2012.05.24

左利きの靴職人『シューメーカーの足音』~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii313号

先週の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第313号の告知です。

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第313号(No.313) 2012/5/19「名作の中の左利き~推理小説編7『シューメーカーの足音』本城雅人」は、
名作の中の左利き~推理小説編7「『シューメーカーの足音』本城雅人」です。

昨年の10月発売された書き下ろしの新刊“ミステリー長編”の紹介です。

カリスマ的なビスポーク(オーダー)靴職人、野望に燃える<右利きの悪玉>靴職人 対 靴の修理屋を営む傍らビスポーク靴を作っている、礼節の<左利きの善玉>青年靴職人 という対決になりますが…。

残念ながら、左利きの描写はほとんどありません。
ただ、実際にロンドンの有名靴店に勤める日本人の左利き靴職人・松田笑子さんの教えを請うて書き上げた作品ということで、なかなか読み応えのある靴職人業界情報小説になっているかと思います。

詳細は本誌で。

『シューメーカーの足音』本城雅人 幻冬舎 2011.10


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※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
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2012.05.23

小さな努力で大きな効果:渡瀬謙『あなたの評価をガラッと変える たった3秒の声がけ習慣』

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左利き仲間で友人の渡瀬謙さんの新刊が出ました。

『あなたの評価をガラッと変える たった3秒の声がけ習慣』渡瀬謙/著 WAVE出版 (2012/5/16)

今年2冊目、こちら↓によると通算15冊目だそうです。

新刊 『あなたの評価をガラッと変える たった3秒の声がけ習慣』 出ました!(渡瀬謙ブログ『サイレントセールスの日常』)


 ●小さな努力で大きな効果を狙う

昨年好評だった、ポイントを絞った自己紹介によるアピールで確実にヒットを狙う『たった5秒のあいさつでお客様をザクザク集める法』や、有効な質問で相手に多くを語らせる『相手が思わず本音をしゃべりだす「3つの質問」』といった、彼の著作に共通する特徴―小さな努力で大きな効果を狙う―が本書にも現れています。

『相手が思わず本音をしゃべり出す「3つの質問」』渡瀬 謙/著 日本経済新聞出版社(2011.7)
『たった5秒のあいさつでお客様をザクザク集める法』渡瀬謙/著 同文舘出版(2011.6)
 


先の著者ブログ記事中にもありますように、

もともと、口数が少ない私は、最低限の言葉で最大級の効果を出すことを心がけてきました。
というこの著者ならでは、の発想になる本です。

実は彼、渡瀬謙氏は『内向型営業マンの売り方にはコツがある』(大和出版 2009.11)というタイトルの著作があるように、典型的な内向型―内気・小心・気弱・あがり症・大きな声が出せない・自責型の人間です。


なるべくしゃべらずに営業をこなす方法を自ら編み出したという努力型だけど、どちらかというと自分の殻にこもりがちな非社交的とされる人柄です。
そんな彼がなんとか職場で孤立することなく、円満な人付き合いを可能にする方法を考えました。
それが本書の核になっています。

で、本書は、言ってみれば「あいさつ」にプラスアルファすることで、結果としてあなたの評価を変える方法を説くものです。
でも、人の評価を変えるほどのプラスアルファって、いったい何をすればいいの? という疑問が湧くかと思います。

そこで本書の中身です。


 ●人付き合いの潤滑油「あいさつ」+αの効果

考えてみますと、ここに示されていることは、ごくありきたりなことでもあるわけです。
ちょっと気の利いた人ならどなたでも、自然とやっているようなことなんですね。


職場に限りません。
人間のいるところ、どこでも同じです。
何がついて回るかというと、人付き合いです。

人間は集団で生きています。
集団の中で、いかに心地よく生きるか、そのために何をしておけばいいのか、というのが言ってみれば、人生の課題です。

それを解決する方法が、互いに言葉を掛け合うこと。
まずはあいさつです。

そして、そこにもう一つプラスアルファを、というところに本書のポイントがあります。


要するに、より円滑なコミュニケーションのために何をするか、ということですね。

それは実は「事前にひと声かけておくってことですよ」というのが結論です。

これでもう本を買わなくてもいい! って?

まあ、その辺はご自由に!

もっとわかりやすく話して? って人だけ、本書をお手に取りください。


 ●タイトルについて

残念なことに、前の本『「あがり症営業マン」がラクに売るための6つの習慣』は、今一つ評価を得ることができませんでした。
今思いますと、本来言わんとするポイントがややぼけた印象を与えるタイトルです。

聞くところによりますと、ベストセラーの某『七つの習慣』をもじったタイトルだったとか。
七つよりは少ない六つの習慣で勝負! ってところだったようですが、それはないでしょう的な発想です。


それと比べて本書は、狙いが真っ直ぐタイトルに出ています

ただこれも、私に言わせますと、見飽きた表現です。
『たった~』の類の本がビジネス書の棚には多すぎます。

私なら、『これだけで評価が変わる「声掛け」の秘密』とか。
もちろん「声がけ習慣」のままでもいいんですよ。

また、「声掛け」もしくは「声かけ」か「声がけ」かとか言うのは、「あき・は-ばら」か「あき-ば・はら」かというのとおんなじで、それは人ぞれぞれ、時代の流れといったものでしょう。

著者も「声がけ」という言葉を使うべきか否かで迷われたようです。
でも、私は成功だったと思います。

「ひと声」という言葉もあります。
けれど、それでは「ひと声運動」という表現もあり、また違う意味になりそうです。

 
 ●新たな表現法の採用

本書で渡瀬さんは、新たな表現方法を見せています。

今までの著作にはなかったものです。
過去の著作をお読みの方は、すぐにお気づきになると思います。

実はここだけの話ですが―心優しい紳士であらせられる氏のことですから、きっとお許しいただけると思います―、
これは私の助言によるものです。
(自慢や自慢や! 天狗の鼻が伸びまっせ!)

しかし、人の助言を素直に聞き、かつ迅速に取り入れられるところに彼の人間としての度量と能力の高さが窺えます。

これにより彼は新たな表現法と説得技術を身につけたと言えるでしょう。

さらなる飛躍を期待します。

左利き仲間で友人・渡瀬謙の著書についての記事
(◆印は、ビジネス書)
◆2012.02.26 克服ではなく付き合う姿勢で:渡瀬謙『「あがり症営業マン」がラクに売るための6つの習慣』
2011.12.31 雑学文庫フェアで『左利きの人々』が…
◆2011.7.13 渡瀬謙の新刊『相手が思わず本音をしゃべりだす「3つの質問」』届く
◆2011.6.10 流れ星に願い事…渡瀬謙『たった5秒のあいさつでお客様をザクザク集める法』
◆【渡瀬謙/監修『毎日役立つ!もう悩まない!!即効ビジネスマナー』日本文芸社2011.1】
・2011.5.19 週刊ヒッキイhikkii260左利き教本について考える(2)おさらい
◆2011.3.4 新社会人奮闘記ラノベ 渡瀬謙『新入社員ヒロと謎の育成メールの12ヵ月』
◆2010.6.28 実践で学ぶ本、渡瀬謙『営業は口ベタ・あがり症だからうまくいく』
◆2010.6.18 渡瀬謙の新著『“内向型”のための雑談術』届く
◆【『内向型人間の人づきあいにはコツがある』大和出版】
・2009.12.12 今週の週刊ヒッキイ―第201号「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ<特別編>」
 ★左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
第201号(No.201) 2009/12/12「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ<特別編>」
 <特別編>原点に戻って―最初につまずかないこと または、左利き人間の生き方にはコツがある
◆2009.3.4 お知らせ:友人渡瀬謙の新著「内向型営業マンの売り方にはコツがある」
2008.12.29 左利き本の新刊『左利きの人々』渡瀬けん著

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金環見れず! 5月21日金環日食ピンホール記録

ニュースでも大いに取り上げられましたように、5月21日は日本の広い地域で金環日食が観測されました。
ただ多くの地域では晴天に恵まれず、今一つだったようです。

反面、薄雲のおかげで日食メガネなしでも金環日食が見れたという方もいらっしゃたようです。

私は、遮光プレート付の雑誌の増刊号を買う予定にしていたのですが、
(参照:5月21日朝は大阪で282年ぶりに金環日食!
まだいいだろうと思っているうちに買いそびれました。
間際になって近所のスーパーで安いメガネを買おうとしたら、これも完売!

しかたなくピンホール観察することにしました。
これは2009年の皆既日食の際に勉強した方法です。
(思えば、あの時も曇り空でした。空は一層陰りました。)

ボール紙にハート型にピンで穴をあけたものと、スクリーン用に白いボール紙を用意しました。
これで太陽の欠け加減を観察するのです。

さて当日―。

私も早朝より観測(? 大層な言い方やなあ!)を開始しました。

最初に目覚めたのは、6時前、まだ太陽はまん丸のまま。
早すぎたので一寝入り。
気が付くと、6時半過ぎ。
もう始まっています。
大阪では6:17より―東大阪市のプラネタリウムのある施設「ドリーム21」パンフレットによる。以下同じ。)

室内で日の射しているところを選んでスクリーンのボール紙を立てかけセットしました。
その前に穴をあけたボール紙をかざし、できた影をカメラで記録しようという考えです。

最初の記録は、6:57。
角度がうまく合いません。
3枚目は6:58。
(画像:金環日食の記録1)
120521kinkannisshoku_kiroku1_0658


ところが太陽は徐々に昇ります。
それに合わせてスクリーンの位置をずらさなければいけません。

しかも雲がまだらに出て来ます。
時々観測できなくなります。

なんとか苦戦しながら記録を続けます。
5分か10分に1枚ぐらいは写したいのですが、適当な間隔になりません。

かざす角度や距離も一定に保てないので、なかなかうまく変化を記録できていないようです。

7:15。
(画像:金環日食の記録2)
120521kinkannisshoku_kiroku2_0715

7:18。
(画像:金環日食の記録3)
120521kinkannisshoku_kiroku3_0718

大阪での金環食の始まりは、7:29
食の最大は、7:30
金環食の終わりは、7:31

7:26の記録のあと、急速に雲が厚くなり、日差しが一気に陰りました。
(画像:金環日食の記録4)
120521kinkannisshoku_kiroku4_0726

太陽は完全に雲にかくれてどうにもなりません。
最高の瞬間であるはずの金環を前にして…。

7:36、少しの雲の切れ間に太陽の一部が顔を出しました。
(画像:金環日食の記録5)
120521kinkannisshoku_kiroku5_0736

あとせめて3分、できれば5分晴れ間が続いていれば…。

こうして、たぶん一生に一度のチャンスであろう、私の金環日食の観察は終わりました。

その後、テレビや新聞、ネットのニュースでの金環日食の写真を見るたびに、悔しさがこみ上げて来ます。
(まあ仕方ないのですが…。)

*画像について:ピンホールを通した光と影による映像ですので、実際の見た目の月の動きとは逆になっています。

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2012.05.17

食事のマナーを考える「配膳」~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii312号

先週の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第312号の告知です。

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第312号(No.312) 2012/5/12「左利きとマナー(4)食事のマナーを考える」は、
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ―その19―「左利きとマナー(4)食事のマナーを考える」です。

日本で、左利きとマナーという観点で一番問題となるのは、やはり食事のマナーでしょう。

今回は、「食事のマナーを考える」中でも和食のマナーについて、特に「配膳」に注目してみました。

たとえば箸遣いに関していいますと、依然伝統的な作法として、右手を使うことを求める人もいます。
しかし、この点はおおむね左利きは左手を使ってもよい、という考え方が浸透し、実際に左手箸の方が増えています。

ところが、そういう事実を目の前にしてもなお、変化に対応できていないのが、「配膳」の在り方です。

本誌では、その点を考えてみました。


結論だけ簡単に述べますと―。

現実に左手箸の人が増えているなかで、「配膳」のみが旧態依然では、当然トラブルの原因となります。

本来マナーとは、他人への思いやりであります。

従来の工夫された「配膳」の在り方は、右手箸の人の食べやすさを追求した結果です。
現実に左手箸の方が増えて来れば、当然それに対応するのが思いやりであり、その結果が「配膳」での区別であり、「配膳」の在り方の変化だと考えています。

詳しくは本誌をご覧ください。

 ・・・

ただ今原稿を書いている週末発行の次号では、「名作の中の左利き~推理小説編7」として本城雅人氏の最新作『シューメーカーの足音』(幻冬舎2011.10)を取り上げています。
乞うご期待!

★定期読者が少しずつ減少傾向にあります。
 発行人のモチベーションの維持のため、応援よろしくお願い致します。

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・最新号のチェックは以下から↓
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※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
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2012.05.09

左利きの鋏の選び方を考える・前編~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii311号

先週の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第311号の告知です。

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第311号(No.311) 2012/5/5「レフティ・グッズ・プロジェクト <左手・左利き用品を考える>第4回」は、
「左手でも切りやすいハサミ」とは?<4>です。

今回は、ある刃物会社のサイトの記事から。

「左手で鋏を使われている方」、「左利きのお子さんがいらっしゃる方」への正しい鋏の選び方を説明しています。
というページについてです。

結論から言いますと、どうも時代にそぐわない主張に思われます。
現状における便法ではあるだろうけれど、それ以上でもなければ、それ以下でもない、というものです。

利き手の問題に置いて本当に大事なことは何か、という観点から言いますと、やはり退けざるを得ない提言ではないか、というのが、私の考えです。


利き手とは何かと言いますと、単にどっちかをよく使う、そのよく使う方の手というだけではないのです。
それぞれの手には初めから決められた役割があり、両手には分担があるのです。

利き手は利き手としての役割、非利き手には利き手にはない役割があるのです。
それぞれが補完し合っている一つの対の関係です。

寄席の紙切り芸人さんの技を見ればわかります。
利き手に持ったハサミを鮮やかに操り、もう一方の手に持った紙をカミ(神)技のごとく巧みに動かし、切りぬいてゆきます。
両手の連携があっての芸です。

これはハサミで切るという作用を行う器用な利き手と、巧みに位置関係を読みとる感覚器官としての非利き手連係プレーの勝利です。

利き手の問題は、片手だけで考えてはいけないのです。

確かに右手だけで片づけられれば、便利この上ないでしょう。
しかし、そうではないのです。


真の利き手にふさわしい選択の方法を考えてゆきましょう。

私は、これからの持続可能なシンプルライフ、エコライフの時代にあっても、基本となるものは最大多数の最大幸福を追求する功利主義ではなく、少数派や弱者を切り捨てたりしない、すべてを肯定的に受け止める万民の幸福を目指す多様性容認の姿勢であろうと考えます。

詳細は、本誌で。

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2012.05.08

ブロッコリーの花とわが家専属?ミツバチくん

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4月、今年もブロッコリーの花が満開になりました。
(メインを採ったあとのわき芽の小さいのをさらに何回か採ったのちのわき芽を咲かせたもの。)

そこへ毎朝、精勤にミツバチくんが通ってきます。
わが家専属なのか、いつも一匹です。

ブロッコリーの花はそれ自体が小さく、そんなに蜜の量も多くはないのでしょう。
いくつもいくつもあっちの花こっちの花と頭を突っ込んでは蜜集めに夢中です。

見ていますと、それがなんとなくかわいい、と言いますかほほえましいのですね。
一生懸命に集めています。

ガンバッている人の姿は美しい、と言いますが、ホンに。

GWも過ぎた今は、ブロッコリーの花も終わり、ミツバチくんの姿を見ることもありません。
と思っていると、やっぱり時には来ているようで、先日見かけました。

他の観葉植物の花―といっても見た目は花らしくないのですが、それに来ているのでしょうか。
それとも同じその植木鉢に勝手に生えている雑草の花?(これもあんまり花らしくありません)に来ているのでしょうか。

まあ、わが家専属?のミツバチくんのためにも何か新しい花を用意してあげたいものです。
(パンジーはまだ咲いていますが…。)

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2012.05.03

創刊300号突破!読者アンケートその後~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii310号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第310号の告知です。

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第310号(No.310) 2012/4/28「<利き手・使い手>読者アンケートその後」は、
<左利きプチ・アンケート>「創刊300号突破! <利き手・使い手>読者アンケート」のその後の報告です。

第301号(No.301) 2012/2/25「創刊300号突破! <利き手・使い手>読者アンケート」

第305号(No.305) 2012/3/24「創刊300号突破! <利き手・使い手>読者アンケート2」

で紹介しましたアンケート二つのその後の経過報告です。

(現在の結果)
<利き手・使い手>アンケート1 あなたはどちらの手をよく使いますか?
<利き手・使い手>読者アンケート2 あなたはどちらの手を使うのが得意ですか?

よく似ているアンケートですが、少し違っています。
(1)は、実際にどちらのほうの手を使うことが多いのか、という問いかけです。
(2)は、でも自分としてはどっちのほうの手が得意と思っているか、です。

実際に使うのは右手が多いけれど、本質は左利きなんだ、という人もいるでしょう。
そういう意味です。


さらに、弊誌の300号をお祝いしてくださっているブログの紹介を入れています。

心強い応援を嬉しく思っています。


詳細は、本誌で。

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※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
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2012.05.02

確かな場所など、どこにもない―100分 de 名著 カフカ『変身』2012年5月

ゲスト講師のプレゼンを受けて、古今東西の“名著”を25分の番組4回100分で読み解く番組、
「NHKテレビ100分de名著」
2年目の第二弾は、カフカ「変身」

先月の<紫式部『源氏物語』>編のときにも書きましたが、放送時間が変更されて、私には少し視聴しづらくなりました。
まあ仕方ないのでしょうが。

番組サイトの「プロデューサーNのおもわく」によりますと、

カフカの人生をひもときながら、「変身」を読み解きます。そして「変身」を「私たちの弱い心を映し出す鏡」としてとらえ、主人公の苦悩を描きます。/不安と孤独を抱える人が多い今、疎外とは何かを教えてくれるカフカ。番組では、人の弱さを知るとともに、人と人とのつながりの大切さを改めて考えます。

ゲスト講師は、川島隆(滋賀大学経済学部特任講師)氏。

第1回 5月2日放送 しがらみから逃れたい
「変身」はカフカの人生を投影した作品であると同時に、普遍的な人間の真実をついた作品である。生前、カフカは保険協会のサラリーマンとして働いていたが、本当は小説を書くことに集中したいと思っていた。そのため、外に出かけて働くのはたいへんな苦痛だった。実は「変身」の主人公・グレーゴルが虫になり、部屋に閉じこもるのも、カフカの出社拒否願望の現れと解釈できる。第1回では、世間や家族のしがらみから逃れて自由になりたいと願う、カフカの心を解き明かす。
第2回 5月9日放送 前に進む勇気が出ない
「変身」では、働けなくなったグレーゴルが怠け者になる。毎日寝てすごし、天井に登って遊ぶのが日課になる。家族を養う重圧から解放され、ほっとしているかのようなグレーゴル。それはある種の逃避願望とも受け取れる。カフカは繊細すぎる男だった。そして人生の大事な局面で思い切った決断がなかなか出来なかった。決断する勇気を持てない?しかしそれは、誰にもある気持ちではないだろうか。第2回では、勇気を持てないもどかしさを描く。
第3回 5月16日放送 居場所がなくなるとき
「変身」では、話が進むにつれ、虫になったグレーゴルが人間扱いされなくなる。最後には妹までもが、「あれはもうお兄さんではない」と叫ぶ。もはやグレーゴルは、厄介者以外の何者でもなかったのだ。そこには、現代の社会や家族にも通じる現実が、鮮やかに描かれている。例えば親の介護に疲れたとき、グレーゴルの家族と同じような気持ちになることはないだろうか。第3回では、たやすく失われてしまう、人間の尊厳について考える。
第4回 5月23日放送 弱さが教えてくれること 【特別ゲスト】頭木弘樹(カフカ研究家)
グレーゴルは、父から投げつけられたリンゴによる大けがが原因で死ぬ。グレーゴルの死後、家族はピクニックに出かける。困った虫がいなくなった開放感に満たされ、休日を楽しむ家族。そこには人間の残酷さが鮮やかに描かれている。「絶望名人 カフカの人生論」を記した頭木弘樹さんは、カフカは弱い人だったからこそ、誰も気がつかない人間のエゴに注目し、真実を描くことが出来たのだと考えている。最終回では、自らの弱さをバネにしたカフカのしたたかさについて語り合う。

○NHKテレビテキスト「100分 de 名著」
カフカ『変身』2012年5月
2012年4月25日発売
定価550円(本体524円)


前回と違いこの作品は、過去に読んだこともあり、改めて読みかえすと言っても、文庫本で100ページほど。
読むだけなら100分かからないですから。

今回改めて新訳版で読みました。

『変身/掟の前で 他2編』カフカ 丘沢静也/訳 光文社古典新訳文庫2007.9
『カフカ・セレクションⅢ 異形/寓意』フランツ・カフカ 平野芳彦/編 浅井健二郎/訳 ちくま文庫2008.10

私の読後の感想としましては、人間(の資格)とは何か、を考えさせるものという感じです。
人間として認められる要素として何が必要なのか。

彼は「外見」(主人公グレーゴル・ザムザは虫に変身)と「言葉」(言葉が通じなくなる―音声言語として認識できなくなる)の異常によって、一人の存在として他の人たちから疎外されてしまいます。
特に、言葉が通じないため、コミュニケーション不全に陥ったことで決定的な溝が生まれた、といってよいでしょう。


カフカに「アカデミーで報告する/アカデミーへの報告」(前記『変身/掟の前で 他2編』/『カフカ・セレクションⅢ 異形/寓意』に収録)という短編小説があります。
ここではサルが言葉を覚えたことで、人間たちの仲間入りができるようになります。

カフカが言葉によるコミュニケーション力が人間であることの基準であると考えていた、と言えるかもしれません。


グレーゴルは当初、妹から食事や世話を焼いてもらえる代わりに、だんだんと人間扱いされなくなります。

母親は、そんなグレーゴルであっても、いつか元に戻るのではという期待を持って、彼の部屋をそのまま保存しようとします。
それは自分が腹を痛めて産んだ子供への愛情なのか、それとも自分という存在を守るための、保身のためにすがりつく最後の砦なのでしょうか。

父親もグレーゴルの経済力に一家が頼っていた時は存在感が薄かったのに比べて、彼の死後、経済的な一支柱としての自己を見出したように見えます。
グレーゴルの死後、一家が結束して春の訪れに喜びを感じている姿と共にこの作品は幕を閉じます。


途中までグレーゴルに感情移入してきた読者である私には、このラストには何かしら堪らないもの、やりきれなさを感じてしまいます。

それから3人そろって家を出た。もう何か月もやっていなかったことだ。電車に乗って、郊外に出かけた。... 暖かい太陽が隅々まであふれていた。気持ちよさそうに座席にもたれて、将来の見通しを語りあった。... 電車が目的の駅に着いて、娘が最初に席を立ち、若いからだを伸ばしたとき、ふたりにはそれが、自分たちの新しい夢とよい意図を保証してくれるもののように思えた。
丘沢静也/訳 光文社古典新訳文庫 p.128-129

結果的にハッピーエンドのようなラストを迎える一家と、一家のために働き続けながら無残にも死んでいったグレーゴルとの落差!
これはいったいどういう小説なのでしょうか?


『変身』(執筆1912年、雑誌発表1915年、単行本刊行1916年)は、サラリーマン作家を続けていたカフカが、病気にかかり、その生活を放棄しなければならなかった人生を象徴しているのかもしれません。
(結核と判明するのは、単行本刊行の翌年、1917年のようですが。)

かつて『審判』と訳されてきた作品『訴訟』(丘沢静也/訳 光文社古典新訳文庫2009.10)では、何の因果か巻き込まれた裁判沙汰によって、順調だった銀行員の生活を破壊されるヨーゼフ・Kが主人公です。
これも、病気によってそれまでの生活を奪われるカフカを投影しているのかもしれません。
(この作品も結核と判明する以前に書き始められているようですが。)


サラリーマン生活を続けながら、作品を書き続けていたカフカという人。
職場を去り、新たな生活を始めようと試みながら、病気で死んでしまったカフカという人。
死ぬまで寓話のような作品を書き続けていたカフカという人。

カフカの前にカフカなく、カフカのあとにカフカなし、それはまるで、可もなく不可もなし、といったところか。
それとも、可・不可もなし、というべきか。
ひょっとすると、私の頭が過負荷となってしまったのか…。

と、バカげたことを書き綴って終わりとしておきましょう。


*他のNHKテレビ「100分 de 名著」の記事:
2011年11月放送:2011.10.31 アラン『幸福論』喜びは、行動とともにある!
2011年12月放送:2011.12.6 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』悲しみを、乗り越えよ-「100分 de 名著」NHK
2012年1月放送:2012.1.5 吉田兼好『徒然草』両面から物事を見よ!-「100分 de 名著」NHK
2012年2月放送:2012.1.29 新渡戸稲造『武士道』日本的思考の根源を見る-「100分 de 名著」NHK
2012年3月放送:2012.3.6 仏教は「心の病院」である!NHKテレビ「100分 de 名著」ブッダ『真理のことば』2012年3月
2012.4.2 「NHKテレビ「100分 de 名著」ブッダ『真理のことば』を見て本を読んで」
2012年4月放送:2012.4.3 紫式部『源氏物語』NHKテレビ100分de名著

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2012.05.01

ギリシア悲劇を終えて、今後の予定など

ギリシア悲劇:エウリピデス「バッコスの信女(バッカイ)」
―第80号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2012(平成24)年4月30日号(No.80)-120430-ギリシア悲劇:
 エウリピデス「バッコスの信女(バッカイ)」

*ギリシア悲劇〈4〉/エウリピデス〈下〉 (ちくま文庫)―エウリピデス「バッコスの信女」収録


さて、今月でギリシア悲劇の部はおしまいです。

私個人は、結構楽しく読んできました。

迫力のあるスケールの大きさを感じさせるアイスキュロス、サスペンスフルな展開で読ませるソポクレス、心理的なやり取りが緊密な印象のエウリピデス
三大悲劇詩人それぞれに特徴があり、面白く読みました。

読書の皆さんはどうだったでしょうか。
私の楽しさが伝わったでしょうか。

少し物足りなさはあったかもしれません。
私自身初の出会いということで、充分に理解できないままの紹介だったのですから。

限られた人数の俳優による仮面劇であり、演劇としての特殊性もあり、その辺の縛りの多い劇ということで、ストーリーの展開などにも難しい要素があるのでしょう。

なにしろ不明な点も多くあるそうで、私たちは残されたシナリオを読むしかない、状況の中での鑑賞になります。
当然、解釈の難しい要素もままあるのですが…。

 ・・・

今後の予定をお知らせしておきます。
(まだ確定ではありませんが。)

5月は時間稼ぎに、軽くプラトン『饗宴』を触れて、6月は「ギリシア喜劇」アリストパネス辺りを紹介できれば、と思っています。

そしてアリストテレス『ニコマコス倫理学』を取り上げてみたいものです。

そのあとでローマにいって、アウレリアス『自省録』セネカ『人生の短さについて』キケロなどを扱えれば、嬉しいのですが…。

さーて、どうなるでしょうか。

 ・・・

これではギリシアにしてもローマにしても、落ち穂のほうが多いのでしょうけれど、特に古代ギリシア・ローマの研究者ではないので、自分の気になるところだけ拾っていけば十分でしょう。

今私の興味が向いているのは、古代インド、特にお釈迦様ブッダですね。
原始仏教、原始仏典を読んでみたいものです。

NHK・Eテレ「100分 de 名著」という番組があります。

3月に再放送だったのですが、『ブッダの真理のことば』(『ダンマパダ』)を扱っていました。

*参照:
2012年3月放送:2012.3.6 仏教は「心の病院」である!NHKテレビ「100分 de 名著」ブッダ『真理のことば』2012年3月
2012.4.2 「NHKテレビ「100分 de 名著」ブッダ『真理のことば』を見て本を読んで」

非常に興味深く見ました。
中村元先生の『ブッダの真理のことば』も読みました。


他の訳書・初心者向け紹介書・解説書等も一部読みました。

中村先生の本もいくつか手に取ってみました。

それぞれ面白く、ぜひいずれ紹介したいものと思っています。

 ・・・

さて、ダラダラと書いてきましたが、本日はこの辺で。

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※本稿は、『レフティやすおの作文工房』より
2012.4.30「ギリシア悲劇を終えて、今後の予定など」を転載したものです。
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2012.04.27

東野圭吾『容疑者Ⅹの献身』、米MWA・エドガー賞を逃す!

まあ、ある意味ではいたしかたないかもしれません。
だって外国語の翻訳作品なので、大賞の候補に挙げてもらえるだけで、よしだと思うのです。

なにしろ<アメリカ探偵作家クラブ(MWA)>の大賞ですからね。


私ならやはり「外国語部門」といったくくりにする方がふさわしいと思います。
外国の作品でも同じ英語圏ならいざ知らず、元は日本語作品ですから。

でも、こうして日本のミステリが、大賞候補として取り上げてもらえるだけ、進歩でしょう。

因みに、日本人作家の作品がノミネートされるのは、2004年桐野夏生『OUT』以来の二度目。
前回、桐野さんも受賞は「アウト」でした。

いずれそのうちどなたかが…、という気になります。


私個人としては、大賞に決まったというモー・ヘイダーさんの「Gone」が気になりますね。

東京でのクラブホステスなどアジア滞在を経て作家となり、在日体験を元にした「TOKYO」という著作もある。
(読売新聞【ニューヨーク=柳沢亨之】2012年4月27日(金)12時7分配信)

翻訳が待たれます。


最近の日本人―特に若者が“内向き志向”といわれています。
翻訳ものも売れないと言われます。
外国が身近になり、あこがれの対象ではなくなった、という面も大きいのでしょう。

しかし、外国には日本にはないものが、当然いっぱいあります
それらの中には、すばらしいものが沢山あります。

日本のよさを知る意味でも外国のものを知る必要もあります。
食わず嫌いでなく、翻訳ものも試していただければ、と思います。

アメリカの人たちも日本語の作品を翻訳ものとして受け入れ、大賞の候補に挙げてくれているのですから、日本の我々もドンドン海外の作品にふれて行きたいものです。


●容疑者Xの献身 (文春文庫)
●OUT 上 (講談社文庫) 桐野 夏生
 


*関連記事:
・2012.1.24 東野圭吾『容疑者Xの献身』が米エドガー賞候補に
・2004.3.5 『OUT』桐野夏生
・2004.5.2 OUTはアウト/桐野夏生「OUT」エドガー賞逃す

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※本稿は、レフティやすおの他のブログに転載しています。
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