2018.10.15

私の読書論111-古本市と古本のこと~四天王寺大古本祭から~

―第233号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2018(平成30)年10月15日号(No.233)
「私の読書論111-古本市と古本のこと~四天王寺大古本祭から~」

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(目次)
 ●「四天王寺大古本祭」
 ●古本市は出会いの楽しみ
 ●ものとしての本の魅力
 ●隠れた魅力?――その場限りの値引き
 ●本好きの会話
 ●店頭にもいい本が転がっている
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本誌では、「私の読書論111-古本市と古本のこと~四天王寺大古本祭から~」と題して、古本市と古本について書いています。

私は、ここ何年か、毎年春と秋に開催される「四天王寺古本祭り」に出かけています。

近年は、本屋さんが(新刊書店も古書店も)めっきりと減り、こういう古本市でもなければ、実際に本を手にとって選ぶ機会が少なくなってきています。
本好きの者には非常に世知辛い世の中になってきたものです。

何事に於いても、偶然の出会い、というものほど魅力的なものはありません。

私は「自分が必要とするものは、必ず必要な時になれば出会える」という信念のようなものを持っています。

とはいえ、実際にはなかなか実現しないこともままあります。
しかし、意外にこれは信じるに足るものでもあるのです。

運命というものはあるのかもしれません。

 ・・・

では、詳細は本誌で!


*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

Furuhon3l

(画像:この秋の古本祭りで買った『魔法のお店』、春の古本祭りで買った『雨月物語の世界』『雨月物語』、新刊『雨月物語』、2008年〈千年紀〉重版『絵草子源氏物語』、古本屋100均本『今昔まんだら』『星の王子さま オリジナル版』『翼よ、あれがパリの灯だ』上下、古本祭りの栞と袋)

*参考:本文で紹介した本
『今昔まんだら』田辺聖子・文、岡田嘉夫・画 角川文庫 1997/7


『絵草子 源氏物語』田辺聖子・文、岡田嘉夫・画 角川文庫 1984/1


『雨月物語の世界』長島弘明 ちくま学芸文庫 1998/4


『雨月物語』上田秋成/作 長島弘明/校注 岩波文庫 2018/2/17

サン=テグジュペリ『星の王子さま―オリジナル版』内藤濯/訳 岩波書店 2000/3/10


『翼よ、あれがパリの灯だ(上・下)』チャールズ・オーガスタス・リンドバーグ/著 佐藤亮一/訳 旺文社文庫 1980/12
―1927年〈スプリット・オブ・セントルイス〉号でニューヨーク―パリ間の大西洋単独無着陸飛行を成し遂げた実録。1953年出版。1954年ピューリッツァー賞受賞。前半は計画と準備、後半が冒険飛行中のドキュメントに回想を交えたもの。1957年映画化。

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2018.10.03

右用と左用の違い(26)付録つき左利きの本から-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第526号

毎月第一・第三土曜日発行の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』9月15日発行分の第526号のメルマガのお知らせです。

第526号(No.526) 2018/9/15「【左手・左利き用品を考える】右用と左用の違い(26) 特別編~付録つき左利きの本から~」


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 ※『週刊ヒッキイ』は、2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
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左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第526号(No.526) 2018/9/15「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(26) 特別編~付録つき左利きの本から~」
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【左手・左利き用品を考える】 ..第三土曜日発行分掲載
 右用と左用の違い(26) 特別編~付録つき左利きの本から~
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 左手・左利き用品における右用との違いについて― 
 26回目です。

 前回は「夏の特別編」として
 「そうめん流し」をお送りしました。

 今回も特別編として、8月31日に発売された
 『左利きの本【左利き専用メジャー&定規つき】』(宝島社)

Hidarikiki_no_hon_1

 から、付録の左利き用メジャーと定規について、
 その右用と左用の違いを考えてみます。

 ・・・

 左(手/利き)用と右(手/利き)用との違いについて
 勘違いをしていたり、よく理解されていなかったり、
 というケースが少なくなく、
 私のサイトへの訪問者の検索キーワードを見ていますと、
 その類のものが結構あります。

 「○○の右用と左用はどう違うの?」といったものです。

 それぞれの右用と左用の違いを、
 私にわかる範囲で説明していこうと思います。

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
 【左手・左利き用品を考える】
  右用と左用の違い(26)
   特別編 ~付録つき左利きの本から・定規とメジャー~
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 ●本より付録!?

『レフティやすおのお茶でっせ』記事:
2018.8.26
宝島社から『左利きの本【左利き専用メジャー&定規つき】』8月31日発売
2018.9.11
宝島社『左利きの本【左利き専用メジャー&定規つき】』買いました

 ●理想の両用定規

第467号(No.467) 2016/4/16「【左手・左利き用品を考える】右用と左用の違い(2) 定規編」

【理想の〈左右両用定規〉の例】
・両サイド型
・縦書き目盛型
【理想の〈左右両用定規〉の例】
・両面型

*『お茶でっせ』2015.12.31
斬新さで人目を引く、左右両用の無印良品・両面目盛の定規15cm

 ●左用メジャー
 ●左用は、本体を左手で持ち、テープを右手で引き出す
 ●左用:スチール製メジャーの場合

左手で計りながら、右手でメモが書ける
“計るだけなら、左用”

*無印良品 書き込めるメジャー シルバー・8mm×2m
―《計ったものをメジャーの目盛りに、鉛筆などで直接書き込むことができます》


*タジマ メモロック25 5.5m 25mm幅 メートル目盛 MEL25-55BL
―《右手に鉛筆を持って測れる右基点目盛です。》


 ●左利きのための左専用メジャーはない

 ・・・

『左利きの本【左利き専用メジャー&定規つき】』宝島社
(私の税込売価見積もり)

 ・・・

詳細は本誌で。

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2018.09.30

中国の古代思想を読んでみよう(25)『墨子』(前)兼愛・非攻

―第232号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2018(平成30)年9月30日号(No.232)「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(25)『墨子』前編 兼愛・非攻」

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(目次)
 ●今こそ気になる、『墨子』の思想
 ●墨子と墨家
 ●著作『墨子』
 ●孟子の批判
 ●「尚賢篇」
 ●「尚同篇」
 ●「兼愛
 ●「非攻篇」
● 『墨子』を読む(『墨子』原典・注釈書を読む)
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本誌は、「中国の古代思想を読んでみよう(25)『墨子』前編 兼愛・非攻」です。

本誌でも書いていますが、今こそ『墨子』の思想を学ぶときではないか、という気がします。
同じように考える人もいるのか、角川ソフィア文庫からも『墨子』が出版されました。

今の日本の置かれている状況の考えますと、覇権主義や核・ミサイル兵器開発にひた走るといった独裁国家に囲まれている一方、自然災害も多発しています。
小国として大国の侵略に対抗するためにも、自然災害に負けないためにも、防備を固める必要があります。

また、多様性の時代と言われながら、マイノリティーへの理解不足を疑われる人が公の職についている事実も発覚し、現実にはかなり怪しい考えの持ち主がいるのが現状で、悲しいことです。
(まあ、考えだけならいいのですけれど……。)

『墨子』の説く「兼愛」や「非攻」に学んでほしいと思います。

 ・・・

では、詳細は本誌で!


*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』


*参考:『墨子』の原典及び入門書・解説書を読む

『墨子』 和田武司/訳 徳間書店・中国の思想V 1996.12
―抄訳。訳文、原文、読み下し文で構成。論文・十論の主要なものと、墨子の言行録・人物像を描く部分を収録。


『墨子』山田琢/著 山辺進/編 明治書院 新書漢文大系 33 新版 2007/5/1
―抄訳。本文(書き下し)・解釈(和訳)・背景(解説)からなる。《本書では「思想」「論理学・科学知識」「墨子の言行録」「攻城への守禦法」等の観点から、その概略を示した。》


『墨子』薮内清/訳注 平凡社・東洋文庫 1996/4/1
―訳文(一部抄訳)と解説。《戦国時代を生き抜いた遊説の士墨子。家族愛を中心とする儒家と対立して無差別な人間愛を説き(兼愛説)、侵略戦争を否定し、弱肉強食の現実を救うために非攻説を唱える。》


『墨子』浅野裕一/著 講談社学術文庫 1998/3/10
―『墨子』現存53編中、十論を中心に16編(一部は抄訳)を訳出。各編は現代語訳・書き下し及び原文・語注・解説、別に解説編


『墨子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典』草野友子/著 角川ソフィア文庫 2018/9/22
―出版されたばかりの最新版初歩的入門書。抄訳だが、テーマ別の独自編集。『墨子』に関連する新出土文献についてが目新しい。


(▲マークは、本誌本文中で取り上げた本)

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2018.09.15

私の読書論110-紙の本と電子書籍について ふたたび

―第231号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2018(平成30)年9月15日号(No.231)
「私の読書論110-紙の本と電子書籍について ふたたび」

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(目次)
 ●読書に絡む二冊

(1)『死ぬほど読書』丹羽宇一郎/著 幻冬舎新書 2017/7/28

(2)『皮膚は「心」を持っていた! 「第二の脳」ともいわれる皮膚がストレスを消す』山口創(はじめ)/著 青春出版社・青春新書インテリジェンス 2017.8

 ●読書と記憶
▼(1)『死ぬほど読書』から――
▼(2)『皮膚は「心」を持っていた!』から――
 ●五感で読む
 ●使い分ける
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本誌では、「私の読書論110-紙の本と電子書籍について ふたたび」ということで、紙の本と電子書籍とどちらが記憶の定着率がよいかについて書いています。

最近読んだ2冊の本から、手を使う読書と、紙の本と電子書籍のどちらが記憶の定着によいのか、についての記述をもとに、考えてみようというものです。

主に視覚にだけ頼る電子書籍より、順番にページをめくる紙の本で読むほうが、触覚や視覚といった五感を総動員する、より体を使った読書になり、記憶のひきだしからの取り出し方のきっかけが多くなり有利だ、ということが考えられるようです。

 ・・・

では、詳細は本誌で!

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2018.09.12

左利き者の証言(特別編)ALH50年史概略(前)-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第525号

毎月第一・第三土曜日発行の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』9月1日発行分の第525号のメルマガのお知らせです。

第525号(No.525) 2018/9/1「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23― 左利き者の証言から~ (特別編)ALH50年史概略(前編)」

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 ※『週刊ヒッキイ』は、2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
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右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第525号(No.525) 2018/9/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~ (特別編)ALH50年史概略(前編)」
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▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第一土曜日掲載
―その23― 左利き者の証言から
(特別編)“Anything Left-Handed”50年史概略(前編)
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 過去の左利きの人たちの言葉を紹介しながら、
 先輩の証言から学ぼう、というテーマを始めました。

 第一回は、

第513号(No.513) 2018/3/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~ 左利き先輩たちの足跡(1)
 100歳の精神科医・高橋幸絵枝著『こころの匙加減』から」
http://archives.mag2.com/0000171874/20180303094000000.html

 第二回は、

第519号(No.519) 2018/6/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~ 左利き先輩たちの足跡(2)高田美和」
http://archives.mag2.com/0000171874/20180602094000000.html

 第三回は、

第521号(No.521) 2018/7/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~ 左利き先輩たちの足跡(3)秋山孝」
https://archives.mag2.com/0000171874/20180707094000000.html


 第四回は、夏休み&「国際左利きの日」ILHD直前 特別編
 アイドル・グループ「AKB48」の
 47都道府県の代表からなる「チーム8」に所属する
 左利きメンバーについて書いてみました。

第523号(No.523) 2018/8/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~ (特別編)AKB48チーム8の左利き」
https://archives.mag2.com/0000171874/20180804094000000.html


 今回も、特別編として、
 「国際左利きの日」ILHDのイベントも実施している
 イギリスの左利きの会“Left-Handers Club”
 の生みの親とも言いべき、
 世界的に著名な左利き専門店“Anything Left-Handed”が
 めでたく50周年を迎えたということで、
 その記念サイトを紹介しましょう。

Anything Left-Handed celebrates 50 years

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(画像:世界的左利き専門店“Anything Left-Handed”開業50周年記念サイト)

 お店の50年の歴史や
 過去の左利きの会等の諸情報に触れていて、
 世界の左利きの歴史の一端を知ることができそうです。

 ・・・

 ↓の記事で、簡単な歴史と私の気になった部分を紹介しています。

『レフティやすおのお茶でっせ』記事:2018.8.29
8月16日イギリスの左利き専門店“Anything Left-Handed”50周年

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
  左利き者の証言から ~快適左利きライフのために~
  ◆ (特別編)ALH50年史概略(前編) ◆
   Anything Left-Handed celebrates 50 years
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●世界的左利き専門店“Anything Left-Handed”開業50周年
 ●初代オーナーとオープンに至る経緯
【Formation and early days】成り立ちと初期の頃
 ●最初のお店と二代目オーナー
【65 Beak Street Shop】65 Beak Streetのお店
 ●三代目オーナー、ミルソム家登場
【The Milsoms take charge】ミルソム家が担当する
 ●移転したお店と閉店までの経緯
【57 Brewer Street Shop】57 Brewer Streetのお店
 ●1994年以降、現在まで
【Belmont Warehouse】ベルモント倉庫

『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍 2009.4
―自身左利きで左利きの子を持つ親で自身左ある、イギリスの有名左利き用品専門店オーナーでもある著者による、今までの日本になかった、左利きの子供を持つ親・先生へ向けた、左利きの子の生活支援のための手引書。


 ●私の思い出

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(画像:私の紙時代の活動を紹介する"The Left-hander" no.20/LHC of JAPAN )
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詳細は本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

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2018.09.11

宝島社『左利きの本【左利き専用メジャー&定規つき】』買いました

先月↓ 紹介しました『左利きの本【左利き専用メジャー&定規つき】』を買ってきました。

2018.8.26
宝島社から『左利きの本【左利き専用メジャー&定規つき】』8月31日発売


当初、メルマガ↓ 冒頭でも書きましたように、

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第525号(No.525) 2018/9/1「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23― 左利き者の証言から~ (特別編)ALH50年史概略(前編)」


この“本”にインタビュー記事が掲載されている渡瀬謙(けん)さんからのお便りにもありましたように、『左利きの本』というタイトルには程遠い?内容に、値段と比較して、これは探してまで買うことはないか、と考えていました。
でも、偶然見つけてしまったら、やっぱり思わず買ってしまいました。

これも左利きの人特有の〈左利きあるある〉かもしれません。

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(画像:パッケージと付録のメジャーと定規)

宝島社
左利きの本【左利き専用メジャー&定規つき】(e-MOOK)
アマゾン

 ●全体の印象は、軽い!

まずは、全体の印象から――。

普通の本(四六版)より大きいB5判(週刊誌サイズ)の大きさで、目立つ黄色のパッケージに黒文字で書名。
箱状のパッケージで手に取ると、思いのほか、軽い! 

これが第一印象。

私が買ったお店では紐掛けされていたので、立ち読みはできなかった。
(付録を盗られないためには仕方ないのかも。)

ボール紙の箱の横に何枚かのページがあり、これが“本”の部分。
この“本”の部分を見ると、いわゆる『週刊○○百科』などのDVDや組み立て模型が付録としてついている系のものに付属している「解説」部分に比べると、明らかに少ない。

聞いてはいたが、かなりショック!


家に持って帰り、開けてみる。

付録のメジャー(洋裁用に使うようなもの)や、登場する若いタレントさんや紹介商品の情報等、奥付の編集関係者も女性のようで、それらから言えるのは、どうも20代前半ぐらいの若い女性をターゲットにしているという感じ。

付録つきの雑誌などを買う層は、そういう人たちかもしれません。
(先に挙げた週刊分冊ものは、購買層に男性客が多いかもしれませんが。)

「気になる付録つき雑誌の情報サイト・雑誌付録ダイアリー【発売予定・レビューブログ】」でも、〈⑤付録ジャンル【女性】〉で分類されています。
左利きの本 【付録】 左利き専用メジャー & 定規

この手の商品では、ある種の“ライト感覚”が重要な要素なのかもしれません。
(でも、最近の雑誌の付録は、中にはかなりの値打ものも付いていると聞いていますが……。)


 ●“本”は、貧弱!

次に“本”の部分について――。


【目次】-------------------
左利きにまつわる噂の真相
(▼筆者注:日本における左利き研究の第一人者、『左対右 きき手大研究』著者・八田武志さんによるQ&A)

左利きあるある
・須田亜香里さん(SKE48)
・大東駿介さん(俳優)
・川村文乃さん(アンジュルム)

『悲しくも笑える左利きの人々』著者・渡瀬けんさんインタビュー

レフティグッズカタログ
・文房具編
・キッチン編
・番外編

奥付

SPECIAL ITEM
(▼筆者注:付録商品、問合せ先等の紹介)
------------------------------


これはどう贔屓目にみても、ボリューム不足です。

アマゾンのレビューやブログの感想なんかでもあったかと思いますが、「もう少し読むところが欲しかった」というのはみんなが思うところでしょう。

ページ数の割に、写真が大きめで、文字情報が少ない。
この程度なら、以前あった週刊誌の「左利き特集」のほうが、少ないページ数にぎっしり詰め込んで、内容的にはるかに凌駕しています。

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』週刊誌<左利き特集号>記事:
2016.12.1
左利きはつらいよ特集詳報-『週刊ポスト』2016年12月9日号
2016.7.8
女性セブン2016年7月14日号左利き特集・内容紹介


せめてそれぐらいは期待していたのですけれど。

 ・・・

個々の内容について――

「左利きにまつわる噂の真相」
=ワンポイントの情報が6つ並んでいるだけ。質問数も少なく、解答も120文字程度では、物足りない。

「左利きあるある」
=若手の左利きタレント3人のインタビューですが、それぞれ4、5問ぐらいで、物足りない。

・須田亜香里さん(SKE48)
=この中では一番年長なのか、右利き仕様の社会に慣れて、左使いは返って戸惑うとか、左利きあるあるの一つとして、そういう気持ちはわかるけれど、あまり強調して欲しくないなあ、社会の変化をもっと前向きにとらえてほしいと思いました。

・大東駿介さん(俳優)
=右利き役の場合のお話は面白かったが、左利きの人は両使いを目指すのがいいかのような発言は、強度の左利きの私は疑問に思いました。

・川村文乃さん(アンジュルム)
=ご自分の愛用のハサミを写真入りで紹介しているのは、好感を持ちました。左利き用の教本を、という希望の表明にも同感。

―川村さん以外3人中2人が両使いのような傾向の人、もしくは右利き仕様に慣れた人で、左利きの人の話として左利きへの理解を促すという点では偏った印象を与えかねず、残念に思います。
 聞いてみないと分からないので、こういう人選は難しいのですが、それだけにより多くの人に聞くことが大事でしょう。


「『悲しくも笑える左利きの人々』著者・渡瀬けんさんインタビュー」
=2009年1月発行の本で、およそ10年がたったその後の変化を聞いている点は、感心した。

「レフティグッズカタログ」
・文房具編 
=8点(万年筆・メモ用紙カバー・ボールペン・鉛筆削り・カッターナイフ・ハサミ・鉛筆グリップ・彫刻刀)
・キッチン編
=8点(包丁・レードル・ビーター・スプーン・ソムリエナイフ?・キッチンハサミ・急須)
・番外編
=4点(硬式野球グローブ・扇子・ゲーミングマウス・超薄型財布)

―全般によく知られたアイテムが多く、おおっと思うものは少なく、もう少し頑張って調べてほしかった気がします。
 総リストじゃないんだから、そこまで多くは求めないけれど、こんな意外なものもあります、という商品がもういくつかあれば、と思いました。
 たとえば、左用のバイオリンとか。右でも左でも使えるバターナイフとか。


*参照:メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
【左用のバイオリン】
第512号(No.512) 2018/2/17「【左手・左利き用品を考える】右用と左用の違い(19) 楽器編(1)バイオリン」
【右でも左でも使えるバターナイフ】
第478号(No.478) 2016/9/17「【左手・左利き用品を考える】右用と左用の違い(6) バターナイフ 編」


*本書で紹介されている本:
『左対右 きき手大研究』八田武志/著(化学同人刊)


『左利きの人々』渡瀬 けん/著 中経の文庫 2009.1


 ・・・

それにしても(小さい活字であっても)女性タレントさんの衣装やアクセサリーなどの情報はいるのでしょうか。
左利きの人のための衣装やそれならともかく。
(制作上の都合で、女性誌などでは当たり前のことかもしれませんが。)


 ●付録のメジャーと定規

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いよいよメインの付録について――。


【左利き専用のメジャー】

メジャーが、この“本”の目玉でしょう。
確かに、左用のメジャーはめったに見かけません。

左専用ですので、右から左へ目盛の数字がふってあります。
(~・3・2・1・0)

片面は、すべての数字が同じ大きさで、もう一面は、10センチごとに大きな字で表示されています。

メジャーの本体には、左手の絵「Lefty」の文字が印刷されています。
その裏には、巻き取り用のボタンが付いています。

カチャカチャと出して、ピュッと巻き取れます。


左用のグッズは色々持っている私ですが、メジャーは初めて。
ちょっと嬉しいですね。

工業系の男性だった私には、メジャーというと、スチール製で、2~3メートルのものがイメージされます。
これは、布製?の洋裁などで使うタイプで、150センチメートルのもの。

洋裁なんかしないという男性でも、メタボが気になる人なら、お腹回りかなんか計るのにいいかもしれません。


【左利き専用の定規】

アクリル製の20センチメートル。
筆箱(ペンシルケース)に入れるには、ちょっと長い感じ。

左専用ですので、右から左へ目盛の数字がふってあります。
(20・19・18 ~ 3・2・1・0)

メジャーもそうでしたが、右からの逆振りの数字はありません。
右利きの人は、ちょっと戸惑うかもしれません。

これを使ってもらって、普段左利きの人が、利き手に合わない道具でどのような不便さを感じているかを知ってもらう、といいでしょう。

 

 ●左用の定規について

・目盛の数字の並びについて

151230mujiryoumenmemorijougi

(画像:左用と右用)

通常の右用定規とは逆振りの目盛の数字について書いておきましょう。

ふつうの定規は、目盛が付いていて、左端の0から1センチごとに目盛に数字が表記されています。

通常、右利きの右手書きの人は、線を引く際、左から右へ引きます。
このとき定規の目盛の数字が左から始まるものであれば――仮に15センチ定規の場合は、

(0・1・2・3・4・5 ~ 15)

5センチの線を引くときは、見たまま、0から5まで引けばいいのです。

ところが、左利きで左書きの人の場合は、右から左へ引くのが引きやすく、大抵の人はそのようにします。
その場合、普通の右用の定規では、右端の15から5を引いて、10まで引くようにします。

( ~ 10・11・12・13・14・15)

あらかじめ引き算をしなければならないわけです。
これは面倒。


子供の時、右用定規しかなかったので、端の目盛から5・4・3・2・1と5目盛数えて、15から11まで引いて、1センチ間違ったことがあります。
左用だったらこんな間違いはしなかったのに……。


・左用定規の種類

Jougi_1

(画像:左専用・左メイン・両用・右メイン)

今市販されている左用の定規には、大きく2種類あります。

ひとつは、本書に付録のような「左専用」。
もう一つは、「左右両対応(両用/兼用/共用)」のもの。


「左右両対応」には、3種類に分類できます。
左用表示がメインのもの、その逆の右用表示がメインのもの、裏表で右用と左用を表示するものや2編をそれぞれ右用と左用に利用するもの。

(1)右がメインのもの(右用の左から右への数字が、上に書かれていて、その下に小さな字で右から左ものものが表示されているもの)。

(上側)|0・1・2・3・ ~ 13・14・15|
(下側)|15・14・13・12・ ~ 2・1・0|


(2)左右平等のもの(片面が右で、その裏面が左、もしくは一方の辺が右で、もう一方が左)

(表側)|0・1・2・3・ ~ 13・14・15|

(裏側)|15・14・13・12・ ~ 2・1・0|

定規には、2面があります。
表と裏の2面を使って、右用左用の両方を表示する。


┌――┐ 定規には、2辺があります。
|0 0| 右側と左側のそれぞれの辺を使って、
|1 1| 右用表示と左用表示とを併用する。
|2 2|
|  |

151231hidariyou_ruler_30cm

(画像:上はAlhの左専用、下は100円ショップの定規)

(3)左用がメインになったもの。(1)の上下を入れ替えた表示。上に左用の右から始まる数字を、その下に、左端始まりの表示を入れる。

(上側)|15・14・13・12・ ~ 2・1・0|
(下側)|0・1・2・3・ ~ 13・14・15|


(1)が、一番よくあるタイプかもしれません。
(2)は、(私の私物で言いますと、)無印良品の15センチ定規や100円ショップで買ったアルミ製30センチがあります。
(3)は、クツワの左用定規など。


(画像:右から3つが(1)の右用メイン、真ん中が(2)左右平等の完全両対応、左端の2点が(3)の左用メイン)

*左手・左利き用定規に関する主な記事:
2005.9.12
左手・左利き用定規(ものさし/物差し)のこと
2015.12.31
斬新さで人目を引く、左右両用の無印良品・両面目盛の定規15cm
2016.5.6
左手左利き用品考-右用と左用の違い(2)定規編-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第467号

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2018.08.31

古代中国編―中国の古代思想を読んでみよう(24)『列子』から楊朱編

―第230号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2018(平成30)年8月31日号(No.230)「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(24)『列子』から 楊朱編」

本誌は、「『列子』から 楊朱 編」を取り上げています。

利己主義者、快楽主義者と見られる楊朱ですが、戦国時代、墨子と並び天下の人気を二分したと言われる思想家です。
平時と違い、明日が見えない戦乱の世では、個人の存在など風前の灯火のようなもの。
そういう時だからこそ、こういう刹那的であっても自分本位の考え方に人気が集まるというのもうなずけます。

著作が残されていない楊朱の思想を、『列子』のなかの「第七 楊朱」編から学びます。

 ・・・

では、詳細は本誌で!


*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』


*参考:『列子』から楊朱を読む

『老子・列子』奥平卓、大村益夫/訳 徳間書店・中国の思想VI 第3版 1996.5
―『列子』大村益夫/訳。訳文、原文、読み下し文で構成。全8篇中、それぞれの分量に応じて選んだ各章を紹介。


『諸子百家』浅野裕一 著 (講談社学術文庫 (2004/11/11)
―第3章 歴史否定の快楽主義者・楊朱

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2018.08.30

右用と左用の違い(25)そうめん流し-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第524号

毎月第一・第三土曜日発行の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』8月18日発行分の第524号のメルマガのお知らせです。

第524号(No.524) 2018/8/18「【左手・左利き用品を考える】右用と左用の違い(25) そうめん流し」


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 ※『週刊ヒッキイ』は、2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
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【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第524号(No.524) 2018/8/18「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(25) そうめん流し」
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【左手・左利き用品を考える】 ..第三土曜日発行分掲載
 右用と左用の違い(25) 夏の特別編 ~そうめん流し~
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 左手・左利き用品における右用との違いについて― 
 25回目です。

 前回までは、楽器編をお送りしてきました。
 他にも取り上げるべき楽器があったのでしょうけれど、
 楽器演奏をしない私にはこれというものが思い浮かばず、
 あれにて終了としました。

 さて、新たな道具類をとりあげましょうと思っても、
 本を読む以外にこれという趣味のない私には、
 取り上げるべきものが思いつきません。

 そこで取り出したが、苦しい時の神頼み、ならぬ“紙”頼み。

 渡瀬謙氏の著作『左利きの人々 悲しくも笑える』です。
 (渡瀬けん/名義 中経の文庫 2009.1)

 右利き偏重社会をあらわす、様々な道具類。
 左利きには使いにくいものがいっぱい!

 それらを一つ一つ取り上げ、紹介するのが本書です。

 この左右の違いを取り上げるシリーズでも
 時に頼ってきました。

 そして今回も……。

 今回は、〈夏の特別編〉というていで、

 「そうめん流し」を取り上げましょう。
 
 ・・・

 左(手/利き)用と右(手/利き)用との違いについて
 勘違いをしていたり、よく理解されていなかったり、
 というケースが少なくなく、
 私のサイトへの訪問者の検索キーワードを見ていますと、
 その類のものが結構あります。

 「○○の右用と左用はどう違うの?」といったものです。

 それぞれの右用と左用の違いを、
 私にわかる範囲で説明していこうと思います。

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
 【左手・左利き用品を考える】
  右用と左用の違い(25)
   夏の特別編 ~ そうめん流し
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 ●そうめん流しは左利きには不利なのだ

『左利きの人々』「第3章〔TOWN〕
 街にもあちこちあるんです! 左利きが苦手なものが!」
《発祥地で食べるそうめんは、つかみづらかった。》p.110

 ●「そうめん流し」と「流しそうめん」
 ●そうめん流しの向き
 ●そうめん流し器(機)と流しそうめん器(機)

 ・・・

詳細は本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


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2018.08.29

8月16日イギリスの左利き専門店“Anything Left-Handed”50周年

旧聞になりますが、8月11日に届いたメールによりますと、今では通販専門になった、イギリスの左利き専門店「エニシング・レフトハンデッド Anything Left-Handed (ALH)」8月16日で、50周年を迎えたそうです。

1968年8月16日、ロンドンのソーホーで小さな店からスタートし、その後不動産コスト等の財政的圧力に屈し、通販やオンラインビジネスに変わるまで、38年間小売店を経営していた、とあります。
ロンドンのお店を訪ねた日本人のお客様も多いことでしょう。

8月1日にサイトがプレ・オープンした「日本左利き協会」の発起人の一人、左利きサイト「クラブレフティ」管理人でもある大路直哉さんの左利き本『見えざる左手』(三五館)の巻末「あとがき」にも訪問時の店員さんとの会話が紹介されていました。
ご自身の利き手、左利きであることに改めて注目する転機となった経験だ、と。


ALH50年の物語は以下のサイトで紹介されています。

Anything Left-Handed celebrates 50 years


ちなみに、この1968年という年は、日本の左利きの人にとっても記念すべき年で、左利きの悩みに寄り添う「左利き友の会」を主宰された精神科医で、日本の「左利き(啓蒙運動)の父」とも言うべき、箱崎総一さんの最初の左利き本『左利きの世界』が出版された年でもあります。


*参照:
・『見えざる左手―ものいわぬ社会制度への提言』大路直哉/著(三五館 1998/10)

・『左利きの世界』箱崎総一/著(読売新聞社 1968.5.15)
―たぶん、日本最初の左利きをテーマとした一書


 ・・・

グーグルの機械翻訳を利用しながら、私のつたない英語力で“解読”した内容から気になった話題を少し。


(1)創業者夫妻は右利きだった

1968年にALHを始めたのは、ビル・グラビー(Bill Gruby)とその妻クラウディア(Claudia)で、驚くべきことに、彼らはともに右利きだったのです。
ただし、ビジネス・パートナーのぺーター・ブルーム(Peter Broom)は書字を右にかえられた「natural left-hander」生れつきの左利きだったそうです。

右利きの彼らがこういうお店を始めようとした動機が、気になりますよね。

あるとき夫妻が、ディナーに招待した客4人がみな左利きだった。
当然のごとく、会話は、左利きの人が日常困ることや不便なことにむかった。
その後、これはビジネスになると思ったのか、ビルは左利きについて詳しく調べ、店を始める決心をしたといいます。

こうして今も取引を続けているという、左利き用品を扱う卸売業者アーネスト・トーマスLTD(Ernest Thomas (Hendon) Ltd)のシリル・ロウデン(Cyril Lowden)と連絡を取り、オープンにこぎつけます。
ちなみに彼は、右手を使うように強制された生れつきの左利き(a fellow natural left-hander who too been forced to be right-handed)でした。


(2)歴代のオーナーと店舗の変遷

最初はロンドンのソーホーの65 Beak Streetに。

その後、2代目のオーナーとなったのは、ポールとクララ・ブラッドショー(Paul and Clara Bradshaw)。
ポールは、早い時期に右手書きに変えさせられたので、自分自身を「挫折した左利き者」(“frustrated left-hander”)と呼んでいました。
クララは右利きでした。

1988年、3代目オーナーとなったのは、レグ・ミルソム(Reg Milsom)とその息子キース・ミルソム(Keith Milsom)で、事業を引き継ぎました。
彼らは通信販売事業の拡大に取り組みます。

(1990年、通販事業とともに、顧客や他の左利きの人からの要望を受けて、The Left-Handers Clubを結成。“The Left-hander”という季刊の会報も発行。
 私の手元には、1994年から97年発行分まで、16号から27号まで11号分があります。
 1995年6月に届いた第20号では、私の紙時代の活動を“LHC of JAPAN”として紹介していただきました。)

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Alh_lefthander_no20_lhc_in_japan

(画像:上=“The Left-hander”16号から27号 下=20号・“LHC of JAPAN”)

1991年に57 Brewer Streetに移転するが狭く、サリー州のキースの自宅のガレージを倉庫兼通販事業の場に。
5年間、サリー州とロンドンの店を往復することになる。


(3)リアル店舗が閉店した理由は?

2000年、家賃の値上げやなにやら財政上の問題で、店舗経営が難しくなり、キャンペーンを張り戦ったが、店を閉鎖することに。
(In 2000, the landlords wanted to increase the rent for this tiny unit for £10,000 to £15,000 which, together with the huge Business Rates from Westminster Council, would have made it totally non-viable for us. We started a long campaign to fight the increase but eventually got ground down by the stress and legal fees and we had to start planning to close our beloved shop down. )

2006年5月、店舗を去り、世界中の顧客にサービスを提供し続けるためにオンラインビジネスに集中することにした。

1994年に賃貸していたサリー州のベルモントの小さな倉庫とオフィスに拠点を移し、新たなビジネス・パートナーと組み、私たち(オーナー)はマーケティングや顧客、Left-Handers Clubのメンバーとの関係に集中することにした。

 ・・・

ロンドンのこの店が閉店したと聞いた時は、本当に残念な気持ちがしたものでした。
この店は、左利きの人にとっては一度は訪問するべき、もしくは訪問したいと思う、左利きの“メッカ”的な場所でした。

リアル店舗の家賃値上げ等の財政上の理由があったようですね。

ロンドンの店と倉庫を往復するのも大変だったでしょう。
それを思えば、かつて世界の中心だった都からの撤退はつらいものの楽になった部分もあるのかもしれません。

消費者からすれば、実際に手にとって見られる上、店員さんからの助言ももらえるリアル店舗の存在は、重要なのですけれど。
日本の“左利き専門店”でもある文具店・菊屋浦上商事さんは、かつては通販もやっていましたが、今では実際に手に取って見てもらえるリアル販売に限っているそうです。)

 ・・・

現在はキースと妻ローレン・ミルソム(Keith and Lauren Milsom)さんが、オーナーとなっているようです。

以前聞いた話では、両人とも左利き。
お子さんは左利きの息子と右利きの娘が一人ずつ。

ローレン・ミルソムさんは、私が巻末資料の作成に協力した左利きの子育てガイド『左利きの子』(東京書籍)の著者でもあります。


*左利きの子供のための生活支援のガイド本:
『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍 2009.4
―自身左利きで左利きの子を持つ親であり、イギリスの有名左利き用品専門店オーナーでもある著者による、今までの日本になかった、左利きの子供を持つ親・先生へ向けた、左利きの子の生活支援のための手引書。


 ・・・

さて、この50年記念サイトですが、以下続けて、通販カタログについて、Left-Handers Club以前に存在した左利きの会のこと、8月13日の左利きの日のこと、最後に、将来も変わらず左利きの会のメンバーともども、新たな商品開発ならびに左利きの子供たちの教育改善や左利きの人の生活向上に貢献したいという展望について語っています。

今後もより長く、事業を発展継続していって欲しいと思います。
できれば、リアル店舗も復活できれば、いいですね。

少なくとも、記念館的なものが生まれれば、と願わずにはいられません。


Left-Handers Clubメンバーになれば、会報がメールで送られてきます。
サイトから加入できます。
あなたも参加してみては?

 ・・・

一部に誤りとも思える部分(というか、自身のことのみ記述している。もしくは、ある問題で誤報を認めた新聞Aのように、自分たちに都合のよい見方に偏った記述)もあるようです。
歴史的な事実は事実として、機会をつくって正しておきたいと思います。

知っている人が正しい情報を残しておかないと、誤った情報がそのまま事実と認定されてしまうからです。
一度広く認定されてしまいますと、後からああだったこうだったといっても、どうにもなりませんから。


これらの詳細なサイト情報については、私の左利き無料メルマガの次号(『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』9月1日発行・第525号「左利き者の証言」ALH編)で簡単に概略を紹介したいと考えています。

*ご購読の申し込みは、↓
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

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2018.08.26

宝島社から『左利きの本【左利き専用メジャー&定規つき】』8月31日発売

何年も前に出版関係者を含む一部の左利きの人たちの間で企画話が出ていた、“左利きグッズのおまけ付き雑誌”がついに登場します!

宝島社
左利きの本【左利き専用メジャー&定規つき】(e-MOOK)

アマゾン


がそれ。

発売日:2018年8月31日
価格:本体1,180円+税

判型:B5判
ISBN : 978-4-8002-8769-4
雑誌 : 60743-60

そこの左利きのあなた! 朗報です!
左利きの左利きによる左利きのためのムックが誕生しました。
付録は、「もう我慢しなくていい」左利き専用メジャー&定規。
仕方なく右利き用を使っていた人も、自分のために作られたこのグッズを使ってみてください。作業効率が驚くほど上がる! 死ぬほど測りやすい! など、感激すること間違いなし。
誌面でも左利きの「あるある! 」を刺激する面白コラムを満載。
ぜひその左手で確かめてください!

180831_emook_hidarikiki_no_hon

(画像:書影が公開されました)

 ・・・

調べてみますと、2009年の『モノ・マガジン』2009年2月2日号(no.598)●あの名特集が帰って来た! 左利きグッズ大図鑑●(1月16日発売)のあと、菊屋浦上商事浦上裕生さんや『左利きの人々』の著者・渡瀬謙さんらとのやりとりで、宝島社の編集者さんから提案があったと知らせを受けたものでした。

Monomag200922_hidarikikino

(画像:『モノ・マガジン』2009年2月2日号特集ページと『左利きの人々』)

当時、おまけつきの雑誌が流行っていて、左利きグッズ(左手・左利き用品)付きの雑誌(ムック本)はどうか、という話題が上がりました。
私も色々おまけを考えたのですが、おまけにできる製品には色んな制約があるようで、適当なものが思い浮かびませんでした。

左利き用といえば、まず思い浮かぶのはハサミですが、これはもう定番中の定番として、いまさらという感じです。
刃物類がありますが、ちょっと危ない面もあります。

比較的安価で、それでいて「ありそうでないもの」、かつ「誰もが一度は欲しいと思うもの」といいますと、結構選択肢の難易度が上がります。


あのときのご仁ならば、苦節10年などといいますが、なんと苦節9年(と数カ月)! の成果となります。
(まさに、Congratulations! おめでとうございます! ですね。)

ようやく適当なものが見つかったようです。
確かに、定規はいくつかの企業から左専用左右両用など出ています。
でも、左用メジャーはあまり見かけません。

これは良い選択だったと言えそうです。

 ・・・

左利きの人に使ってほしいのは、もちろんです。

しかしそれ以上に、右利きの人に使ってもらって、普段左利きの人が利き手に合わない道具でどのような不便を感じているか、を体験してもらうというのが、もうひとつの使用法でしょう。


発売の8月31日が楽しみです。

31日じゃなく13日だったら、もっと話題になってたかも……。


*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』
2015.12.31
斬新さで人目を引く、左右両用の無印良品・両面目盛の定規15cm

2012.12.06
左利きが使いやすい定規(3)まとめ~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii341号

第341号(No.341) 2012/12/1「レフティ・グッズ・プロジェクト <左手・左利き用品を考える>第10回 定規を考える(3)」


▼内容の詳細報告はこちら↓
2018.9.11
宝島社『左利きの本【左利き専用メジャー&定規つき】』買いました

Hidarikiki_no_hon_1

(画像:本体と付録のメジャーと定規)

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