【物:部門】でした。
今回は、いよいよ最終の【事:部門】です。


【事:部門】―

・左利きの日イベント【レフチャスLEFTEOUS】

『お茶でっせ』記事:2013.8.18
レフチャス(LEFTEOUS)day2013:<国際左利きの日>情報2


・左利き情報ポータルサイト【ヒダリキックマガジン】

『お茶でっせ』記事:2013.8.4
左利き情報ポータルサイト「ヒダリキックマガジン」始まる

私事で申し訳ありませんが、このサイトに、私のインタビュー記事が掲載されています。
左利きライフ研究家20年! レフティやすお インタビュー

『お茶でっせ』記事:2013.9.29
ヒダリキックマガジンに左利きライフ研究家インタビュー


・名古屋市立大【魚の「利き鼻」と脳の関係の研究結果】

『お茶でっせ』記事:2013.5.28
魚の「利き鼻」と脳の関係の研究発表


・「左利きにも対応!」と謳った“字がうまくなる本”
【『たった2時間読むだけで字がうまくなる本』阿久津 直記 宝島社新書 2013/2/9】


『お茶でっせ』記事:2013.2.13
“左手で書写チャレンジ”阿久津直記『たった2時間読むだけで字がうまくなる本』


・文庫雑学フェアで平積み【渡瀬けん著『左利きの人々』】(中経の文庫 2009.1)


『お茶でっせ』記事:2013.8.19
雑学フェアにて~渡瀬けん著『左利きの人々』:<国際左利きの日>情報3


・アメブロの【ブログネタ「両利きになる練習したことある?」】
(クチコミ投稿期間 2013年07月31日~2013年08月14日)

『お茶でっせ』記事:2013.8.28
ブログネタ「両利きになる練習したことある?」:<国際左利きの日>情報4


・バラエティ番組【『グリグリくりぃむ』で「左利選手権」】

『お茶でっせ』記事:2013.9.2
『グリグリくりぃむ』左利き選手権:<国際左利きの日>情報5


・ガボちゃんブログ【左右平等作戦in小学校】
カテゴリ:左右平等作戦in小学校


・<左利きの苦悩>を綴る【「少数派の不便」中学生人権作文コンテスト産經新聞社賞】

『お茶でっせ』記事:2013.12.10
<左利きの苦悩>「少数派の不便」中学生人権作文コンテスト産經新聞社賞


詳細は本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

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2013.12.15

私の読書論-52- 私にとって読書とは何か?―サミュエル・スマイルズ『向上心』から

―第118号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』★
2013(平成25)年12月15日号(No.118)-131215-  
私の読書論-52- 私にとって読書とは何か?
 ―サミュエル・スマイルズ『向上心』から
http://archive.mag2.com/0000257388/20131215120000000.html

本誌では、『自助論』で有名なサミュエル・スマイルズのもう一つの著書『向上心』から、書物で見識を高めよ、といった部分の言葉を元に、私と読書について書いています。

私のように友達の少ない、いないと言ってもいい人間にとっては、本がまさに友達なのです。
遊びも学びもいつも私に寄り添って、決して裏切らない、頼れる相手です。

本当の人生とは違う、と言われるかもしれません。
本当の体験ではない、とけなされるかもしれません。

それでも、私にとってはヴァーチャルでもなければ、夢うつつでもありません。
確かな存在です。
本を手にしているだけで、幸せになれる。
そんな存在です。

きっと本好きな人なら、共感してもらえるのではないでしょうか。

いやあ、本て本当にいいもんですね~。
(映画評論家・水野晴郎ふうに)


*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

*本誌で取り上げた本:
サミュエル・スマイルズ『向上心』

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2013.12.11

第8回<LYグランプリ>2014へ向けて2~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii393号

先週の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第393号のお知らせです。

 ・・・

第393号(No.393) 2013/12/7 「第8回<LYグランプリ>2014 へ向けて-2-」は、
第8回<LYグランプリ>2014 へ向けて「2013年左利きの人・物・事 を振り返る その2」です。

今回は、「第8回<LYグランプリ>2014 へ向けて」と題して、来年2月10日<左利きグッズの日>を記念したイヴェント【第8回<LYグランプリ>2014】の候補紹介の二回目です。


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【 第8回 <LYグランプリ> 2014 】
             (Lefty of the Year Grand prix)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
―2013年左利きの人・物・事―
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【人:部門】―追加

・体操新技「シライ」他の17歳高校生【白井健三】選手

*『レフティやすおのお茶でっせ』~
2013.12.4
体操新技「シライ」の白井健三選手は左利き


・【キャロライン・ケネディ駐日米大使】

*『レフティやすおのお茶でっせ』~
2013.11.27
ケネディ駐日大使って左利き? 左手で「友」書道


【物:部門】―

・左右共用カメラ【キヤノンPowerShot N】

*『お茶でっせ』「PowerShot N」の記事:
2013.1.28
左(利き)右(利き)の手を選ばないカメラCANON PowerShot N
2013.1.30
左利きも楽しめる新カメラ、キヤノンPowerShot N4月下旬発売
2013.4.26
注文しました!左手でもシャッターを切れる!キヤノンPowerShot N
2013.5.15
届きました!左右共用カメラ・キヤノンPowerShot N
2013.9.11
左利きが使いやすいカメラ1-PowerShot N
~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii380号

・PowerShotN ホワイト●Canon (中古品)


・【レイメイ藤井 ペンカットキッズ 左手用 オレンジ SHH505D】


*『レフティやすおのお茶でっせ』~
2013.4.23
新型子供はさみ、ペンカットキッズ左手用オレンジ


詳細は本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

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切り離された者たちへ~ドストエフスキー『罪と罰』~NHK100分de名著2013年12月

「NHKテレビ100分de名著」2013年12月は、ドストエフスキー『罪と罰』です。

第1回 12月4日放送 傲慢という名の罪
第2回 12月11日放送 引き裂かれた男
第3回 12月18日放送 大地にひざまずきなさい
第4回 12月25日放送 復活はありうるのか

○NHKテレビテキスト
「100分 de 名著」ドストエフスキー『罪と罰』2013年12月
2013年 11月25日発売 定価550円(本体524円)

講師は、2008年にこの大作を新訳した亀山郁夫氏。

<全3巻>
『罪と罰〈1〉』フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー/著 亀山郁夫/訳 (光文社古典新訳文庫 2008/10/9)
『罪と罰〈2〉』(2009/02)
『罪と罰〈3〉』2009/7/9)


『『罪と罰』ノート』亀山郁夫 (平凡社新書 458 2009/5/16)
―『罪と罰』翻訳中に、その巻末解説である「読書ガイド」執筆のための参考書から得た「知的興奮」による「黙過」というテーマの発見により綴られた『罪と罰』解釈本。


 ●第一回の放送―「傲慢という名の罪」

第一回の放送を見ました。

ここでは、ラスコーリニコフによる老女殺害までを取り上げています。
彼の住む屋根裏部屋の意味、時間の聞き間違いのこと、偶然の積み重ねで追い込まれた上での犯行、といったことです。

学費滞納で法学部を退学した元学生である彼の元に届いた母からの手紙で、妹がお金のために結婚しようとしているのを知らされるなど、貧しさによって追いこまれた状況を一発逆転しようとする彼の思想的な傲慢さにふれていました。


 ●青春サスペンス小説?―『赤と黒』と『罪と罰』

ドストエフスキーの『罪と罰』と言えば、スタンダールの『赤と黒』と並ぶ近代小説の雄で、かつて文学全集全盛の時代、世界文学全集の第一回配本を『罪と罰』とするか『赤と黒』とするかは、出版社において大いに議論されたと言われる、古典的名作です。

それほどの世界的名作とされていますが、私は『赤と黒』もこの『罪と罰』も同じように、<青春サスペンス小説>、もしくは<青春犯罪小説>として楽しみながら手にした記憶があります。
前者は、美貌と知力で貴族社会で成り上がってゆこうとする青年、後者は自分の哲学の成就のために犯罪に手を出す青年を描き、それぞれ狂的?なパートナーを得て、凄絶な最後と崇高な最後を迎える長編小説です。

『赤と黒』は主人公の少年時代からの年代記であるために、それぞれの事件における心理描写とともに、成り上がってゆく過程のストーリーの展開で読ませます。
終盤の盛り上がりも狂的なラストも非常に印象に残るもので、読者に読後の達成感を与えます。

一方『罪と罰』は、事件の前後という限られた期間における主人公の心理描写が主体で、この主人公の苦悩というか熱っぽい粘っこい執拗なまでの描写が読ませます。
そして、「第六部」ラストの大地への接吻のくだり、「エピローグ」での流刑地における主人公の心理的変遷によって、読者をして何とも言えない崇高な気持ちにさせます。

... ところが広場の中央まで来たとき、不意にある衝動にとらえられた。ひとつの感覚が彼のすべてを――肉体と精神を鷲づかみにした。/ふいにソーニャの言葉を思いだしたのだ。「十字路に行って、そこに立つの。そこにまずひざまづいて、あなたが汚した台地にキスをするの。それから、世界じゅうに向かって、四方にお辞儀して、みんなに聞こえるように、『わたしは人殺しです!』って、こう言うの」/その言葉を思いだすと、全身がぶるぶると震えだした。... 彼はこの汚れない、新しい、充実した感覚がはらむ可能性のなかに身を躍らせていった。その感覚は、発作のようにいきなり襲いかかってきた。心のなかにひとすじの火花となって燃えはじめ、とつぜん、炎のように自分のすべてをのみつくした。自分のなかのすべてが一気にやわらいで、涙がほとばしり出た。立っていたそのままの姿勢で、彼はどっと地面に倒れこんだ……。/広場の中央にひざまずき、地面に頭をつけ、快楽と幸福に満たされながら、よごれた地面に口づけした。起きあがると、彼はもういちど頭を下げた。》『罪と罰3』亀山郁夫訳(光文社古典新訳文庫)p.409-410

... こうした、【すべての】[原文傍点=引用者注] 過去の苦しみがなんだというのだ! 芽生えたばかりのこの感動のなかでは、なにもかもが、自分のおかした罪や、判決や、流刑さえもが、どこかしら外の世界のふしぎなできごと、よそごとのように思われるのだった。... 彼はただ感じているだけだった。観念にかわって生命が訪れてきた。そして彼の意識のなかでは、なにかしらまったく別のものが、かたちになっていくはずだった。》『罪と罰3』亀山郁夫訳(光文社古典新訳文庫)p.461

... 《彼女の信じることが、いまこのおれの信じることじゃないなんてことがありうるのか? 彼女の感じること、彼女の意思、それだけでも……》... この幸せがはじまったばかりのころ、ときどきふたりは、この七年を、七日だと思いたいような気持になった。彼は気づいていなかった。新しい生活は、ただで得られるものではなく、それははるかに高価であり、それを手に入れるには、将来にわたる大きな献身によって償っていかなければならない……。》『罪と罰3』亀山郁夫訳(光文社古典新訳文庫)p.462

両作に共通するキーワードの一つは、<ナポレオン>です。
片やナポレオンにあこがれ成り上がってゆこうする青年、片や<ナポレオン主義>という選民意識で犯行を犯す青年。

特に後者ではこの<ナポレオン主義>がポイントとなってきます。

ところで、ドストエフスキーの『罪と罰』は、『カラマーゾフの兄弟』と並ぶ名作ですが、私は『罪と罰』のほうが好きで優れていると思っています。
『カラマーゾフの兄弟』は、謎解き推理小説としても優れているとは思いますが、小説そのものとしては未完であるがゆえに、何を言いたいのかが私には理解できませんでした。
書かれるはずだった第二部があれば、また違うのでしょうけれど。


 ●目的は手段を正当化するのか?―<ナポレオン主義>

私は『『罪と罰』ノート』や「読書ガイド」その他の解釈書等を読んでも、本書の背景となる当時のロシアの社会の思想・文化・政治状況、キリスト教等についての基礎知識に欠けるので、本書を読み解くにあたって、思想的な深い読み方はできません。
私なりに単純に解釈するとすれば、こういうところでしょうか。


ドストエフスキーの『罪と罰』は、「目的は手段を正当化するのか?」という<ナポレオン主義>という思想が一つのテーマです。
ここに<ナポレオン主義>が登場します。

本書の一つの読みどころが、予審判事ポルフィーリーと主人公ラスコーリニコフとのやり取りです。
「第三部」<5>章で、ポルフィーリーはラスコーリニコフと<ナポレオン主義>に関する議論します。

ラスコーリニコフは『犯罪論』という論文を発表していたのです。
(本人は掲載誌が廃刊になり活字にならなかったと思っていたのですが、別の雑誌『月刊言論』に掲載されていたのです。)

すべての人間は、「非凡人」と「凡人」という、二つのグループに分けられると、ポルフィーリーは説明します。

「... 凡人は、従順に生きなくちゃいならない、法を踏み越える権利も持たない。... ところが、非凡人はあらゆる犯罪をおかし、勝手に法を踏み越える権利をもつ、なぜなら、彼らは非凡人だから... 」》p.160

ラスコーリニコフは、非凡人の思想の実行(全人類にとって救済となるかもしれない)に当たって、その障害を踏み越えるために良心に許可を与える権利があるのだ、とまちがいを正します。

さらに、凡人と非凡人を「第一の階層」と「第二の階層」の人として解説します。

「... 第一の階層は、いつだって現在の主人で、第二の階層は、未来の主人です。第一の階層は世界を維持し、それを数量的にふやしていく。第二の階層は世界を動かし、それを目的へとみちびくんです。どちらも、完全にひとしく生存権をもつわけです。... 」》p.165-166


 ●730歩―「非凡人/第二階層の人」への助走

730歩―これはラスコーリニコフの下宿から金貸しの老女の家までの距離です。
それは、ラスコーリニコフが「凡人/第一階層の人間」ではなく、「非凡人/第二階層の人間」であることを立証するために、老女を殺害し金品を盗み、それを資金に次のステップに進むためのパフォーマンスを行う舞台までの助走距離だったのです。


言ってみればこれは、AKB48の1830メートルに相当するものです。
秋葉原のAKB48劇場から東京ドームまでの距離は1830メートルに過ぎないのですが、彼女たちがその距離を埋めるのにおよそ7年の歳月を要したのでした。

1830メートル先の東京ドームという舞台に立つことが、彼女たちの目標であり、一つのゴールでした。
そこでのパフォーマンスを成功させることが、彼女たちをして人気と実力をともに兼ね備えた国民的アイドルであることを証明することだったのです。

しかし、それを実現した時、その先に新たなゴールが見えてきたのでしょう。


同様に、ラスコーリニコフも彼の730歩を埋め、ついに舞台に立ってはみたものの、彼は老女を殺しはしたものの、老女の義理の妹のリザヴェータをも殺す事態を招き、金品を奪うことに成功したものの、それを使うことなく隠してしまうのです。
結局、彼のパフォーマンスは失敗に終わり、しかも予審判事にも目をつけられる羽目に陥ります。


 ●ラスコーリニコフの罪と罰

ラスコーリニコフの罪と罰とは何か。

ラスコーリニコフは言います。

「良心がある人間は苦しむでしょうよ、もしも自分の誤りに気がつけば、ね。これが、そいつにくだされる罰なんです――懲役以外のね」》『罪と罰2』亀山郁夫訳(光文社古典新訳文庫)p.174

良心の苦しみが罰だという意見です。

しかしそれだけでしょうか。


私の思うところは、ラスコーリニコフの罪とは、金貸しの老女を殺すという「非凡人/第二の階層」としての踏み越えようとした行為において、結局、踏み越えられなかったという現実―「凡人/第一の階層」にすぎなかったという自覚、「非凡人」であることを立証できなかった点でしょう。
「凡人/第一の階層」にすぎない人間が「非凡人/第二階層の人」を気取ろうとしたところにある、という見方です。

ラスコーリニコフの罰とは、「非凡人/第二の階層」ではなく、「凡人/第一の階層」としてシベリアの大地で生きる、ということです。
同じように、“踏み越えた”存在だった(と彼が考えた)ソーニャとともに。

だからこそ、比較的軽い刑となったのではないでしょうか。


女たらしの“悪人”であるスヴィドリガイロフが示したラスコーリニコフが選べる二つの道。
第一の道としては、彼が実行した自殺。
第二の道は、ラスコーリニコフが選んだ自首。

ラスコーリニコフは、第二の道を選び、さらに新たな別の道へ進もうとします。


 ●娼婦ソーニャの道―信仰

その道とは、ソーニャの選んだ道でした。

ソーニャは、役所を辞めた飲んだくれの父、肺病のその後妻とその子供三人という一家を支えるために、「黄の鑑札」を持つ(公認された)娼婦となった少女です。

ラスコーリニコフは、このような境遇にある彼女を支えてきたものは何か、と考えます。

《彼女の道は三つだ》彼は考えた。《運河に身を投げるか、精神病院に入るか、それとも……それとも……いっそのこと性の快楽に身をゆだね、理性を麻痺させて、心を石にしてしまうか》》『罪と罰2』亀山郁夫訳(光文社古典新訳文庫)p.317

しかし、ソーニャが選んだ道はそれらのうちのどれでもなく、信仰の道でした。
「それじゃ、ソーニャ、きみは、一生懸命、神さまにお祈りしているんだね?」彼はたずねた。》『罪と罰2』亀山郁夫訳(光文社古典新訳文庫)p.318

「神さまがいなかったら、わたし、どうなっていたか?」ソーニャはうるんだ目でちらりと相手を一瞥し、早口で力づよくそうささやくと、彼の手をしっかりとにぎりしめた。/《なるほど、やっぱりそうだったか!》と彼は思った。》『罪と罰2』亀山郁夫訳(光文社古典新訳文庫)p.319

《これが最後の道ってわけだ! 道の説明ってわけだ!》好奇心もあらわに、じっと相手をながめながら、彼は胸のうちでそう結論づけた。》『罪と罰2』亀山郁夫訳(光文社古典新訳文庫)p.319

この会話のとき、彼はまったくこの道を信用していなかったのでしたが、最後にはこの道を選び取るのです。


 ●私が読んだ本

私が最初に読んだときの本は、江川卓訳の岩波文庫版でした。

冒頭に地図や人物一覧があり、これが結構役に立ちました。

日本人には、ロシアの人名(愛称が幾通りもあってこれがまたややこしい)や地名が結構、複雑で理解に時間がかかります。

とにかく、この人名地名に慣れるまで、冒頭の何十ページかを読み進めるのが、ちょっと大変です。
しかしその後は、主人公の独白や登場人物たちとの狂的な、熱っぽい粘っこいまでの対話に乗せられて、ドンドン読み進めることができました。

亀山郁夫訳では、人名の愛称も統一されていたり、巻末の「読書ガイド」で地図や気になるポイントを解説されていたり、読みやすい工夫がなされています。

私はこの二点しか見ていませんが、まずはどちらかで良いかと思います。
どちらも楽しく読めるでしょう。

 ・・・

先にも書きましたが、第六部のラストにしろ、エピローグの部分にしろ、非常に崇高な気分にさせられる感動の幕切れです。

これは、亀山郁夫『『罪と罰』ノート』に書かれていたのですが、親子ほどの年の差のある女性速記者と口述筆記していた部分であるらしく、二人の間にはロマンティックな気分が流れていたそうで、その影響が出ているのではないか、ということです。

... 『罪と罰』のフィナーレが、どこか、そこはかとないロマンティックな影を宿しているとみえるとしたら、それは、絶望のどん底から這い上がった作家自身の、ついに念願の幸福を勝ちとった喜びが照り映えているからなのかもしれない。》『『罪と罰』ノート』p.47

人の幸せって、結局そういうところにあるというのが、彼の最終メッセージなのでしょうか。



『罪と罰〈上〉』江川 卓/訳 (岩波文庫 1999/11/16)
『罪と罰〈中〉』江川 卓/訳 (岩波文庫 1999/12/16)
『罪と罰〈下〉』江川 卓/訳 (岩波文庫 2000/2/16)

*他のNHKテレビ「100分 de 名著」の記事:
2011年11月放送:2011.10.31
アラン『幸福論』喜びは、行動とともにある!
2011年12月放送:2011.12.6
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』悲しみを、乗り越えよ-「100分 de 名著」NHK
2012年1月放送:2012.1.5
吉田兼好『徒然草』両面から物事を見よ!-「100分 de 名著」NHK
2012年2月放送:2012.1.29
新渡戸稲造『武士道』日本的思考の根源を見る-「100分 de 名著」NHK
2012年3月放送:2012.3.6
仏教は「心の病院」である!NHKテレビ「100分 de 名著」ブッダ『真理のことば』2012年3月
同:2012.4.2
NHKテレビ「100分 de 名著」ブッダ『真理のことば』を見て本を読んで
2012年4月放送:2012.4.3
紫式部『源氏物語』NHKテレビ100分de名著
2012年5月放送:2012.5.2
確かな場所など、どこにもない―100分 de 名著 カフカ『変身』2012年5月
2012年6月放送:2012.6.6
<考える葦>パスカル『パンセ』NHK100分 de 名著2012年6月
2012年10月放送:2012.10.2
鴨長明『方丈記』NHK100分 de 名著2012年10月
2012年12月放送:2012.12.5
<心で見る努力>サン=テグジュペリ『星の王子さま』NHK100分de名著2012年12月
2013年1月放送:2013.1.11
呪文に頼るのもよし?~100分de名著『般若心経』2013年1月
2013年2月放送:2013.2.5
待て、そして希望せよ~NHK100分de名著『モンテクリスト伯』2013年2月
2013年3月放送:2013.3.28
どんな時も、人生には、意味がある。フランクル『夜と霧』~NHK100分de名著2013年3月(再放送)
2013年4月放送:2013.4.11
真面目な私とあなた―夏目漱石『こころ』~NHK100分de名著2013年4月
2013年5月放送:2013.5.20
水のように生きる『老子』NHK100分de名著2013年5月
2013年6月放送:2013.6.5
生きる喜びは、どこにあるのか?『戦争と平和』トルストイ~NHK100分de名著2013年6月
2013年7月放送:2013.7.9
哲学とは、愛である『饗宴』プラトン~NHK100分de名著2013年7月
2013年11月放送:2013.11.10
「物語」に終わりはない『アラビアンナイト』~NHK100分de名著2013年11月
2014年1月放送:2014.1.21
花とは何か~『風姿花伝』世阿弥~NHK100分de名著2014年1月
2014年3月放送:2014.3.4
戦わずして勝つ『孫子』~NHK100分de名著2014年3月

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2013.12.10

<左利きの苦悩>「少数派の不便」中学生人権作文コンテスト産經新聞社賞

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12月8日の産経新聞・朝刊に、「第61回中学生人権作文コンテスト(大阪大会)」<産經新聞社賞>の中一生の作文が掲載されていました。
「少数派の不便」という題名で、始めの4分の3は、自身の足の骨折による車椅子生活の体験、ラスト4分の1は、母親の<左利きの苦悩>の体験を紹介して、少数派のことを考えていない社会の問題を訴えていました。

身障者向けのスロープの存在にしても、いざ実際に車椅子生活を体験すると、そのスロープがいかに不適切な作りであるかと実感し、「だれがこれを考えて、作ったんだろう」と腹を立てます。
これでは身障者が自立した生活を送ろうとしても、あきらめる人が出てくる。
そんな毎日が続けば、生きる目標も楽しみも持てなくなる。
母親にそう話すと、<左利きの苦悩>について話してくれたと言います。
(そのくだりを全文引用しましょう。)

お母さんは左利きで、小さいころ右にきょう正させられたそうです。でも、結局字を書くのが両利きになっただけで、他は左利きです。そのお母さんが言うには、左利きのアイテムは最近充実してきたけれど、世の中は昔とちっとも変っていない。右利きの人が住みやすいように作った社会だと言っていました。かぎの回す方向、車いすでも切符がいれにくかった改札。左手の場合は、自分の進路をふさぐように斜め右に手をのばすそうです。意識をすれば嫌になるくらい、数えきれない不便があるそうです。その上、右利きの年配の人からは、珍しがられ「ぎっちょなのに器用ねぇ」と、よく言われていたと聞きました。

簡単に解説しておきますと、<左利きの苦悩>には、(1)生活の不便さという物理的な障壁の問題と、(2)左使いを否定する親の指導や他人の発言という心理的な障壁がある、ということです。

この二つの点を改善されなければ、左利きの生活から決して<左利きの苦悩>はなくならないということです。

どちらの問題も個人の力だけで解決できるものではありません。
パーソナルな道具や、自分の心の持ち方で対処できる部分もありますが、それだけでは限度があります。
やはり社会全体で考えてもらわなければ、解決できない問題なのです。


さて、この中学生さんは、こう結んでいます。

... もし、ずっと不自由だったら、お母さんみたいに左利きだったら、少しでも不便だと感じずに生活できたりいなと思っていました。/少数派の人を切り捨てないで、話をよく聞いて、その人たちの立場になって考えたいと思いました。そして、考えるだけではなく、優しい心をもって、行動できる人になりたいと思いました。

ぜひこの不自由であった時期の経験とこの時に感じた考えたことを忘れることなく、これからの日々を生きていって欲しい、と思います。
そして、少しでも改善の手助けをしていただければ、と願っています。

 ・・・

少数派と言いますか、社会的弱者への配慮というものも、人権擁護の一要素です。
ユニバーサルデザインにも、障害者や高齢者等の観点の他、左利きの問題も取り上げられています。

私はその昔、左利きの問題に関して「右手があるのだから右手を使えば済む問題」と一蹴された経験があります。
左利きに対する無理解を露わに示す例と言えるでしょう。
まったくもって納得のいかない発言です。

人間が人間らしく、その人がその人らしく生きることができて初めて、人権が守られていると言えるのではないでしょうか。
右利きの人は右利きとして生きることに何の差し障りもないのに対して、左利きは左利きとして生きることが許されないのだとしたら、それは真に平等な社会と言えるでしょうか。

私は何も左利きだけが幸せになれるように、と願っているのではありません。
左利きの人も右利きの人と同じ程度に幸せになれる方法を考えて欲しいと願っているのです。

この中学生の思いも、きっとそういうことでしょう。


*「第61回中学生人権作文コンテスト」

《大阪法務局・大阪府人権擁護委員連合会では,次代を担う中学生の皆さんに,人権尊重の重要性,必要性についての理解を深めるとともに,豊かな人権感覚を身につけていただくことを目的として,中学生人権作文コンテストを実施しております。》

●産經新聞社賞
 同志社香里中学校 1年 村上 英「少数派の不便」

その他結果は、↓
第61回中学生人権作文コンテスト結果 - 法務局

*利き手と左利きの研究に関する本:
(日本)
『左ききの神経心理学』八田武志/著 医歯薬出版 1996.11
―左利き研究の専門書。20年余の左利き・利き手研究を研究をまとめたもの。
『左対右 きき手大研究』八田武志/著 化学同人(DOJIN選書 18) 2008.7.20
―『左ききの神経心理学』以降、世界で研究された成果を一般向けに読み物とした本。

(イギリス)
『非対称の起源 偶然か、必然か』クリス・マクマナス/著 大貫昌子/訳 講談社ブルーバックス 2006.10
―20年にわたる利き手・左利き研究の成果をまとめた本。原著"Righthand Lefthand"
(世界)
『「左利き」は天才?―利き手をめぐる脳と進化の謎』デイヴィッド ウォルマン/著 梶山 あゆみ/訳 日本経済新聞社 2006.7
―自身左利きの科学ジャーナリストが、左利きの謎に挑み世界を駆けるサイエンス・ノンフィクション。
 

*左利きの子供のための本:
『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍 2009.4
―今までの日本になかった、イギリスの有名左利き用品専門店オーナーによる、左利きの子供を持つ親・先生へ向けた、左利きの子の生活支援のための手引書。
*左利き生活の本:
『左利きの人々』渡瀬 けん/著 中経の文庫 2009.1
―右利き偏重社会における左利きの人の不便「あるある!」エッセイ集。
 

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※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
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2013.12.05

左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ19,20~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii392秋季臨増号

先週の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第392号のお知らせです。

 ・・・

第392号(No.392) 2013/11/30 秋季臨時増刊「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ―その19, その20― 既刊号一覧2012年1月-2013年11月発行分」は、
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ」「―その19― 左利きとマナー, ―その20― 左利きの悩みと“卒業”」のバックナンバーURLの一覧です。

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秋季臨時増刊
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ
 ―その19― 左利きとマナー (1-13)
 ―その20― 左利きの悩みと“卒業”(1-8)
  既刊号一覧2012年1月-2013年11月発行分」
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 先週は第5土曜日ということで、本誌はお休みでした。
 代わりに、第2土曜日掲載の

 「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ」
 ―その19― 左利きとマナー
 ―その20― 左利きの悩みと“卒業”

2012年1月-2013年11月発行分のバックナンバーURLの一覧の紹介です。
 読み落としの確認、再読等にご利用ください。


詳細は本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

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※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
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2013.12.04

体操新技「シライ」の白井健三選手は左利き

(画像:始球式)
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10月、ベルギーの体操世界選手権で、新技(「シライ」「シライ2」「シライ/キムヒフン」と競技者自身の名前が付けられた)を披露し、日本史上最年少の床運動で優勝した神奈川県立岸根高2年白井健三選手は左利きのようです。

確認できた左利きらしいところは、

(1)側転の際に、右手を先に着く
(2)日本シリーズの始球式で左投げ

の二点です。

それぞれYouTubeで確認できます。


(1)側転の際に、右手を先に着く

白井健三・世界初の新技!! 『シライ』- YouTube


側転は、基本的に利き足の判定といえるでしょう。

後方の利き足で蹴って、前方の反対の足を支点に、その足と同側の手をつき、順に反対の手(利き足側の)をつき、利き足、反対の足とつく。

右足利きの人は、右足が後方で、左足が前方にあり、左手→右手→右足→左足と一直線上に回転してゆきます。
進行方向の向って右側に顔を向けて回転します。

利き足と利き手は60-70%程度の相関関係があるそうです。
右利き足の人は多くが右手利きとなります。

ですから、左足利きの白井選手は、左手利きの可能性が大となります。

(画像:池谷幸雄の側転「ネ10 #01 小学校 前編 120617」より)
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側転に関するYouTube:AKB48の「ネ10 #01 小学校 前編 120617」
http://youtu.be/syC6hxsjzRk

(2)日本シリーズの始球式で左投げ

白井建三の始球式 - YouTube
http://youtu.be/6JYFZtys63c

東京ドームでの日本シリーズ第三戦・巨人対楽天戦での始球式でも側転から後方宙返りしてます。

(画像:始球式での側転部分)
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以上の観点から、白井選手は左利きと考えてよいでしょう。

今後知名度も上がり、注目されるにつれ、多くの映像が出、より明確になることでしょう。


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※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
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2013.12.03

Mariya's Songbook(初回盤) [Limited Edition] 12月4日発売

12月1日の「山下達郎サンデー・ソングブック」で、12月4日発売の『MARIYA'S SONGBOOK』の「特集 Part 1」をやっていました。
達郎さんの話す、当時のまりやさんの思い出話も楽しいものでした。

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2013年12月1日プレイリスト
「『MARIYA'S SONGBOOK』 特集 Part 1」

1. クリスマス・イブ / 山下達郎 "オーパス" "トレジャーズ" '83
2. リンダ / アン・ルイス '80
3. けんかをやめて / 河合奈保子 '82
4. ファースト・デイト / 岡田有希子 '84
5. 元気を出して / 薬師丸ひろ子 "古今集" '84
6. リトル・プリンセス / 岡田有希子 '84
7. 色・ホワイトブレンド / 中山美穂 '86
8. 待ちぼうけ / 堀ちえみ '82
9. OH NO, OH YES / 中森明菜 "クリムゾン" '86
10. 終楽章 / 薬師丸ひろ子 '88
11. GUILTY / 鈴木雅之 "RADIO DAYS" '88
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(12月8日は、「『MARIYA'S SONGBOOK』 特集 Part 2」です。)
山下達郎 OFFICIAL WEB SITE : サンデー·ソングブックより

 ・・・

『MARIYA'S SONGBOOK』は、竹内まりやさんの音楽活動35周年のアニヴァーサリー・イヤーということで、その第一弾?として、作家として主に女性アイドルに書いた曲を集めた二枚組アルバム。

1980年代アイドルから1980年代アイドルから最近のものまで、オリジナル・アーティストによるコンピレーション・アルバムということで、歴代のアイドル・ポップ集のような感じです。
収録曲も、竹内まりやさん自身の歌でもおなじみの「リンダ」や「駅」、「けんかをやめて」「元気を出して」のような名曲や、私にとって“特別なアイドル”でもある松田聖子のデビュー30周年記念の「特別な恋人」、あの牧瀬里穂のデビュー曲「Miracle Love」、CMソングとしても有名な「色・ホワイトブレンド」、今は亡き岡田有希子さんの歌声など、貴重なアルバムです。

初回盤のみ提供楽曲の竹内まりや本人による「MajiでKoiする5秒前」デモ・バージョンなど、レア音源をボーナストラックとして収録

Mariya's Songbook(初回盤) [Limited Edition]

【Disc-1】Mariya's Songbook
1. みんなのハッピーバースデイ(芦田愛菜)
2. リンダ(アン・ルイス)
3. ファースト・デイト(岡田有希子)
4. けんかをやめて(河合奈保子)
5. 駅(中森明菜)
6. 色・ホワイトブレンド(中山美穂)
7. Miracle Love(牧瀬里穂)
8. 待ちぼうけ(堀ちえみ)
9. 元気を出して(薬師丸ひろ子)
10. Maji でKoi する5 秒前(広末涼子)
11. みんなひとり(松たか子)
12. いのちの歌(茉奈佳奈)
13. 特別な恋人(松田聖子)
14. 夏のモンタージュ(みつき)
15. Subject:さようなら(松浦亜弥)
[Bonus Track(Mariya's Demo)]※初回盤のみ収録
16. ときめきの季節(シーズン)(中山美穂シングルカップリング提供曲)
17. ミック・ジャガーに微笑みを(中森明菜アルバム提供曲)

【Disc-2】Mania's Songbook
1. 涙のデイト(KINYA)
2. リトル プリンセス(岡田有希子)
3. Invitation(河合奈保子)
4. Hey! Baby(森下恵理)
5. とまどい(広末涼子)
6. OH NO, OH YES! (中森明菜)
7. Sweet Rain(桑名将大)
8. Dreaming Girl~恋、はじめまして(岡田有希子)
9. 55 ページの悲しみ(増田けい子)
10. 夏のイントロ(福永恵規)
11. リユニオン(松たか子)
12. 終楽章(薬師丸ひろ子)
13. 声だけ聞かせて(松田聖子)
14. Guilty(鈴木雅之)
15. 月夜のタンゴ(森 光子)
[Bonus Track(Mariya's Demo)]※初回盤のみ収録
16. 夏のイントロ(福永恵規シングル提供曲)
17. Maji でKoi する5 秒前(広末涼子シングル提供曲)


達郎さんもまりやさんも私とほぼ同年代ですので、私もこういう曲を聞いてすごしてました。
色々と思い出しますね。

結構お買い得なアルバムになってますよね。
楽しみです。

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