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2012.05.31

自分の割符・片割れを求めて『饗宴~恋について~』プラトン

恋について『饗宴』プラトン
―第82号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記


★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2012(平成24)年5月31日号(No.82)-120531-恋について『饗宴』プラトン


今月は久しぶりに文学畑から離れ、哲学の名著を紹介します。

と言いながら、本誌本文では、文学的作品として紹介していますね。
まあ、そういう作品です。

どちらにしても一級の名品と言っていいでしょう。

 ・・・

なかでも最もよく知られているは、ギリシア喜劇作者であるアリストパネスのものでしょう。

人間は元々男男・女女・男女の三種類あって、それが分割されてしまった。
そこで、人はみな、自分の割符・片割れを求めているのだ、という例のものです。

これを読むだけでも価値があると言ってもいいかもしれません。
特に若い人には読んで置いて欲しいものです。

とにかく面白いですから。
だまされたと思って読んでみてください。

私自身そうでしたから。
正直うっとうしそうなお話に思えたのです、読む前は。

でも一読変わりました。

もちろん肝心のお話は、真打ちソクラテスのお話です。
これもなかなか興味深いものです。

 ・・・

プラトンは最初に読んだのが、『ソクラテスの弁明』『クリトン』の二作です。
これは内容的にも、対のようなものですから。

これは面白かった。
私の興味の真ん中を打ち抜いていましたから。
「よく生きるとは?」がテーマです。

そして、『パイドン』『メノン』辺りを読んで、『饗宴』だったでしょうか?

『パイドン』も、『ソクラテスの弁明』『クリトン』同様、ソクラテス裁判後のお話でもあり、一連の続きものようなものです。
しかし、明らかに違う面が出て来ます。
この辺が、プラトンの哲学なんですね。


―ということで、今回もある面で文学的作品でした。

文学に何を学ぶかというところを意識していただければいいか、と思います。


『饗宴』プラトーン (新潮文庫)
『ソークラテースの弁明・クリトーン・パイドーン』プラトーン (新潮文庫)
 


*本誌で取り上げた本:
『いまこそ読みたい哲学の名著 自分を変える思索のたのしみ』長谷川宏/著 光文社文庫 2007.4.20
『ギリシア文学散歩』斎藤忍随/著 岩波現代文庫 2007.8

『反哲学入門』木田元/著 新潮文庫 2010.6.1
『ギリシア喜劇II アリストパネス(下)』ちくま文庫 1986.8.26

*本稿は、アメブロ『レフティやすおの作文工房』より「自分の割符・片割れを求めて『饗宴~恋について~』プラトン」を転載しています。

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