2017.07.15

私の読書論94-ソロー生誕200年を迎えて

―第203号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2017(平成29)年7月15日号(No.203)
「私の読書論94-ソロー生誕200年を迎えて 」

本誌では、7月12日に生誕200年を迎えたソローを取り上げています。
略伝的な紹介文と私の印象に残っている著作からの文章を引用紹介しました。

ソローについては、非常に多岐にわたる肩書が示されます。
詩人であるとか、著述家、思想家、ナチュラリスト等の肩書は平均的ですが、私の印象では「思索家」というか肩書が一番ぴったりくるような気がします。

生前に出版された著作は二冊だけ。
他に雑誌に掲載されたエッセイの類はいくつもあるようですが、彼の「仕事」の大半は、公刊されることなく綴られていた「日記」そのものでしょう。

この日記こそ、「思索家」ソローの「仕事」そのものだった、と言えるでしょう。

実際にこの日記から切り出し、原稿に仕立てたものがあるようです。

近年、これらの日記が出版されていますが、校訂に非常に時間がかかり、しかも絶対的なものとも言えないようです。
それは、彼の手書き文字が非常に読みにくいものだからだそうです。

一つは筆記用具の問題もあるのかもしれません。
羽ペンにインクで書いているようで、ノートの用紙も今ほど書きやすいものではなかったのではないでしょうか。

そして一番の理由は、手書きのスピードに湧き出る思いを書き綴るだけの速度が足りなかったのかもしれません。


ソローは、反戦・奴隷制反対といった政治的な思想家としての面は、今ではかなり高く評価されているようですが、シンプルライフ、エコライフの先駆者・提唱者としてのソローをもう少し見直して欲しい気がします。

 ・・・

詳細は本誌で!


*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』


*参考:
●『ウォールデン 森の生活』
(Walden:or, the Life in the Wood, 1854年)

★佐渡谷重信訳 講談社学術文庫、1991


★今泉吉晴訳 小学館、2004 / 小学館文庫(上下)2016/8/5


 ●『市民政府への反抗(市民的不服従)』
(Resistance to Civil Government, 1849年)
 親族と友人により、編集・改題され没後出版
(Civil Disobedience, 1866年)

★『市民の反抗―他五篇』 飯田実訳 岩波文庫 1997/11/17


 ・・・

★『歩く』山口晃訳 ポプラ社 2013/9/10


★今福龍太『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』みすず書房 2016/7/16


★『平和をつくった世界の20人』ケン・べラー、ヘザー・チェイス/著 作間和子、淺川和也、岩政伸治、平塚博子/訳 岩波ジュニア新書 2009.11.20
―ソローに始まり、ガンディー、キングといった非暴力、平和の教育・実践、多様性、あらゆる生命、地球環境を大切にする人たち20人を挙げ、それぞれの小伝と言葉を紹介する。

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2017.07.13

左利きってなんだ(18)快適左利きライフ入門(5)-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第497号

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第497号(No.497) 2017/7/1

「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その22―
左利きで心地よく生きるための方法(30)
左利きってなんだ(その18) 快適左利きライフ入門(5)」

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第497号(No.497) 2017/7/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その22―
左利きで心地よく生きるための方法(30)
左利きってなんだ(その18) 快適左利きライフ入門(5)」
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▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第一土曜日掲載
―その22― 左利きで心地よく生きるための方法(30)
左利きってなんだ(その18) 快適左利きライフ入門(5)
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 左利きライフについて考える5回目です。

 〈強度〉の左利きの人(要するに私自身ですが)
の生活を覗き見しながら、
 快適な左利きライフの方法を考えてみよう、と思います。

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 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その22―
  左利きで心地よく生きるための方法(30)
左利きってなんだ(その18) 快適左利きライフ入門(5)
  ◆ 左利きの環境を整える ◆
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今回からは――(今回こそは?)
 左利きにとって優しい環境を整える
という点について考えていこうと思います。

 ●心地よさを優先する
 ●靴とスリッパの例
 ●身体に合っていない道具の不幸
 ●生活環境を整える
 ●個人用から始めよう

 ・・・

詳細は本誌で。

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2017.07.03

ジェイン・オースティン『高慢と偏見』-NHK100分de名著2017年7月

7月のNHK100分de名著は、ジェイン・オースティン Jane Austen の『高慢と偏見』PRIDE AND PREJUDICE です。

今年はジェイン・オースティン没後200年だそうです。
ということもあっての選択でしょうか。

この機会に読んでみました。
1813年に出版された小説で、しかも執筆はそれより16年も前と言います。
というと、1796年。

18世紀末もしくは19世紀初頭の作品ということで、どちらにしろ既に200年以上前の作品で、タイトルからも「古臭~い観念的な小説かな」と思っていました。

実際に読んでみますと、翻訳(小尾芙佐訳・光文社古典新訳文庫)のせいもあるのかもしれませんが、文章もすごく読みやすく、ストーリイの展開も人物の描写も明快で、楽しく読めました。

単純にみても200年以上の歴史を経たものでもあり、オースティンの文章はかなり複雑な構文で難解なものと言われているそうです。
翻訳の違いでかなり読んだ印象も異なるかと思います。
私は、この翻訳が親しめました。

 ・・・

冒頭の一節――

独身の青年で莫大な財産があるといえば、これはもうぜひとも妻が必要というのが、おしなべて世間の認める真実である。/そうした青年が、はじめて近隣のひととなったとき、ご当人の気持だとか考え方などにはおかまいなく、周辺の家のひとびとの心にしっかり焼きついているのはこの真実であり、その青年は、とうぜんわが娘たちのいずれかのものになると考える。》(小尾芙佐訳・光文社古典新訳文庫

(ちなみに、最新訳ではこうなっています。)
世の中の誰もが認める真理のひとつに、このようなものがある。たっぷり財産のある独身の男性なら、結婚相手が必要に違いないというのだ。/そんな男性が近所に越してきたとなると、当人がどう思っているか、結婚について何を考えているかなどお構いなし。どこの家庭でもこの真理が頭に染みついているから、あの男は当然うちの娘のものだと決めてかかる。》(小山太一訳・新潮文庫 2014)

これを読んで、私はいっぺんにやられてしまいました。
こういう書き出しをさらっと書けるのは、やはりすごいと思います。
一見ありきたりな紋切り型に見えますが、導入部としては、やはりすごいの一言でしょう。

さらにその後に続くベネット夫妻の会話がみごとに作品世界を説明しています。
イメージがいっぺんに定着します。
(あとでふれますが、夏目漱石も引用文を示して激賞しています。)


内容は、年頃の長女と次女を始め、五人娘を持つ上層中産階級(アッパー・ミドル・クラス)の地主階級(ジェントルマン)のベネット家の娘たちの恋愛と結婚のお話です。

タイトルは当初『第一印象』と名付けられていたように、この作品は主人公エリザベスが結婚相手となるダーシー青年に対して見てとったその性格(高慢 PRIDE)と、抱いた誤解(偏見 PREJUDICE)についてのお話という意味でしょうか。
あるいは、ダーシー自身の性格(高慢)と階級差に対する考え(偏見)なのでしょうか。
もしくは、エリザベス自身のダーシーへの見方そのものが、高慢であったり偏見であったりした、ということでしょうか。

その辺は、各自読んだ上での判断ということにしましょう。

 ●結婚観や夫婦像を見る

恋愛小説のジャンルに入るかと思いますが、紆余曲折の恋愛ののち結婚にゴールインしてめでたしめでたしとなる“恋愛と結婚”の小説です。

新潮文庫版「解説」で作家の桐野夏生さんが

裕福ではないジェントリの娘にとって、結婚とは「シューカツ」である。そして、家族にとっては、少しでもいい条件のところに娘を嫁がせて、自分たちも楽をするための「ファミリー・ビジネス」なのだった。
と書いています。
確かに、ここに登場する何組かの夫婦を見ていますと、結婚のあり方というものを考えさせられます。

エリザベスは経済的にも社会的地位的にもまさに玉の輿に乗るわけですが、姉も経済的にいえばそれでしょう。
アッパー・クラス(上流階級)に属するダーシーと、アッパー・ミドル・クラス(上層中産階級)のジェントリー(地主階級)の娘であるエリザベスの結婚は、身分(階級)違いの結婚となり、多くの障害を乗り越えるためには互いの愛情と覚悟が必要でもあるのです。
姉の場合も同じです。
ダーシーは当初からその自信はあったようです。
問題は女性の側というところでしょう。

一方、エリザベスの親友の27歳の(当時としては行き遅れ?)シャーロットは、経済的な安定をとったというところでしょうか。
それぞれの結婚観に基づくものでもあるのでしょうけれど、現実的な妥協でもあるという見本でしょう。

他にも、ベネット夫妻やベネット夫人の弟夫妻、結婚したシャーロット夫妻など、いくつかの夫婦が登場します。
こういう結婚観や夫婦像を観察するのも、この作品を読む楽しみの一つでしょう。

 ●夏目漱石の『文学論』から

光文社古典新訳文庫版小尾芙佐さんの「訳者あとがき」によりますと、東京帝大英文科で講師を務めた夏目漱石もその前任者であったラフカディオ・ハーンも、オースティンを評価しています。

夏目漱石は『文学論』のなかで、オースティンの『高慢と偏見』や『多感と分別』にふれ、「Austenは写実家なり」といい、かつ「写実の泰斗なり」と書いています。

『文学論』「第四編 文学的内容の相互関係/第七章 写実法」(岩波文庫 2007)

Jane Austenは写実の泰斗なり。平凡にして活躍せる文字を草して技(わざ)神に入るの点において、優に鬚眉(しゅび)の大家を凌ぐ。余いふ。Austenを賞翫する能はざるものは遂に写実の妙味を解し能はざるものなりと。例を挙げてこれを証せん。》p.167
以下、第一章の冒頭のベネット夫妻の会話が原文とご自身の和訳で紹介されています。
取材既に淡々たり。表現亦洒々(しゃしゃ)として寸毫の粉飾を用ゐず。これ真個に吾人の起臥し衣食する尋常の天地なり。これ尋常他奇なきの天地を眼前に放出して客観裏にその機微の光景を楽しむ。もし楽しむ能はずといはばこれ喫茶喫飯のやすきに馴れて平凡の大功徳を忘れたるものの言なり。》p.175
Austenの描く所は単に平凡なる夫婦の無意義なる会話に非ず。興味無き活社会の断片を眼前に髣髴せしむるを以て能事を畢(おわ)るものにあらず。こう一節のうちに夫婦の性格の躍然として飛動せるは文字を解するものの否定する能はざる所なるべし。(略)――悉く筆端に個々の生命を託するに似たり。》p.176
即ちこの一節は夫婦の全生涯を一幅のうちに縮写し得たるの点において尤も意味深きものなり。ただ縮写なるが故に意味深きのみならず。(略)この一節の描写は単に彼ら性格の常態を縮図にせるの点において深さを有するのみならず、併せてその可能的変態をも封蔵せるの点において深さを有するものとす。》p.177
這裏(しゃり)の消息に通ずるものはAustenの深さを知るべし。Austenの深さを知るものは平淡なる写実中に潜伏し得る深さを知るべし。》p.178


ラフカディオ・ハーンも、オースティンの作品を高く評価しています。
「それはあまりに繊細すぎた」といい、それゆえ、

文学的教養が十分でないと彼女の小説の並はずれた長所を理解することはできない。『ラフカディオ・ハーン著作集第十二巻』野中涼・野中恵子共訳、千九百八十二年、光文社(「訳者あとがき」p.366より孫引き)

『高慢と偏見』については、
シェイクスピアの芝居のあるもののように面白い。実際、人物たちの劇的な真実といきいきしたようすは、シェイクスピア的と言っていいくらいだ》同
といいます。

 ・・・

なかなか鋭い観察眼と描写力を持つ、達者な作者の名品という感じでした。

さて、この作品を廣野由美子講師がどのように読み説いていただけるのか、楽しみです。

 ・・・

名著67 高慢と偏見

第1回 7月3日放送 偏見はこうして生まれた
第2回 7月10日放送 認識をゆがめるもの
第3回 7月17日放送 恋愛のメカニズム
第4回 7月24日放送 「虚栄心」と「誇り」のはざまで

【指南役】
廣野由美子(京都大学教授)…19世紀の英文学研究の第一人者。
【朗読】
ミムラ(女性の登場人物担当)、川口覚(男性の登場人物担当)

○NHKテレビテキスト「100分 de 名著」
高慢と偏見 2017年7月
2017年6月25日発売


*私が読んだ本:
『高慢と偏見〈上〉』ジェイン・オースティン/作 小尾芙佐/訳 (光文社古典新訳文庫 2011/11/10)
―唯一の女性訳者の手になる翻訳。小尾さんの翻訳は、エンタメ系小説で多く慣れ親しんでいるので、安心して読めました。


『高慢と偏見〈下〉』(同)


『自負と偏見』ジェイン・オースティン/作 小山太一/訳 (新潮文庫 2014)


*講師・廣野由美子さんのオースティンの本:
『深読みジェイン・オースティン―恋愛心理を解剖する』廣野 由美子 (NHKブックス No.1246 2017/6/22)


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2017.06.30

右用と左用の違い(13)回転系(6)かき氷器-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第496号

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第496号(No.496) 2017/6/17「【左手・左利き用品を考える】右用と左用の違い(13) 回転系(6) かき氷器」

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第496号(No.496) 2017/6/17「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(13) 回転系(6) かき氷器」
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【左手・左利き用品を考える】 ..第三土曜日発行分掲載
 右用と左用の違い(13) 回転系(6) かき氷器
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 左手・左利き用品における右用との違いについて― 
 今年からは、左利きの人にとって刃物とともに問題になる
 回転系の道具類について考えていきます。
 今回はその6回目です。

 ・・・

 左(手/利き)用と右(手/利き)用との違いについて
 勘違いをしていたり、よく理解されていなかったり、
 というケースが少なくなく、
 私のサイトへの訪問者の検索キーワードを見ていますと、
 その類のものが結構あります。

 「○○の右用と左用はどう違うの?」といったものです。

 それぞれの右用と左用の違いを、
 私にわかる範囲で説明していこうと思います。

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
 【左手・左利き用品を考える】
  右用と左用の違い(13) 
  回転系(6):かき氷器 ―右回り・左回り
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 ●かき氷器
 ●『左利きの人々』から

『左利きの人々―悲しくも笑える』(渡瀬けん/著 中経の文庫 2008/12)


 ●基本は右回り
 ●右手専用

 ・・・

詳細は本誌で。

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中国の古代思想を読んでみよう(15)『大学』を読む

―第202号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2017(平成29)年6月30日号(No.202)「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(15)『大学』を読む」

本誌では、「四書」から『大学』を読んでいます。

『大学』は「初学、入徳の門(いりぐち)」だそうです。

「四書」の読む順番としても、『大学』→『論語』→『孟子』→『中庸』で、学問の入り口だと言います。


古典のお勉強は遅々として進みませんが、それでも少しずつでも昨日よりは今日、今日よりは明日というふうに一歩ずつでも、いや半歩でも前進しているのは、楽しいものです。


「人生に遅すぎるということはない」という言葉があります。

検索してみると、インスタント・ラーメン(の第一号チキンラーメン)の生みの親・安藤百福さんのお言葉が出てきます。
チキンラーメンの開発に成功したのが、48歳だそうです。


私が古典の勉強を始めたのが、50歳でした。

以来、毎年100冊以上の本を読み続けてきました。
まあ、ただ「読んだ」というだけのことですが、それでも何もしないよりは進歩している気がします。

「気持ちだけかよ?」と言われそうですが、気持ちの持ちようで人生は変わります。


「今日が一番若い」という言葉もあります。

ものごとを始めるのに、年齢は関係ありません。

――ということで、今月はこの辺で。

 ・・・

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*参考:
 ● 『大学』を読む(全訳)

『筑摩世界文学大系(5)論語 孟子 大学 中庸』筑摩書房 1976
―論語 倉石武四郎/訳、孟子 湯浅幸孫/訳 大学 金沢治/訳 中庸 金沢治/訳。
 『大学』―朱子『大学章句』を底本に。朱子の読み方に従い、異説には注記を施す。「『大学』解説」金沢治。


『大学・中庸』金谷治/訳 岩波文庫 1998/4/16
―朱子の四書としての『大学・中庸』ではなく、元の『礼記』のなかの本来の読みを追究解説したもの。朱子の『大学章句』との相違点も明記。


 ● 「四書五経」の概説書を読む

『四書五経入門 中国思想の形成と展開』竹内照夫/著 平凡社ライブラリー320 2000.1.24
―「四書五経」の概説書としては唯一のもの。1981.2刊平凡社・東洋文庫・第二版の文庫化。初版1965。


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2017.06.23

ヴェルヌ〈驚異の旅〉コレクション第2回配本『蒸気で動く家』7月31日発売予定

当初5月末発売という予定より刊行が遅れている【ジュール・ヴェルヌ〈驚異の旅〉コレクション】のIV巻『蒸気で動く家』でしたが、やっと発売予定日が決まったようです。

INSCRIPT『蒸気で動く家』のサイト

ジュール・ヴェルヌ〈驚異の旅〉コレクション 第IV巻(第2回配本)
蒸気で動く家 ─北インド横断の旅─

荒原邦博・三枝大修訳[完訳]

2017年7月31日書店発売予定 
定価:5,200円+税
A5判丸背上製 かがり綴カバー装
本文9ポ二段組 508頁
挿画:107葉
ISBN978-4-900997-71-4
装幀:間村俊一
カバー装画:堀江栞
挿画:レオン・ベネット

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(画像:出版社サイトより)

本邦初の完訳紹介というこの作品は、いくつもの評論等で名のみ有名でした。
今回のコレクションの中でも目玉の一つと期待していた作品だけに、発売日が待たれます。

ヴェルヌ作品では、楽しみの一つである原書の挿絵も107枚収録ということで、大いに楽しめる一冊になりそうです。

サイト紹介文より――

ヴェルヌのテクストは、「蒸気で動く家」(スチーム・ハウス)という機械を物語の明示的な動因としながらも、その乗り物が「ヒマラヤ」で停車し、蒸気機関の推進力が一時的に断たれて単なる「ハウス」と化すと、今度は「ヒマラヤ」そのものを文学機械として顕在化させる。そして、『蒸気で動く家』という作品は、一見すると『八十日間世界一周』におけるインド横断の発展であるように見えながら、実際に生じているのはその逆の事態なのだ。『蒸気で動く家』という「機械」が、それまでの〈驚異の旅〉連作を引き受け直し、「ヒマラヤ」との「組み合わせ」によって全体の意味づけを変質させ、またそのことによって〈驚異の旅〉というプログラムがプログラムであったことをも事後的に証明する──すなわちシリーズの延命を可能にするのである。この操作の中にこそ小説家としてのヴェルヌの天才があり、『蒸気で動く家』はよく知られたヴェルヌ作品とは似ても似つかないものでありながら、紛れもない傑作としてつねに新たな読者の前に開かれているのである。(「訳者あとがき」より)

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2017.06.15

左利きの女優・剛力彩芽さん、四度目の始球式登板も…


サンスポの記事によりますと――

6月13日、東京・神宮球場で行われたプロ野球ヤクルト対楽天戦の始球式に女優の剛力彩芽さんが登場。
昨年6月以来一年ぶり、四度目の登板。

CMキャラクターを務めるヤクルトの期間限定商品「ジョア 手摘みキウイ」をイメージしたユニホーム姿だそうで、それにかけて、

「キウイだけに球威アップしてノーバウンドで頑張ります」
ということだったのですけれど。

昨年は大暴投だったので、今年こそは、というところでしたが、結果は、ツーバウンドで、またしてのノーバン投球はならず。

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(画像:サンスポより)

(YouTube)
剛力彩芽、4度目の始球式も“ノーバンストライク”ならず

*昨年の記事:2016.6.29
左利きの剛力彩芽さんの3度目の始球式は大暴投: レフティやすおのお茶でっせ

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(昨年の画像)

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『楽しい読書』創刊200号突破記念―特別編 私の大好きな一冊(名著編)

―第201号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2017(平成29)年6月15日号(No.201)「創刊200号突破記念―特別編 私の大好きな一冊(名著編)」

弊誌もとうとう創刊200号に達し、201号となりました。
小さなことからコツコツと、ではありませんが、コツコツ積み上げた結果です。
で、何が残せたか、というとこれはまた別次元の問題ですけれど……。

 ・・・

本誌では、
◆ 私の名著ベスト3 ◆として

 ★ 海外編 ― ソロー『ウォールデン 森の生活』
☆ 国内編 ― 内村鑑三『後世への最大遺物』
★ 古代編 ― 『スッタニパータ』(ブッダのことば)

について書いています。

名作編は、圧倒的に『トム・ソーヤーの冒険』好きなので、他に選べないのですが、名著編は難しいですね。

ソローは、シンプル・ライフ、エコ・ライフの先駆者と言えます。
こういう人生はいつでも大切なことだと言えるでしょう。

もちろん、お金持ちはそれなりにお金を使う生活すればいいのですけれど、そうでない人はそれなりの生活をするということです。
豪勢な暮らしができるのなら、それはそれでいいのです。

でも、人生というのは、豪勢な暮らしができたから幸せになれるというものではないのです。
有意義な生き方こそ大事なのです。

それこそ、 内村鑑三『後世への最大遺物』のように、

アノ人はこの世の中に活きているあいだは真面目なる生涯を送った人であるといわれる
ならそれでいいのです。

『スッタニパータ』によれば、

智慧によって生きるのが最高の生活である
というのですから。


☆本誌より☆
ソロー『ウォールデン 森の生活』(今泉吉晴/訳 小学館文庫)から

... 長い目で見ると、人は目標にしたものしか手に入れることができませんでした。私たちは、すぐうまくいきそうには見えなくても、目標は高く掲げるべきです。》「第1章 経済」小学館文庫・上巻(p.70)

... あなたの人生がどれほど下劣でも、逃げずに、真正面から向き合いましょう。あなたの人生は、あなたが考えるほど悪くはありません。豊かさはお金では買えず、悪いことばかりに目が向く人は、楽園にあってさえ欠点を見つけます。どれほど貧しかろうと、あなたは自分の暮らしを愛し、楽しみましょう。... 落ち着いた平静な考え方さえできれば、どれほど貧しい住まいでも、宮殿と同じように、明るく元気に、満足をもって生きることができます。》「第18章 結論」小学館文庫・下巻(p.408-9)

内村鑑三『後世への最大遺物』(岩波文庫)から

アノ人はこの世の中に活きているあいだは真面目なる生涯を送った人であるといわれるだけのことを後世の人に遺したい

『ブッダのことば―スッタニパータ―』(中村元/訳 岩波文庫)から

一四七 目に見えるものでも、見えないものでも、遠くに住むものでも、近くに住むものでも、すでに生まれたものでも、これから生まれようと欲するものでも、一切の生きとし生けるものは、幸せであれ。》第一 蛇の章/八、慈しみ p.37

 ・・・

詳細は本誌で!


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*参照:
『ウォールデン 森の生活』今泉吉晴/訳 小学館(2004)
4093874956
(上・下)小学館文庫(2016/8/5)


佐渡谷重信/訳 講談社学術文庫961(1991.3)


『後世への最大遺物・デンマルク国の話』内村鑑三 岩波文庫 2011/9/17


『ブッダのことば―スッタニパータ―』中村元/訳 岩波文庫 1958/1/1, 1984.5.16 

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2017.06.14

左利きってなんだ(17)快適左利きライフ入門(4)-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第495号


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第495号(No.495) 2017/6/3

「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その22― 左利きで心地よく生きるための方法(29) 左利きってなんだ(その17) 快適左利きライフ入門(4)」


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第495号(No.495) 2017/6/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その22―
左利きで心地よく生きるための方法(29)
左利きってなんだ(その17) 快適左利きライフ入門(4)」
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▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第一土曜日掲載
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左利きってなんだ(その17) 快適左利きライフ入門(4)
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 左利きライフについて考える4回目です。

 〈強度〉の左利きの人(要するに私自身ですが)
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 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その22―
  左利きで心地よく生きるための方法(29)
左利きってなんだ(その17) 快適左利きライフ入門(4)
  ◆ 人を見て指導する ◆
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 ●左右共生社会

菅沼晃著『維摩経をよむ―日本人に愛されつづけた智慧の経典』(NHKライブラリー 1999/6)


すべての人々が民族・部族・宗教などのちがいや対立をこえて、ただ一本の傘のもとに「共生」することのできる社会、それが『維摩経』の説く「ブッダの清浄な国土」であるといってよいと思います。/この場合も、はじめから一本の傘があったわけではなく、五百人の人々のそれぞれの傘(すなわち、共生できる社会をつくろうとする願い)が合わさった結果が一本の傘となったという点が重要です。さまざまな人々が個性やちがいを保ちながら共生できる社会をつくりあげること、これこそ私たちに課せられた二十一世紀最大の課題といってもよいのではないでしょうか。》p.36-37

 ●王選手と鳥谷選手

鳥谷敬著『キャプテンシー』(角川新書 2016/3/10)


野球はどういうわけか最初から右投げ右打ちだった。それが当たり前だと思っていた。》(p.35)

 ●人を見て指導する
決まりきった伝統的な教えを一方的に説いたところで、ブッダの心を伝えることはできない。説法を聞こうとしている人々、とくに道を求めて新たに仏門に入った人々にたいしては、その心をよく見きわめてから教えを説くべきである。》菅沼晃著『維摩経をよむ』p.80

 ●スポーツの世界は左右平等が進んでいる?
 ●左利きに優しい環境を整える

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詳細は本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

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2017.06.07

『アピール:左利き-「矯正」という言葉についてのアンケート』をウェブページで紹介

最近少しずつ、ブログのサイドバーの表示を改良しています。
昨年11月にホームページが消滅して、ブログのサイドバーの関連リンクも無効になっていました。

以前からサイドバーの表示が放置状態になていました。
部分的には変更を加えていたのですけれど、記録として残しておこう、といった意味もあり、無効のリンクを残していました。

いずれはこれらも、ウェブページなり何なりに記録した上で、削除する予定です。


 ●サイドバーにウェブページを表示

改良第一弾として、サイドバーにウェブページを表示しました。

まずは、「アピール:左利き-「矯正」という言葉についてのアンケート」

これは、サイドバーで実施していましたアンケートをウェブページにしたものです。

このアンケートは、2005年1月7日から実施しています。

【「矯正」という言葉の不使用のお願いアピールについて】

現在の結果を見るのは、こちら


ちなみに一言書いておきますと――
「左利きの子に右手を使うように指導すること」について(左利きの)「矯正」という言葉を使うのは、まず行為そのものが不当なものであり、それを正当化するような意味合いがある言葉なので、これを使用することは不適切であり、それゆえに使用しないで欲しい、という主張です。


2017/06/05 23:56現在の結果:

1(右利きの人)○この意見に賛成 190
2( 〃 )×この意見に反対 20
3( 〃 )△わからない 21
4(左利きの人)○この意見に賛成 288
5( 〃 )×この意見に反対 54
6( 〃 )△わからない 40


 ●余談:「右利きの人」と「左利きの人」と「中間の人」と

上↑のアンケートでは、自己申告で「右利きの人」と「左利きの人」に分かれて投票していただいています。

これは当時の私の考え方に沿ったものです。
強いて言えば人は左右どちらかに大別できる、というものでした。

最近では、「(強い)右利き」「(強い)左利き」、そしてその「中間」の人(利きの偏りの弱い人)というように三分して考えています。


170607hidarimigi


Aの人は、(強い左利き)または(左利き)です。
Eの人は、(強い右利き)または(右利き)です。

これらの人では二分法でも問題はありません。


では、B・C・Dの人は?

従来の二分法で大別すれば、BとDに人はそれぞれ左利きと右利きになります。
でも、Cの人は?
利き手テストの項目を増やしてもっと突き詰めれば、どちらかに分別できるでしょう。

しかし、実際にご本人の意識はどうでしょうか。

そういうふうに見てゆきますと、「中間」を設ける方がより自然な気がします。

従来これを「両利き」といった表現をする人がいました。

しかし「両利き」と聞くと、どちらも同じように使える、同等の能力を持っているかのような錯覚を与えます。
実際には、必ずしもそうではなく、単なる「両使い」――特定の所作のみ右も左も使える――という程度のケースが大半です。

そこで、ごく単純に「中間」という呼称でいいのではないか、という発想です。


もう少し付け加えますと、右利きと左利きとのあいだの線引きに難しさがあること、
ある人に少しでも左の傾向があるのを知ると、多くの人が「(あなたは)左利き?」という印象を持つ、
という二つの点からです。

本人が「どちらかと言えば右利き」と考えていても、まわりの人は左の傾向があれば「左利きでは?」と認識する傾向がある、ということです。

また、本人も「どちらかわからない」という認識を持つ場合もある、ということからです。

そして、そういう中間の人を設定することで、左利きの仲間を増やしたい、という気持ちもあります。

(以上、余談でした。)

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