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2005.07.31

お箸の正しい持ち方に関するあれこれ

最近の「お茶でっせ」は箸のブログかと思うほど、お箸関連の検索からの訪問が増えています。
ここ一週間ほどの検索結果をあげてみましょう。

1 箸の持ち方 27
2 利き手 15
3 正しい箸の持ち方 13
4 お箸の持ち方 12
5 右脳 点字 手と脳 8
5 エジソンのおはし 8
7 しつけ箸 7
7 箸 持ち方 7

―以上が上位8傑です。太字がお箸関連でなんと六件。他にも「箸の正しい持ち方」「箸 子供 正しい 持ち方」「箸 正しい 持ち方」「箸 正しい持ち方」「正しいはしの持ち方」「箸 子供 正しい 持ち方 練習用」「しつけ箸 大人用」などなどです。

お箸と鉛筆の持ち方は、左利きの人にも大きな悩みの種になっています。が、右利きの人にも非常に大きな問題となっているというのが、今日の大きな特徴でしょう。
従来は、身近にいるお年寄りがうるさく言って正しい持ち方を指導したものでした。
(ここには、左利きでも右手で持つ、という指導の問題も含まれていますが、それは今回は置いておいて。)
ところが核家族化が進み、正しい持ち方ができる人からの指導が受けられないまま、大人になるという事態が起きてきたのでしょう。
その結果、幼稚園や学校がそれに変わって指導しなければならない状況となってきました。しかし、何でも学校任せではいけないと、親御さんの間にも正しい持ち方への関心が高まり、結果としてネットで調べる人たちが増えている、というのが現状なのでしょう。

うちのブログの場合は、左手用を中心に両手用も含めて紹介しています。しかし、そのほとんどが子供用ですので、はたしてお探しの情報は得られているのでしょうか。
多分はずれと感じてらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
右利きであっても商品名で検索される方、子供用の商品を探している方は、それなりの満足はいただけるでしょうが、「正しい持ち方」の教科書的なものを探している方にはどうでしょうか。
一応それについて記載のあるリンク先を紹介してはいますが、それで満足できる情報を得ておられるのか、ちょっと心配です。

*
改めて、お箸の使い方、正しい持ち方についてふれているお箸メーカーのサイトを紹介しておきましょう。

しつけ箸『はしはじめ』のメーカーのホームページ精機工業/Feetoh > 箸の持ち方
―ここに「誰でもできる!! 正しい箸の持ち方講座」があります。「やってはいけない箸のマナー」というコーナーもあり、役に立ちます。大人用、左手用もある。
エジソンのお箸輸入発売元「ケイジェーシー」>「エジソンのお箸」> なぜお箸ですか? / 構成図 / 使用方法(1) / 使用方法(2) / お箸とスプーンフ比較
―使用方法(2)のなかで、「鉛筆を正しく握ること、正しいスプーンの使い方、ハサミの使い方が上手くなる」といった効果もあると書いてあります。よく鉛筆の持ち方は、箸の薬指に固定している方を抜いた形などとも言います。大いに関連がありそうです。「エジソンのお箸」は幼児向け、左手用と右手用あり。           
コンビCombiのベビー用品&育児のコミュニティ・サイト 「コンビタウン」 > 子育てグッズ > コレクション―ベビーレーベル > テーブルウェア(おはし)詳細 > ベビーレーベル 
―「ベビーレーベル はじめてサポートおはし」はもちろん幼児向け、右手左手を問わない、両手用。 
「もち方器具 はしのおけいこ 両手用」の「株式会社トンボ鉛筆」のホームページHOME > 商品情報 > カテゴリで探す > 学用文具→知育文具
―知育文具のコーナーに、鉛筆の持ち方を練習する器具「もちかたくん」の右手用、左手用。さらに「ユビックス」という補助具も掲載されています。

*
ごくごく簡単に、正しいお箸の持ち方について書いてみます。

・まず、箸置から手に取るとき
初めに利き手でつまむように取り上げ、次に非利き手で受け、利き手に持ち替える。
(右利きの人は右手でつまみ上げ、左手で受け、右手で持つ―これが従来からの作法。左利きの人は、ちょっと大変。従来の方法で出されている場合はいったん回転させて持ち替えなければならない。私のおすすめは、利き手に合わせた配膳で、左利きには箸も右側を先にした配置→です。)
持ち方―下に当たる一方は、親指と人差指の付け根の間のあたりにはさみ、薬指の爪の付け根付近に渡して固定する。上側に当たるもう一方は、親指と中指の爪の付け根ではさむように持ち、人差指を上から添え三本指で保持して人差指に持たせかけるように安定させる。
動かし方―両方の箸を動かしてつまむのではなく、上側の箸を動かすのが基本。中指で開き人差指で閉じる感じ。下側は固定したまま。
練習方法―初めは箸がばらばらになって持てないので、一定の間隔で箸を固定したものを使うと良い(X字にならないように多くの練習用の箸がそうなっています)。次に、カチカチはさむ動きができたら、小さな物をつまんで少し離れた場所に移す。最初は滑りにくいもの、練習セットについている消しゴムなどは摩擦が大きいので子供でもつかみやすい。だんだんと滑りやすいものに替えてゆく。最後はやっぱり大豆や小豆などを使って別のお皿に移す作業。(上手な人は生卵の黄身をつかみ上げることができます。)

参考サイト:和食普及研究会「お箸が正しく持てますか? 正しい箸の持ち方」

*
一言だけ左利きに置ける箸使いについて書いておきます。
利き手とは、人が持って生れた才能です。それを活かすのが自然であり、且つまた、本人の能力を最大限に発揮する最上の方法です。
今ではそれが科学的に正しいと認識され、新しい常識となって来ました。

箸使いでも同じで、左利きなら左手で使って何の問題もありません。
右手を使うのがマナーだ、和食の伝統的な作法だと言う意見がありますが、これは古い常識です。
誰もが守れるルールでなければ、不公平です。ごく普通に生活していて、ある人には簡単な事でも他の人にはつらいことになるとすれば、それは問題です。
「右手」を「利き手」に置き換えれば、誰でもが守れるものになります。
箸は利き手で持つ、というルールにすれば良いのです。そして、配膳もそれに習う。こうすれば、みんなが和やかに食事できるようになる、と私は考えています。

*
ついでに、私が今までに書いたお箸に関するブログの記事、ホームページの関連情報もまとめておきます。

** 過去のお箸に関する記事 **
2005.07.09 百円ショップのおはしのけいこ(子供用練習箸)お茶でっせ版 新生活版
2005.05.31 左手/左利き用お箸・しつけ箸(練習用箸)のページを『左組通信』に新設 お茶でっせ版 新生活版
2005.03.01 百円ショップ・ダイソーの左手・左利き用お箸 お茶でっせ版 新生活版
2005.01.15 左利き用エジソンのお箸 オレンジ お茶でっせ版 新生活版
2004.10.06 トンボ鉛筆「もち方器具 はしのおけいこ 両手用」
2004.09.04 幼児用「ベビーレーベル はじめてサポートおはし」右利き・左利き両用
2004.01.25 正しいお箸の持ち方
2004.01.11 たかが箸されど箸左手(使い)用箸

※『レフティやすおの左組通信』にお箸のページ「左利きphoto gallery〈HPG5〉左手/左利き用お箸・しつけ箸(練習用箸)」を作っています。ご参考にどうぞ!

** 配膳関係の記事 **
2005.06.11「左利きプチ・アンケート第17回 学校での配膳は左利きの子も伝統的ルールに従うべきか」のお知らせ お茶でっせ版 新生活版
―このアンケートの結果→『左組通信』「<左利きプチアンケート> 第17回」
2005.06.04 左利きの子にやさしい環境を整えよう―左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ―その6 お茶でっせ版 新生活版
―配膳も含め、左利きの子への対処の仕方について書いています。このシリーズの全記事は、『左組通信』「左利き私論3―左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ―」に掲載しています。一部資料を追加しています。
2005.07.17 『至福のすし―「すきやばし次郎」の職人芸術』山本益博 お茶でっせ版 新生活版
―左利きのお客様に対する接し方にふれている箇所があります。

※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載して、gooブログ・テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。

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2005.07.26

あなたの左利きの願い事を教えて!―"左利きの日"企画

 8月13日はINTERNATIONAL LEFT-HANDERS DAY(国際左利きの日)です。
 イギリスやアメリカでは、左利きの会の人たちが1993年からこの日に左利きのイベントを実施しています。社会の多数派である右利きの人たちに左利きについて知ってもらうために様々な催しを行ってきました。
(参照:イギリスのANYTHING LEFT-HANDEDという左利き用品の専門店のサイト内にあるLeft-Handers Clubのサイト「Left-Handers Day」

 私も十年ほど前に参加の要請を受けたことがあります(※参照)が、そのときからいつか日本でもこの日に何かイベントを実施できればいいのになぁ、と思っていました。
 そして、その成果を世界に向けて発信できれば、と願っていました。

 とはいえ、イベントをやる実行力も企画力もないし、ノウハウも知らない私ですのでこれといったことはできません。でも今回、自分にできる範囲で何かやってみることにしました。

*
 皆様にご自分の左利きの願い事を書いてもらおう、と考えました。
 七夕の短冊にお願い事を書くように、あなたの左利きの願い事を書いてください。

 掲示板を用意しました。こちらを使ってください。↓
<左利きの願い事―左組掲示板>
 あるいは、ウェブログの記事へトラックバックしてくださってもけっこうです。
 楽しいイベントごっこをしてみませんか。

 皆様にご協力をお願いいたします。
 左利きの人はもちろん、左利きに関心のある方ならどなたでもご自由にどうぞ!
(この企画は、期間限定のものではなく、通年で実施します。来年も再来年も、私が続けられる限り…。)

 この企画は、『レフティやすおの左組通信』(表紙)でも告知しています。

※参照:レフティーズ・ライフLL再録5「新たなる希望!」

※昨年の<国際左利きの日>の記事
●2004.08.12明日8月13日は「左利きの日」
●2004.08.13きょう8月13日はINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY 「左利きの日」

「私の七夕の願いごと」 ~『レフティやすおの作文工房』の記事

2005.8.12追記:※ただ今実施中の<左利きプチ・アンケート>
●2005.8.6 お知らせ-左利きアンケート第19回(国際)左利きの日を知っていますか お茶でっせ版新生活版
・投票は『レフティやすおの左組通信』の表紙アンケート欄よりお願いいたします。
このアンケートの結果を見る

※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載して、gooブログ・テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。

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2005.07.23

左手筆記を推奨するマス計算メルマガ

ちょっと変わったメルマガがありました。
「右利き左利きも頭脳を活性化!ロクロク36マス計算!」がそれです。
創刊準備号が「2005/5/16」発行となっています。
毎週木曜日発行で、21日現在既に9号発行されています。最新号発行部数は1800部を越えています。

準備号によると、一般向けの<脳>力および集中力開発ということで、効果対時間から36マスであるということ、そして、ここが「ちょっと変わった」と表現した部分なのですが、マス問題がそれぞれ右手用と左手用の二種類用意されているのです。

それはこういう理由からです。

なぜ同じ問題が2種類あるのか?  ・右側に計算元の数字を載せておくと左利きの人は計算しづらい  ・右利きの人が左手で、左利きの人が右手で字を書くことで計算力と同時に日頃使っていない筋肉を刺激できる!

そして発行者は、それぞれの問題を、右利きの人は<左手>で、左利きの人は<右手>で、と非利き手を使用するように薦めています。

私が推奨するのは、右利きの人は左手で字を書く、左利きの人は右手で字を書くということです。
 利き手と逆の手を使用することは頭脳を活性化するという話があります。また、手に限らず体を左右均等に鍛えることは健康にも良いのです。
 週に1回の「36マス計算」で右手と左手を使うことによって是非皆さんの脳に刺激を与えてみてください。

いよいよ右脳左脳の<脳>力開発もここまで来たか、という感じです。

左利きの私から見ると、その効果のほどは別にして、左手筆記を一般化するという点では、それなりに評価できます。
もちろんこれで、日常生活でも左手筆記する人が出てくるとは思いませんが、左手筆記に対する敷居の高さ―違和感が少しは解消されるのではないか、と期待しています。
まだまだ左手筆記に対する違和感、あるいはもっと極端にいうと「忌避する感情」が一部の人たちにはあるように思います。
そういう感情が少しでも緩和される助けになれば、というほのかな期待です。
  
実際に、両手を使うということ自体は身体に良いことです。
ただ、利き手には利き手の役割、非利き手には非利き手の役割がある、というのも事実でしょう。その辺のことも考えた上で、利用してみるのもおもしろいでしょう。新たな感覚が芽生えるかもしれません。

詳細は、こちら

※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載して、gooブログ・テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。

*2008.4.30追記* 左手書字について―
・『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
「左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論4―」
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
「左手書字の研究―実技編」(2008年より第三土曜日発行分に掲載)

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2005.07.20

「燃える男」死す!―A・J・クィネルの訃報

昨日の夕刊で知ったのですが、あの『燃える男』の作者、A・J・クィネルが亡くなった。
マルタ観光局によると、10日、肺がんのため、療養先のマルタ共和国のコゾ島で死去、65歳。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

1940年ローデシア生れの英国人。1980年『燃える男』でデヴュー。その後も『メッカを撃て』など多くのベストセラーを生み、冒険小説の第一人者となる。ながらく覆面作家として知られていたが、99年発表の『トレイル・オブ・ティアズ』で正体を明かす。

私にとってはやはり『燃える男』の作者だ。昨年末あたりに、二度目の映画化作品が公開されたもよう。テレビのCMは見た。映画は見ていない。
「守りたい。男に生きる希望をくれたのは、たった9歳の少女だった。」というコピー、覚えてらっしゃる方もいるだろう。
あの映画『マイ・ボディガード』の原作だ。
ヘラルド・オンラインHERALD ONLINE マイ・ボディガード

元外人部隊の傭兵として勇名をはせたクリーシィは50を前に生きる希望をなくしていた。そんな時、富豪の娘のボディガードとして再出発することになる。この少女との心の交流により、人生の希望をとりもどしたクリーシィだったが、少女の警護に失敗し、少女を殺されてしまう。
生き延びた彼は、自らを鍛えなおし孤独な復讐戦を始める…。
ここからの作戦の練り方、マフィアに迫るクリーシィ、そして彼を取り巻く人々の姿が読ませる。
感動の名作だ!
これぞ、男の文学ともいうべき冒険小説の金字塔。女性がどう読むかはわからないが…。

版元を変えながら、版を重ねている。未読の方はどうぞ。
私も、この機会に未読のものを読んでみようかな。

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2005.07.17

『至福のすし―「すきやばし次郎」の職人芸術』山本益博

*左利きの握りすし職人「すきやばし次郎」・その三*
過去に二度記事にした、左利きの握りすし職人「すきやばし次郎」こと、小野二郎氏についての三番目の記事となります。

・2005.5.20<左利きの握りすし職人「すきやばし次郎」・その一> お茶でっせ版新生活版
・2005.5.23<左利きの握りすし職人「すきやばし次郎」・その二>左利きのすし職人『すきやばし次郎 旬を握る』 お茶でっせ版新生活版

『至福のすし―「すきやばし次郎」の職人芸術』山本益博・著 (新潮社・新潮新書 2003年12月発行)を手に入れ、そこで二郎氏の左利きに関する疑問が解決されました、と前回書きました。
その疑問とは、氏の包丁使いは右か左かということでした。既に<その一>でも書いているように、氏は包丁を右手で使っています。
その辺の事情をこの本から拾ってみましょう。

氏は、小学校二年生(八歳)のときに地元天竜市の割烹旅館に奉公に出され、小学校卒業後、昭和十六年(1941年、十六歳)で軍需工場に徴用されるまで料理人として働く。

「十六歳で、庖丁はもう一人前に持てました。刺身の盛り込みだって出来ました。いまから思えば、庖丁の腕前なんか、十六の頃からあまり進歩してないと思えるくらい使えていましたね。わたしは左利きでしたから、箸は小学一、二年で右に直しましたし、庖丁も十三歳のときに右で使えるようにしました。十代のうちに身体に覚え込ませた技術というのは、一生の財産になるもので、腕前だって本当はその頃が一番なんじゃないですか……」

明くる昭和二十年に徴兵され、終戦後、浜松の料理屋で働くうちに「自分でやるなら、料理屋よりすし屋がいい」と思うようになり、東京へ出てすし屋の職人への道を進む。昭和二十六年、二十六歳という遅いスタートであった。

*
ここで注目しておくべきことは、当時の風潮からいって箸使いを右手に変えさせられるのは当然のことだった、と考えられるということです。それが二郎氏の場合は小学校一、二年とのこと。左右の脳の成長のバランスもあり、潜在的な利き手が誰の目にも明らかになるのが、だいたい七、八歳といわれていますので、ほぼその時期にあたるかと思われます。

さらに、二郎氏が包丁使いを非利き手の右手に変えた時期を十三歳と発言されています。これは、物心ついて、自ら料理人として生きることを決心してからのことと考えられます。即ち自らの意志で自ら進んで行った変更で、当然問題なく身に付けることができたのでしょう。
「十代のうちに身体に覚え込ませた技術というのは、一生の財産になる」という言葉どおり、その技術が必要でかつその意志があれば、十代以降に身に付けても遅くないということです。

*
昔(いつ頃まで、と特定するのは難しいことです。なぜなら、今でも皆無ではないので)は、「矯正」と呼んで、左利きの子は左手使いを右手使いに変えるように躾されていました。ごく稀に左手使いのままの子がいると、親の躾がなっていない、と批判されたといいます。利き手というものが何であるかという、科学的な認識がないままに、右手使いこそ正しい作法と考え、左利きであっても左手使いを戒め、右手を使うように指導するのが当たり前のこととして行われていました。

今でも、このように左利きの子に右手使いをさせようと考える人がいます。現在ではもっと早い段階で、小学校入学以前になんとかしようという考えがあるようです。これは、かなり危険なリスクを背負う行為であると考えられています。利き手の確立以前に利き手を使わせないで非利き手を使わせていると、利き手の神経が発達せず、どちらの手もうまく使えない"非利き手"状態になってしまうといいます。

どうしても非利き手使いをさせたいと望むなら、二郎氏のように、利き手が確立してのちに本人を納得させた上で、本人の意志で自ら進んで非利き手を使うように指導すべきでしょう。これなら強制的な変更ではないので、利き手の変更による弊害(ストレスから来る吃音やチック症状等)の心配も少なくなると考えられます。

*
左利きに関して、もうひとつこの本でふれられているのは、二郎氏の接客の際の利き手対応です。お客様の様子を見て左利きとわかったら、その後は必ず左手で取りやすいように出す、というのです。

山本:(略)真っ直ぐに置かずに、客が手でつまみやすいように、ちょっと角度をつけて置かれます。(略)あれは意識して置かれているんですよね。
二郎:はい。
山本:その最初の一個を左利きで召し上がるお客様だったら、すかさず二個目からは……。
二郎:左に向けます。
山本:(略)どういうタイミングでどっちの方の手ですしをつまむ方なのか、さらに、手でつまむのか箸で召し上がるのかもはかってらっしゃいますよね。
二郎:はい、全部やります。手でつまむ方と箸を使われる方ではにぎりのかたさをわずかに変えます。箸の方のほうはちょっとですが堅めににぎります。それをやるのが、こちらの仕事です。(略)

この話は、2005.06.04記事「左利きの子にやさしい環境を整えよう―左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ―その6」お茶でっせ版新生活版左組通信・左利き私論3―左利きのお子さんをお持ちの親御さんへのなかでも配膳に関するくだりで利き手への気配りの例として紹介していますが、さすがに左利きの人らしい、非常に優しい心遣いだと感じました。

初めから聞けばいいじゃないか、という意見もあるかもしれません。しかし、これはあくまでカウンターを挟んですしを握る、対面で接する職人ならではの奥ゆかしさではないでしょうか。
専門の接客係がいて作り手は陰に隠れているレストランなどと違い、カウンターのすし屋では、あらかじめ利き手の確認を取って給仕するというのもちょっとよそよそしい感じがします。ここは黙って相手の様子をうかがって気を配るというやり方がふさわしいように思われます。

一方、レストランなどではやはりあらかじめお客さんの利き手―あるいは実際に使う手がどちらかを確認した上で、それに応じた給仕をして欲しいものです。
分煙の進んだ今日、喫煙するのか否かを尋ねるのと同じことです。サービスの一環として、標準化されるべきではないでしょうか。

*
私は、氏は職人として仕事のためにすべてに気を使って生きている、という感じを受けました。たとえば、お客さんが口に入れるものを直接素手で扱っているので、夏でも手袋をして手のケアを心がけている、と。これは握りすし職人なら当然の心がけかもしれません。しかし、徐々にそういう職人気質を持った人が減り、皆良くも悪くもサラリーマン化してきているように感じます。反面、最近また、こういう古風ともいうべき職人のあり方が見直されつつあるように思います。
ぜひ良い面は残して、今様の現代版職人さんが増えてゆくことを祈っています。

※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載して、gooブログ・テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。

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2005.07.13

エド・マクベインが死んでいる

先週の金曜日、八日の夕刊にエド・マクベイン(本名エヴァン・ハンター)の訃報が出ていた。
七月六日、喉頭がんのため米コネティカット州の自宅で死去、享年七十八歳。慎んでご冥福をお祈りいたします。

エド・マクベインは、人気警察小説、87分署シリーズで有名なアメリカのミステリの巨匠。
1954年(ちなみに、私の生れた年)に発表した『暴力教室』(ハヤカワ文庫)で一躍人気作家となり、1956年に発表したミステリ『警官嫌い』(ハヤカワ・ミステリ文庫)で警察(捜査)小説というジャンルを確立し、以後このシリーズは晩年まで書き継がれ50作を越える人気シリーズとなった。他にも、ホープ弁護士シリーズ、エヴァン・ハンター名義の普通小説やミステリ風作品、カート・キャノン名義の酔いどれ探偵カート・キャノンものなど、著書多数。ヒッチコック監督の映画『鳥』の脚本家としても有名。

*
私が初めて氏の本を読んだのは、記憶をたどれば、角川文庫の青春小説『去年の夏』(1968/角川文庫版・井上一夫訳・昭和45年刊)だった。これは映画化もされた作品で、ミステリ作家になる人らしい、ちょっと犯罪のにおいのする小説だった(と思う)。『冬が来れば』(ハヤカワ・ノヴェルズ)という続編もある。これも持っている。(また、そのうち実物を出して調べてみよう。)

その後に読んだのが、例の87分署シリーズだ。
何冊か読んだ中で一番印象に残っているのが、分署の刑事バート・クリングの恋人が事件に巻き込まれ殺される『クレアが死んでいる』(ハヤカワ・ミステリ文庫)だ。そんなんありか、といった感じで当時純情な青年だった私にはショックだった。
恋人の知らない部分を探るという展開がスリリングだ。あなたはご自分のパートナーのことをどれだけ知っていますか?

第十作目の『キングの身代金』(ハヤカワ・ミステリ文庫)は、黒澤明監督によって『天国と地獄』というタイトルで映画化されたのは有名なお話。
またこのシリーズは、渡辺謙主演で「わが街」シリーズとしてテレビ・ドラマ化されている。

このシリーズは半世紀に渡って書かれ、日本でも人気が高く、継続して翻訳紹介されてきた。
そんな中でおもしろいと思うのは。「デフ・マン」の訳語の変遷だ。シリーズ屈指の悪役の名前なのだが、その昔は「つんぼ男」、その後「死んだ耳の男」、そして今ではカタカナにしただけの「デフ・マン」へと変わって来ている。
年代もののシリーズならでは話題だろう。

シリーズ外でおもしろかったのは、エヴァン・ハンター名義の『ハナの差』(ハヤカワ文庫)、コミカル・タッチの犯罪小説だった(よね?)。

幸い私には、まだ未読の氏の本がたくさんある。この機会にまたボチボチ読んでみようと思う。

*版元、早川書房のサイト:http://www.hayakawa-online.co.jp/

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2005.07.09

お知らせ-左利きアンケート第18回コンビニで左手・左利き用ハサミなど左利き用品は買えるか

『レフティやすおの左組通信』表紙で七月十日より実施します、左利きプチ・アンケートの第十八回コンビニで左手・左利き用ハサミなど左利き用品は買えるか のお知らせです。

<左利きプチ・アンケート>第18回 コンビニで左手・左利き用ハサミなど左利き用品は買えるか
コンビニといえば、いまやどこにでもある街の何でも屋さんとなっています。ちょっとしたものなら何でも置いている、あると便利なお店です。
商店街でも空き店舗が出たと思ったら、百円ショップかコンビニになっていることがあります。

さて、そんな便利なお店ですが、コンビニでは左手・左利き用品が買えるでしょうか。
たとえば、左利き用品の中でも最もポピュラーな商品と言えるハサミなどはどうでしょうか。
あるいは、左手・左利き用の専用品は無理でも、右でも左でも使えるタイプの両用可能な共用品―右端からの目盛がついた定規や左右に芽取りのついた皮むきなど、左利きにも対応したもの―なら、買えるかも知れません。
(ここでいう共用品とは、スプーンや箸など元々左右対称形の品物は含みません。あくまで、左利きにも対応した商品と明確に判断できるものに限ります。)

こんな身近にあって二十四時間開いている、便利この上ないお店コンビニに左手・左利き用品が置いてあるとうれしいですね。そうなると、いよいよ左利きも世間から完全に認知されたと言ってもいいのではないでしょうか。

貴方はコンビニで左手・左利き用品―たとえば左手・左利き用ハサミ―を買えると思いますか。
以下の中から最もふさわしいと思うものに投票してください。
(ハサミとは限らなくても、何か買えるものがあるのでは、という方も、1もしくは5を。)

*投票者の利き手別で選択肢を用意しています。ご自身でご自分の利き手を右もしくは左と、どちらか判断した上で投票してください。(どちらかの手が不自由等で必ずしも利き手を使っていない人は、実際に使っている手の方で投票にご参加ください。)

*一言言わせて、という方は投票後に表示されます一番下の「ご意見ボード」をご利用ください。もっと言わせて、という方は掲示板もご利用ください。貴方のご意見ご感想をお聞かせください。

1 (右利きの人)どこでも(何かひとつぐらいは)買える
2 ( 〃 )買える店もある
3 ( 〃 )左右両用の共用品なら買える
4 ( 〃 )買えない
5 (左利きの人)どこでも(何かひとつぐらいは)買える
6 ( 〃 )買える店もある
7 ( 〃 )左右両用の共用品なら買える
8 ( 〃 )買えない

※お手数をおかけしますが、投票は『レフティやすおの左組通信』の表紙アンケート欄よりお願いいたします。

このアンケートの結果をみる

過去の全アンケートを新規に投票、コメントできるようにしました。
新たな投票、コメントをご希望の方は、『左組通信』のそれぞれの回のページでお願いいたします。

※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載して、gooブログ・テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。

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百円ショップのおはしのけいこ(子供用練習箸)

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ちょっと探し物があってのぞいた大手百円ショップのダイソーで、子供用の「おはしのけいこ 練習セット/おはしがもてた」両手用を見つけました。少なくとも昨年あたりから、既に出ていたようです。

練習用のお箸(しつけ箸)も各社色々なものが出ています。コンビの「ベビーレーベルはじめてサポートおはし」や「エジソンのおはし 左手用」などなど。しかし、さすがに"百円"の商品はありませんでした。破格の値段と言えます。

「交わり箸を正そう/おはしの国の美しい伝統を守る」とあります。
パッケージは、トンボ鉛筆の「もち方器具 はしのおけいこ 両手用」「おはしのけいこ 左右両手用 きかんしゃトーマスとなかまたち」(オーエスケー)などとよく似た、補助具付お箸本体と練習用のミニ消しゴムがセットになっているものです。

台紙の裏面にはちゃんと使い方「正しく持つコツ教えます」が書かれています。

箸について説明しますと、補助具が箸の双方をつないでちょうどHの字形になっています。
どういう仕組みになっているのか、大いに興味があったのですが、さすが百円です! 実に簡単というかシンプルなアイディアです。
特許商品となっているので、種明かしをするべきか悩みますが、まあ、いいでしょう。
ゴムバンドにスペーサーを入れて二本の箸をつなぐ補助具として使っています。
で、正しく使うコツを身に付ければ、ゴム・バンドをはずして普通の箸として使えます。


この仕組みを使えば、大人用もすぐに作れます。
もう高い練習用のお箸を買うことはありません(?)。大人用は特に高いですからね。

実は、輪ゴムを使っています。輪ゴムに箸を通し、それぞれの箸の間に間隔を取るためのスペーサーを入れているだけです。
このスペーサーのおかげで、箸を一定の間隔にあけて平行に持つことができるのです。

輪ゴム○を用意します。太いものか、普通のものなら三本ぐらいか?
これに箸を通します。(■ ■)
間の部分にスペーサーをかぶせます。(■=■)指一本分ぐらいの幅の何センチかの長さのボール紙を箸の間のゴムに巻きつけて束ねテープで止めます。
両方の箸にスペーサーを押し付けるように余っている輪ゴムをしばります。(■=■)× こうして箸とスペーサーを固定します。
できあがりです。

ゴムですからHの字型になっていても、箸を閉じるように動かすことができます。
これで×になる持ち方を直せます。

きちんとお豆さんもつまめるような正しい持ち方を身に付けましょう!
お箸がきちんと使えると、食べるのも楽しくなりますよ。

※参照:2005.05.31の記事「左利きphoto gallery〈HPG5〉左手/左利き用お箸・しつけ箸(練習用箸)」を作っています。ご参考にどうぞ!

お箸に関する最新記事
2005.07.31 お箸の正しい持ち方に関するあれこれ  「レフティやすおのお茶でっせ」版、 「新生活」版
―正しい箸の持ち方に関するリンク、簡単な持ち方説明、左利きにおける箸使いなど。

※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載して、gooブログ・テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。

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2005.07.06

イトーヨーカドーで見つけた左手・左利き用文具

先日スーパーのイトーヨーカドーで、また左手・左利き用の文具を見つけてきました。
今までにもここで見つけた商品を三点ほど紹介してきました。

2005.05.27 
お茶でっせ版
 新生活版
勝手に左利き筆法になる?ヨーロペンYOROPEN―イギリス製の___/\ こんな形のペン先とペン軸が異なる角度のボールペン。
2005.03.12 お茶でっせ版 新生活版 左利き右利き両用ぐるりっとGururittアクリル定規15cm ―タイトルどおりの右から始まる目盛りも付いた定規。
2004.10.25 クツワの左手用学童はさみ ―左手・左利き用のキャップ付ハサミ。

今回は、以下の二点です。

1:トンボ鉛筆「もちかたくん 左手用」―左手用の鉛筆の持ち方を練習する補助具 113円(税込)
2:17cm直定規(CLASS MATE)―「左利きの人が使いやすい目盛も付いています。」ピンクに銀ラメというのでしょうか、ちょっとファンシーな感じの左利きにも対応した右からの目盛り付ものさし(発売元:クツワ)180円(税込)
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他のスーパーで右手用のもちかたくんを見たことはありましたが、左手用を見るのは初めてでした。
一般の総合スーパーで、このような左手・左利き用文具が手軽に手に入るという状況は、私たち左利きのものにとっては非常にうれしいことです。

総合スーパーも曲がり角に来ているといいます。こういう左利きに優しいお店という行き方も消費者に好印象を与え、他店との差別化につながるひとつの要素になると思います。今後とも一層充実させて欲しいものです。

それにしてもこのような状況は、私の子供の頃には考えられないことでした。まだわずか数点とはいえ、非常に良い傾向だと思います。
左利きが特別ではない、という認識の広まりを肌で感じる瞬間でもあります。
左利きへの更なる理解の進むことを心から願っています。

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2005.07.05

渋沢栄一 論語の読み方

五十にして「論語」を読む ―その三―

 最近読んだ『論語』関係の本で楽しかったのが、『渋沢栄一 論語の読み方』竹内均編・解説 三笠書房 2004年刊 です。
 これは明治の実業界の重鎮、渋沢栄一が人生の教えとして、そろばんとともに座右の書としていた孔子一門の教えである『論語』を説く、『論語講義』という本のエッセンスを集大成したもので、以前、三笠書房より『孔子 人間、どこまで大きくなれるか』『孔子 人間、一生の心得』の二冊として出版されたものを元に再編集された本です。

 『論語』ひとつひとつの文章を、幕末に豪農の息子に生れ、後に一橋家に仕え、明治に入っては新政府の大蔵省の要職を歴任、さらに下野して実業界で五百を越える会社を設立した氏の実人生を例に取って説明するものです。

 幕末から維新にかけての英傑、自身が仕えた徳川慶喜はじめ、西郷隆盛、木戸孝允、三条実美、大久保利通、大隈重信、坂本龍馬、伊藤博文、板垣退助、陸奥宗光、岩倉具視、山県有朋、井上馨、井伊直弼、近藤勇、原敬、などなど書ききれないほどの人物名が次々と登場します。
 彼らについての氏の評価も楽しみです。
 例えば、"木戸孝允は「温にして厲(れい)」、西郷隆盛は「威あって猛からず」、徳川慶喜は「恭にして安」という人物といえる"という。(述而篇・これぞ沈勇、大勇の人・20)
また、時代をさかのぼって、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などの戦国武将の話など、実に時代物歴史物好きな人なら興味深い話題があふれています。
さらに、荻生徂徠などの江戸時代の『論語』研究者の説も交えて、その意味の解釈を示しています。

 『論語』なんて堅苦しい教訓話でおもしろい読み物なんかじゃないと思っている人も、この本なら楽しく入門できるのではないかと思います。
 特にビジネスマンは、あの渋沢栄一の書いた本ですから、ビジネスにも応用が効くことがわかりましょう。
 ビジネスマン、時代歴史物好きの人向けの『論語』入門書と言えるでしょう。

※本書は『レフティやすおの本屋』「本店」新しい生活のために/古典入門編で紹介しています。

++ 『論語』に関する過去の記事 ++
2005.6.24 五十にして「論語」を読む ―その二― ビギナーズ・クラシックス 中国の古典『論語』加地伸行
2005.6.17五十にして「論語」を読む

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2005.07.01

飢えと渇き―左専用のグローブ/筑紫哲也「私の<盗み読み>時代」より

岩波文庫編集部編『読書のすすめ 第10集』岩波書店に、筑紫哲也「私の<盗み読み>時代」という一文が収録されています。
その枕に当たる部分にこんな文章がありました。

飢えと渇きは、食べものについてだけではなかった。/終戦後、多くの男児たちは野球少年となったのだが、私もふくめて、その少年たちにとって、満足な野球用具がどんなに渇望の的だったことか。/(略)元野球少年のかなりの人たちが、長じて収入のゆとりが生れると、使いもしないグローブを買ったことを私は知っている。/左利きで、ついぞ左専用のグローブに出会うことのないまま野球少年時代を送った私がまずやったのも、晴れてそれを手に入れることであった。

「晴れて」の部分が傍点付きで強調(照れ隠し?)されています。

筑紫氏ほどではないにしても、私も家が貧しかったこともあり、子供の頃は左専用のグローブにあこがれたものでした。運動音痴の私でしたが自分のグローブがあれば…、などと思ったことがあります。
そして、後年働くようになり、あちこちで左用のグローブも見かけられるようになると、ひとつ欲しいなぁと思ったものでした。実際に買うことはありませんでしたが。

子供にとってこういうものはひとつの武器でもあり、戦友でもあるわけです。人生の荒波のなかを戦い抜くための。
また、仲間に入れてもらえるかどうかの分岐点ともなります。道具は仲間入りするための許可証でもあるわけです。

同じように、左利きの子にとって左利き用品というのは、生活の利器であり、頼れる親友でもあると言えるでしょう。
ぜひ、左利きの子には左利き用の道具を与え、その力を人並みに活用できる機会を与えてあげて欲しいと思います。

※岩波文庫編集部編『読書のすすめ 第10集』は、非売品です。岩波文庫取扱書店で配布中です。(お早めに!)または、こちら⇒ http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/bun_nonfiction/susume10.html

*「私の<盗み読み>時代」収録の<各界34人の読書のすすめエッセイ集>
『読書という体験』 岩波文庫編集部/編 (岩波文庫2007.2)


※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載して、gooブログ・テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。

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「お茶でっせ」開設一年半

この「お茶でっせ」も開設以来一年半をすぎました。
最近は、本を読むのに忙しくなかなか記事を書く時間が取れずにいます。
他のブログのからみもあるのですが、一週間に二本は何とかしたいと考えていますが…。
(少しはネタも貯まって来ましたので、またボチボチと更新を続けられそうです。)

ただ、私のパソコンの調子が今ひとつだったり、肝心のブログ・サービス側の状況が不調だったりして、なかなか予定通り上げることができません。
それでも、予約投稿機能なども使って暇そうな時間帯で、なおかつその後にアクセスが期待できそうな時間帯を狙って更新したり、と色々と工夫しています。

開設当初は「三ヶ月持つかな」と不安でしたが、始めたからにはせめて半年は何とかしたいと思っていました。そしてできれば、一年二年と伸ばしてゆけたら…。

お蔭様で読者にも恵まれ―ちょうどブログが流行り始めた時期とシンクロしたおかげでしょうか―今日まで続けてこれました。

幸い、今年の正月開けには丸一年にしてココログ・ガイドにも取り上げていただけるという幸運にも恵まれ、素敵な思い出もできました。

いよいよ今年も半分がすぎました。また新たな気持ちで取り組んでいきます。
他のブログもそれぞれ半年がすぎ、それなりの読者を獲得しつつあるようです。
「お茶でっせ」共々週に一度でも更新を続けて、何か人様のお役に立てる、そして自分も楽しみながら成長できるブログにしてゆきたいと考えています。

これからも変わらぬご愛顧よろしくお願いいたします。

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