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2004.03.16

左利きのバリアフリー

今やバリアフリーという言葉の意味を説明する必要はないでしょう。それほどさように言葉とともにいろんな場面でさまざまの事象がバリアフリー化され、普及し始めています。
そこで左利きのバリアフリーを考えてみましょう。

左利きにとっての物理的バリアとは、右手でしか使えないもの、あるいは右手でないと使いづらいもののことです。裏返しにいうと、左手では使えないもの、あるいは使いづらいもののことです。

段差がバリアである、ということは今や万人の常識となりました。段差を解消するためにスロープが設置されるようになったり、家庭内でも床面をリフォームされたりします。建築物においては段差をなくすように設計するのが当然のこととなっているようです。

同じように左利きの私としては、右手でないと使えない/使いづらいもの(左手では使えない/使いづらいもの)はバリアである、として多くの人に認知されるようになって欲しいものです。
(具体的な事実を知りたいという方は、私のホームページやこのWeblogのバックナンバーをはじめ、多く左利きサイトでさまざまな具体例が報告されていますので、そちらを参照してください。)

次に心理的バリアがあります。左利きは、めずらしいとか、変だとか、異端視する見方がひとつ。さらに左利きは不利だから直した方が得だという、歪んだ損得意識による助言に見られる、無知無理解から来る親切の押し付けなどです。
左利きの人の心を不当に圧迫する行為は人権侵害です。

左利きの人(いや左利きのみならず、あらゆる人)の権利を侵害するものはすべてバリアなのだ、と心得て欲しいものです。
そしてこれらのバリアを除く努力を一人一人が心がけて行きたいものです。

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Comments

「ひでゆきの小ネタ部屋」のひでゆきです。
うちのココログへのコメント、ありがとうございます。
こちらには初めて書き込ませていただきますが、

レフティやすおさんのココログは、
「一人でも多くの人に左利きについて考えてもらいたい」 のでしょうか。
それとも、
「左利きに興味を持った少しの人でいいから熱く深く語りたい」 のでしょうか。

実はうちのサイトは前者なんです。
だから、なるべく堅い言葉・新しい単語が出てこないように、日常会話の延長的な言い回しをするようにしています。

ほかの左利きサイトでは定番の「右利き社会」「差別」「強制」「人権」というような単語は意識して使わないようにしています。
また、「右利き」を「右手利き」「右手遣い」などと言い換えたり、「アキラルデザイン」というような新語を作ることもしていません。

そのほうが、左利きについて興味のない人に左利きについて考えてもらうとき、敷居が低くなる(バリアが少なくなる)と思うからです。

左利きメーリングリストなどの閉じた輪の中で、私が使わない単語を使いまくって大演説している常連さんは今でもいるのかもしれませんが、閉じた輪の中ではそれでもいいのかもしれませんが。

レフティやすおさんは、どんな人に向けて書いていますか。

Posted by: ひでゆき | 2004.03.18 at 12:47 AM

ひでゆきさん、コメントありがとうございます!
さすがですね、非常に鋭い指摘です!!
贅沢かもしれないですが、私は両方です。間口は広く、切り口は深く、です。

物の本によると、それはむずかしい。誰に向けて書くかを絞る、のはものを書く場合の基本のようです。

でも、正直なところは揺れているのでしょう。その都度、「右」に行ったり「左」に行ったりです。
その辺が読む人にはわかりにくいものになり、受け入れられないものになっているかもしれません。この辺は再考の余地あり。作戦を練るべきでしょう。

ひでゆきさんの場合はその辺が一貫しているので成功を収めて確実に浸透しているように私は思います。
うらやましい気もしますが、まねできない自分がいます。自分の気持ちがそこでは満足できないのです!
その辺の気持ちについてはいずれ機会を見て書いてみたいと思います。

「右/左利き」は体全体の利き側。「-手利き」は手のみの機能、「-足利き」など。「-手使い」は利き手に関わらず、使う手。
と解釈しています。

「人権」という言葉を使うと大袈裟な印象を持つ人がいますが、私の基本的な考えです。最も大事なことだと思っています。同様に「犬権」あるいは生物にはすべてそれぞれの「○○権」という生存権があると思っています。だからご飯の前にはいただきますと必ず感謝の言葉を言うわけです。それが理解できない人は困り者です。
ちょっと話がそれますが、ものにも命があると考えています。ものにも「もの権」を認めてあげたいと思っています。

また長く書いてしまったかも…。でもポイントをついた質問でした。

Posted by: レフティやすお | 2004.03.18 at 11:04 PM

お返事ありがとうございます。
間口を広くするか、どこまで深く書くかという問題ですが、
レフティやすおさんもうちと同じく本館・ココログと2本立てでサイト運営されているので、うまく使い分けることができれば効果的かもしれませんね。

Posted by: ひでゆき | 2004.03.20 at 07:31 AM

やっちゃんです。
なるほどそういう手がありますね。
私自身まだこの二つをどう使い分けるか明確な指針が立たずにいます。ウェブログを窓口にホームページに導くという流れは考えているのですが。
作戦を練ってみようと思います。
また何かお気づきの点ございましたら、お知らせください。

Posted by: レフティやすお | 2004.03.20 at 11:12 PM

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