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2007.11.09

トリンプ『マイ箸(はし)ブラ』と配膳のこと

別にブラに興味があるとか、環境問題に関心があるというわけではなく、
興味を持ったのは、ご飯茶碗と味噌汁椀の位置です。

トリンプのプレス・リリース
2007/11/07「世相を反映させたユニークなブラジャーシリーズ 最新作 トリンプ『マイ箸(はし)ブラ』」
の画像を見ますと、モデルさんを正面から見て、向かって左にご飯茶碗(モデルさんの右側)、右側に味噌汁椀(モデルさんの左側)があります。

しかし、この配置(ご飯お茶碗が右、汁椀が左)は、モデルさんから見た場合は明らかに伝統の和食の配膳とは逆になります。

これは、「逆さ膳」と呼んで仏様にお供えするときのスタイル、といわれるそうです。
(PHP研究所刊『和食ワザあり事典』「ご飯茶碗と汁椀の正しい位置」による)

もちろん、われわれ観客側から見ると正しい配置(左にご飯茶碗、右側に汁椀)となります。
見せるためのものですから、きっと観客側に合わせたセッティングなのでしょう。


ところで、私は左利きには左利きの常識を、との考えから配膳も基本的に、利き手に合わせるべきだろうと考えています。

左利き仕様の配膳では、先に書きましたように、仏様に出す膳であり、宗教的なタブーにふれると考える方もいます。
日本の伝統を守るべきだ、とおっしゃる方もいます。

しかし、左利きは個性として尊重される時代です。

箸遣いも左手箸がごく普通に認められるようになっています。
(一部には伝統を守って、左手箸は誤った持ち方とする人もいますが、少数派になりつつあります。)

特に、まだ幼い左利きの子供の場合は、利き手に合わない配膳では、つい手が当たって汁をこぼすとか粗相をするケースが多いといいます。

そういう場合はやはり利き手に合わせることで、左利きの子供も右利きの子供と同じように、楽しく食事できるように配慮してやるほうが先決であり、大事なことではないか、と思います。

大人でももちろん同じことで、食べやすさが違ってきます。

私の母は私が子供の頃はいつも、「お母ちゃんにはわからないから(適当に並べるけれど)、自分の食べやすいように並べ替えたらいいんだよ」、と言ってくれました。

なじみの左利きのお客さんに対して、ご飯茶碗を逆に置く気の利いたお店もあります。


公式の場と日常とを使い分けすればいい、という方もいます。
なるほどそれも一つの考え方でしょう。

気になる方はそのように解釈していただいてもよいでしょう。


ただ、
私個人としては、やはり「利き手本意」が新たな伝統として定着してくれるといいと思うのですが…。


※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。

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